美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2020年10月
ダイアリー:26
2020年10月07日

八百屋さんにまだ大きな桃が並んでいて、来年まで会えないかもと思うと我慢できず買ってしまった。桃好きの未練行動だ。この桃、見た目は熟しているように見えたのだけれどそんなことはなく果肉は硬くしゃっきりとして甘い。来年までさようならの気持ちで味わっている、

アレクセイ・チャルーシン画の「木馬の馬車に動物を乗せたお話」この絵本、もちろんブチ模様にガラス目玉の木馬が主人公だけれど、背景の森の足元にある植物や小さな生き物たちの描写も魅力的だ。

おそらく初夏。ロシアの森では花が咲き、ベリーたちは豊かに実り、きのこもあちこちから顔を出している。虫たちや鳥たちもたくさん。そんな賑やかで輝く季節の様子が物語に生き生きとした彩りを添えている。

ロシアの子どもたちは絵本を見ながら森のそんな足元にある幸せな光景をきっと親しみを持ちながら眺めるのだろう。

そして絵本の中でその眩しい季節は、実際の季節が秋になろうと冬になろうと変わらず輝き続ける。また画家は見開きにも贈り物のように森の光景を置いている。若草色の優しいページから森の匂いが立ちのぼってくるようだ。(直)

詳細•画像 https://karandashi.ocnk.net/product/478




2020年10月06日

娘が友人の結婚式に出席してテーブルのお花をいただいて帰ってきた。実は当初春に予定していたお式。状況好転を願い今秋に延期していたのだが、無事すませるができて本当に良かったなぁと思う。ご両親もホッとされたことと思う。

さて、春は夏になりそして秋となったわけだが、思い立ち、長らくお休みしていた実際のオープンルームを今週土曜日から再開することにした。(オンラインも続行)

実際のオープンルームもしばらくは予約制。時間は1回1時間。人数は1回につきお1人あるいは同行の場合お2人が上限。

1回毎に消毒・換気の時間を設け、また透明ビニールカーテンで部屋を仕切り安心して過ごしていただけるよう留意。

来ていただく方へのお願いとしてはマスク着用、手指の消毒。また、当面サモワールのお茶などのご提供などはお休みさせていただくことをご了承ください。

色々制約があり、ゆっくり、ゆったり、とはいかないけれど、ロシア絵本や木の玩具、また資料絵本など実際に手に取ってご覧いただきたい方はご利用ください。

また、オンラインでのオープンルームも続行。こちらも予約を入れていただければ対応してゆく。

実際もオンラインもご予約はこちらの問い合わせフォームで随時受付。その週の分は金曜日いっぱいで締め切り。
https://karandashi.ocnk.net/contact


※フォームにはご希望の日にちと
時間は、①13時〜14時②14時30分〜15時30分③16時〜17時の中でお選びいただきご記入ください。
折り返しお返事させていただいた時点でご予約完了。

どうぞよろしくお願いいたします(直)






2020年10月05日


我が家の庭ではミズヒキが毎年自然と生えてきて夏の頭あたりからずーっと花穂をつけていて、だからといって開花しているのかどうかよくわからない感じが続くのだがやっと今ごろになって花穂も増えてきてシーズン到来の様相。控えめな花の姿に秋の風情を感じる今日この頃だ。

暖かそうな格好の男の子と女の子がソリに乗っている表紙の絵本「タネーチカとヴァネーチカ」はロシアの昔ながらの童謡が集められた絵本。絵はタチヤーナ・イグナティエヴァ。

登場する子どもたちの仕草や表情、また着ているものも愛らしい。屈託のない子どもらしい子どもの様子を見るとほっとする。そのこどもたちが子猫や子犬と一緒にいる姿もまた心和ませてくれるものなのだなぁと感じる。

そしてどんな子どもも皆幸せであってほしいと思わずにはいられない。(直)
詳細・画像 https://karandashi.ocnk.net/product/508
2020年10月03日

オンラインオープンありがとうございました!

今日ネットニュースできのこのオニフスベの話題が出ていた。福井県の民家の庭で発見され直径40㎝とのこと。こんなきのこが庭に生えてきたらびっくりだけれどちょっと見てみたい。

オニフスベといえば、私はきのこ漫画「きのこくーちか」(新國みなみ作・小学館)でその名を知った。それも一番最初に出てくるきのこだ。こちらは舞台は京都。やはり庭にたくさんオニフスベが生えてきたのでバターソテーして黒パンのオープンサンドにするけれどあまり美味しくなかったという内容。

この漫画、ロシア雑貨店で働くロシア人のワーニャときのこアーティストのゆん太が一軒家でルームシェアしながら色々なきのこと出会い食するというお話。

そして、この漫画のきのこ監修は「わいわいきのこのおいわいかい」でも監修と解説でお世話になった国立科学博物館の保阪健太郎博士だ。「わいわい…」に登場するきのこのベニテングタケ、アミガサタケ、ヤマドリタケなどはこちらの漫画にも出てくる。

実はオニフスベはその後もう一回登場するのだが、その時はフライにしている。さて、そのお味は…。とにかく読んでるとお腹が空いてくる。(直)

2020年10月02日

明日はオンラインオープンルーム。2時から5時まで。予約個別対応。どなたでもどうぞ。

窓を開けると風も気持ちよく金木犀の香りもして嬉しいのだけど、ビル取り壊し工事の音が騒々しいので結局閉めることになる。残念。

カランダーシの部屋のベランダではベコニアの鉢がこんもりとずっときれいな花を咲かせてくれている。

お花の表紙がきれいな「自分で読む物語集」(ナタリー・バルボチェンコ画)は「豆の上のお姫さま」や「赤ずきんちゃん」「ヘンゼルとグレーテル」など有名なお話が収録されている。文字が大きく、アクセントの印も付いているので音読するのに適している。

表紙と見返しは黒が基調でとても素敵。(直)

2020年10月01日

庭の金木犀にたくさん蕾がついていて嬉しい。今日は中秋の名月だ。

キリル・オフチンニコフ画「少女・白鳥…北の物語集」の見返しは美しい森の紅葉の景。お話の挿絵も木々や草ぐさの描写がとても丁寧で美しい。同じ木でも色づいているところやそうでないところの描き分けや、また紅葉しない遠景の針葉樹には蔦紅葉のような赤色が入っていたり、また幹に生えている苔などの描写などもリアルだ。

動物たちの毛の描き方もとても細かく、部位によっての色や流れの違いがよくわかるし、動物の種類による毛の違いも質感を伴って伝わってくる。

そのリアルさに画家は創造性を加味し、独特の奥深い表現で民話の世界を描き出している。表紙の白鳥たち。同じ描き方の白鳥はいない。模様、羽根の色などがどれも違う。しかし全体としては統一した端正なイメージを伝える。その白鳥たちの姿の中で、今白鳥に変わろうとしている悲しみの少女の表情が際立つ。(直)

詳細 https://karandashi.ocnk.net/product/479
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