美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2017年1月
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2017年01月11日

カランダーシを訪ねてきたお客様にあれこれ絵本をお見せする。目を輝かせてページをめくっていただいたりしているのを見るとこちらもうれしくなり、一緒になって「これ、素敵な絵本ですよね」などと盛り上がったりがある。そうしていたら、ふっと思い出すことがある。絵本ファン同士で共感し合うというか、「絵本っていいですよね」としみじみうなずきあう場面。そう、私はかつて三鷹台にあった絵本専門古書店のビーラビッツさんで店主の熊谷さんとそんなふうにお話をさせてもらっていた。知らない絵本、知らない作家などを教えてもらった。ラチョフの珍しいポップアップの絵本などもここで購入し大切にしている。
神保町のブックハウスさんが閉店すると聞いた。このあたりでは少し前おばあちゃんの玉手箱、昨年はトムズボックスさんなどの絵本児童書専門店が閉店した。(トムさんは復活すると聞いていますが)絵本書店は本来子どものためのお店なのかもしれないけれど、大人にとっても大切な場所だ。私はその頃、ビーラビッツさんの存在にとても救われていたのだ。
今日もよいお天気。今は多分主のいない家の玄関脇で水仙が咲いていた。そこだけ空気が柔らかく見えた。(直)

ポップアップはありませんがhttp://karandashi.ocnk.net/product-group/2
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2017年01月10日

朝。庭先で薔薇が凍えながら咲いていたので摘んで暖かな部屋に飾ったら、目覚めたようにふわっと匂いたった。それにしてもなぜこのタイミングで咲いたのだろうと思う。さて、今日は日付が変わってからクレジットカード導入と送料改定のネット上での作業を行った。それこそ何故今なのか、なのだが、これがよいタイミングだったのかはきっと後になってわかることだと思う。何か物事を決めるのにはある程度時間がかかる。組織だと会議や上司の決定に従うことも多いのだと思うのだが、ひとりだとそれがない。頭の中でぐるぐる。やろう、いややらない。と行ったり来たりがあり、ある程度ぐるぐるした後で、よし、今だ!となる。今だ!となればもう突き進むのみという感じなのだが。そう、タイミングといえば、面白いなと思うこともある。2階を大体片付け終わったタイミングで新聞取材があり、掲載後たずねてくださる方がいらしたのだがその対応をそこですることができた。片付くタイミングがずれていたら、結構大変だったと思う。2階の片づけははぼ1年がかりでやっとここまでこぎつけた。とてもいいタイミングで取材が入ったのだ。でも、きっと本当はそんな呑気なことではなく、未来を予測しタイミングをさっと見計らいポンポンポンと今だ!って物事を判断していけるようでないといけないのであろう。私はタイミングNGの冬に咲く薔薇も一生懸命健気で風情があって好きですが…。
今日はよいお天気。今朝はまた春に向けての嬉しいメールが届いていた。実現に向けてがんばる!

受取人の滞在のタイミングと合わず世界を旅する手紙のお話http://karandashi.ocnk.net/product/106
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2017年01月09日

画像は夫考案の可動式絵本飾り棚の制作過程。息子も鋸をひいたりして手伝ってくれている。昨年から少しずつ和室を一部屋カランダーシで使えるように整えている。もうすでにお客様への対応などはここで始めている。カランダーシは私の居住空間で作業や発送などを行っている。ずっと打ち合わせなどに来ていただいた方はリビングにお迎えしており、それはそれで成立はしていたのかなと思うのだが、カランダーシに来てくださったお客様をいつでもさっとお通しできる場所ができるのはとても嬉しい。工夫しつつやれる範囲で温もりある場所になってくれればと思っている。前述の可動式の棚も襖や鴨居のある和室に絵本を飾るにはどうすれば…というところからの発想だ。面白い。
今日は少し温かいようだ。ありがたい。(直)

※カランダーシは今までのお支払い方法の他にこのたびクレジットカードも導入し、また1回の送料を一律350円とします。明日のご注文からです。今晩日付が変わったら一旦お店をクローズして作業します。
よろしくお願いいたします。


狭いながらも楽しいわが家http://karandashi.ocnk.net/product/149
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2017年01月08日

おや、こんなところからも富士山が見える、ということが最近あった。以前は見えてなかったはず。なんて思っていたらNHKのニュース番組で最近東京からよく富士山が見える現象について取り上げていた。その理由として大学の先生は地面が覆われたことによる水蒸気の量の減少ではないかと話していた。そこにアスファルトという言葉が出てきた。建物がこれだけひしめいていて、道路はほぼ全て舗装されている都市・東京ゆえの現象ということらしかった。アスファルトかぁ。私の小さいころは舗装されていない道もたくさんあって、あちこちに水たまりができていた。でも、今周囲にそんな道はない。アスファルト舗装のひとつの分類として主に車道に使われる排水舗装と歩道向きの透水舗装があって、透水舗装は近年のゲリラ豪雨などから注目されているが、耐用年数が少ないということらしい。山道などはまた違う舗装があるらしいしさらに混合物による分類などなど色々あるようだ。あまり関心がなかったのだが、歩きながら少しは足元にも関心を持とうと思った。
話をニュース番組にもどそう。実はその富士山の話の最中に地震が起きその話題はシリキレトンボとなった。何だか長閑(でもないかもしれないが)な話題から一気に緊張感のある展開だったが、考えてみれば富士山も火山。もしも何かあった時、ここからそれがどう見えるのか、それとも見えないのか、などとちらと考えてしまった。
今日はお天気は下り坂。曇り空だ。もちろん富士山は見えない。(直)

裸の王様が歩いた大通りは石畳かそれとも煉瓦の道?http://karandashi.ocnk.net/product/145
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2017年01月07日

『乙嫁語り』(KADOKAWA刊)(作者/森薫)全9巻を読んだ。以前から名前は知っていたけれど、ウズベキスタンについて調べる中でこの漫画の名前を結構見かけて読んでみたくなったのが動機。舞台は19世紀の中央アジア。物語は20歳のアミルが12歳!!の少年カルルクの元に嫁いできたところから始まる。この夫婦と周りの人々、そしてカルルクの家で居候していた研究者スミスが旅で出会う乙嫁たちが織りなす物語。ロシア侵攻の緊張下、争い、闘いの火種はあちこちで燻っている。見渡せば遥かなる広い広い大地。そんな中、人々は日常生活を大切に守りながら暮らしている。その暮らしの様子がとても丁寧に描かれていて興味はつきない。たとえば、女の子は小さい頃から自分の嫁入りのための布仕事を始める。刺繍はとても重要な手仕事。そしてこの漫画の装束の魅力といったら!実際に再現化に真剣に取り組んでいるコスプレーヤーさんもいらっしゃるようだ。時代、場所は遥か遠くでも描かれているのは人が生きていく物語。人物描写も豊かですっかり引き込まれてもう一緒になってドキドキハラハラ。
とにかく漫画で読むことでぐっと中央アジアが身近に感じられるようになった。ありがたい。
次巻がとても楽しみだ。

これはロシアの刺繍図案集http://karandashi.ocnk.net/product/153
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2017年01月06日

お正月休みのある日。鳥がベランダの柵に止まってこちらを覗いていた。かわいいなぁ。あれはヒヨドリだね。このところたくさん見かけるね。今年はトリ年だしご挨拶しなきゃね。縁起がいいじゃない。なんて家族で話して何だか喜んでいた。でも、やられてしまった。奇襲攻撃。プランターのビオラの花弁をあっと言う間に食べられてしまった。周りに糞がたくさん落ちている。敵はというと梢高く大きな声で囀っているではないか。新年早々対空戦勃発。何か策はないものかと調べたところ、きらきらで揺れるものが嫌い、とか大きな鳥の模型がいい等ある。うーん。しかし、ヒヨドリが花弁を食べるのは冬の餌の少ない時だけ、鷹揚に構えてみては、なんて意見もある。悩むところだが、独自に考えて石をアルミホイルで巻いたものを苗の傍に置いてみた。控えめに防戦といったところだ。しかし、肝心の敵はそれ以来姿を見せない。違う場所へ移動したとみえる。ああ、ヒヨドリよ…。
さて、今日もよいお天気。空は高く青い。寒い。(直)




動物と動物、動物と人間の駆け引き模様はラチョフの絵本で楽しめます;http://karandashi.ocnk.net/product-group/2
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2017年01月05日

新年ももう5日ですが、カランダーシは今日から1年が始まります。今年もよろしくお願いいたします。画像は大好きなエルサ・べスコフの「いちねんのうた」(フェリシモ出版)です。(今は残念ながら絶版のようで、古書でしか手に入らないようです)1年の時間のめぐりを1冊の絵本と一緒に過ごすのも楽しいものです。さあ、今年はどんな1年になるのでしょう。カランダーシは今までロシア原書絵本のネット販売と翻訳出版を中心に活動してきて、それは今後も変わりませんが、今年は皆様との距離が具体的に今までよりも近くなるといいなと思っています。そういう1年にしていきたいです。
「いちねんのうた」の12月のページをめくるころ…今は遠いようですが、きっとあっという間。
1日1日を大切に、ですね!
(直)



今年の干支はトリ。雄鶏が大活躍の絵本「うさぎのいえ」http://karandashi.ocnk.net/product/36


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