美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2018年3月
ダイアリー:31
2018年03月31日

オープンルームありがとうございました。
カランダーシの部屋の今日のメインテーブル。このテーブルには全体を使って、主にウエブショップで販売している本を置いている。去年、最初の頃は、工夫して凹凸を出したり、棚を使ったり並べていたけれど、最近は何というか、わーっと並べている。市場の魚屋さんというか八百屋さんというか、そんな感じだなあと思っている。この方が見やすく、活きが?よいように見える気がするのだが、どうだろう。絵本なので広げやすく、というのもポイントだ。このあたりも勉強だなぁと思いつつ。

今日はもうひとつのテーブルに庭のヒアシンスと山吹を飾った。何かしら花があると部屋が明るくなる。
さて、そのお花とお人形に応援してもらって明日締め切りの原稿を仕上げなくては!
弥生尽。桜も散り急ぐ。明日からもう4月だ!


2018年03月30日


カランダーシの窓から見えるご近所桜がきれい。明日はオープンルーム。借景ですが、この見頃の桜も楽しみにいらしてください。サモワールとお待ちしています。

入荷して、サイトにまだあげていない絵本たち。明日のオープンルームで並べる予定なので、取り急ぎこちらで一気にご紹介。
画像左上から、昨日ご紹介したチャルーシンの伝記。隣は「森の中で」というタイトルの季節ごと森のあらゆる動物を見開きで一挙に見せる自然科学絵本。絵を見ながらお話をしながら自然と知識が深まる。おすすめ。隣は先日ご紹介した人形作家によるやはりお話絵本。イラストとのコンビネーションなども面白い。下段左はバレリーナカレンダー。ただただ美しいモノクロの世界。隣は人気のヴァシリーエフ&ブラートフのおとぎ話集。布張り型押しのうっとり豪華表紙版。最後はバレエの絵本。バレエの歴史から基本姿勢や舞台のこと、コスチュームのこと音楽、劇場のことまでわかりやすく教えてくれるバレエ入門絵本。ほほう、と楽しめる素敵な1冊。
気になる絵本があればお問い合わせくださいませ。(直)
2018年03月29日

まだサイトにはあげていないのだが、エフゲーニー・チャルーシンの伝記を入荷している。作品集ではないので文字数多目の読み物だけれども、収録されている絵の動物たちが大変素晴らしく、見入ってしまう。チャルーシンはその観察眼と写実性にとんだ表現で動物を描く画家の第一人者である。この書籍には、個人的に絵本で見たことのない絵も多く、チャルーシン再発見というか、あらためて動物を描くこととはどういったことなのかを考えさせられる内容なのではと思う。そこに描かれているのは生命の塊。生命の記録。生命が持つ緊張感と迫力が伝わってくる。たった一羽のひよこが歩いている姿から、生命力にあふれた喜びと、そして同時に小さな生き物としてのどうしようもない弱さ、はかなさも伝わってきて、うーむと唸ってしまう。

感動したのは、絵だけではない。自身の写真も収録されているのだが、エフゲーニー、ニキータ、ナターリヤと動物挿絵画家三代の写真は貴重だ。またチャルーシンとヴァスネツオフと、なんとレーベジェフ!が腕を組んで!!写っている写真もある。これらの写真が心を打つのは、芸術家として大変な時代を生き抜いてきた彼らの、やはり生命の記録でもあるからだろう。と思う。(直)
2018年03月28日

午後から絵本研究会。もちろんサモワールは大活躍。皆さんに喜んでいただけたようで良かった。小さなカップを使えば、小さなポットでも5人分対応できることがわかった。だんだん扱い方に慣れてきた。
そして、メンバーの方のご厚意で夕方から庭園美術館の「鹿島茂コレクション・フランス絵本の世界展」の内覧会というものにに同行させていただけることになった。庭園美術館はかなり久しぶり。まずはリニューアルされた館内を見て、ホールで鹿島茂氏のお話をうかがう。「コレクションとはクリエイション、創造行為である」「民衆に芸術の価値を見出させたのは絵本、挿絵本」という言葉が印象に残る。そして、絵本展へ。モンヴェルにうっとり。エレにわくわく。パランにふむふむ。ロジャンコフスキーにおやおや…とじっくり楽しみながら見ることができた。これが個人のコレクションとは…!フランス絵本って洗練されててきれい。色使いも優しい。何だか優雅な気分だぞ、って感じで外に出れば、ライトアップされた夜桜の景。ため息。
たっぷりと絵本に満たされた春の1日だったなぁと思う帰り道。感謝。(直)
2018年03月27日

今日は午後から打ち合わせのお客様。ではでは、とサモワールのスタンバイ。引き続き実験にお付き合いいただこうという魂胆(笑)。サモワールって案外保温性が高いこともわかってきたぞ。そんなこんなもありつつ、色々なお話をさせていただいた。

さて、国際アンデルセン賞が発表された。作家賞として角野栄子さんが受賞された。日本では5人目、作家賞としては3人目とのこと。何とおめでたいことだろう。
そして、今回は画家賞はロシア人作家が受賞している。何とおめでたいことだろう!多分、ロシアでは2人目なのではないだろうか。1人目はタチヤーナ・マーヴリナさんだ。イーゴリさんは、モスクワ工科大卒業。3年間モスクワ化学工業研究所に在籍し、79年からソユーズムリトフィルムでアニメーション制作の仕事をしており、後にアートディレクターに。86年からは並行して子ども向けの雑誌、書籍などに挿絵を描いてもいたけれど、2008年からは絵の仕事だけに絞り、最初から数えると最近までに80作品以上残しているようだ。カランダーシでは今まで作品を扱ったことはないのだが、新しい時代の画家として去年の講演会で紹介させていただいている。
幻想的であったり、シリアスであったり、不思議だったり、ちょっと不気味だったり…という要素もあったりする表現と特徴のある寒色系の色使い。独特のイメージの世界が評価されたのだろうと思う。今後の活躍にも注目していきたい。
画像の花は善福寺公園の諸葛菜と講演会の時のスライド。

国際アンデルセン賞画家マーヴリナの絵本
「わいわいきのこのおいわいかい」http://karandashi.ocnk.net/product/97
2018年03月26日

カランダーシの部屋にこのたび資料として4冊の絵本を寄贈いただいたのでご紹介したい。先日お邪魔した私の絵本の先生Mさんからだ。どの絵本も貴重で手に入りにくいものばかりだ。
1番大きいのはヴァスネツオフの「ロシアのお話」という画集で、もう表紙から素敵なのだが、中はお話、わらべ歌の代表的な作品やまたその生涯についての記述もある充実の内容。かなりの大判で絵の持つ力を感じられること、また紙がマットであることからその素朴な味わいを楽しむことができる立派な画集だ。1971年刊。
そして、その下の「三びきのくま」(偕成社)は、こちらのダイアリーでも以前紹介したのだが、今は(多分)絶版のレーベジェフ版。訳は内田莉莎子さん。熊の迫力や自然の描写など、リアルな表現が印象深く、レーベジェフの資料としても注目すべき絵本だ。私は図書館で借りて読むことができた絵本だ。1990年刊。
そして左上の丸木俊さんの「三びきのくま」(福音館書店)は、こちらも(多分)絶版。Mさんに教えてもらって初めて知った絵本だ。訳は瀬田貞二さん。印象深い水彩の表現で、熊は月の輪熊。主人公は赤いミニのワンピースを着ていて、名前がきんきらこ!。その独特の世界観が魅力だ。1977年刊。
そして、最後の1冊は、ロジャンコフスキー画の「MORE MOTHER GOOSE RHYMES」だ。ロジャンコフスキーは亡命ロシア人画家で、最終的にはアメリカで多くの作品を残し、コルデコット賞も受賞している。その生涯と作品については、個人的に興味を持っており、ブログ「ロシア絵本的日常」でも取り上げたりしたのだが、アメリカに行ってからの作品については、あまり知らなかった。でもMさんは、そのアメリカでの彼の作品を何冊もお持ちで!私は驚きつつご自宅で大喜びで歓声付きで見せていただいたのだが、その中からこの絵本をご厚意で譲っていただけることになったのだ。1958年!刊。

Mさんによると、今回いただいた絵本はどれもダブルでお持ちだったそうだが、それぞれに思いがあり物語があってMさんの元にやってきた絵本たちだ。それを簡単にいただいていいのか、ということはある。でも、カランダーシの部屋に置いておくことで、これらの絵本が活きれば嬉しいとのお気持ちをうかがい、それなら、ということでありがたく頂戴することにした。
どの絵本も普段中々目にすることができない絵本だ。カランダーシの部屋にいらして是非是非ご覧いただければと思う。っていうか見た方がいいですよ的な絵本たちだと思う。
そういえば、カランダーシの部屋は、家具を始め、見渡すといただいたものが多い。なんとありがたい空間なのか…あらためて感謝しなくてはと思う。
そして、それらを活かしてゆかなければなあと思う。ぼーっとしているように見えるが、そういう意識ではいるつもりだ。もちろんあらゆる意味でパーフェクトな、空間ではないし、いや、パーフェクトな空間って何だとも思うが、ロシア絵本、ロシア、絵本などというものに対する思いはそれなりにはこもっている空間なのではと思っている。そして、それは皆さんからお寄せいただいたお気持ちによるところは大きいのだ。

オープンルームにいらしてそのあたりも感じていただけると嬉しい。(直)
2018年03月25日

今日は近所の善福寺公園にお花見散歩。わが家のご近所はまだあと少しな感じなのに公園は満開だった。足元にも菫や諸葛菜、ヒメオドリコソウなども見られたし、一気に春気分。
さてさて、その後、カランダーシの部屋にお客様がいらした。画像のマトリョーシカ(ひとつ私が絵付けしたものも紛れているが)をご覧になるとおお!とおわかりなる方も多いかと思うのだが、マトリョーシカ界のレジェンド、某マツコさんの番組にも出られていたSさんがいらしたのだ。最初はわからなかったのだが、お話ししているうちに、ぱーっと脳内で情報が繋がってSさんだ!とわかった次第。昨日に引き続きまだ実験的要素の濃いサモワール茶会にお付き合いいただきながら、マトリョーシカ関連のお話をあれこれお聞きしたり、絵本のお話をさせていただいたり、お見せしたり、初対面にも関わらず楽しくおしゃべりをさせていただいた。東京滞在中のお忙しい時間の中、カランダーシの部屋を訪ねてくださったお気持ちは大変ありがたく、嬉しかった。もっともっとマトリョーシカのお話をうかがいたかったし、もっともっとロシア絵本のことをお伝えしたかった…という余韻。
そういえば、今日は窓を開けていても寒くなかった。優しい穏やかな午後だった。(直)
2018年03月25日

オープンルームありがとうこざいました。
今日はまずサモワールのあれこれを実験しようと思ってまずお湯を沸かしていたら、Nさんがちょうどいらしてくださっのでお付き合いいただいた。Nさんは関西方面にお住まいなのだが、ご主人が東京に赴任中なので時々上京されて、都合がつけばカランダーシにも顔を出してくださる。
さあ、お湯も沸いた!ということでまずは小さいポットに紅茶葉を多めに入れ、サモワールのてっぺんに乗せて蒸らす。サモワールのてっぺんには穴が開いていてそこから蒸気が出るのでポットは冷めない。時間を計り濃い目のお茶をカップに注ぎ、サモワールのお湯で割る。その濃さ加減は今回初めての茶葉だったので難しかったが、まあ何とかそれらしいお茶会はできたのではと思う。お茶のポットはご覧の通り、ピーター柄のウエッジウッド、英国製だ。小さいが、底がサモワールのてっぺんにすんなり収まったので、とりあえずは採用だ。英露のコラボも悪くない。かくして茶会は無事に終わり、Nさんとあれこれ絵本談義。
そして、その後、これは本当にありがたい話なのだけれども、Nさんには話の流れでカランダーシのソ連時代の絵本の中の数冊の和訳をお願いできることになった。ソ連時代の絵本については、日本語でわかるようにした方がいいという思いはある。翻訳の会でも少しずつは作業を進めているが、こうやって応援くださる方がいらっしゃると頼もしい。ボランティアということも承知してくださり、喜んでという言葉もいただき、恐縮ではあるがとても嬉しかった。お力添え誠に感謝だ。Nさんは翻訳してくださる絵本を選び、その足で帰路につかれた。
カランダーシの窓からよそのお宅の立派な桜が見える。東京は満開とのニュースだが、この辺りは例年通りでまだまだだ。できれば長くゆっくり楽しみたいものだ。(直)
2018年03月23日


今日はMさんのお宅にうかがって、とても楽しい絵本の学校のような時間を過ごした。先生はMさん。書庫=図書館にある絵本を見せていただきながら、色々なことを教えていただいた。実は私がMさんに絵本のことでご相談したことがあり、それに対してご親切にお忙しい中、参考になる絵本を用意して下さり見せてくださったのだ。見たことのない絵本ばかりで、知らない絵本の世界に目を丸くしながらページをめくる。メモを取る。その絵本の話をしながらまた新しい絵本の話が出てきて、その絵本があっという間に図書室から魔法のように運ばれてくる。なんという贅沢な時間!無人島に持っていきたいクラスの素敵な絵本が次々に出てくる。うーん。絵本っていいなぁ、素敵だなぁとあらためて思った。
画像は、絵本のサイズの話が出た際に見せていただいた小さなサイズの絵本たちだ。今日見せていただいた絵本は、今私が抱えている課題にとって得るものがたくさんあったのはもちろんだが、様々な絵本を手に取ることでたくさん刺激をもらうことができたと思う。特別授業をしていただいたMさんには本当に感謝している。今日のこの貴重な学び、情報、そして喜び!を今後のカランダーシの活動に活かしていけるように…と思っている。

そして、今週もあっという間に金曜日。明日は土曜日オープンルーム。ぜひ、どうぞいらしてください。(直)
2018年03月22日

ニコライ・ポクラド制作のロシア昔話お人形絵本を入荷した。素朴な雰囲気のお人形と手作り感溢れる背景が醸し出す懐かしい世界観。絵とはまた違った味わいが魅力だ。ひとつひとつの場面は全部違うお人形を作ったのかしら、と思って見ていると、そうでもなく、同じお人形が向きを変えたり、動きを変えたりして登場している。でもそのことが、人形劇としてのリアリティを感じさせてくれる。またイラストとのコラボレーションもあり、楽しい縁飾りと共にお話の場面とのハーモニーにも注目したい。知っているお話ばかりなのも嬉しい。(直)

初めての昔話http://karandashi.ocnk.net/product/264
2018年03月21日

先日、このサモワール大作戦の大詰め編をアップした後、何人かの方々から励ましや期待の声をお寄せいただいた。ありがたくそして嬉しく…感謝の気持ちをお伝えしたい。
あの後、蛇口の調整(多少の水漏れあり)などしなければならなかったが、水をたっぷり入れてお湯が沸くのかやってみた。コンセントをつないでしばらくすると、電熱線の周りに小さな気泡ができ始め、だんだん水が温まり出したのが実感できた時は、思わず ура!バンザイ! となった。お湯が沸くだけでこんなに嬉しいことが今だかつてあっただろうか。気泡が大きくなり、どんどん登ってくる。弾ける。それまで、ゴーッという音がしていたのが、コポコポとお湯の沸く音に変わった。温度を計る。100度。沸騰した。なんとめでたい。蛇口を捻ると沸きたてのお湯が強すぎず弱すぎずの塩梅で出てくる。いい塩梅のよい音がする。ああ、この音があの時代のロシアのお茶の時間の音だったのか、その音に妙に感動してしまった。
こうしてサモワールは蘇ってたっぷりのお湯を沸かしてくれた。
大作戦は嬉しいことに完結の日を迎えられたわけである。
※サモワール動画はこちらからhttps://twitter.com/ehon_karandashi/status/976469730159505408

実質的には、ほぼ夫が頑張ってくれた結果である。感謝だ。中々面白かったようだが、まさか人生でサモワールの修理に取り組むはめになろうとは、自分でもビックリといったところだろう。
今後は、サモワールのてっぺんで濃い目のお茶が入ったポットを温めておいて、それをお湯で薄めて飲む、という本来の使い方もやってみたい。家にある小さめのポットでやってみようと思っている。
最後になったがこのサモワールをくださったNさんにあらためて感謝をお伝えしたい。遠いロシアの国の文学や絵本の中でしか知らなかった生活文化の実際をこうやって体験できることは、とても意味のあること。大変ありがたいことと思っている。

さて、復活サモワールとのお付き合いはまだ始まったばかり。美味しいお茶をいれられるようになりたいものだ。楽しみながらカランダーシの部屋で活用していきたい。オープンルームの日にも色々実験?していこう思うので興味のある方はこちらも楽しみにいらしていただければと思う。(直)

画像はお墓参りの景。寒かった。

2018年03月20日

上野の都立美術館で開催中のブリューゲル展へ。(ブリューゲル好きの夫は空いてる平日に行きたいということで会社を休んだ) 雨ということもあり、比較的ゆっくりと見ることができた。これで昨年のバベルの塔の展覧会と合わせてブリューゲルファミリーの芸術の軌跡の一端を駆け足ではあるが見たことになる。今回は比較的小さな作品が多かったのだが、その細かい描写に思わず前のめりになり、また繊細な描写のみならず、明るさという表情を見せてくれた銅版に描かれた作品はしばし見入ってしまった。個人的にはやはりヤン一世、二世の花の描写、中でもチューリップの表情の豊かさが印象に残っている。その後、夫は国博へ。私は国際子ども図書館で開催中の「金の筆と銀のふで展」を見て、せっかくなのでちょっと調べ物。
帰る道すがら、品種によっては咲いている桜もあって、少しソワソワもしたけれど、西郷さんの銅像も素足はちょっと気の毒なくらい今日は寒い1日。
温かいコーヒーがありがたかった。(直)
2018年03月19日

依然、眼鏡がない。どこへ消えたのだろう。ひどい視力で夕刻の街に買物へ。ボンヤリと春灯の景が眼に映る。風情といえば風情だけど、さすがにボンヤリしすぎではある。
さて、サモワール大作戦もいよいよ大詰め。
ここまでこぎつけることができ、夫も感慨深そうだ。さああともう少しだ。まずは本体を解体し、全ての必要な部品を揃え組立てて、解体した本体部分に取り付けてゆく段階へ。まずは心臓部の電熱線に電線を繋ぐのだが、その前に水漏れ防止の一工夫。熱に強いシリコンシートを買ってきて丸くカットしたものを電熱線のネジ部分に取り付けてから電線を取り付けた。(ちなみにこのような防水対策は以前のサモワールにはなかったため、多少の漏水の痕跡があったそう)。そして電熱線を本体に差し込み、電線を繋ぎ、ネジでぎゅっと固定。ぴったりだ。次は水を入れて漏れがないことを確認。これもクリア。続いて今回新しくしたコードのソケットを差し込み、水を少し入れて通電チェック。ここまで順調。いよいよ満タンに水をを入れてお湯を沸かしてみる。
さて、悠久の眠りを経て?サモワールは再びその銀色のボディに並々と熱きお湯を湛えることが出来るのだろうか…乞うご期待!(直)
2018年03月18日

今日は散歩がてら午後から西荻ラバーズフェスに行ってきた。ご近所の会場の原っぱ公園まで歩いてテクテク。降らず照らずで良いコンディション。おお、人が集まってきている。テントをはっている人たちもいる。美味しそうな匂い。メインステージではライブ。音がガンガン響いている。飲食店のテントには行列。西荻の知っている名前のお店が今日はテントで開店していて、何だか新しい街ができたよう。ワンちゃんもたくさん。
原っぱ公園はとても広いので、思い思いの場所で美味しいものを食べたり談笑したり。頭の上には大きな大きな空。皆さん、楽しそうで何より。
帰り道。ちょっと道を外れるといつもの静かな日曜日の景色。さっきの喧騒が嘘のようだ。
実は昨晩から眼鏡が見つからずひどい視力で歩いていた。なのでフェスの印象は、ちょっと幻の都市の市場にでも迷い込んだたような、そんな風でもある。非日常感か増してよかったのかもしれない。(直)

画像はロシア絵本より知らない都市の市場の場面
ビリービン画「空とぶ絨毯」よりhttp://karandashi.ocnk.net/product/90
2018年03月17日

オープンルームありがとうございました。
お母様とお子さんと親子三代で訪ねて来てくださったお客様。男の子のお子さんは、車が大好きとのこと。そうだ!と急遽引っ張り出してきた息子の古い消防車のおもちゃを気に入ってくれたようでよかった。
お話の中で、日常生活ではロシア語に触れることはないということをうかがった。こちらへいらっしゃる方でそういうお話をしてくださる方は少なくない。ロシア語を活かせる場所、ロシア語に触れられる場所、というものはあまりないとのこと。絵本でよければどんどん触れにきてほしいと思う。
また、今日はロシア絵本を訳す会を開催。無事にチュコフスキーの「ぬすまれたおひさま」を訳し終えた。この会の今後の展望!なんて話も出て、有意義なひととき。

今日はカランダーシの部屋の入口の出窓にいただいたミモザを飾っていた。蝶々の表紙の絵本を合わせて。

「めちゃくちやのおおさわぎ」http://karandashi.ocnk.net/product/17
2018年03月16日

「蘇るか?2018・サモワール大作戦」のその後。いよいよサモワールの命、電熱線が出来上がってきた。中目黒のメーカーさんに夫が設計図を描いてお願いしていた。左が元々の電熱線。割れているので使えない。右は新しい物。ネジ部分を下向きに本体に取り付ける。電熱線を蚊取り線香みたいにグルグルと巻いて高さを抑えた設計にしているが、夫が言うには、電熱線の高さを抑えたことで空焚きのリスクをなるべく減らそうという意図があるそう。さてさて、新しい電熱線を本体に取り付けたらお湯を沸かすことができるようになるはずだ。うまくいくといいな。(直)
2018年03月15日

朝、隣のお家の庭でウグイスが鳴く練習をしている。まだ下手だけど、がんばっている。花粉症がピークを迎え、処方してもらった薬を飲み始めたら、地中に引きずりこまれるように眠すぎてこれまた辛い。
ロシア語の先生のお家のミモザのお花の枝をたくさん分けていただいた。ふんわり明るい黄色は春の到来を告げる色。春の到来といえばラチョフ画絵本「うさぎのいえ」は春になり氷の家が溶けてしまったキツネがうさぎの家を乗っ取ることから始まるお話。
ミモザの黄色で周りを飾ってみた。
春の色。春の絵本。(直)

うさぎのいえ http://karandashi.ocnk.net/product/36
2018年03月14日

ロシア版ドリトル先生のアイボリット先生は優しくて頼りになるお医者さん。病気の動物たちのためならあらゆる困難を乗り越え駆けつける。そして、カバの子たちへは治療だけではなくチョコレートのお土産も忘れない。これは嬉しいはからいだ。子ども心をよくわかっているなあと思う。いやいや、これは大人だって嬉しい。適量の甘いおやつは、弱った身体を心を元気にしてくれる。
今日は夕食後に友人からいただいた南青山のまめさんの苺大福と蕨餅、それから神田近江屋さんのケーキなどをいただいた。明らかに適量を逸脱しているが今日はホワイトデイ。私的にはバレンタインもホワイトデイも甘いものを好きなだけ食べていい日と拡大解釈している日なのでオッケーなのだ。もちろん、身体も心も元気になった。はずだ。(直)

チュコフスキー「お話集」http://karandashi.ocnk.net/product/215
画像はスティーエフの「アイボリット先生」より。





2018年03月13日

今回のバスツアーで軽井沢にも立ち寄ったのだが、その際に見つけたポスター。ジャムで有名な沢屋さんが作るピロシキ。ここではいつもジャムは買うのだが、ピロシキは食べたことはない。合挽き肉とゆで卵が入っていて揚げるタイプのピロシキだ。昔軽井沢にあったロシア料理店のピロシキを再現したそう。
軽井沢では、こばやしというジャム屋さんがロシア人に教わったジャムを作っていることや、ミハイルというカフェがロシア人が始めたお店だったりはわりと知られているのではないだろうか。そして、軽井沢とロシア人の関係をたどると亡命や強制居住地区などの言葉に行き当たる。
沢屋さんが昔のピロシキを再現させたのは、きっとその料理店の味が美味しい!という記憶なり記録なりがあったからだと思うが、ピロシキ支持のベースには信州のお焼き文化との親和性もあるのかもしれないなぁと勝手に思っている。
ピロシキが出てくる絵本とえいば、ノルシュテインのパートナーのヤールブソワが描いた絵本「めちやくちゃの大さわぎ」。その中の1ページではワニの消防士さんがホースから水ではなく、ピロシキやブリヌイや干しきのこを撒き散ちらしている!ワケのわからなさ加減さが炸裂する楽しいページだ。
ああ、お腹が空いた。(直)

めちやくちゃの大さわぎ http://karandashi.ocnk.net/product/17
2018年03月12日

娘の提案&手配で親子2人でちょっと旅に出てきた。温泉、買物、湯葉すくいにイチゴ狩り…と盛りだくさんのバスツアー。とにかく座っていれば目的地に着く楽チンさは魅力だ。走行中の目線の高さも気持ちよく、長野、群馬と駆け巡ってきた。まだ雪の残る浅間山、遠くにそびえる真っ白いアルプスの峰々、結氷している榛名湖、雪見の露天風呂…この時期ならではの景色を楽しんだ。日常を離れて気分をリフレッシュが目的の旅。単純に目の前のことを面白がって、驚いて、気持ちを解放して。旅に感謝。娘に感謝。思い立ったら気軽にバスツアー。またいつか。(直)
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