美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
ホームダイアリー2018年9月
2018年9月
ダイアリー:30
2018年09月10日

次の日曜日と月曜日はユーラシアフェスタ。なので、今週は商品紹介なども少しずつして行こうと思う。商品はもちろん絵本がメインだが、今日はその他の物からご案内。これはドストエフスキー氏がプリントされた布バック。本を入れて、秋のお出かけにいかがだろうか。
それから、今回はカランダーシの今秋発刊予定の新しい絵本の世界をひと足先にご紹介する意味もこめて、オリジナルポストカードも準備中。こちらも楽しみにしていただければ嬉しい。(直)
2018年09月09日

用事があり娘と新潟へ。遠くに雨に烟る日本海を見る。麻の長袖を着ていたのだが、寒い。せっかくなのでマツヤさんに行きロシアチョコレートを買いたかったけれど、日曜日はお休みだった。
行きの新幹線の中では読みかけの現代美術の解説の本を読む。絵本の事は1行も書いてないけれど、ロシア絵本理解のために知りたいことが書いてある。ありがたい。
タクシーの運転手さんが、雨で稲刈りができないとぼやいていた。米どころ新潟。新米にはまだ少し早い旅だったのかもしれない。また、いつか。(直)

2018年09月08日

ひさしぶりのオープンルーム。早速Oさんが訪ねてくださり嬉しい限り。Oさんにはサンクトに行く前に色々レクチャーいただいてたので、旅の報告もじっくり。しかし、ちょっと前のことなのに、もう遠い昔のことのようだ。なんてこった。Oさんは来週のユーラシアフェスタにも来てくださるそうでまたすぐにお会いできる。それまでに、値付けなど頑張らなくては。
その後、ロシア語の文字について興味を持たれている以前にもいらしたご近所の方が来てくださり、そして外の看板をたまたま見たおふたりのご近所の方々がいらした。このおふたり、KさんとSさんはトゥバ共和国の音楽演奏家でいらっしゃるそうで、イギルという楽器を抱えていらした。私は恥ずかしながらトゥバ共和国のことをよく知らず、地図で場所を探すところから話が始まった。そして、ご親切にイギルを弾きながら、本格的なホーメイを聞かせていただいたり、色々教えていただいているうちに、ちょうど絵本の打ち合わせに来たアーティストのKさんも加わり、話題はロシアのジャズやモスクワのクラブのこと、知り合いの知り合いのこのとなどなど広がり、深まり、さらにもう一曲 ホーメイを聞かせていただいたり…と久しぶりのオープンルームは賑やかでエキサイティングなものになった。感謝!(直)
2018年09月07日

新入荷の「マーシャとくま」ウスチノフ画だ。「マーシャとくま」といえば、日本では福音館書店のラチョフ画の絵本を思い浮かべる方も多いと思う。両方をくらべると面白い。まず、このウスチノフ画の方がマーシャの年齢が高い。くまはウスチノフ画の方が若く勢いがある。ラチョフ画の方はおじいさん的人の良さみたいな雰囲気も感じるが、ウスチノフの方は現役感が漂う。
しかし、ウスチノフの描くマーシャのなんと賢そうなこと!クールだ。彼女は腕を組み考えるのだ。とにかく考える。そして周到に練った計画を実行に移す…見事だ。もちろんラチョフ画のマーシャも同じように考えて行動するのだが、挿絵には考えている場面はなく、トントン拍子に上手くいきました感が強い。しかし、ウスチノフの方は、あくまでもマーシャの、頭脳戦略物語的な挿絵の運びに見える。最後のページのしてやったりの顏の表情もたいしたものだ。あっぱれ、マーシャ、だ。
でも、そんなに賢いマーシャでも、冒頭お友だちとはぐれて森で迷ってしまうのだから、森に行く時は決して油断をしてはいけないってことなのでしょう。(直)

マーシャとくまhttp://karandashi.ocnk.net/product/297
2018年09月06日

おとといの関西の台風の被害に続き、今朝の北海道の地震…自然災害の前に無力さを感じている。被災された方々にお見舞いを申し上げます。

先日もお知らせしたが、国立科学博物館筑波実験植物園で9/29-10/8に開催される「きのこ展 みんなでさぐるきのこのふしぎ」のフライヤーを絵本「わいわいきのこのおいわいかい」の監修・解説でお世話になった保坂健太郎博士より今年も送っていただいたので、詳細面をご紹介したい。今年は、迫力あるきのこの展示に加えて、きのこや菌類の研究発表を多く見られるようだ。ギャラリートーク、セミナー、または粘土で作るきのこや版画、プラバンストラップなどのワークショップもあり内容ももりだくさん。もちろん楽しい保坂先生の園内きのこ案内もある。
保坂先生からは、以前、研究の後継者を育てることの大切さについてうかがった。まずはきのこを知ってほしい、その世界に触れてほしい、という思いは熱く、深い。今展は中々目に触れる機会の少ないきのこ研究の実際というものを知るのにもよい機会になると思う。
画像のきのこは去年の園内きのこ案内で見つけたタマゴタケ。美しかった。(直)

2018年09月05日

昨日に引き続きエリザベス・バスネツォフの「バユ・バユシキ・バユ」について。中のページを開けてみよう。印象的なその表現は朴訥であり、斬新であり、大胆であり、豊かであり…1度見たら忘れられない。色使いも独特で鮮やか。ユーモアもあり楽しい。賑やか。生命の力強さを感じる。力をもらえる。何だか励まされる。そう、励まされる。素敵なことだ。
今日は絵本のことで印刷会社さんと打ち合わせ。その後、発送作業。9月からゆうメールの料金が変わった。気をつけないといけない。今日もまだ風が強く暑い1日だった。(直)
「バユ・バユシキ・バユ」
http://karandashi.ocnk.net/product/296
2018年09月04日

新入荷絵本「バユバユシキバユ」という絵本。 絵は、「さんびきのくま」の画家の娘さんエリザベス・ヴァスネツオフだ。「バユ・バユシキ・バユ」とは日本語では「ねんねんおころりよ」のように、赤ちゃんや小さな子どもを寝かしつける時、子守唄の中などで使われる言葉。でも、そう書きながら「ねんねん…」の子守唄は日本でどれくらい一般的なのだろうか、とふと思う。私自身が歌った子ども寝かしつけ愛唱歌は「雨ふりくまのこ」だった。「ねんねんよ…」は歌わなかった。歌詞も全部は知らない。でも懐かしさはあるという感じ。今の若い方たちはどうなのだろう。
「バユ・バユシキ・バユ」はオオカミが出てくるロシアでとても有名な昔からある子守唄の歌い出しに出てくる。覚えやすいメロディですぐに口ずさめる。
それにしてもこの絵本の表紙の赤ちゃんは目がぱっちりと開いてまだまだ寝そうにない。寝かしつける側はちょっと必死に歌っているように見えるので応援の気持ちを送りたくなる
(直)
2018年09月04日

東京にもどってきた。羽田空港では、気になっていた冷製「ぼるしち」缶をゲット(うまだし缶も)。帰宅後飲んでみた。やはりトマト感が強いドロッとしたスープだ。じゃがいもを感じるなな、と思ったら、缶の原材料に乾燥マッシュポテトの表示があった。これがドロッとさせることに貢献しているのだろう。ビーツに関してはレットビート濃縮汁という原材料表記がある。でも色にもそれがあまり反映されているようではないような。
この「ぼるしち」缶。博多のやまやという明太子の会社が作っている。ユニークだ。(直)



2018年09月02日

今日はこちらはよく晴れた。秋を感じるような空の色だけど暑い。
さて、実家の本棚から探し当てたこの2冊。プロイスラ-作「小さい魔女」(学研)とリンドグレーン作「ロッタちゃんのひっこし」(偕成社)だ。私が小さい頃に家族ではない人からそれぞれ贈られたもので、当時も大好きな本だったけれど、歳の離れた妹が生まれ、歳月を経て彼女も読むことになり、いつのまにか私の物感は薄れ、家族の書棚的な本棚に入るという経緯を経ている。かなりの傷み具合だけど、よくぞご無事で感も強い。久しぶりの再会を果たせて嬉しい。
「私の生涯に影響を与えた児童書」を選ぶならこの2冊は絶対含まれる。くらいに私の心に生き続けている本だし、実はこれらの本を巡って最近色々な気づきもあり、できればいただいた当時のこの本をまた読み返したいなと思っていた。うーん。東京に連れて帰りたいな。さあ、妹は何て言うかしら。
最後になってしまったが、プロイスラーさんが先日お亡くなりになった。哀悼の意を捧げたい。(直)


2018年09月01日

実家の書棚の「シャガールの聖書」(岩波書店)。1985年初版本だ。大きく重いこの本の見返しには父の蔵書印が押してあり、ナンバリングが振ってある。父は仕事がらもあるのだが、相当な読書家で蔵書の数もかなりあり、過去形だが、家の外に本専用の物置小屋を3つ設置していたほどだ。このシャガールはリビングの書棚にもう随分長い間静かにただずんでいる。
冒頭、シャガールは「私は、聖書の虜になってきた。私はつねに、聖書が古今を通じ詩想の最大の源泉であると思われてきた。爾来、私は、人生と芸術の中にその反映を捜してきた。…その神秘を私は伝えようとしたのだ」と述べている。詩想という言葉について父の見解を聞いてみたいし、ロシアで活動していた時のシャガールのことなど話をしたいなと思う。だけど、父はもう本を読まない。読めない。
当時、きっと初版本を待ちわびて、手元に届いた時には、はやる気持ちで重厚な箱を開けてこの表紙にたどりついたのだろうと思う。
そんな父の蔵書印は手作りで、蔵書にかけて象がデザインされている。こういうところがいかにも父らしい。(直)
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス