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10/22 秋のお話
2019年10月23日

昨日の続きでもないが、そういえば、ロシア絵本で宇宙的なものを扱ったものってどんなものがあっただろうと考えてみたところ、コズロフのお話を思い出した。

資料の棚にある「Осенние Сказки」。「秋のお話」だ。これはカランダーシで扱っている(現在品切れだがもうすぐ入荷)の「僕たち、ずっと一緒だよね? 」の中のいくつかのお話をまとめたものだ。邦訳は「ハリネズミくんともりのともだち」(岩波書店)。

実は「秋のお話」は画家がカランダーシのものや岩波書店のものとは違うのだが、こちらもとても素敵だ。この画像はその中の「どうやって雲を釣り上げるか」というお話。

ハリネズミと子グマが干し豆を餌に川で雲を釣ろうと釣り糸を垂らすのだが、釣れたのは、何とお月様。お月様はちょっとふらついたあと上空に戻り、その後、2匹はお星様を次々に釣り上げ、最後にお日様を釣り上げるというお話。

宇宙との距離感もそうなのだが、この小さな動物たちが暮らす森のお話には独特の世界観、哲学があり、奥が深い。とても心ひかれるお話たちだ。(直)

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