おすすめロシア絵本コーナー
|
おすすめ商品をピックアップ。露語・日本語両方あります。その他の商品は左の商品カテゴリー一覧や作家名等一覧からお探しいただけます。
|
|
ロシア絵本的日常【ダイアリー】
5/16 てぶくろ



 我が家のバラはほぼ終わりましたが、アンジェラはまだ散らずにいて黄色いバラはこれからです。今年は塀際のクリーピングタイムがたくさん花をつけました。ヤマボウシの花が涼やかです。

日曜日はちひろ美術館「『てぶくろ』の画家ラチョフと民話絵本の世界」展が最終日だったので行ってきました。親子連れで賑っていた展示室は、絵を見るだけでなく、絵本もたくさん置いてあるので、子どもたちはもちろん大人たちもゆっくりと民話の世界に浸れるところがとてもいいなぁとあらためて思いました。
そしてロシア絵本の歴史がわかる展示もあったことはとても意義深いことでした。SNSでも発信されていましたが、国家や政治と芸術文化との関係を知ることはロシア絵本理解のためだけではなく、今とても大切なことだと思うからです。


いわさきちひろさんの絵の展示では、『つるのおんがえし』の表紙が懐かしく、子ども時代に美しいと思った気持ちが蘇ります。今回は図書館にも寄ったのですが、窓辺にはお話の世界そのままの何とも微笑ましいてぶくろのオブジェが飾られていました。嬉しいことに書棚に『うさぎのいえ』も並んでいました。
 この展覧会が始まった頃は、美術館のお庭はまだ冬景色でしたし、コートを着て出かけていましたが、最終日には緑陰を初夏の風が通り抜け、白いバラを揺らすほど季節が進んでいました。期間中、想像以上にたくさんの来館者があったとお聞きしました。『てぶくろ』という1冊の絵本が持つ力、温かさ、そしてメッセージの大きさと深さは偉大ですね。
 その『てぶくろ』のお話のように私たちは、ちひろ美術館という「てぶくろ」に呼び寄せられ、どんどん集まり、中に入れてもらって素敵な時間を過ごし、ありがたいことに一度家に帰ってもまた訪れることもできましたけれど、お話に終わりがあるように、展覧会も終わってしまいました。
でも、散り散りになった私たちは、きっと「てぶくろ」の中にいた温かいひとときのことを忘れないでしょうし、またいつの日か呼び寄せられたらきっと集まることでしょう。雨の日でも。雪の日でも。ですから、その日まで元気でいることにしましょう。感謝。

 ロシア絵本を紹介しています。ラチョフの民話集ももちろんですが,ヴェラ・パヴロヴァ(1952-2015)の『ロシア民話集 きつねとつる』にも是非注目してほしいです。私が勝手にネオ・フォークロアと呼んでいる流れを汲むアーティストです。ラチョフの表現との見比べなども面白いです。
以下、以前書いた紹介文です。

「懐かしくて新しい昔話の挿絵の世界…色調を抑えた芸術的で美しい挿絵は独創的で不思議な魅力に満ち溢れている。大胆で斬新な構図が細かい丁寧な描き込みにより説得性を持ち、宗教画のような崇高ささえ醸し出している。ルボークを彷彿とさせるような懐かしさと、豊かな感性と。でも懐かしいけれど古くはない。奇妙で謎めいていて目が離せない」(直)
|
◆ご案内&お知らせ◆
*カランダーシとはロシア語で「鉛筆」という意味です。音の響きが好きなことと素朴でアナログなところが絵本の世界と通じるのではないか…と思って店名にしました。
*карандаш(カランダーシ)オープンルーム以外の土日祝日休み。ご注文は自動受付。
お問い合わせ先:メール=lucas705karandashi(a)gmail.com.((a)は@に変換願います)電話=03-3399-4137(FAXも)
*群像社友の会会紙『群』に「ロシア絵本と共に カランダーシの10 年』を執筆しました。
*板橋区立中央図書館ボローニャ子ども絵本館の外国語お話会にてロシアのお話をしています。
*公益財団法人・国際文化フォーラム「ときめき取材記」https://www.tjf.or.jp/tokimeki/に東京女子大学留学生からのインタビュー記事掲載。
*出版部門サイトhttp://karandashi.jp
*ブログ「ロシア絵本的日常」http://lucas705karandashi.blogspot.jp/2016/10/blog-post.html
*Dear overseas cusutomers=http://karandashi.ocnk.net/page/6
|