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ホームダイアリー10/18 「リィーヤとトラ」のこと①
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10/18 「リィーヤとトラ」のこと①
2021年10月18日

土曜日のオープンルームありがとうございました!

気温が急降下。ついこの前まで半袖で暑いとか言ってたのに。朝など空気がピリッとしてきた。冷えと乾燥の季節の始まり、始まり。

新刊「リィーヤとトラ」の印刷・製本過程は順調に進んでいる。感謝。

発行を前に今日は少し内容についてご紹介しようと思う。絵本を手に取ってから内容を知りたい方は読まない方がいいかもしれない。

「リィーヤとトラ」はタイガに暮らす一頭のアムールトラとリィーヤという女の子の出会いと友情のお話だ。

リィーヤは森を守る森林監視員のまだ幼い娘。父親と2人でタイガの森に暮らしている。リィーヤは父親が不在の時、動物たちと話をする。リィーヤは動物の言葉を話せる女の子だ。

タイガの森の動物たちとは皆友だちだが、ある日今までみたことのない生き物に会う。その存在感に圧倒されるリィーヤ。その生き物はタイガの肉食動物の頂点に君臨するトラだ。

でも、おそろしさに動くことさえできないリィーヤのことをある理由でトラはおそわなかった。そして立ち去ろうとした際、密猟者の罠にかかってしまい…と展開してゆく。

優しそうな父親、動物たちとの触れ合いなど和やかにみえる情景のページが続くが、父親の仕事は結構大変そうであり、また動物たちがリィーヤに話す内容もリアルな動物たちの暮らしを物語っている。そしてトラとの緊張感あふれる対峙のシーンへ。

その後リィーヤは何故友情を結ぶことができたのか。違う生き物同士が何故心通じ合わせることができたのか…

そしてタイガの雄大な自然と人間のいくつかの関わり方がこの絵本の中には登場するがその一つ一つにも是非注目して、そのことと2人の友情との関連性などにも思いを馳せていただけらば幸いだ。(直)
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