美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2024年12月
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2024年12月21日


カランダーシは12/26から1/5までお休みします。お休み中もご注文は自動受付します。発送は1/6日からとなります。

今後のオープンルームの予定は1/25.2/8.2/22.3/8.3/22.となります。
よろしくお願いします。

インフルエンザがかなり流行っています。周りでも心配な人がいて無事に治ってほしいと願っています。皆さんも気をつけられますように。

ある朝チューリップの球根を植えたプランターにぽこっと2つ穴があいていました。球根を何者かに掘られ盗られてしまいました。多分ハクビシンの仕業ではないかしらと思っています。数日後にもうひとつ穴が掘られていましたから対策をしないととは思っているのですが。

阿佐ヶ谷Morcで再上映中の「ユーリー・ノルシュテインー文学と戦争を語る」を見てきました。2023年にモスクワのノルシュテイン氏に計3回8時間に渡ってオンラインでインタビューした内容をまとめたドキュメント映画です。霧の中ならぬ暗闇の中、それこそハリネズミのようにシートに身体を埋め時々目を丸くしながらの90分間。ロビーでは思いがけず『きつねとうさぎ』( 福音館書店)の下書き原画の展示を見る事もできました。1/2まで。

木曜日にコズリナ先生のご指導により今年最後のクニーシカの会がありました。嬉しいことに新しい方の参加もありました。

テキストは引き続き『Сказки про МАМです、自分の母の似顔絵そっくりの女性を探し旅に出た若者は魔女の家で似顔絵に落書きされ犬にされ逃亡しますがその土地の王様の子どもをドラゴンから救った事で…という内容の文章を皆で訳し理解を深めてゆきました。

Змей-дракон という生き物が登場します。昔からロシア人にはЗмей-Горынычという3頭龍(画像の赤い龍はビリービン画)のイメージが浸透していますからそれに準じたものなのでしょうけれど、最近の子どもはゲームの世界にそのイメージを求めるかもしれないというお話がありました。確かにそうかもしれません。

文法面では例えば相手の身体のある部分へ攻撃するという表現をする場合に、その相手の人称代名詞与格を付け加えることにより、身体部分のみならず相手全体へのダメージがあったことを伝えられる…ということなどの学びがありました。

また今回はロシアの蒸し風呂であるБаняバーニャついても先生の実体験に基づくお話があり、より深く物語を楽しめました。感謝。(直)








2024年12月15日



先日行ったモネ展の後、銀座線で表参道の根津美術館へ行き、展示期間終了滑り込みで「百草蒔絵薬箪笥と飯塚桃葉展」を見てきました。

今展は同美術館所蔵の阿波徳島藩主の蜂須賀家に伝来した飯塚桃葉作の「百草蒔絵薬箪笥」が本年、新たに国の重要文化財に指定されたことを受けて企画されたものです。

主役の薬箱は、豪華で繊細な蒔絵のお道具ということだけでも一見の価値はもちろんあるのですが、蓋裏には100種の薬草(そして虫も)が蒔絵で描かれ、それぞれの名称が極小の文字で書かれており、江戸時代の伝統工芸美術と博物学、そして当時の本草学(植物学)の結晶のような作品です。

美しい蒔絵鑑賞だけでももちろん胸高鳴るわけですが、日本古来の薬草が名前付きで描かれているなんて!…見たい思いは募っていましたから訪れることができて本当に嬉しいことでした。お庭で散り紅葉を楽しめたのもありがたいことでした。

モネと蒔絵薬箪笥のハシゴはちょっと趣的にどうなの?と思ってもいましたけれど、後から考えると、植物表現ということで実はテーマは一致していたわけでした。良い1日でした。

ささまさんのゆず饅頭はふんわり柚子の香り。うちのこゆずの木もたくさん実をつけてくれたので何にでも果汁をふりかけてせっせと使っています。ビタミン補給としてもありがたいです。

新しく絵本を紹介しています。よろしくお願いいたします(直)
















2024年12月08日



このところ穏やかな日和が続いています。

国立西洋美術館に「モネー睡蓮の時」を見に行きました。朝イチの待ち合わせの上野駅前。銀杏の鮮やかな黄色が青空に映え、時折の風に乗った落葉の様も美しく見惚れてしまいました。

今展覧会はモネが40歳過ぎから住んだジヴェルニーの終の棲み家の庭の、特に睡蓮を中心とした作品が主に集められたものです。睡蓮に関しては20点以上も一挙に見ることができる貴重な機会でした。

睡蓮を描くことは水を描くこと。季節や天候により水の表情は変わります。その水と睡蓮の表現の多彩さ、豊かさをたっぷり堪能しました。水と水辺の世界…ぐるり作品に囲まれた楕円の展示空間では絵画から水の潤いが溢れ出てきて多分湿度さえ高くなっていたことでしょう。パンフにあるモネに「ひたる」という言葉の説得力を実感した次第です。

睡蓮以外では薔薇、アイリス、そして藤、柳、そして太鼓橋などの作品が展示されていました。それぞれの作品たちからはモネの晩年の晩年だからこその情熱やあるいは葛藤などが感じられ特に画家の内面に思いを馳せながらの鑑賞となりました。

一方今回作品たちに勝手にある種の親近感というものをあらためて覚えたのも事実です。それはモネが愛情を注いでいたお庭の情景を描いているということに影響されているのかもしれません。日常を共にするものへの眼差しに対する共感でしょうか。

ということで、モネとお庭のことをもっと知りたくなってショップで『モネ 庭とレシピ』(林綾野著 講談社)を購入しました。楽しみに読みたいと思います。

新しく絵本や刺繍の図案集などご紹介しています。よろしくお願いします(直)



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