美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2020年6月
ダイアリー:26
2020年06月06日

オンラインオープンルームありがとうございました!今後ともどうぞよろしくお願いします。

季節も変わったので、ディスプレイの棚の入れ替えをした。カランダーシの資料用アヴァンギャルド復刻版絵本たちだ。雰囲気がガラリと変わる。この時代の絵本はやはりすごい。

先日バラの枝の整理をしたのだけれど、外階段の上の方の枝が想像以上に伸びていて扉の開閉に邪魔になるほどになっていた。植物の生命力には驚かされると同時に草抜きなど色々と追いつかないなぁと諦めモードになる季節が始まった感。

さて、夕方から雷がゴロゴロ鳴りだしたと思ったら、大雨注意報が出て、さらに杉並区には竜巻注意報まで出て、穏やかではない週末。雷が鳴ると雷を怖がっていた愛犬のことを思い出してしまうので困る。(直)






2020年06月05日


明日土曜日はオンラインオープンルーム。ご予約いただいた方に個別で絵本をご覧いただいてます。お申込みはこちらhttps://karandashi.ocnk.net/contact

気温が上がってきた、蒸し暑いなぁ、と思い出したら、このところあまり姿を見なかったホカケホセイインコの声が聞こえ始め、時にはすぐ近くの電線に留まり、騒々しく囀るので、否応なく亜熱帯感が増すことだなぁ、と思っている。

ピアノの形をした「ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ」という絵本(ガローホフ文/ガラーニン画)はツグミが先生。生徒はシジュウカラやキジ、それからカエルやくまも。

ドレミの歌のように、例えばドだったらドから始まる名前を持つ鳥(くまやカエルもいますが)が登場し、ツグミ先生が楽器を弾きながら、音を教えてゆくという内容。

ド、レと来て、ミのところで、挿絵の楽譜ではオクターブ下がっている。ここではくま君が吠えてしまってクラスのみんなを気絶させてしまう、とあるのだけどくま君に合わせて低い音にしたのかな、と思ったり。

絵本の形も鳥たちや木などのページのデザインも洗練されていて洒落ている。素敵な絵本。(直)

詳細・画像 https://karandashi.ocnk.net/product/469
2020年06月04日

昨日コンビニに行った際、キャンペーンで缶入りの麦茶をもらった。帰宅後、早速飲もうかなとプルトップに手をかけたら大変!それは濃縮液が入った濃縮麦茶缶だった。ということがあった。

「ぬすまれたおひさま」はワニにのみ込まれたお日様をおじいさんくまが助け出して皆に感謝されるというお話。チュコフスキー作、ヴァスネツオフ画の絵本(ハードカバー版)。この絵本の素敵なところは、その他にやはりチュコフスキー作の「めちゃくちゃの大さわぎ」やロシアのわらべ歌が14編収録されているところだ。

この「めちゃくちゃ…」の挿絵が本当にめちゃくちゃでとても魅力的だ。赤系の色と黒と黄色のみで描かれており、その大騒ぎっぷりが半端ないのだ。わらべ歌の挿絵も軽いタッチで素朴さや可愛らしさも感じられるが、シュールさもあり面白い。表紙には「ぬすまれたおひさま」の情報しかないけれど、中々盛りだくさんの内容だ。

さて、濃縮缶は、缶を見ればちゃんと大きく濃縮と大きく書いてある。慌て者なのですんでのところで濃縮液を飲むところだった。反省。でも、濃縮麦茶とはどんな味だったのだろう。(直)

詳細・画像 https://karandashi.ocnk.net/product/376
2020年06月03日

紫陽花がきれいだ。枇杷も色づいているし、ドクダミは花盛り。そして、もわっと蒸し暑い。

チャルーシン画「誰がどんな能力をもっているの」(シム文)。まだ小さなこうさぎはひとりぼっち。誰か遊んでくれる相手を探して最初に出会ったのがモグラさん。さあ、走って!追いかけるから。1、2の3と遊びに誘うものの地中にもぐられてしまい、もぐるのがモグラだと言われてしまう。

次にビーバー出会い水中に潜られ、リスに出会い、木に登られてしまうこうさぎ。中々追いかけっこ遊びができないが、キツネに出会って…というお話。

ふわふわのこうさぎは、実際にいろんな動物に出会う中でそれぞれの能力を知ることになる。チャルーシンが描くモグラやビーバーなど珍しい動物がたちはそれぞれ愛嬌もあり親しみを感じさせてくれる。

ロシアにはヨーロッパビーバーという種類のビーバーが生息していて、地域によって毛色が異なるらしい。この絵本でも大きく描かれているけれど体長は約100センチ、体重も平均で20キロ位はあるようだ。(直)

詳細・画像 https://karandashi.ocnk.net/product/468
2020年06月02日

世界を自由に旅できるのはまだまだ先の話になりそうだが、ネットやテレビで遠い国のあれこれを見て楽しんだりできるから(実際に行くのにはかなわないけれど)ありがたいことだ。

マヤコフスキーの詩に アリヤクリンスキーがダイナミックな挿絵をつけた「いざ、パリそして中国へ」は、当時の子どもたちに広い世界を見せる絵本。マヤコフスキーの詩は、赤の広場から始まり、パリ、アメリカのニューヨーク、日本、中国と進み、そしてモスクワに戻る。

旅の絵本ではあるがもちろんガイド本ではない。詩人が書いた詩の絵本であり、日本のイメージなど独特感はあるのだけど、世界の国々を知り、視野を広げてほしいという熱量が伝わってくる。

そして最後に地球は少年の手に持つボールのように丸いという言葉で締めくくられているが、それこそがテーマなのだろう。

アリヤクリンスキーの挿絵はまず表紙に注目だ。エッフェル塔と蛇行するセーヌ川の上空をあたかもたった今飛んでいるかのような気持ちにさせるデザイン。飛行機の旋回の軌跡のように文字を円形に配した素敵な浮遊感!だ。

パリの様子も華やかだが、圧巻は見開きのアメリカ国旗をはためかせた大型旅客船のページだろう。メインの挿絵を、わざわざ小さめの枠内で切り取り、飛行機や煙をはみ出させることで船の大きさや迫力を際立たせている。摩天楼との対比も面白い。 大きな汽笛の音、喧騒が聞こえてきそうだ。

この絵本は1929年刊。マヤコフスキーはこの翌年に自死(他殺説もあり)している。子どもたちへ新しい未来を語り、アヴァンギャルド運動を引っ張ってきた革命詩人は一体何を思っていたのだろうか。(直)

詳細・画像 https://karandashi.ocnk.net/product/467
2020年06月01日

今日から6月。朝から雨。梅雨入りも近そうだ。そして朝方には地震。油断はできないなぁ。緊張感をもって過ごすことは今月も変わらない。

5月もロシア絵本のご注文をいただき発送することや問い合わせにお答えしたりなどなどのやりとりから力をもらい励まされた日々だった。またオンラインオープンルームも来てくださる方がいて嬉しいことだった。この場を借りて感謝をお伝えしたい。そして今月も頑張っていきたい。

「くまくんが冬眠穴から出てきたよ」(シリーギン詩、ベラムリンスキー画)は表紙の赤いオープンカーを運転するやぎくんがかっこいい絵本。

「春の電報」「くまくんがありがとうを言うのを忘れた話」「くまくんと新しい建物」「やぎくん安全運転」の四つの詩が収録されている。

森の電報係はキツツキ。春の訪れを告げると、くまくんが冬眠の穴から出てきて嬉しそうだ。森の木のえだにきのこを干しているりすにありがとうを2つ言い、そして開発されている地域を見に行ったり。そしておしゃれなやぎくんはお山の道を標識通りに進んでゆく。くまが冬眠中の看板があれば静かに走行する。四つの詩は必ずしも繋がっているわけではないが、絵からすると同じくまくんがずっと登場している。

そして中々楽しそうなヒルクライムコースを行くやぎくん。首に巻いた赤いマフラーが風になびいてとても素敵だ。(直)

詳細・画像  https://karandashi.ocnk.net/product/466
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