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商品詳細

ロシア絵本・「魔法の笛と水差し」

販売価格: 1,870円(税込)
野イチゴを探す女の子の物語


ソフトカバー 200✖︎260 16ページ オールカラー

【ダイアリー】
「魔法の笛と水差し」(カターエフ/文、バルボチェンコ/画)。ジェーニャという女の子が水差しを持って家族と森へ野イチゴを摘みに行き、1人で探すのだが中々見つけられない。そこへヤマドリタケのおじいさんが現れ、笛を吹くと、あら不思議、葉っぱに隠れていた野イチゴが現れる。その笛を欲しがるジェーニャに水差しと交換することを持ちかける…。

野イチゴは確かに上から見ると見つけにくいかもしれない。かがんで、葉っぱをそっとよけるとルビー色の実が茎の先に下向きになっているのを見つけられるはずだ。

カターエフは「七色の花びら」の作者でもあるが、そちらも女の子と魔法のお話だ。どちらも最終的に女の子は自分自身で本当に大切なことに気づき成長してゆく。

ごく普通の女の子の日常におこる困ったこと。そこにすっと現れる魔法を使える存在。現実と不思議な世界が特別な境目なく自然に語られる。もしかしたら、こんなことがあるかもしれない、あったらいいな、と思わせる。

その女の子を助ける存在だが、七色…ではおばあさんだが、このお話ではヤマドリタケのおじいさんだ。バルボチェンコが描くきのこのおじいさんはとてもチャーミングだ。野イチゴときのこ、本当にロシアの森らしいお話だ。

個人的には笛を吹くポニーテールの女の子の横顔はどこか中原純一さんの描く少女の雰囲気もあるかしらと思っている。

野イチゴといえば、冬場は枯れていた我が家の野イチゴも緑の葉っぱを芽吹かせ元気そうだ。数年前株分けしていただいたものだが、ランナーで少しずつ増えてきていて嬉しい。今年も実をつけるのを楽しみに待ちたい。(直)




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