美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2018年5月
ダイアリー:31
2018年05月11日

今年の国際アンデルセン賞受賞画家のイーゴリ・オレイニコフ の絵本「魔法の木」。表紙のペンギンは嘴や身体に文様があり、手袋をしている。いくつもの時計が見え、上部には大きな船が横たわっている。惑星Oにある魔法の木についての物語や詩が15のテーマで編まれ収められている。幻想的な世界観を描いているが抑えた色調と緻密な筆使いで浮き足立つことはない。あくまでも静かにこちらの感性とそして常識や秩序で固まっている知性に語りかけてくる。説得力という点ではオレイニコフがアニメ制作に携わっていたことが関係しているのではと思っているがどうだろう。そのあたりも興味深い。もううちの子どもは大きくなってしまったからできないけれど子ども部屋にこういう絵も飾りたかったなと思う。他の作品も見たくなった。
今日はよく晴れ気温も上がった。今週英国から帰省している友人と会ったのだが、あまりの寒さに着る物がない!と嘆いていた。暖かくなってよかった。(直)

魔法の木http://karandashi.ocnk.net/product-group/45
2018年05月10日

ご近所の桜も花が終わって葉の色も濃くなって立派な木陰を作っているし、あちこちの草ぐさも背丈が伸びて横にも広がって日ごとに勢力を拡大している。緑の季節到来だ。
ソビエト時代の絵本「КРУГЛЫЙ ГОД」(エルモラーエヴァ画1964年刊)。マルシャークの詩で1年を巡る美しい絵本だ。5月のページは窓辺の鈴蘭。窓から都会の緑の景が見える。6月のページは綿毛を飛ばす女の子とベンチにはおばあさん。ロシアは6月から夏休みなので、忙しい両親に代わっておばあちゃんがこの子の面倒をみている、という設定の絵なのかもしれない。光と風を感じる絵だ。
今日は午前中は雨に雷まで鳴って驚いたが午後から待望のお日様が顔を出した。外出先の道すがら、待ってましたという感じで早速庭仕事に精を出す人たちを見かけた。緑滴り風薫る。ウグイスがさかんに鳴いていた。(直)
2018年05月09日

バレエの絵本。
バレエについてのあらゆることについて紹介している絵本なのだが、画像は臨場感あるリハーサルの様子と、振付師さんの仕事のページ。
ひとつの踊り、演目が完成するまでには多くの過程、そしてたくさんの人たちの力が必要なのだということがよく分かる。バレエに親しみ、その奥深さを知るには最適の絵本だと思う。
今日も細かい雨が降る寒い1日だった。明日はどうなのだろう。

バレエ
http://karandashi.ocnk.net/product/266
2018年05月09日

雨で寒い1日。
トクマコフ画の「水たまりに映る絵」という絵本を紹介したい。表紙には雨粒ときれいな色の雨傘とそし‪て笑顔の女の子。笑顔を見ているとこちらも笑顔になるから不思議だ。この本はバレンティン・ベレストフという人の詩が21編収録されていて、トクマコフが素敵な挿絵をつけている。タイトルの水たまりに映る絵という詩には4つの水たまりのことが綴られている。そこに映っているのは家や空や…。そういえば子どもの頃はあちこちに水たまりがあって覗いてみたりしていた記憶がある。そういうことを詩人は詩にする。そして画家はその詩の世界に絵をつける。それは詩の言葉と共鳴しつつもまた新しい世界も見せてくれたりもする。トクマコフの絵は心を捉える。‬
‪見ていると、雨の日の気分も晴れてくる。(直)‬

「水たまりに映る絵」http://karandashi.ocnk.net/product/273
2018年05月07日

夕方から激しい雨。
連休明けの月曜日。今日は悲しい報せが入ってきた。絵本作家の加古里子さんがお亡くなりになった。92歳だったとのこと。今年初めに3冊の新刊が発売されていたうち「だるまちゃんとキジムナちゃん」と、書店の棚に並べて置いてあった「未来のだるまちゃんへ」(文芸春秋)を購入していた
加古さんは、この本の中で生きるということは本来喜びであると言い、その生きる喜びを加古さんは子どもたちの姿から教わったという。それが生きる指針、原動力となったと。だから、子どもたちには生きることをうんと喜んでほしいし、生きてゆく場所がよりよいものになるよう力をつけてほしい、そして「どうか、どうか、同じ間違いを繰り返すことがないように」と続けている。
終戦時、19歳にして、これからは余生、これからは子どもたちのために生きようと決心した加古さんの言葉をあらためてかみしめたい。(直)



2018年05月06日

今日で連休はおしまい。カランダーシの用事、家族の用事、色々あってあわただしく過ぎていったような…。
1920-30復刻絵本など販売していただいている 「SOVIET★EXPO 」は明日が最終日。よいお天気に恵まれてよかった。
明日が最終日といえば今日、カランダーシのお客様のIさんから連絡をいただいた。東中野のポレポレ坐さんで開催中の丸木俊さんの絵本展に行かれてよかったとのこと。こちらも明日最終日だ。私はその絵本展の事は知らなかったのだが、丸木さんといえばちょうど図書館から「ロシアのわらべうた」(さ・え・ら書房、現在は架空社)を借りていてその絵の魅力を再確認していたところなので、何だかご縁を感じるような嬉しいお知らせだった。
この展覧会は「丸木俊 本のたのしみ」というテーマで、絵本・装幀・挿絵の仕事を100冊の刊行物を通して一挙に見られる内容のようだ。
画像は丸木さんのロシア民話絵本より「うさぎのいえ」「さんびきのくま」。ともに福音館書店刊。「さんびきのくま」はMさんより寄贈いただいたもの。共に印象深い絵本。
(直)

いよいよ明日まで!
「SOVIET★EXPO 20世紀ロシアの革命的日常デザイン」展
http://www.3331.jp/schedule/004277.html

「丸木俊 本のたのしみ」展
http://za.polepoletimes.jp/news/2018/03/201842457-100.html


2018年05月05日

オープンルームありがとうございました。
いつもは1920-30年代の復刻絵本の見本を飾っている棚。今それらはアーツ千代田3331に出張中なので、今日は主に1970年代の絵本たちを並べたら、賑やかで楽しい雰囲気に。これはこれで良い眺めだ。
まだまだ完全ではないけれど階下のオフィス機能を移動してきている。そちらのコーナーの眺めも随分変わった。意識したわけではないけれど白黒グレー基調の周りとは対照的なそこだけ無機質な雰囲気だ。これはこれで好きなスタイルなので整理整頓を心がけて現状維持を目指したい。
今日は立夏。ドクダミの花が咲きだした。(直)

2018年05月04日

明日は子どもの日。カランダーシは7日まで千代田アーツ千代田3331で開催中の「SOVIET★EXPO 20世紀ロシアの革命的日常デザイン」展に復刻版1920-30絵本と出版絵本などを販売していただいている。会場は間違いなく今東京で、いや日本で1番深く熱いソビエトスポットだろうと思う。トークイベントも含め7日までさらに盛り上がるはず。興味のある方は是非。
一方、明日はカランダーシのオープンルームの日。午後1時から6時までウエブショップの商品の販売、資料のソ連時代の絵本などのロシア絵本などをご覧いただいたり、お時間があれぼサモワールで入れたお茶でほっと一息はいかがでしょう。バラも見頃。お気軽にどうぞ。(直)

SOVIET★EXPO 20世紀ロシアの革命的日常デザイン」展
http://www.3331.jp/schedule/004277.html
2018年05月03日

4年前に杉並区立図書館11館で121冊のアンネの日記関連書籍の破損事件があった。区は事件を忘れぬように、そしてその際各方面から受けた支援への感謝の意として、またアンネの思いを広め平和を祈念しようというメッセージを込めて、区立図書館全館にアンネのバラを植えたそうなのだが、昨日西荻図書館のバラも綺麗に満開の時を迎えていた。しっかりとした立派な株だ。いつもは急ぎ足で通り過ぎるところを見入ってしまった。辺りがぱぁっと華やいでいた。本を返却する頃にはもうすっかり散っているだろう。それとも遅れた花がひとつふたつ咲いているだろうか。(直)
2018年05月02日

雨が降り出してきた。あちこちでツツジがきれいだ。
今日はアーツ千代田3331 で開催中の「SOVIET★EXPO 20世紀ロシアの革命的日常デザイン」展に復刻版1920-30絵本と出版絵本などを納品してきた。ここは元中学校だが、今は「21世紀型オルナタティブアートスペース」としてアートの新しい拠点となっているとてもユニークな場所だ。
今展が開催されているのは地下1階の教室。ソ連時代のポスターや雑誌、マッチラベルや当時の生活用品やコスチューム、お人形などなどあらゆる物が大集合してディスプレイされている。テーマはデザイン。ひとつひとつの物を見て、感心したり、懐かしいと思ったり、同時に歴史に思いを馳せたり…遠いような近いような時代とそしてロシアという国をしばし感じ、考え、知る空間となっている。期間中にはトークイベントなども開催。館内にはカフェもあり、新緑美しい大きな楠の木が素敵な前庭スペースもあってゆったり過ごせる。5/7まで。(直)

「SOVIET★EXPO 20世紀ロシアの革命的日常デザイン」
http://www.3331.jp/schedule/004277.html
2018年05月01日

5月の幕開け。マルシャークの5月の詩にミトゥーリチが挿絵をつけたページ。ロシアは1日は春と労働の日で祝日だ。すずらんの道を子どもたちが行進している。太鼓の音、ラッパの音が遠くから近づいてくる…。緑溢れる5月の景だ。
今日は明日から始まるイベントに並べていただく商品に値札をつけたりの作業をしていたら、気温が上がってきて結構暑く感じた。
窓の外、ベランダのプリムラは花が終わって葉が野菜のように青々と繁りだした。調べたら上手に夏越しさせたら来年も花が咲くとある。上手にか…うーん。どうしたものか。もう1つの鉢のサフィニアの一種(多分)は、去年花が終わってから放置していたのだが、かなり徒長した枝の先で小さな花が健気に咲き出した。なんだか申し訳ない。(直)

ミトゥーリチ 画マルシャーク詩集
http://karandashi.ocnk.net/product/252




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