美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2020年1月
ダイアリー:22
2020年01月09日

今日は外出先で狭い一本道の遠く先の方、尻尾の長い動物が横切るのを見かけた。さささっと行ったり来たり三往復くらいして竹林を有するお庭に入っていった。お日様眩しい昼間の出来事。あれはイタチ?多分イタチ。あの動物は夜行性ではなかったのかな。茶色い冬毛は艶やかで、尻尾はフサフサしていた。

それから今日は外出ついでに阿佐ヶ谷の映画館ユジクさんへ行き「ロシアアニメ特集3」のB:ロシアアニメーションの巨匠傑作選、というのを鑑賞した。階段を降りて奥に進んだところにある全48席の劇場を穴倉に見立てれば、シートに滑り込んで映画を見る私の方こそイタチめいてるかもしれない。満席ではないけれど結構席は埋まっていた。

ヒートルーク監督の「ボニファッシーの夏休み」は製作者の名前の中にノルシュテインの名前も。動物園のライオンのお話だが、その造形はデュボアザンのライオンのように顔がとても細く縦長。ヒートルークはアヴァンギャルドと関連づけて語られてもいる監督だが、この作品はとにかく絵が大いに語り、繰り出される創意工夫に満ちた手法の効果にひきつけられる。分かりやすいお話の進行、絵と音楽との一体感!なのである。アタマーノフ監督の「おかしな名前の子猫」。この監督は個人的には「船上のバレリーナ」や「サイクリスト」(「雪の女王」も)の印象が強いのだが、この作品では、子猫の仕草の表現が何とも愛らしい。ナザーロフ監督の「犬が住んでいました」は誰かにすすめられて動画で見ていたのだが、農村の年老いた飼い犬と森のオオカミとの友情のお話はやはりしみじみとするし、ウクライナの民謡の響きがいい。あらためてスクリーンで見られてよかった。他にウフィムツィフ監督「38オウム」やカチャーノフ監督「チェブラーシカ ピオネールになりたい」など。

絵本とロシアアニメの関係といえば、ツェハノフスキー、ステーエフ、ノルシュテイン…などを想起するのだが、オレイニコフもまたアニメの世界で活躍していた。機会があれば関わっていた作品など見てみたいものだ。

ユジクさんのロシアアニメ特集3は1/24まで。期間中はロビーで阿佐ヶ谷パルクさんのロシアグッズもたくさん販売されている。黒板アートも素敵。https://www.yujikuasagaya.com

2020年01月08日

カランダーシは今日が仕事納始め。世界の平和を祈りつつ今年も元気に楽しく歩んでいければと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!
まずはお知らせです。今週予定しておりましたオープンルームは都合によりお休みいたします。1月は18日、25日となります。もし週日いらっしゃりたい場合はどうぞご連絡ください。よろしくお願いします。




今年はねずみ年だ。
画像は著作権管理をされているトゥルコフさん送ってくださったエフゲーニー・ラチョフ画の新年のご挨拶だ。毎年楽しみにしているが、今年はまた絵本の扉のような素敵なデザインだ。

2匹のねずみたちは子どもねずみだろうか。お顔の表情と内股と外股の立ち方で性格的なものが伝わってくるような。そして、コスチュームの色が赤と青。ちょっと「ぐりとぐら」みたいではないか。お花がたくさんの飾り枠は華やかで、背景の優しい色も相まって待ち遠しい春を感じさせるなぁと思ったり。

ねずみといえば、日本だと稲穂がつきものだが、ロシアの場合は麦の穂になるのか、と納得なのだが、この麦の穂が、大麦なのか小麦なのかについてはちょっと調べないとわからなかった。これは大麦。

ロシアはソ連時代は世界最大の穀物輸入国だったのに、現在は輸出国に大転換。2017/18年度の小麦生産量は世界4位、大麦は同2位だそうだ(ロシアの農業・農政➖農林水産政策研究所報告書より)

さて、このねずみたち。私が知りうる限りではお話の出典などわからなかった。ということで、今ロシアに問い合わせチュウだ。(直)
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