美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2019年09月10日

残暑甚し。それでも日が落ちるのが早くなっている。徒長していたベコニアが台風にもみくちゃにされてどうしようもない。まだしばらく頑張ってほしいのだけど。

クルィロフの寓話。挿絵はラチョフ。クルィロフの寓話は以前カランダーシではナールブトの挿絵のものをご紹介したが、有名な寓話作家としてその名をロシア文学史に残している。18世紀半ばに生まれ、オリジナル創作に加え、ラ・フォンテーヌなどを翻訳し詩の形で発表している。

ラチョフの挿絵はその寓意を汲み取り、古典的で陳腐な表現とは一線を画した、素朴さもあるが見せ方にこだわったスタイリッシュともいえる表現でひきつける。動物に衣装を着せるラチョフの画法が存分に生かされていて面白い。(筆が乗っているなぁと個人的に感じている)(直)
2019年09月09日

きれいなオウムが表紙のこの絵本。パタパタとページを開けていくと…さあ、どうなってゆくのでしょう。

登場するのは孔雀、ライオン、ダチョウ、キリン、ぞう、カンガルー、かば、セイウチたち。

最初縦長だった絵本のページがどんどん横に伸びて、絵も大きくなっていく。次はこうかな?と想像しながらページを広げてゆく。意外な展開に驚くページも。

絵本タイトルになっているセイウチは一番最後に登場する。

子どもと一緒に楽しめる絵本。動物たちは親しみやすい絵柄で色も優しくきれい。

この絵本、ロシアではソビエト時代からずっと親しまれ愛されている絵本だ。

ボリス・ザハデール/詩
A.カンタローフ/絵 (直)

http://karandashi.ocnk.net/product/377


2019年09月08日

国際アンデルセン賞受賞画家マーヴリナ画の「わいわいきのこのおいわいかい」にはロシアの森のきのこたちがたくさん登場する。

そのきのこたちは擬人化されていてそれぞれ魅力的なユニークな表情を見せていると同時に、実際のきのこの特徴をとてもリアルに伝えている。そして、この絵本に登場するきのこたちはロシアでもとてもよく知られているものばかりだ。

この絵本のきのこをご覧になったこの絵本の監修をしてくださった国立科学博物館の保坂健太郎博士はとても興味を持ってくださり、とても面白い解説文を書いてくださっている。

ロシアの森のきのこたちにこの絵本で出会っていただければとても嬉しい。画像のきのことベリーの図鑑にも絵本のきのこたちは掲載されている。(直)
2019年09月07日

今年も国立科学博物館のきのこ展のご紹介をする季節になった。

今年のテーマは「地下にもぐったふしぎなきのこたち」!トリュフも含めた地下生菌の仲間に注目した展示や、日本のきのこの食文化についても大特集とのこと。もちろん、いつもの野生きのこや栽培きのこの展示や楽しい園内きのこ案内も。

カランダーシ刊「わいわいきのこのおいわいかい」の監修と解説をしてくださった保坂健太郎博士の園内きのこ案内は特におすすめ。保坂先生は声も大きくとてもわかりやすくきのこの解説をしてくださるのだ。今年は地下生菌の案内もあるとのことで、かなり面白そうだ。

9/21〜29まで。国立科学博物館筑波実験植物園にて。(直)


2019年09月06日

今日で「セリョージャとあそぼう!」原画展は無事終わった。本当にたくさんの方々にお運びいただいてありがたく嬉しい日々だった。また、コズリナさんのトークイベントも温かい雰囲気で開催することができた。あらためて御礼申し上げたい。ありがとうございました。

このような機会を与えてくださったおば知恵さんにも心から感謝だ。おば知恵さんにはいつもゆったりとした時間が流れていて、居心地よく気持ちよく過ごさせていただいた。

「セリョージャとあそぼう!」を新たに知っていただき、届けることができ、オレイニコフの絵本も見ていただいたり、ロシア絵本の世界を少しでも広く皆さんにお知らせすることができたのなら幸いだ。

今日は来てくれた友人とご近所のカフェ・スローさんへお昼ご飯に行った。こちらは開催中何度かお邪魔したのだけど窓からの緑も季節が進んだように見えるような…。
ちょっとだけ秋思なり。(直)
2019年09月05日

いよいよ明日で国分寺おばあさんの知恵袋さんでの「セリョージャとあそぼう!」の原画展も終わりだ。おかげさまで色々な方々にセリョージャと遊んでいただけたのではと思う。

今回お世話になっているおばあさんの知恵袋さんだが、小さな子どもたちのためのプログラムから大人の絵本の会までだれでもお話や絵本に親しめるような活動もされているが、いつでも誰でもほっとくつろげるような環境作りを心掛けていらっしゃる。

店主の三田村さんはこの場所があらゆる人のサードプレイスになればとおっしゃる。3番目の場所。家庭、学校や職場、の次の場所だ。昔は駄菓子屋さんがその役割を果たしていた、といえばイメージしやすいかもしれない。そして大人にとってのサードプレイスになるべく夜はお酒を飲むことができるようにしたのだという。

地域の人たちの心の拠り所として、これからもおば知恵さんはいつでも扉を開けて招き入れてくれる存在であり続けるのだと思う。素敵なことだ。

画像は実際に子どもが乗って遊べる木馬とプロの方が作ったカエルさんのパペット。もう一枚は地域通貨が買えるガチャガチャ。そしてチェコの操り人形。三田村さんは上手に操ることができる。(直)
2019年09月05日

国分寺のおばあさんの玉手箱で開催中の「セリョージャとあそぼう!」原画展もあと2日。明日は夜9時まで。金曜日は夕方5時まで。

奈良のマールイ・ミールさんから連れて帰ってきたカルゴボリ人形。カランダーシの部屋の新しい仲間だ。素朴で陽気な雰囲気がいいな。見ていると思わず笑顔になってしまう。こんにちは、と挨拶をしたくなる。

ロシアの長い冬。周りは白と灰色ばかりの世界なので、民芸品の粘土人形や壁の装飾などはきれいな明るい色を使っていた、とコズリナさんもトークイベントで話していた。

この カルゴボリはそれでもロシアの粘土のお人形の中では割と落ち着いた色彩の方だけれど、きれいな色使いだ。そしてこの表情。見ているうち気持ちが和む。私は単純だから、そう。

この粘土のお人形のことはマールイ・ミールのオーナー小我野さんの著書「ロシア暮らしの中のかわいい民芸」(ピエブックス)でも紹介されている。ロシアではかなり古くから作られていたお人形とのこと。もちろんひとつひとつ手作りだ。

さて、このお人形たち。現在どこに置こうか考え中。悩むのもまた楽し。(直)


2019年09月03日

今日はクニーシカの会。8月はこの会は夏休みだったし、ちょっとバタバタしてたので久しぶりにロシア語と向きう。ノートも久しぶりに開けた。そして、思う。休み中もっと勉強しておけばよかったと。新学期あるあるである。

今日読んだお話の箇所は、小人と女の子の仕事についてのやりとりが続いていて、蟻の卵を集める仕事、蜘蛛の糸を洗って乾かし紡ぐ仕事などについて語られていく。ちなみに蟻の卵はナイチンゲールの餌だ。

コズリナ先生からは紡ぐ関連のことを詳しく教えていただく。憧れの昔のロシアの美しい紡ぎ板。お婿さんがお嫁さんに贈るならわしだったそう。

会のあとは、今日は差し入れていただいた豪華なシャインマスカットを皆でいただいた。その後、おふたりの方々が国分寺の「セリョージャとあそぼう!」原画展に向かった。感謝!

クニーシカの会に興味を持たれた方はいつでも連絡お待ちしてます!(直))
2019年09月02日

今週金曜日で国分寺おばあさんの知恵袋で開催中の「セリョージャとあそぼう!」の原画展が終わるのだが、未だに殿ヶ谷戸庭園には行けていないし、国分寺のことが今ひとつよくわかっていない。

…と思っていたのだが、今日訪ねて来てくれた友人たちとおば知恵の三田村さんに道を教えてもらって お鷹の道方面へ出かける機会に恵まれた。

小川流れる小道に湧き水。蝉時雨。昼なお暗き雑木林。途中、茶蕎麦をいただいたり野菜の直売所に寄り道しながら、驚きと発見に満ちたとても楽しい散策だった。

季節を変えてまた訪れてみたいと思う。(直)
2019年09月01日

国分寺おばあさんの知恵袋さんで開催中の「セリョージャとあそぼう!」原画展。こちらでは国際アンデルセン賞受賞画家のオレイニコフの絵本も展示しているのだが、こちらもじっくり見に来てくださる方もいらして大変嬉しい。

今日は次々と劇中の登場人物のようにお客様がいらしてくださり、賑やかで楽しい1日だった。感謝!

おばあさんの知恵袋さんの本棚には絵本がたくさん。どうぞ、ゆっくりご覧ください。(直)
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