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商品詳細

ラチョフ画「カラボーク・おだんごぱん」

販売価格: 972円 (税込)
ラチョフが描くご存知、「おだんごぱん」のお話。

260×200 12ページ ペーパーバック つやけし紙


ロシアで愛され続けている昔話。日本でも瀬田貞二氏の訳の絵本が大変有名ですが、画家が違うとまた趣が異なります。こちらは登場する動物たちの表情がとてもリアルで人間くさく、背景はロシアの自然を彷彿とさせる描き込みです。特におだんご君の表情の豊かさが魅力的でしす。色合いもカラフルでありながら落ち着いていて美しく、飾り罫も素敵です。

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エフゲニー・ミハイロビチ・ラチョフ(1906〜1997)

幼児期はシベリアのバラビンスカヤ草原狩猟地の自然の中で動物たちと親しみながら過ごす。1924年に美術師範学校に入学し、本格的に絵の勉強を始める。さらに1928年からキエフ美術大学デザイン学部にて学び、在学中から挿絵画家として活動を開始。その後キエフの出版所につとめ子どもたちのための作品活動を始める。

ライプツィヒ国際図書展銀メダル、ロシア連邦共和国人民芸術家など国内外で多数の賞を受賞。

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ラチョフさんについて
ラチョフさん、その人となりを調べるすべは日本では実はあまりありません。このサイトを立ち上げるにあたって、ロシアの絵本に詳しいOさんが調べたものを渡してくださいましたので以下その中のいくつかを掲載します。是非お読みください。

■1970年1月31日 
「うそつきウサギ」
セルゲイ・V・ミハルコフ/文、E.ラチョフ/絵、松谷さやか/訳、大日本図書刊より

諷刺作家としての面目 (題) 松谷さやか
《あとがき》よりラチョフに言及している部分抜粋

 エフゲーニイ・ミハイトヴィナ・ラチョフは、1906年、ロシアのトムスクで生まれました。
 第二次大戦後、動物画家として出発して以来、ラチョフは民話や寓話の動物をテーマとした絵を描き続け、数々の名作を残しています。現在も描き続け、数々の名作を残しています。現在も動物画家の重鎮として活躍中です。
 ラチョフの絵の特徴は、大胆な構図のいかにも力強さを感じさせるはっきりした輪かくのリアリズムの絵であること、色彩が美しいこと、それに、描かれている動物たちがみんな衣装をまとっているということです。ラチョフは1969年1月に来日しましたが、そのとき、なぜ動物に着物を着せるのか、その秘密についてつぎのように語っています。
 「…さし絵のなかで、動物が着物を着ているというのは、その動物の中で民族性を強調するということ、その動物の中で表現しようとしてる人間的な性格を強調するということです。ただ装飾的に、また、美しくするために着せているわけではないのです…」(「日本児童文学」1969年4月号」)
 ラチョフさんが、訳者宛にくださった手紙の一部を紹介させていただきます。
 「…私は、いま、妻と共に楽しかった日本での日々を満足をおぼえながら回想しています。あなたがいっていたミハルコフの寓話の翻訳がうまくいきますよう祈ります。このすばらしい本はわが国では非常に人気があります。この中に収められたS.V.ミハルコフの寓話は、過去5、6年の間に書かれたものです。私のさし絵ば、1967年に、日本のサクラクレパスを使って、ネズミ色の紙に描きました。S.V.ミハルコフは、偉大な詩人で劇作家であり、散文作家であり、現代ソビエト文学界における諷刺作家のい第一人者です…」

■1990年11月
 「ねことつぐみとおんどり」
A.トルストイ/再話、 E.ラチョフ/絵、みやわかやすえ/訳、
学研ワールドえほん224号《あとがき》より

日本のみなさまへ
 わたしは動物の絵をかくのが大好きです。わたしは動物に、洋服を着せたり、ステッキを持たせたりと、人間のような性格を与えています。各々の動物に人間的なイメージを重ねて見るのが好きだからです。キツネはズル賢さ、クマは人の良さなど…。そうした想像をしながら絵をかくと、楽しくて、楽しくて、時のたつのを忘れてしまいます。わたしはもう84歳です。昔みたいな勢いもありませんので、この作品も1ヶ月に1枚のペースで1年がかりで仕上げました。                       エフゲーニイ・ラチョフ

■1964年7月15日 
「まほうの馬」 
A.トルストイ、 M.ブラートフ/文、E.ラチョフ/絵、高杉一郎、田中泰(やす)子/訳 
岩波書店刊 《訳者のことば》より抜粋

 ラチョフさんというのは、どっしりとした感じの大きなおじさんです。こどものためのさしえ、とくに動物の絵をかくのがすきで、もうずいぶん長いこと、つぎからつぎへとこどもたちのために美しいさしえをかいてきました。ソヴェトの子どもたちは、まずラチョフさんの絵をみて、民話のなかにでてくるキツネやクマと知り合いになるのです。
 ラチョフさんの家へゆくと、もうみなさんおなじみのキツネやクマやオオカミが壁いっぱいにかかっています。それから木のねっこをほってつくったシカ、カマス、キツネ、クマ、それにラチョフさんの創りだしたこの世にはいない動物たちの彫刻がところせましとかざられています。ラチョフさんはシベリア生まれなので、動物の生活を小さいころから観察して知っていましたし、いまでも夏になると別荘のそばの森を1日じゅう歩きまわったり、魚つりにいったりして、ありとあらゆる動物とおなじみになるのだそうです。「民衆の創りだしたものは、どこの国のものでも、じつにいいですね」というラチョフさんは、なによりも子どもがすきだということです。 
                                              田中泰子
 田中泰子――いまモスクワでロシア文学の勉強をしているわたしの長女――が、ロシア民話をまず日本語にうつし、それをわたしがもう一度もとの文章と照らしあわせるという共同の作業を通じて、この本はできあがりました、さいわい、ロシア民話の権威であるシジェーリニコフが泰子の指導教授であり、挿絵画家のラチョフが彼女の直接の知人だったので、仕事をすすめるのにたいへん心づよい思いをしました。  高杉一郎

■1975年6月1日 
「ロシア民話集」 
A.トルストイ再話、E,ラチョフ/絵、田中かな子/訳 ほるぷ刊《作家紹介》より
 ロシア共和国人民画家の称号を持つエフゲーニ・ラチョフは大の動物好き。子どもの本の 編集者(マリイシ)である夫人と二人で住んでいる3DKアパートの最上階には、仕事場として提供された明るくて広いアトリエがあります。ここには進行中の動物の原画が何枚もおかれ、自然のままの木の根っ子を細工した鳥や動物たちが「ラチョフ動物園」にところせましとおかれていました。1906年、西シベリアのトムスクに生まれたラチョフは、1920年からはもうノボロシシクで港湾労働者として働いていました。クラスノダルの美術学校に続いて、キーエフ美術大学を卒業後、1930年からウクライナ国立出版所で挿絵の仕事に従事。1935年からモスクワの児童図書出版所、絵画部編集長を経て、現在は自由に絵本を作っています。この間、プリーヴィン、ビアンキ、トルストイ、マーミン・シビリャク、サルチコフ・シチェドリン、クルィコフ、ミハルコフなどの民話などの民話や寓話の絵本をつくりました。

■2003年
「てぶくろ」
E.ラチョフ/絵、田中潔/訳、 ネット武蔵野より

親愛なる日本のみなさん!
 夫、ラチョフが絵をかいたウクライナ民話シリーズ、気に入っていただけましたか?この中のお話のひとつ「てぶくろ」が日本でたいへん愛され、今でも読みつがれていることをわたしはよく知っています。ラチョフがかいた最初の「てぶくろ」は1951年に旧ソ連で単行本として出版され、たちまち読者の心をつかんで、何度も何度も増刷されました。けれども当時の印刷技術はあまりよくなかったため、そのうち原画の一部がいたんで印刷できなくなってしまったのです。それで1978年に新しい民話集「麦の穂」を絵をたのまれたとき、ラチョフは新しい「てぶくろ」をかきました。それが、今回の「てぶくろ」です。新しい絵はより色彩豊かになり、それまでのラチョフの絵の特徴だった登場人物の黒い輪郭絵も消えています。そのうえ、ウクライナの伝統的な装飾模様とも、これまで以上によく合っていました。そのため新しい「てぶくろ」もたちまち多くのかたに気に入られ、民話集「麦の穂」は児童書の挿絵に対して贈られる最高の賞をいくつも受賞したのです。どちらの「てぶくろ」もそれなりのよさがあり、日本のみなさんにその両方を読んでいただけることは、わたしにとっても大きな喜びです。
みなさんが、明るい太陽の光に満ちた楽しいウクライナ民話をいつまでも愛してくれるよう望んでいます。    
   
 

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