美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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10/6 きのこ文化
2021年10月06日

いつの間にかあちこちに生えてくる水引草。夏から晩秋までずっと咲き続ける。知らなかったのだけど、午前中数時間しか花は開かないらしい。なんと控えめな。ただでさえ控えめな風情なのに。

秋。きのこの季節。ということで「わいわいきのこのおいわいかい」をおすすめしたい。ヤマドリタケのおじいさんのために森中のきのこが集まってくる。でも招待されていない毒きのこまでやってきて…というお話だ。

毒きのこは結局追い出されてしまうので可哀想という意見もある。でも、ロシアではきのこ狩りは広く一般的に子どもも含めて行われていて、集められたきのこはもれなく食べる。なのできのこの選別はそれこそ生命に関わる重要な問題であるのだ。

擬人化されたお話の登場人物としては気の毒だけれども毒きのこはどうしたって招かざる客なのである。そういうロシアのきのこ文化も含めて楽しんで読んでいただければ嬉しい絵本だ。

https://karandashi.ocnk.net/product/97

先日のボローニャ絵本館の外国語おはなし会でもこの絵本の原書を読んだ。季節感、そしてロシアらしい内容のものということで決めたのだが、当日は、ロシアには大きな森があり、きのこがたくさんとれることもお話しした。

この絵本で、マーヴリナが描く賑やかなきのこの世界を楽しみ、巻末のきのこ解説できのこの奥深さに是非触れてみてください!(直)
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