美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2019年08月10日

8月中のオープンルームはお休みだが、23日から国分寺のおばあさんの知恵袋さんで「セリョージャとあそぼう!」原画展&トークイベントが開催されるのでそちらにも是非遊びにいらしてほしい。

チラシを店長の三田村さんが作ってくださったのでご紹介。おばあさんの知恵袋さんは、地図をご覧いただくとわかると思うのだが、駅からとても近い。緑が美しい殿ヶ谷戸庭園がすぐ目の前。駅に近いけれど落ち着いた雰囲気の場所だ。

その頃は少しは涼しくなっているといいな(直)

イベント申込 http://karandashi.ocnk.net/product/372

2019年08月09日

ラチョフ画絵本「きつね姉さん」。表題のお話の他にも3つのお話「うさぎのいえ」「きつねとつぐみ」「ねこときつね」が収録されている。

ロシアの動物民話ではきつねは常に女性で悪がしこい。「きつね姉さん」のお話でも、おおかみを手玉にとり、ひどい目に合わせている。

ラチョフは動物に服を着せて描くので、その衣装を見るは楽しい。きつね姉さんは毛皮の前たてのついた上等そうなコートをきちんと着こなしているし、頭にかぶったプラトークも素敵だ。

この表紙、きつねの胸の反り具合と尻尾のカーブ、おおかみの曲がった腰と背中のカーブとの対比が見事だなぁと感心する。ラチョフがひたすらにスケッチを重ねてたどりついたという動物の描写はやはり説得力がある。

そして、その説得力ゆえか、この表紙を見るたびに私はおおかみの腰の痛みがイタタタって伝わってくるように思えるのである。
きつね憎しである。(直)


2019年08月07日

ロシア語集中講座受講受講中のお楽しみ。それは情報図書館に寄れること。翻訳ものの児童書や絵本、そして美術書などがぎっしり並ぶ棚をながめるだけで授業の疲れがほぐれてゆくような。古いものが多いので絵本も児童書も結構絶版になったものが結構あり、かつてはこんなものが出版されていたのか、と驚かされる。

それと今回はある亡命作家のことで調べたい事があり、ダメ元で司書の牛島さんに聞いてみたら、亡命した芸術家リストの本!というものがあり調べてくださり、貴重な参考資料をお借りすることができた。

帰りは足をのばして東京ステーションギャラリーへ。気になっていたメスキータ展を見る。強制収容所で亡くなった作家だ。弟子たちが必死で守ったという作品たちをこの時期に見るのも意味があることかもしれない(直)


2019年08月06日

東京ロシア語学院の夏期ロシア語短期集中講座の中から今回2つの講座を受けることに。こちらは能力検定受験やカランダーシとしてユーラシア協会のイベントに参加させていただいたり、それからロシア語情報図書室にはずっとお世話になっているし、で今までもお付き合いのある場所ではあるのだが、実は授業を受けるのは初めて。同じ場所なのに何とも新鮮な気分。

図書室に行ったら、ドアのところに私が載った東京新聞の記事が貼ってあった。ありがたい…。そんなこんなも含めて本当にせっかくの機会だ。短期ではあるけれどよい学びができるよう取り組みたい。暑いけれど。(直)

2019年08月05日

研修で上京中の幼稚園教諭である大学時代の友人Kさんと夕方からカランダーシの部屋でボルシチとワインをいただきながらあれこれおしゃべり。

画像はKさんが、今日研修で作ったというゾウさん!なんてラブリーなんでしょう。ということでパチリ。

ゾウさんの足の部分は指を入れているので歩いたり、ダンスを踊ったりできる。サッカーもできるかな。

よい夜だった。今週もがんばろう!(直)

2019年08月04日

暑い日が続いている。ということで、見たら涼しくなるような絵本を開く。

資料の棚にある「お日様と雪だるま」スレパコーワ作/オストローバ画はどうだろう。ソビエト時代の絵本だ。1971年とある。雪だるま5人のお話。タイトルから想像がつくように雪だるまは最後は溶けて流れる。

この絵本は、奈良のNさんがきれいな日本語語で訳してくださりまとめてくださっている。結構長いお話だ。Nさんは他にも何冊も訳してくださっていて本当に感謝しかない。

そんなNさんはこの度奈良に絵本のお店「ゆりゆりBooks」さんを開店されて新たな道をスタートさせている。奈良女子大のすぐ近くだ。奈良に行かれたらお立ち寄りいただければと思う。

さて、雪だるまの絵本を見て、寒い冬の夜のことを思ってみる。しんしん冷え込む森の道。凍てつく空に光る星。うん。少しは涼しくなったかもしれない。

今週も暑さ続くらしい。体調に気をつけて乗り切れたいと思う。(直)

「セリョージャとあそぼう!」トークイベント@おばあさんの知恵袋
http://karandashi.ocnk.net/product/372
2019年08月03日

◆オープンルームありがとうございました。大変暑い中足をお運びいただき感謝申し上げます!

◆「セリョージャとあそぼう!」原画展とトークイベントのお知らせ

国分寺の絵本屋さんでありカフェでもあるおばあさんの知恵袋さんにて絵本の原画展示と作者ナディア・コズリナさんによる絵本の世界をさらに楽しめるお話の会を開催します!
《会場には今秋来日講演※開催の国際アンデルセン賞受賞画家イーゴリ・オレイニコフさんの絵本11点も展示します》
場所は駅からすぐ、殿ヶ谷戸庭園も目の前。是非いらしてください!

◇トーク:8月23日(金)19時〜21時
◇原画展:8月23日〜9月6日 11時〜21時 会期中無休
◇場所:国分寺おばあさんの知恵袋
国分寺市南町2-18-3
ブログhttps://ameblo.jp/obaasannochiebukuro/
◇会費:2000円(お茶とお菓子付き)
◇申込:おばあさんの知恵袋
042-324-2708
カランダーシ
03-3204-3837
申込フォームhttp://karandashi.ocnk.net/product/372
◇定員:12名

※講演は10/6国際子ども図書館にて開催。
https://www.kodomo.go.jp/event/event/event2019-12.html
2019年08月02日

明日はオープンルーム.。10月6日に国際子ども図書館にて講演会開催が決まった国際アンデルセン賞作家イーゴリ・オレイニコフ絵本11作を展示中。

カランダーシの部屋のオープンルームは8月は明日のみの予定だが、後半以降に楽しい企画も進行中なので楽しみにしていただければ幸いだ。

画像は、おやゆび姫のポップアップブック。ロシア製だ。とりあえずディスプレイ用に入れてみたら、思いの外?よくできている。各ページにそれぞれ仕掛けもある。楽しいな。(直)
2019年08月01日

今週、赤羽にある青猫書房さんにお邪魔してきた。お客様に教えていただいて、行ってみたいと思っていたのだ。

駅を降りて商店街を歩いていくと、人だかりがしていて何だろうと思ったら、レコード店の奥の方で演歌歌手がキャンペーンで歌っていた。上手いなあ。と思いつつ通過。

青猫書房さんの外観は白系の壁と大きな窓が特徴で、木と硝子の扉を開けて入っていくと、ピーターラビットのぬいぐるみが並んでいるのが目に飛び込んできた。初めての場所だけど、それを見ただけででホッと気持ちが緩んだ。絵本や児童書は壁の棚と平台に並んでいる。店内はとても明るい。そして「子どもの心を忘れない、大人の本屋」というコンセプトのお店だけあって、静かで落ち着いた雰囲気だ。ゆっくりじっくりと時間をかけて絵本を選べる素敵な空間だ。

お店の奥にはギャラリー&カフェがあり、お茶をいただける。窓からは素敵な緑のお庭が見えて、ホッとくつろげる空間だ。暑くてヘロヘロだった私はコーヒーを注文して、ギャラリーで開催中の口永良部島の子ども達による絵画展を見た。

9人の子どもたちが描いた島を紹介する鮮やかな色彩の絵たち。子どもたちの、島のここが好きの気持ちに思いを馳せる。大きなメインの絵からは海、火山、満天の星、鹿やイルカたちもいる島の自然のエネルギーが伝わってきた。

残念ながら店長さんにはお会いできなかったけれど、またうかがえる日を楽しみに!(直)

青猫書房
http://aoneko-shobou.jp/




2019年07月31日

オレイニコフ画 「驚くべき航海術」
海を渡りたい。水中に潜りたい…その欲求、願いを叶えるべく遥か昔から続けられてきた人間の果敢な、あるいは無謀な挑戦の足跡を、事実を辿り神話や伝説にあたりながら紐解きながら壮大にそして緻密に語る一冊。

人間の想像力、そして創造力、冒険魂、好奇心、そこから物事は進歩を遂げ、あまたの物語は生まれる。その物語を、作者であるウサチョーフの意図を汲み取り、オレイニコフはユーモアも交えながら、時にはリアルに、時にはとてつもなく幻想的に描いている。(それは不気味だったり、美しかったり、神秘的だったり)

そして、ページごとに色を変え、様々な顔を見せてくれる水、海の表現の多彩さ!である。人を受け入れ、突き放し、飲み込みながら水は昔からいつも美しかったんだとあらためて気づかされる。

ロシア語がわからなくても是非見てほしい。多分、浪漫というものを感じ、溺れ…いや浸ることができるはずだ(直)

http://karandashi.ocnk.net/product/371


2019年07月30日

10月6日、国際アンデルセン賞受賞作家イーゴリ・オレイニコフさんの来日講演が国際子ども図書館主催で行われる。何と嬉しい!興味ある方は是非!

講師は
◆イーゴリ・オレイニコフさん
(絵本画家、2018年国際アンデルセン賞画家賞受賞)
◆沼野充義さん(ロシア・東欧文学研究者、東京大学大学院教)

内容は
◆講演「現実をおとぎ話にする―想像力の解放区としてのロシア児童文学」沼野充義氏
◆講演「おとぎ話を現実にする」イーゴリ・オレイニコフ氏
◆対談「ロシア絵本の世界―オレイニコフ氏の創作に迫る」
◆質疑応答

とのこと(国際子ども図書館HPを参照)。今から本当に楽しみだ。オレイニコフさんはカランダーシでも絵本を並べてミニコーナーを作っている画家で、とても注目している。その御本人のお話が聞けるなんてこんなありがたいことはない。
頑張って夏を生き抜こうと思う。

もし、オレイニコフさんってどんな絵本を作っているのかお知りになりたい方は、11タイトルのみですが絵本を展示中。どうぞカランダーシの部屋にいらしてください。

画像もオレイニコフ絵本。明日紹介予定。(直)

詳細&申し込み
https://www.kodomo.go.jp/event/event/event2019-12.html

※昨日の映画のコピーライトは正しくは
(c)Sacrebleu Production/Riskit
とのことですのでお知らせいたします。
2019年07月29日

映画や音楽の情報を教えてくださるSさんからロシアの少女が主人公のアニメ映画「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」の情報を教えていただいたのでご紹介。

19世紀のサンクトペテルブルク。貴族の娘サーシャは1年前に北極航路の探検に出たまま帰らない祖父を案じている。名誉回復のことしか考えてくれない父親と対立し、ついにひとりで祖父の鑑船ダバイ号を探す厳しい旅に出る…という内容。

この映画はアヌシー国際映画祭・国際賞、観客賞、TAAFグランプリ受賞作品であり、待望の日本公開とのこと。予告編を見たが、大きな瞳が印象的な少女サーシャの、不安を抱えながらも強さと聡明さとで困難に立ち向かってゆく姿が魅力的だ。吟味された色彩は美しく、迫力もあり、壮大なシーンも多く見応えがある。

冒険物語ではあるが、全体的に大仰というよりも端正ささえ感じさせる表現(それはサーシャが貴族出身であることとリンクしているのだろうか)であることなどからも、「物語性」ということをとても大切にしている作品なのでは、との感想を持った。予告編だけだからよくはわからないのだけど。気になったのはメイン画像に描かれているハスキー犬。きっとサーシャと繋がりを持つのだろうけれど、これも本編を見ないとわからない。
9月東京都写真美術館他順次公開。(2015年フランス・デンマーク)

さて、この映画を教えてくれたSさんは、この夏バルト三国への旅に出られるのだそう。いいなぁ。(直)

「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」
https://longwaynorth.net
問い合わせ :リスキット info@riskit.jp


※画像使用は許可をもらいました。
画像上にも記載しましたが、
(c)soyuzmultfilm/Riskit です。




2019年07月28日

暑い夏が始まった。
ちょっとクラッときているが元気な夏にしたい。

先日送っていただいたビーツで今日はボルシチを作った。我が家のボルシチの作り方は、達人に聞いたアドバイスを取り入れたり、作るたびにささやかな進化をとげている。

今回もコクの部分でちょっと工夫をしてみた。今回のビーツはAさんが作ったデトロイトビーツという種類。知っている方が作ったビーツで作ったというだけで嬉しくてありがたいものだ。しっかりとして色がきれいなビーツだ。
と、いうことで中々美味しくできて食べ過ぎてしまった。(直)


2019年07月27日

日本ではラチョフ画の福音館版の絵本で良く知られているロシア民話「マーシャとくま」のお話。

ロシアでは色々な画家が挿絵を描いている。このカツェルギンの絵本は、マーシャを中心に挿絵が描かれており、きれいで優しい配色であること、また家の中の様子が細かく丁寧に描かれていることなどから、全体的に明るく柔らかい雰囲気で、生活実感が伴った親しみやすい印象の絵本となっている。

ラチョフ版はさすが動物挿絵画家の作品、熊が中心の表現が特徴。熊はいつも大きくて正面をむいており、マーシャちゃんは控えめな描写だ。熊の、迫力がありながら憎めない表情などひきこまれるし、とにかく熊に注目!の絵本だ。

同じお話でも描き手によって違う仕上がりの絵本になって面白い(直)
2019年07月27日


オープンルームは明日はお休み。次回は8月3日を予定。

さて、カランダーシのお客様で、上京の際はオープンルームに顔を出してくださる奈良の中田ユリ子さんがこのたび古書・新刊の絵本のお店「ゆりゆりBOOKS」さんを始められることになり、いよいよ27日プレオープンする。絵本の表紙が見渡せる作り付けの棚に囲まれた明るい店内はきっと新しい木の香りで満ち満ちているはず。お近くの方は是非!

中田さんは、ロシアで子ども時代を過ごされておりロシア語が堪能。カランダーシの部屋のソビエト時代の絵本の翻訳もご厚意で取り組んでくださり大変お世話になっている。ヴィオラの演奏家としてもご活躍なのだが、定期的な絵本の読み聞かせの活動、それから古書市への出店などもされている。そして、今回お店をオープンをされ、益々お忙しい日々を過ごされることになる。でも、きっとこれまで通りしなやかに軽やかにきっと取り組んでいかれるのだろうと思っている。

私もそのうちうかがいたいなぁと思っていて楽しみにしている。


【ゆりゆりBOOKS】
◇場所:奈良県奈良市北袋町32-6
◇電話:09061840950
◇営業:土、日と第2金曜。第2土曜は休み。
12時〜18時

2019年07月25日

ニコライ・カツェルギン画の「マーシャとくま」。おじいさんとおばあさんと一緒の食卓の様子の挿絵が素敵だなぁと眺めていた。サモワールの湯気。おじいさんに何かもらおうとしている犬の姿。そしてマーシャちゃんの笑顔…。私は食卓が登場する挿絵が好きだ。でも、じっと見るうちに、他のものに釘付けけになってしまった。

それは壁に貼ってある絵だ。3枚貼ってある内の1番大きな左の絵だ。これは、どこかで見たことがある、と記憶をたどり、資料の棚から一冊の本を抜き出し、あるページと比べてみた。ビンゴだ。

その一冊の本というのは17世紀から19世紀までのロシアの民衆版画ルボークを集めたものだ。今まで結構ロシア絵本を見てきたが、ここまではっきりしっかり壁に貼ってあるのをみたのは初めてではないだろうか。

このマケドニアのアレクサンダー大王のルボークだが、ルボーク集の中でもその凛々しい姿は覚えていた。18世紀前半のものと書かれてある。それをそのままこの絵本の時代考証に使えはしないが、ルボークがある暮らしの実際を教えてもらった。とても嬉しい。(直)
2019年07月24日

先日久しぶりにお会いしたAさん。Aさんが、畑仕事に精を出されていることは最近知ったのだが、お会いして本当に本格的に取り組まれてることがよくわかって、あれこれ楽しくお話させていただいた。

その中で、今ビーツを作ってらっしゃることがわかり、色々料理法なども教えていただいた。サラダやマリネなどで生でどんどん食べて欲しいそうだ。

そんなAさんが早速ビーツを送ってくださった。渦巻きビーツというサラダ向きの種類のビーツも入っている!

まずは、食したかったのでスープを作ってみた。こっくり優しい味わいは梅雨疲れ?の身体にしみわたるような。家族でAさんが丹精こめた畑の恵みを美味しくいただいた。感謝!(直)


2019年07月23日

カランダーシの部屋にて絵本の研究会(島多代蒐集絵本研究会)を開催。今回のテーマに添いつつ、絵本というものの見方、考え方についてまた教えられ、深める時間を持つことができた。

今回、話の流れで、カランダーシの部屋にある一冊の絵本「SMOKEY THE BEAR」をお見せした。ロジャンコフスキーの絵で、アメリカに渡ってからの絵本になる。くまが主役の絵本だが、沢山の動物たちが出てくる楽しい絵本だ。印刷製版のことなども教えていただきながらページをめくった。

この絵本は、10年ほど前に三鷹台にあった絵本の古書店ビーラビッツさんで購入したものだ。研究会が終わり、購入当時の値札のついたOPP袋に絵本を納める。そして、絵本の大きさに合わせてテープで補正している袋を見て、店長の熊谷さんの几帳面な仕事ぶりをあらためて懐かしく思いだした。

店内の全ての絵本はまずはきれいに磨かれて、ピッタリのOPP袋に入れられ、きっちりきれいに書棚に並んでいた。それはとても素敵な眺めだった。この絵本は棚の上に飾ってあった。購入した時の嬉しさも覚えている。(直)

2019年07月22日

カランダーシの部屋でクニーシカの会を開催。今日も少しずつ、読みながら訳していき、コズリナ先生に指導していただいた。

小人が出てくるお話で、彼らは髭を蓄えて乾燥きのこの粉をパイプに入れ、たばこのように吸う。大工仕事や、虫が開けた丸太の穴を防ぐ仕事などもする。というような文章を、実際のきのこや虫の種類なども画像で見ながら理解を深めていった。

面白かったのは、しゃがむ、という言葉が出てきて、そこから、ロシアにも路上でヤンキー座りをする若者たちがいるということ、そして、彼らはしゃがんでヒマワリの種を食べている…ということから、あらためてロシア人のヒマワリの種愛を教えてもらった。

ヒマワリの種はロシアのとてもポピュラーな食べ物。みんな大好き。でも、やはりというか、コズリナ先生もロシアの国花がヒマワリだということを知らなかった。私が今まで会ったロシア人は皆知らなくて、軽く驚かれる。何故?と聞かれたこともあった。

何故なのか知る由もない。この話になると、国花ってどうやって選んでいるのかしら、といつも思う。

画像は先日見た帝国ホテルのロビーのヒマワリ。(直)
2019年07月21日

先日、国立の書店さんを巡る、という贅沢なツアーを敢行する機会に恵まれた。国立事情に詳しいMさんが案内してくださり、それはそれはとても楽しい、刺激と学びに満ちた素敵な「旅」となった。

国立にお邪魔するのは実にもったいないことにとんでもなく久しぶり。私たちは、梅雨の晴れ間の日差しの中、PAPER WALL、銀杏書房、増田書店、みちくさ書店、ほんのみせ・コトノハ、飛葉堂の6店舗を回り、児童書や絵本の棚を中心にそれぞれどんなお店なのかよく見、よく感じながら、随分とよく歩いた。

本を愛するMさんは銀杏書房さんとも顔馴染み。私はもご挨拶と少しお話をさせていただいて、ロジャンコフスキーの小さな絵本など購入。それを皮切りに荷物は重くなる一方なのだが、書店で、これ!という本に出会う喜びには抗えない。

そして今回、Mさんも初めての書店があった。ほんのみせ・コトノハさんだ。今年春にオープンしたばかり。こちらは、本、書店、図書館、出版など本に関わるジャンルの本が並んでいるユニークな新刊書店。興味深い本が次々目に飛び込んでくる。カフェも併設されているのでまたゆっくりと出かけてこれたらと思う。

お昼ご飯は、これまた前から来たかったmokujiさんでいただいた。実はMさんからも他の方からもこちらの噂は聞いていて、とても楽しみにしていた。美味しい車麩のフライのランチをいただき、店内のセレクトされた味わいのある雑貨を拝見。オリジナルで発行されている前から欲しかった念願のロシアの旅の絵本をやっと購入することもできた。

最初に訪れたPAPER WALLさんは積極的な雑貨とのコラボや選書が面白く、増田書店の新刊児童書がたくさん並んでいる階下の棚には昔からある地元書店の懐かしさを感じ、古書店であるみちくさ書店は入り易さと、宝探し感を味わい、最後に訪れた飛葉堂さんは、結構大きな古書店だったので、私たちはまたじっくりと児童書の棚とにらめっこをしながら楽しい時間を過ごした。

どの書店さんも特徴があり、独自の強味で勝負しており、個性豊か。そして、今回、それらを一気に回ることにも意味があったように思う。おかげで国立の脳内地図が書店中心にできたし、街の佇まいとそれぞれの書店の特徴のハーモニーをぎゅっと味わうことができた。

もちろん、本の並べ方、棚のあれこれ、本の紹介の仕方など、学ぶことも多く、おおいに刺激を受けた。実り多いツアーだったと思う。それにしても、本当に1人では絶対に6店舗も回るのは無理だったと思う。私は情けないほど根性がなく怠け者だからだ。快活に導いてくださった本と街の師匠Mさんには感謝しかない。

おしゃべりしながらさくさくズンズン街歩き。健康にもよかったに違いない。(直)
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