美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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ダイアリー
5/19 見つめている
2021年05月19日

昨日と同じようなお天気だけど気温が低い1日。リビングのエアコンが使えなくなったので修理を頼んだら10数年たちますしもう寿命ですと言われる。でもわが家には30年使ってまだ元気なエアコンもある。ご長寿に感謝だ。

雨で滲んだようなトラウゴートの挿絵が印象深い「私は許しを求めない」を再入荷。スフィア・プロコフィエヴァ作。

父ゲオルギーと息子のアレクサンドルとヴァレリー兄弟の3人の合作スタイルでスタートしたトラウゴートは父の死後も作品のイニシャルに父の頭文字を残している。200冊以上の挿絵作品を残しているが、最も有名なのはアンデルセンの物語の挿絵で17刷300万部超えのベストセラーとなっている。

アートブックのような美しいこの絵本のページを開いていると時折挿絵の人物と目が合うはずだ。こちらを、じっと見つめているのだ。その眼差しを見つめ返しながら湧き上がってくる感情と向き合ってみる、という読み方もいいかもしれない。

今は1931年生まれのアレキサンドルだけ存命でサンクトブルクのギャラリーで展覧会を開催中のようだ。行けるものならば行ってみたいと思う。この重い雨空を飛びたてるものならば。(直)


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