美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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ダイアリー
12/17 狡猾
2020年12月17日


来年の手帳を使いはじめている。手帳はもう一冊のフリーノートと一緒に革製のカバーに入れて使っている。そのカバーが随分とボロボロになって残念だけどさすがに買い替えを考えているところ。本当は同じ物が欲しいのだけどもう作ってない。良い物が見つかるといいのだけど。

ヴァスネツオフ画ロシア民話「猫と鶏と狐」は人気の絵本。仲良く暮らす猫とニワトリ。ニワトリがキツネに騙されて連れ去られそうになる度に奪い返す猫。でも、絶望的に危機意識の薄いニワトリはとうとう…というお話。

キツネは狡猾だ。口が上手くてそしてしつこい。諦めない。動物民話は人間社会を投影しているので、考えさせられるところはある。表紙のニワトリは助けを求めて鳴いているが後の祭りだ。

キツネは耳を伏せ、ニワトリをしっかりと抱き脇目もふらない。緊迫の場面だけど山の配し方や大きな星の存在、可憐なピンクのスカートなどを印象的に描くことなどから、独特の滑稽さもある不思議な世界観を提示している。素晴らしいなぁ。(直)
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