美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2024年01月26日

昨日はコズリナ先生ご指導による今年最初のクニーシカの会でした。嬉しいことに新しい方の参加もあり『ВРЕДНЫЕ СОВЕТЫ 』というテキストを皆で読み進めてゆきました。このテキストを読むのは今回で最後です。

皮肉たっぷりの文学ですから、ただ訳すだけではなく何に対するどういう皮肉なのかが分からないと理解できたことになりません。難しさもありましたがとても勉強になったのは確かです。

明日27日土曜日午後1時〜5時オープンルームをします。ロシア絵本や雑貨をご覧になりたい方はどうぞいらしてください。
ご希望の方にはサモワールのお茶をご提供します。予約制です。本日中にHPのお問合せからご予約をお願いいたします。
https://karandashi.ocnk.net/contact

新しい絵本を紹介しています。その中のラチョフ画『犬小屋のオオカミ』はクルィロフの寓話集です。このお話におけるオオカミとは表紙の絵でもわかるようにナポレオンを指しています。ラチョフの絵は物語の真意を分かりやすくそれこそシニカルに描いて魅力的です。ラチョフの表現の幅広さと才能にあらためて気付かされる一冊です。

今週、庭の木に架けた巣箱(四十雀仕様)の近くで囀る四十雀を見かけました。でも入居には至っていません。時折庭で見かけていた散歩猫はとんと見かけなくなりましたし、以前出没していたハクビシンも今はいないように思いますから以前より安全性は高いかと思います。でも敵としては厄介なカラスはいますし、やはりちょっと住むには難しいのかもしれません。(直)
2024年01月20日

これから雪になるような話もありますが、どうなるでしょう。

寒い日が続いていますが、地面からは去年秋に植えたたいくつかの球根から緑の芽が顔を出して伸びてきています。実は、ちゃちゃっと数カ所に適当に植えて目印もつけていないので、どこに何を植えたのかはっきりと憶えていません。なので「へぇ、私こんなところに植えたんだ」と答え合わせをしながら花が咲くのを待っています。

今回新しく紹介した絵本の中にトラウゴット画『せむしの仔馬』があります。私は出会った時からトラウゴットの絵にとてもひかれています。

カランダーシの部屋には一冊トラウゴットの挿絵による古い厚い書籍があります。以前にもここで紹介したと思いますが、Mさんという方から譲り受けたものです。シャルルペローのお話集ですが、ページを捲るたびに美しい挿絵が次々と繰り出してため息が止まりません。

水彩の滲みが物語の幻想性を際立たせてどこか知らない世界に迷い込んだような心持ちになるのです。滲みに潜むのは生きていることの哀愁かはたまた密やかな希望という名の囁きなのか…大人だからこそ味わえる深い余韻の世界。オープンルームの際にいらした方に見ていただいたりしていますが、もっと知っていただきたいなと思っています。

ささまさんの紅梅。儚く柔らかい季節の手触りに静かに感謝しつつ。(直)





2024年01月12日


今年もよろしくお願いいたします。

地震、津波、航空機事故…本当に予想だにしなかった緊迫の年明けです。被災地の状況は深刻です。日常を取り戻せる日が少しでも早く来るよう祈ります。

今年もモスクワのエフゲーニー・ラチョフ氏息子さんが選んだ今年の干支にちなんだ絵が送られてきました。感謝です。ドラゴンが屈強な男に打ちのめされています。この絵は確か…と思って手持ちの『ウクライナ民話集』のページをめくってみるとありました。

露語では「キリロ・コジャミャカ」というお話の挿絵です。日本では「皮なめしのニキータ」という名前で紹介されています。キエフを舞台にしたお話で、ドラゴンにさらわれた王子の娘が自分救えるのはニキータしかいないという事をドラゴンから聞き出し…というお話です。この絵はニキータによりドラゴンが退治されるところです。

明日13日土曜日午後1時〜5時オープンルームをします。ロシア絵本や雑貨をご覧になりたい方はどうぞいらしてください。
ご希望の方にはサモワールのお茶をご提供します。予約制です。本日中にHPのお問合せからご予約をお願いいたします。
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庭の水仙が咲き出しました。
暖かな春が今年は早く来ますように。(直)


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