ロシアの新刊絵本と貴重な絵本関連グッズをお届けします
ホーム絵本ロシア絵本・ヴァスネツオフ画「ロシアの昔話集」
商品詳細

ロシア絵本・ヴァスネツオフ画「ロシアの昔話集」

販売価格: 3,080円(税込)
ロシアのお馴染みの昔話を集めました。

ハードカバー オールカラー 80ページ 224×297


【ダイアリー】1
夕暮れの山の辺をオンドリを抱えてゆく真剣な眼差しのキツネの姿が印象的な表紙のヴァスネツオフ画の「ロシアの昔話集」。今までカランダーシでご紹介してきた絵本とお話は同じでも異なる挿絵も収録されており、新鮮な印象だ。

収録されているお話は「おおきなかぶ」「まだらのメンドリ」「おだんごパン」「ごてん」「金色とさかのオンドリ」「オオカミとヤギ」「ガチョウ-ハクチョウ」「姉アリョヌーシカ弟イヴァヌーシカ」「冬帝」。

絵とお話のバランンスもよく考えられており、とても読みやすい。私は「姉アリョヌーシカ・弟イヴァヌーシカ」の挿絵を初めて見るのだが、ヴァスネツオフらしい?デフォルメやキャラクターの強さは控えめで、繊細さも伝わる優しい雰囲気。わりと初期の頃に描かれたものではないかと予想しているがどうだろう。
【ダイアリー】2
ヴァスネツオフ画「ロシアの昔話集」には「がちょう白鳥」というお話が入っている。両親に弟の子守を頼まれた姉は言いつけを忘れて遊んでしまいう。その間に弟はがちょう白鳥の群れにさらわれてしまう。

姉は弟を探し、最終的にはとりかえし両親が帰るちょっと前に家に戻ることができる。このお話集の後ろ表紙はさらわれる弟とそれを必死に追いかける姉の姿の絵だ。夕焼けの空にのグラデーションが美しい。

中の挿絵を見てもまだ弟がずいぶんと幼くて、本当に無事で何よりと思わずにいられない。お姉さんはどんなにか一生懸命だったことだろうと思う。以後きっとお姉さんは心して弟と留守番をすることになったことと思う。でも、お姉さんもまだ子ども。そこは考えてあげてほしいところだけど。

このお話集には他にも姉アリョーヌシカ弟イワーヌシカという姉弟物語が入っている。ヴァスネツオフが描く挿絵はお馴染みの動物のわらべ歌などの絵とはまた異なり控えめで儚げで幻想性もあり素敵だ。(直)
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス