美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2021年3月
ダイアリー:23
2021年03月03日


「大きなかぶ」はとても有名なロシアの昔話。ロシアにはたくさんの画家によって描かれた絵本が存在する。

カランダーシではもラチョフやヴァスネツオフなどが挿絵を手がけるおおきなかぶを扱ってきたけれど、今回、現代活躍しているアーティストがどんな風にこのお話を表現しているのかも見たいと思い、このエレナ・ゲルシュニの絵本を取り寄せてみた。

明るい色彩ととても表情豊かなユーモアを交えたキャラクター造形は、どこまでも陽気で人懐っこい。ソビエト時代の絵本とは異なるポップな軽やかさに満ちている。

構図やデザインも自由で、空中からの視点なども取り入れてアクティブ。昔話を今の子どもたちにどう伝えるのか、新しさを盛り込みつつ楽しさが際立つ絵本として仕上がっている。かぶを抜くことはもはや労働ではなく何かのイベントのようにも見える。

しかしながら、登場人物は昔話ながらの装束を踏襲し、女の子のお人形も素朴な藁人形である。あくまでも設定は昔むかしだ。

昔話のひとつのこれが現在地。他の絵本も色々見たくなってくる。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/550
2021年03月02日

かなりの荒天。出かけた時は風が強くて傘を短く両手で持って頑張って歩く感じだった。

詩の絵本「3月の追いかけっこごっこ」。表題詩は冬が走り逃げ、春がそれを追いかけるという表現で季節の移り変わりを表しており、シリーギンの詩は一目散という言葉も用いて冬の慌ただしい立ち去り方を伝えている。

季節の主役交代の様子が詩の言葉とメジェニノフの温かで物語性のある挿絵によって豊かにイメージされ深く心に残る。

さて、今日のこの3月の嵐。冬の最後の抵抗なのか、春の強烈な攻撃なのか…そのどちらでもあるのだろう。詩心も絵心も持ち合わせていないので、すごいとか、困ったくらいしか表現できないなぁ。残念である。(直)

https://karandashi.ocnk.net/product/489

2021年03月01日

土曜日のオンラインオープンルームありがとうございました!

昨日はたくさん歩いた。ふう。実は初めての目的地に迷い右往左往もあったので結果随分と歩く羽目になったのだ。こういうことがあったら以前は無駄足だったと悔やんでいたけど、最近は良い運動になった!なんて思うようになってきた。健康第一。知らない街、知らない景色も新鮮で楽しい時間だった。

「おおかみの歌」はボリス・ザハデル作の動物が主人公のシニカルなスパイスの効いたお話が4編収録されている。独特の魅力溢れるインパクトのある挿絵はヴィクトル・チジコフだ。

チジコフは1935年生まれ。1980年のモスクワオリンピックのマスコットのくまのミーシャの生みの親として有名。享年は2020年。

表題のお話。森に住むオオカミ。容赦なく獲物を襲い動物たちにおそれられている。そしてその吠える声(歌)もまたおそろしい。ある日、羊たちが襲われそうになるが、羊はオオカミに歌を歌わせる。その声に周りの住人が気づいてオオカミは仕留められてしまう。というお話。(直)

https://karandashi.ocnk.net/product/549



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