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ダイアリー
2/17 ジャングル
2020年02月19日

カランダーシの資料書棚の翻訳絵本を見ているとわりとミトゥーリチの本が多いことにあらためて気づく。

小樽で暮らしたこともあり、モスクワで書家と芭蕉の俳句の共同制作をしたり、大変な親日家で、ミトゥーリチが作った日本昔話集はロシアでもとても有名だ。

画像はジャングルブックの見開きの挿絵だ。ミトゥーリチの描くインドのジャングルは植生が豊かでカラフル。よく見るとこれから物語に登場する動物たちが背景に溶け込みながらも自分のポジションで存在感を発揮している。捕食関係も描かれ厳しい野生の世界だ。モーグリ少年も小さいが描かれている。

実際にインドを旅して描いた挿絵はロシアで人気をはくした。柔らかな水彩の筆使いと大胆な色使い。光と影と。余白も効いていている。

読者を一気にジャングルにひきこむ物語の序章。倒木に生えているオレンジ色のきのこからも温度や湿度が伝わってくるようだ。(直)
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