美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
ホームダイアリー2022年4月
2022年4月
ダイアリー:5
2022年04月30日

カランダーシは5月1日〜8日までお休みします。ご注文は自動で受け付けています。発送は9日以降となります。よろしくお願いいたします。

庭では青いシラーと紫蘭からたんだんとバラにバトンが渡される頃です。ノースポールは今が盛りですがビオラたちはピークを越えたようです。春から初夏へ季節が進んでいます。

ロシア語の勉強は細々とですがずっと続けています。もう生涯の友みたいな感じでしょうか。コツコツ続けてゆけるものがあるのはありがたい事だと思っています。
2022年04月23日


暑かったり寒かったりですが、八重桜がきれいだし、庭の蕗は美味しいし、丹精された牡丹は美しいしで、やはり春はいいものだなぁと思います。

今週木曜日はコズリナ先生ご指導のもとクニーシカの会を開催しました。文法や表現の確認だけではなく、何気ない文章がチェーホフ『ワーニャ伯父さん』からの引用である事を教えていただいたり、またロシアでガムが普及したのは90年代以降で、牛の反芻がロシア語のガムの語源となった…などなど勉強になる事がたくさんで楽しい時間でした。知ること学ぶことの大切さをあらためて感じました。来月は26日夜8時からです。興味のある方はご一緒しませんか?

ロシア絵本3冊をご紹介します。
真ん中はウスペンスキー作『Дядя Фёдор 』です。このお話は色々な挿絵で絵本が出版されていますがこれはカラフルな挿絵がたくさんです。https://karandashi.ocnk.net/product/638

そして左は再入荷のロジャンコフスキー画『ミーシカ』です。亡命先のフランス時代の作品です。
https://karandashi.ocnk.net/product/616


そして右側は同じくロジャンコフスキー画の『かえるだんなのけっこんしき』(ジョン・ラングスタッフ作)です。ロジャンコフスキーは亡命先のフランスからさらにアメリカに渡ります。そしてそこでも絵本の挿絵を描き続け1956年ににこの絵本で大変栄誉あるコルデコット賞を受賞します。日本でもさくまゆみこさんの翻訳で光村教育図書から出版されています。

ロジャンコフスキーはその後ロシアへ短い滞在の帰国旅行はしましたけれど、アメリカに住み続けて1970年に亡くなっています。

そしてロジャンコフスキーの挿絵画家としての作品が母国ロシアで“やっと”ロシア語で翻訳出版されるようになるのはカランダーシ調べでは多分2010年以降です。

『かえる…』は元々スコットランドのお話といいます。それがアメリカに伝わりアメリカで絵本を作るにあたりロシア人の画家が絵をつけているわけです。

ひとつのお話が国を越えて伝わり、国を越えざるをえなかったひとりの画家の生涯と出会いひとつの絵本が生まれたという事、そしてそれが長きに渡り愛され続けているという事実に思いを寄せることは大切です。
https://karandashi.ocnk.net/product/637
2022年04月16日

今週は大切な用事があり復旧したばかりの東北新幹線で仙台まで行ってきました。雲低くたちこめる生憎のお天気でしたが福島が近づくと遠く近くに桃畑の桃の花が咲いている今だけの美しい景を楽しむことができましたし、仙台では雨に打たれ静かに花散らす桜の古木の佇まいに胸打たれたり、慌ただしくもゆく春に思い寄せつつの旅となりました。

3冊のロシア絵本のご紹介をします。どの絵本の画家も現在進行形で活躍している方ばかりです。3冊とも昔から伝わるお話や民芸の世界ををそれぞれのアプローチで現代の私たちに向けて紹介してゆこうとしています。

左は『森を想像しながら…フォークアートの描き方』新しい感覚を取り入れた独自の東欧民衆芸術表現で大変人気のあるディナラ・ミルタリポヴァの多くの作品を楽しみ描き方を学べる豪華で貴重な一冊です。
https://karandashi.ocnk.net/product/635

真ん中のカラフルなお花模様の絵本は再入荷絵本です。アコーディオンの形をしている歌の絵本「アコーディオンを弾こう!』です。宗教的な絵も手がけるスコティナによるロシアらしい花模様や色彩豊かなロシアの昔ながらの歌の世界!思わず歓声がもれてしまうような華やかさです。
https://karandashi.ocnk.net/product/476

右側は国際アンデルセン賞受賞画家であるオレイニコフ画『せむしの小馬』です。ロシア人なら誰でも知っている19世紀に作られたエルショフのお話ですがオレイニコフは硬質で哲学的な広がりのある表現でこれまでの挿絵のイメージをガラリと変えています。現代アートと昔話の世界の新たな地平とも言うべき作品といえるでしょう。
https://karandashi.ocnk.net/product/636

2022年04月09日


今年は庭のドクダミの繁栄を少しでも抑制できたらと新芽を少しずつ抜き始めています。でもやはり早くも頓挫の気配。根が地中で網の目のように繋がっていていくら地上の芽を摘んでも全然埒があきません。

今は他にハナニラや色の淡いスミレもチラホラ咲いています。ベランダのモミジは新芽が深紅色でまるで花が咲いたようです。

ロシアの絵本を3冊紹介します。『トゲトゲのコートを着たこぶた』はロシア人気児童文学作家セルゲイ・コズロフ作の短編集です。

冬の寒い日に外を見るためにハリネズミが鼻を窓にぴったり押しつけると鼻の先端が広がって窓の向こうから見たらまるでトゲトゲ付きのコートを着たこぶたに見えた、というお話の内容からつけられています。

それぞれ孤独や不安を抱えている森の動物同士が豊かな想像と思いやり溢れる会話を交わしながら友情を育みます。日常の些細な出来事や不安や死と向き合う姿が淡々と語られる余韻残る物語集。ペルツオフの挿絵は抑えた色調と素朴で偽りのない動物たちの表情描写で見る者に優しく語りかけてくれます。
詳細を是非https://karandashi.ocnk.net/product/633

『チェブラーシカ』表紙を揺らすと目玉が動きます。厚紙玩具絵本。
詳細https://karandashi.ocnk.net/product/634

再入荷『こねこのチュッパは何故小鳥を捕まえないのか』
https://karandashi.ocnk.net/product/491




2022年04月01日


カランダーシの部屋のベランダではデイジーがこんもりと花盛りです。モミジも芽吹いてきました。色々な事がありますが今年も春が巡ってきたようです。

さて、随分とこのダイアリーやSNS方面をお休みしてしまいました。心配をしてくださった方もいらっしゃると思います。申し訳ありません。

少しゆっくりペースになりますが、またこちらでロシア絵本の紹介や日々のことなど綴っていければと思います。

ロシアの絵本カランダーシを今後ともよろしくお願いいたします(直)

再入荷絵本などです。
『ウクライナのお話集』(児童書・挿絵白黒) https://karandashi.ocnk.net/product/609
『長靴を履いた猫』https://karandashi.ocnk.net/product/615
『アーズブカ』https://karandashi.ocnk.net/product/617







  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス