美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2016年2月
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2016年02月29日

フェルト作家のすずきゆきこさんの個展が銀座教文館ビルのエインカレムで開催されるということで出かけてきました。まずは、出版している絵本でお世話になっている同じビルの絵本児童書専門店のナルニア国に行きご挨拶です。ここにくるとたくさんの絵本に囲まれて嬉しくなるのですが、一方ですっと背筋がのびるいい緊張感も味わえます。えりすぐりの絵本たちの存在感がそうさせるのでしょうか。さてさて、4階に降りてくると白い壁の会場には、心をぎゅっと掴まれてしまう素敵な動物たちが勢ぞろいでした。今回はお話をテーマにした作品も多く、さんびきのくま、赤ずきん、長くつをはいた猫、ライオンとねずみなどおなじみのお話の世界観が再現されていました。以前から作品に物語性がありましたが、さらにさらに奥深い表現が展開されていてもう興奮とため息…。すずきさんとお話しできたので嬉しかったし、帰りに寄った老舗喫茶室でいただいたお茶とミルフィーユの優しいお味は心にしみましたし、銀座まででかけたかいがありました。
2016年02月19日

今回のロシアからの荷物には待望のミトゥーリチの本がありわくわくしてページを開いてみています。とても素敵です。わが家の本棚にも翻訳絵本が何冊かあります。中でも1976年刊三刷りの「月からきた小人ビビゴン」はビーラビッツの熊谷さんにいただいた大切な1冊です。今回、ミトゥーリチのプロフィールなど調べていて、この本を開いたのですが、この本には彼についての情報は1行もありませんでした。文章のチュコフスキーについては詳しい文章がありましたが。でも、お名前がミツリッチと訳されいるのは何だか楽しい。甘くて豪華な名前!
2016年02月02日

ラチョフはもちろん、カランダーシでは、トカチェンコとドゥーデンによる動物民話の絵本もご紹介しています。主役は動物のお話。しかし、動物たちはその動物本来とは異なる特徴で登場しています。そう、動物が主役ですが、動物には人間が投影されているのです。動物の姿を借りてこのこの物語は何を言おうとしているのか…ということになります。大人がこどもに語って聞かせてきた動物の姿を借りた人間のお話。動物民話を知ることは、ロシアの人のことを知る助けとなるはずですし、ひいてはロシアを知るためのなかなか意味ある面白いアプローチでもあるはず。と思ったりしている今日このごろです。
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