ダイアリー

5/26 季節

2020年05月26日

朝、窓を開ける。昨日と耳に飛び込んくる音が明らかに違った。車の量が増えている。街が動き出しているのをはっきりと実感した。このところ空気もきれいで画素数が上がったかのように景色がはっきり見えていたが、またそれも変わってゆくのだろう。

風は初夏の匂い。シジュウカラが囀っている。しばらく特別な状況下にいたが、季節だけはいつもと変わらず進んでいて、日々その様子を見たり感じたりたりすることで、時が前に向かっていることを実感できていた。そのことに随分救われもした。

マルシャーク作「12の月」(サゾーノフ画)。日本では「森は生きている」という表題でよく知られているお話かもしれない。この本は戯曲形式でまとめられている。待雪草をとってこいという継母の理不尽な言いつけのために真冬の森を彷徨う継子(この本ではそういう表現になっている)焚き火の周り集まっていた12の月の精たちが、月の特性を生かし助ける。

特に冬の厳しい地域においては、一気に雪を溶かし待雪草を咲かせる力はまさに夢のような魔法だ。人々がどんなに望んでも季節を動かしたり変えたりすることはできない。毎年長い冬を耐えないとならない中にあるからこそ、このお話は共感を呼び続けているのだろう。

ソビエト時代のアニメをひとつご紹介したい。 https://m.youtube.com/watch?t=0h0m37s&v=oY2znksZh-A
詳細・画像 https://karandashi.ocnk.net/phone/product/463


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