美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
ホームダイアリー2020年9月
2020年9月
ダイアリー:24
2020年09月04日

実は今年の夏はケーキやタルトを結構食べていた。きれいで美味しいのをいただくことで今夏特有の日々に折り合いをつけていたところはあるなぁ。とモンブランを食べながら思う。季節は秋へ。

さて、明日土曜日午後はオンラインオープンルーム。ご希望の方には簡単なプログラムに沿って大まかな歴史も含めてロシア絵本のあらましもお伝えさせていただいたりもしている。

新着絵本、話題の絵本、季節の絵本、気になる絵本など、あれやこれやのお話の他に、初めての方にはカランダーシの部屋をカメラでぐるっとご案内したり。狭いことがよくわかっていただけるかと思う。

実際のオープンルームの時とテーブルの配置やディスプレイなどは異なるのだけど、雰囲気は伝わるといいなぁと思っている。(直)

オープンルーム申込 https://karandashi.ocnk.net/contact



2020年09月03日

都内でそんなに遠くない場所同士でオンラインで話していて、こちらは晴れてるけれど向こうは雨なんてことがある。局地的という言葉を実感するわけである。今日日中は蒸し暑く雨は降らなかったが、風吹けば秋の気配。

ビリービン画のポストカードと切手。ポストカードはプーシキン作「サルタン王物語」「金の魚」「金鶏物語」の挿絵から計12枚。また切手は「うるわしのワシリーサ」「マリヤ・モレーヴナ」「金鶏物語」「鷹フィニストの羽根」「サルタン王物語」から5柄5枚セットとなっている。

ポストカードは、作品による表現の違いがわかるのだが、特に「金の魚」は1933年作でフランスに亡命していてそろそろロシアに戻りたいと思っていたらしい頃の作品で興味深い。

資料など見ると同じ作品を1908年にも手掛けている。同じような場面も1908年の方はどこかのんびり感じられる。1933年の方はより写実性を重んじているのがよくわかる。

本国の革命以降のアヴンギャルドの流れとは逆行するかのように、他国にあってよりリアリズムを追求する姿勢を見せていたビリービン。

彼は念願叶って1936年にロシアに帰国している。(直)
2020年09月02日

画像右側は資料の棚にある猫の絵本。1972年のものだ。表紙も猫なら中も全部猫の猫づくしの絵本「ねこちゃん、ねこちゃん」だ。猫がテーマの詩に合わせて白猫、黒猫、三毛猫、トラ猫…全部で10匹登場する。

どの猫も大きな眼の表情が印象的。吸い込まれそうな水色の眼の猫もいる。また皆さんフサフサの尻尾を持っている。本当にどの猫ももちろん詩の世界を体現しているのだが猫としてとても素敵だと思う。

実はこの絵本、クニーシカの会の前身のロシア絵本を読む会で最初に取り組んだ絵本。といっても、ほとんどベテランの先輩が訳してくださった。懐かしい思い出だ。それから、画像左側の復刻版を見つけてカランダーシで扱うようになった時は嬉しかった。

この72年版、猫の姿にカッテングされたせっかくのフォルムに中の詩のページのところのデザインが上手く当てはまってなくて、えっ?というところもある。それはそれで味わい深さもあるのだけど、復刻版では、その辺りはしっかり修正されている。

今にもニャアと言いそうな。言ってもおかしくないような。そんな絵本である。(直)

詳細・画像 https://karandashi.ocnk.net/product/334

2020年09月01日

昨日は結局雨が降り、草木もホッとひと息。水遣りをしなくていい朝にこちらもホッとひと息だけど台風は心配。

「西瓜は誰のお腹に?」はヴァレリー・ゴルバチョフ作のコミック絵本。ソビエト時代に子どもの雑誌で活躍した著者が届けるちょっとおっちょこちょいで憎めない子ブタとその仲間たちの田園での愉快な日常のお話。小さなお話が8編入っている。

手描きのペンで描かれた動物たちは、それぞれ個性的で生き生きとしている。くるくると表情が変わり魅力的だ。ペンのタッチと淡い色彩で、うるささはなく優しい印象だ。また自然豊かな背景も長閑。

ほのぼのしててユーモアがあり夢がある。ロシア語の勉強にも!
詳細と画像 https://karandashi.ocnk.net/product/500

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