美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2023年9月
ダイアリー:2
2023年09月15日

毎年夏はいくつかのプランターにベコニアを植えていますが、今年はいくつかの苗が力尽きたようにクッタリしてしまいました。理由をあれこれ考え中です。それにしても今年初めて植えてみた日々草は元気。本当に元気。

明日16日土曜日午後1時〜5時オープンルームをします。ロシア絵本をご覧になりたい方はどうぞいらしてください。予約制です。本日中にHPのお問合せからご予約をお願いいたします。
https://karandashi.ocnk.net/contact


少し前、8月の終わりに板橋区立中央図書館のボローニャ子ども絵本館の外国語お話し会にて集まった子どもたちにロシア語の絵本の読み聞かせをしました。2冊の絵本を読んで一つ遊び歌も歌いました。

絵本は昔話の「お百姓さんとくま」と「セイウチさんはどんな夢を見るの?」の2冊です。今回はパペット人形のおじいさんとくまを連れて行きました。それからお話に出てくるカブや麦の穂を使ってお話の世界を伝えました。

「お百姓さんとくま」はロシアではとても有名ですが日本ではあまり知られていないお話かもしれません。森の近くの畑でカブを植えるしているおじいさんをくまが脅します。おじいさんは収穫したカブの土の上の部分を全部上げるからと情けを乞い、くまはその条件を受け入れますが・・・というお話です。

もう一冊の『セイウチさんはどんな夢を見るの?』はパタパタと絵本のページを広げてゆく絵本です。孔雀の羽根が広がるところやキリンの首が伸びたりする様子が見られるので面白いです。たくさん動物が登場しますが読んだ後でその中のカバをみんなに思い出してもらって歌を歌いました。手で膝を打ちながら歌うとてもノリの良い歌です。皆楽しそうに参加してくれました。

本当にこのような機会が与えられることに感謝しています。私個人としても夏の良き思い出となりました。(直)


2023年09月01日

こんにちは。
早いものでもう9月。
明日2日土曜日午後1時〜5時オープンルームをします。ロシア絵本をご覧になりたい方はどうぞいらしてください。予約制です。本日中にHPのお問合せからご予約をお願いいたします。
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昨晩、コズリナ先生のご指導のもとクニーシシカの会を開催しましたが、長い間取り組んできた『Дядя Федр』の翻訳が終わりましたので、皆さんと感慨深いひとときを分かち合いました。

コズリナ先生は、ロシア語の解釈説明に留まらない「文学を読む」ということを大切に考えてご指導くださいます。なので私たちは字面を追うだけではなく、作者の意図を汲み取り、また社会背景を詳しく知る事により深く物語を味わう喜びを共有し読み進めてくることができました。

『Дядя Федр』は簡単にいうと子どもなのに大人びた主人公が親に反抗する形で家出をして田舎で動物たちと暮らすお話です。でもその主人公が様々な経験を経て最終的には周りに安心して甘えられるようになり家に帰るのです。また一緒に暮らす犬も自分探しをしながら成長し人生の目標を見つけ出します。ドタバタとしたストーリーの中にそういうテーマが織り込まれていることをことを教えていただきながら物語を味わうことができ、良い学びとなりました。

また、振り返ると2020年の11月から毎月皆さんとこの物語をコツコツと読んで訳してきたわけですが、それはちょうどコロナの時期と重なりますし、その後ロシアの侵攻も始まりました。ですのでその時その時で私たちを取り巻く状況が重苦しいと感じることもあったりもしたのですが、その中で、この陽気で間抜けな登場人物たちの賑やかなお話の世界に心遊ばせることができたのは個人的には実はとてもありがたいことだったとしみじみ思ってもいるのです。

とにかく今は皆さんと一冊読み終わることができて「Ура!」な気持ちです。

そして、今月28日からスタートするテキストはグリゴリー・オステル作の『ВРЕДНЫЕ СОВЕТЫ』
になります。新しくご一緒するには良い機会かと思います。興味のある方は是非!ご連絡お待ちしています(直)


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