美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2017年4月
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2017年04月10日

ロシアで愛されている昔話「カラボーク」。日本でも「おだんごぱん」(福音館書店)としておなじみだと思いますが、アメリカのコールデコット賞作家、マーシャ・ブラウンも絵本を作っています。白い背景や動きのある表現は軽快な印象。日本語訳では富山房さんが出版していた「パンはころころ」が絶版となり(と思われる)、同じ内容で2014年に童話館さんから新しいタイトルと翻訳で新たに出版されたようです。この日本の新旧の絵本や同じ日本でも違う作家の絵本、またはロシアの作家の絵本を食べ?(読み)くらべてみるも楽しいかもしれませんね。(直)

「パンぼうや」http://karandashi.ocnk.net/product/185
「カラボーク」http://karandashi.ocnk.net/product/137
2017年04月09日

今日は午後からみっちりロシア絵本の勉強会。密度濃い時間を過ごした後は、善福寺公園の桜を見てリフレッシュ。(直)
2017年04月08日

カランダーシの部屋の窓からはご近所のお宅の満開の桜が見える。ありがたい眺めだ。来週はもうこの景色は見られない。はかない。はかないぞ、桜。と今日は幾度も窓から外を見た。その桜にも夕闇が迫ってくる頃、本日のオープンルームも無事終了。片付けをすませ、今度は表に出て自転車で旅の本屋「のまど」さんへ向かった。ここは旅に関する本の専門店。先日チラシをお願いしたお店だ。サイトにも「本を通して「旅」を感じ、「旅」への想像をかきたてられる、そんな本屋をめざしています」とあるように棚の本のタイトルをつらつら眺めているだけで、どこかへ行きたくなってくる。今回は「女一匹シベリア鉄道の旅」(イーストプレス)を購入。先日のオープンルームのお客様から薦められていたのだ。女一匹か…私もロシアへ一人で旅立ったな、なんてことを思い出しつつ表に出るとお向かいの公園の夜桜が今を盛りと美しかった。(直)
2017年04月07日

ロシア極東、アムール地方といえばアムールトラが有名かもしれない。絶滅の危機にあると聞く。そのトラが生息するために必要な手つかずの広大な森。その森でかつて魚を獲り、狩猟をして生きてきた人々の一端については絵本「鹿よ、おれの兄弟よ」(福音館)や「デルス・ウザラー」(群像社)などでも知ることができるが、その人々に伝えられているお話の存在も気になる。このたび、上記2冊と同じ画家パヴリーシンの民話絵ハガキを扱うことになった。その1枚一枚に描かれている人々の暮らし、風習、動物たちの様子を眺めては、物語の実際を知りたいと思っている。今後の宿題だ。
(直)


ロシア絵本・パヴリーシン画「アムール民話ポストカードセット(1)」http://karandashi.ocnk.net/product/183
ロシア絵本・パヴリーシン画「アムール民話ポストカードセット(2)」http://karandashi.ocnk.net/product/184
2017年04月06日

今日は午後から経堂・東京ロシア語学院で開催のデニス先生日本での最後のマトリョーシカ講座に参加。実はカランダーシでの開催時に隅っこの方でちょこちょこ作業できるかなと思っていたのだが…そんな考えは甘かった。全体の様子を見ながらなんてとても無理な話だった。で、本日参加させてもらうことに。色付け3個組コースだったのだが…なかなかに大変な作業と思い知り、あの日カランダーシで参加された皆様の難しい!でも楽しい!の言葉がやっと実感として理解できた気がしている。ふうっ。
デニス先生、ヴォルガの梅村さんにはカランダーシ開催の際、そして本日とお世話になり本当に感謝している。おかげ様でマトリョーシカのことを(身をもって)知るとてもよい機会となった。спасибо!ありがとうございました!
2017年04月05日

今日は午後、留守番がいたので自転車で出かけた。図書館へ本の返却、郵便局で荷物の発送を済ませ、日用品の買い物の前に古書店の音羽館へ寄った。緑のカバーの初版の「絵本図書館」(ブックグローブ社)を見つける。かつて図書館で借りてお世話になった本だ。亡命作家ロジャンコフスキーについて詳しい記述があったのでとてもありがたかった。これと高山なおみさんの「ウズベキスタン日記-空想料理の故郷へ‐」(新潮社)を購入した。音羽館さんは新刊書も扱っていて、カランダーシ刊の絵本も置いていただだいている。チラシなども置かせていただいて今回はそのお礼もありうかがった。そして行くと心浮き立つ本との出合いがあることが多い。今回の「ウズベキスタン日記」もそう。中をちらっと見たらラグマンのことも載っていた。え、じゃがいもが入っているの?そ、そうなんだ…。料理研究家の本だ。なかなか楽しそうだ。
道々の西荻の桜は満開のところもあれば、まだまだのところもあり場所により差がある。また、満開と思われた桜もよくよく見たら梢の上の方はまだ蕾がたくさんといった具合で木の中でも差があるようだ。何はともあれ、私としては家の2階の窓から見えるご近所の桜が満開になるのをとにかく楽しみに待っている。(直)
2017年04月04日

過ぎてしまったけれど4/2は「国際こどもと本の日」だった。ということを壁の宇宙カレンダーを見て知った。アンデルセンのお誕生日にちなんでこの日にしたそう。実はあまり詳しくはないアンデルセンの生涯についてネットでだけど読んでみたら、素晴らしい童話をたくさん創作する一方ご本人はちょっと変わったところもあったようで、本格的に自伝を読んでみたくなった。カランダーシでは現代ロシアの気鋭の画家アントン・ロマーエフが描いた「アンデルセンのお話」「はだかの王様」などを扱っている。古典の風格を担保しつつ新しい表現に挑戦しているとても美しい挿絵です。(直)

アントン・ロマーエフの作品http://karandashi.ocnk.net/product-group/15
2017年04月03日

昨日は東洋文庫から六義園へ。東洋文庫で六義園の入場チケットも買えたので大行列に並ばずにすんだ。整えられた庭園の風格ある桜を見るのもまた「ありがたい」ながめ。圧巻のしだれ桜に見とれ、こぶしやキブシや椿を楽しみ、シジュウカラの囀りに誘われ、すみれの群生に目を細めた春の午後…。しかしながら、アミガサタケは見つからなかったな。ちょっと期待していたのだけど。(直)
2017年04月02日

東洋文庫ミュージアムで行われている「ロマノフ王朝展」へ行ってきた。もうすぐ展示は終わる、ギリギリ間に合ってホッ。王朝そのものの歴史を振り返りつつ日本との交流の足跡を貴重な文献展示などを通して知るよい機会となった。
伊勢を出発し暴風雨によりロシアに漂着した大黒屋光太夫たちの記録「魯西亜国漂泊聞書」や昨年末来日したプーチン大統領に複製が贈られたという「プチャーチン来航図」など江戸時代の日露交流のことは大変興味深く、特に「紅茶の日」の人でもある大黒屋光太夫について詳しく知ることができたのはよかった。ロマノフ王朝の歴史展示もわかりやすかったのでありがたかった。
ただ、予約満席でロマノフ風ロールキャベツをいただくことができなかったのは残念だけど。 (直)

9日まで。東洋文庫ミュージアム「ロマノフ王朝展―日本人の見たロシア、ロシア人の見た日本」
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/exhibition.php

2017年04月01日

昨日3月31日はセルゲイ・ディアギレフ生誕145週年ということで、1日だけのバレエ・リュスの映画上映があったようだ。知らなかった。残念。ということでバレエ・リュスの衣装展の図録など引っ張り出してその生涯をおさらい。簡単にいうと雑誌『芸術世界』を作り、バレエ・リュスを創設し、革新的で絶大な功績を残し、占い師の「水の上で死ぬ」という言葉の通り水の都ヴェネチアで亡くなる、ということになるのかな。簡単すぎるか。カランダーシで扱っているそれは美しいアルファベット絵本「アズブーカ」の作家アレクサンドル・ベヌアは、「芸術世界」でもバレエ・リュスでもディアギレフと共に仕事をしている芸術家だ。当時の芸術の盛り上がりの気運はこの絵本からも伝わってくると思う。(直)

ベヌア作「アズブーカ」http://karandashi.ocnk.net/product-group/19
バレエ・リュス展についてhttp://lucas705karandashi.blogspot.jp/2014/06/blog-post_19.html
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