美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2019年3月
ダイアリー:30
2019年03月10日

ごく最近購入してとても気に入っている絵本2冊が、両方ともグレー系の色の表紙でミントグリーンの帯がつているということに気がついた。発行年も違うし出版社も違うし、ジャンルも違う絵本だ。けれど、不思議な一致。
さて、今日もまた違った趣きの「大きなかぶ」をご紹介。ジーガレフ画のちょっと小ぶりのほぼ正方形の絵本だ。動物たちなど見るとアニメのキャラクターのようだし、人間が着ている衣装もコスチュームという感じでピカピカと新しくカラフルだ。実際ロシアでは実はこういうテイストの絵柄の絵本は多い。
そして、この絵本では、大胆?にもかぶにも顔がある。にっこり笑ってお肌はツヤツヤだ。しかし、ここまで土の上に出ている設定というのはどうなんだろう…。でも、このかぶ、よく見ると葉に虫食いの跡があるところが妙にリアル。画家の拘りなのだろうか。
今回の絵本の挿絵は、かぶの擬人化という展開をもみせ、同じ昔話でも挿絵によって伝わるイメージが随分違うものだなぁと教えてくれる。(直)
2019年03月09日

駅までの道。電車に遅れまいと急ぐ気持ちに足の速さが追いつかない。と思うことが多い。なのに息だけきれる。実際に昔よりスピードが落ちているとして、歩き方など工夫してそれは挽回できないものなのだろうかなどと考える。まあ、もっと家を早く出ればいいというのはあるわけなのだけど。
画像は、ソ連時代のロシア語の教科書の中の「おおきなかぶ」のページ。文字はない。見開きで一連のストーリーを見せていて面白い。生徒が絵を見ながら言葉を繋げていくのが目的なのだろう。この挿絵では、手助けを呼ぶために大きな口を開けているところが繰り返し表現されている。台詞を自分で作って楽しんでもいいかもしれない。例えば犬に名前をつけて呼んでみたり。そして、この黒毛の犬、思いっきり女の子の髪の毛を引っ張ってる。数日前にここで紹介した絵本の挿絵ではおばあさんがおじいさんの髪の毛を引っ張っていたっけ。
痛そうだけど、この女の子は案外平気な顔をしているなぁ。とにかく無事にかぶは抜けたし、めでたし。(直)



2019年03月09日

◆オープンルーム、明日はお休みです◆
たまたま教育テレビをつけていたら「みんなの歌」が始まったので、今はどんな歌なのかしらと思って見ていると、「ビーフストロガノフ」という歌が始まった。え?ロシア料理の歌?不意打ちだ!と、びっくりしながらもどれどれと聞いていたら、男の子が、ビーフストロガノフってどんな食べ物なんだろう?と考えたりする歌で「ボルシチ、ピロシキ、ビーフストロガノフ」というフレーズを繰り返す楽しくて陽気な歌だった。調べたら元は2014年2月に放送されていたもので、ちょうどソチオリンピックの時期に放送されていたらしい。そして、驚いたのはこの歌のアニメーションは、あの麒麟の川島明さんのイラストを元に作られているということ。絵の才能もある方とは知らなかった…。
もうひとつの画像は、つい先日カフェ・ロシアさんでいただいたピロシキ、ボルシチ。こちらのビーフストロガノフも過去には何度かいただいたことがあるので画像を探したけれど見つからず残念。
カフェ・ロシアさんにも「セリョージャとあそぼう!」の原画展&イベントのご案内を置いていただいている。歴代絵本も置いていただいているのでお店に行かれた場合はご覧いただけたらとも思う。もちろん、ビーフストロガノフもおすすめだ(直)

カフェ・ロシアさんhttp://caferussia.web.fc2.com
2019年03月07日

3月20日からカフェ・リンさんで開催される絵本「セリョージャとあそぼう!」ナディア・コズリナ原画展の期間中には2つのイベントを予定しているのだが、今日はマタンカちゃんのワークショップについてご紹介したい。マタンカちゃんは絵本の中に登場するロシアの布人形のこと。絵本には詳しくサイズなど掲載しているが、これを参考にしてアレンジを自由にしていただいて作っていただくのも面白いと思う。このお人形は、元々ロシアの農村で端切れなどを使って工夫しながら作られてきたお人形。それこそ色々な種類がある。昨年ロシアに行った際に、書店で参考本を探して持ち帰ってきたのだが、様々なお人形たちが掲載されていて驚かさせる。この本はカフェ・リンさんに置いていただいて閲覧していただこうと思っているので興味のある方は是非見てほしい。
29日のマタンカちゃんのワークショップではコズリナさんが、文化的なお話なども交えながら楽しく作り方を指導してただける予定だ。カフェ・リンさんの美味しいデザートをいただきながらの交流会もある。キットもあるので気楽に参加していただければ嬉しい。また、この絵本をきっかけにマタンカちゃんのことを知って親しんでいただければいいなあと思っている(直)

原画展&イベント詳細http://karandashi.ocnk.net/product/323
2019年03月06日

今日は日吉の「こどもの本のみせ ともだち」さんへ「セリョージャとあそぼう!」と原画展&イベントのご案内のために訪問させていただいたのだが、もう一つ胸には新しい絵本との出会いがあるといいな、という思いもあっあ。こちらの書店さんは、以前も書かせていただいたのだけど、書棚が見やすく、絵本たちが喜んで並んでいるように感じるので選ぶのも楽しい。今日は絵本と、雑誌とそしてカランダーシの部屋の備品としてフェルトの手作りの食品のおもちゃを購入した。
それから、それから、お店の方々に「セリョージャとあそぼう!」をご覧いただいて、原画展&イベントのご案内もさせていただき、さらには、ご厚意でお写真も撮らせていただいたり、何ともありがたい時間を過ごさせていただいた。感謝!今回は絵本に登場するロシアの布人形マタンカちゃんも同伴してご紹介させていただいた。少しでも興味を持っていただけたら幸いだ。
てくてく歩く帰り道、日吉本町の近くでは沈丁花が咲いていい香り。「こどものほんのみせ ともだち」さん、また、いつか。(直)

「こどもの本のみせ ともだち」さん
http://tomodachi.d.dooo.jp

カフェ・リンさんでの原画展&イベントについて
http://karandashi.ocnk.net/product/323

2019年03月05日

3月20日から八王子のカフェ・リンさんで開催される「セリョージャとあそぼう!」の原画展&トークイベントのご案内のポストカードが好評だ。これは絵本の見返しの絵。先日のナディア・コズリナさんのトークイベントではこの模様についてのお話もありとても興味深かった。3月21日にカフェ・リンさんで開催されるトークイベントもぜひ楽しみにしていただければと思う。
このポストカード、西荻のご近所のいくつかのお店にも置いていただいている。本当にありがたいことと思っている。画像は時々娘とのランチでお邪魔しているギャラリー&カフェの「ヨロコビto」さん。こちらでは今佐香苗さんの展示「うふふ」を開催中。本当にうふふな作品が並んでいて素敵だ。ここはギャラリーの窓が広くとても明るくて、作品ものびのびと呼吸しているように見える。気鋭のアーティストたちのポストカードもたくさん展示、販売されているのでそちらを見るのも楽しい。カフェではアートブックや絵本のページをめくりながらお茶をいただける。アートに触れながらホッと落ち着けるおすすめスポットだ(直)

ヨロコビtoさんhttp://yorocobito-g.com
カフェ・リンさんでの原画展&イベントについて
http://karandashi.ocnk.net/product/323
2019年03月04日

昨日こちらで紹介したローシン画「おおきなかぶ」は小学1年生の国語の教科書にずっと載っていますよ、とある方が教えてくださった。え、そうなの?と、検索すると、確かに。確かに。その方にとっては「おおきなかぶ」といえばこちらの絵だそう。教科書に載っているのだもの、そういう方もたくさんいらっしゃるんだろうなぁということがわかった。教えていただいてよかった。感謝。
そして、この絵本は最初ソビエト時代に描かれているようなのだけど、それからどういう経緯で日本の教科書に載るようになったのだろう。なんてちょっと思ったりしている。
本当にこのお話はたくさんの画家が絵をつけていて、それぞれ特色があって面白いのだが、今回ご紹介するのは、実はあまりに衝撃的過ぎて?以前にもこちらで紹介したことがあるヴァスネツオフの挿絵の中の一場面。なんとおばあさんがおじいさんの髪の毛を引っ張っているのだ。おばあさんはヤケになっているのだろうか。それに案外かぶが小さい。しかもこの段階でもう抜けかかっているではないか。何ゆえ抜けないのか…。最終的に陽もとっぷり暮れて夜になってからやっと抜けている。よっぽど頑固なひげ根だったのだろうか。
とりあえずめでたし。(直)

ヴァスネツオフ画「ロシア民話集」 http://karandashi.ocnk.net/product/260
2019年03月03日

「おおきなかぶ」は日本でもとても親しまれているお話だ。中でも福音館書店の佐藤忠良さんの絵本が有名なのではと思う。ロシアでもとても親しまれていて、それはもうたくさんの画家が挿絵を描いている。今日ご紹介するのはローシン画の絵本だ。表紙は大きなかぶを中心にピンクの縁取りや赤や青を基調とした民族衣装を身につけたおじいさんとおばあさん、そして孫娘ちがにっこり笑っている。あ、おじいさんはちょっぴり微笑んでいる感じという方が正しいいかな、そして犬も猫もねずみも微笑んでいる(ように見える)。 個人的には民族衣装もこの絵本の見どころでもあるなあ、と思っているのだが、おじいさんの膝当てがおばあさんの衣装と同じ布だったり、おじいさんの衣装のくたびれ具合や、おばあさんが被っているショール(プラトーク)の毛羽立ちの感じや孫娘のプラトークとの質感の違いとか、表現がとても細やか。 そして印象的なのが、おじいさんとおばあさんの手の表現だ。農民の働き続けてきた力強く大きな手だ。そう、かぶを引き抜くある意味主役ともいえる手の描き方がリアルだ。袖の下の腕の白さ、骨格や筋などに注目したい。 そして、 何よりの見どころは、かぶをおいしくいただいているページかもしれない。幸せな場面だ。(直) 「おおきなかぶ」http://karandashi.ocnk.net/product/337
2019年03月02日

オープンルームありがとうございました。
さて、先日のイベントの際に小さなお客様が来る予定だったので子ども用の椅子を1階から持ったきた。自分の子どもたちが使っていてもので、椅子として使わなくなってからは玄関を上がったところに置いて、花瓶を置いたり、最近はトレイを置いて鍵やハンコを置く場所にしていて、椅子であることをすっかり忘れていた。でも、今はカランダーシの部屋にそのまま置いて、ソビエト時代のお人形を置いたりしてみているのだけど、中々いい眺めだなぁと思っているところ。(直)
2019年03月01日

今日から3月。花粉症もあるけれど、春の兆しを見つける日々にしていきたいし、20日からは「セリョージャとあそぼう!」の原画展とイベントもあるので、準備や広報活動もがんばっていきたい。
画像はアリス・ポーレット画の「ねこちゃん、ねこちゃん」という型抜き絵本。元々は1975年発行の絵本。猫の詩に合わせて次から次へ色々な猫が登場。さまざまな表情には本物の猫らしいリアリティと説得力があり、この絵本の大きな魅力となっている。何を考えているのだろう、こちらをじっと見つめる表紙の猫の瞳。全編愛らしくも媚びない、そしてなんだか可笑しい猫の魅力に溢れた絵本だ。

明日はオープンルーム。3月は2日と16日開催。23日と30日は原画展のためお休み。
(直)

「猫ちゃん、猫ちゃん」http://karandashi.ocnk.net/product/334
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