美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2018年03月23日


今日はMさんのお宅にうかがって、とても楽しい絵本の学校のような時間を過ごした。先生はMさん。書庫=図書館にある絵本を見せていただきながら、色々なことを教えていただいた。実は私がMさんに絵本のことでご相談したことがあり、それに対してご親切にお忙しい中、参考になる絵本を用意して下さり見せてくださったのだ。見たことのない絵本ばかりで、知らない絵本の世界に目を丸くしながらページをめくる。メモを取る。その絵本の話をしながらまた新しい絵本の話が出てきて、その絵本があっという間に図書室から魔法のように運ばれてくる。なんという贅沢な時間!無人島に持っていきたいクラスの素敵な絵本が次々に出てくる。うーん。絵本っていいなぁ、素敵だなぁとあらためて思った。
画像は、絵本のサイズの話が出た際に見せていただいた小さなサイズの絵本たちだ。今日見せていただいた絵本は、今私が抱えている課題にとって得るものがたくさんあったのはもちろんだが、様々な絵本を手に取ることでたくさん刺激をもらうことができたと思う。特別授業をしていただいたMさんには本当に感謝している。今日のこの貴重な学び、情報、そして喜び!を今後のカランダーシの活動に活かしていけるように…と思っている。

そして、今週もあっという間に金曜日。明日は土曜日オープンルーム。ぜひ、どうぞいらしてください。(直)
2018年03月22日

ニコライ・ポクラド制作のロシア昔話お人形絵本を入荷した。素朴な雰囲気のお人形と手作り感溢れる背景が醸し出す懐かしい世界観。絵とはまた違った味わいが魅力だ。ひとつひとつの場面は全部違うお人形を作ったのかしら、と思って見ていると、そうでもなく、同じお人形が向きを変えたり、動きを変えたりして登場している。でもそのことが、人形劇としてのリアリティを感じさせてくれる。またイラストとのコラボレーションもあり、楽しい縁飾りと共にお話の場面とのハーモニーにも注目したい。知っているお話ばかりなのも嬉しい。(直)

初めての昔話http://karandashi.ocnk.net/product/264
2018年03月21日

先日、このサモワール大作戦の大詰め編をアップした後、何人かの方々から励ましや期待の声をお寄せいただいた。ありがたくそして嬉しく…感謝の気持ちをお伝えしたい。
あの後、蛇口の調整(多少の水漏れあり)などしなければならなかったが、水をたっぷり入れてお湯が沸くのかやってみた。コンセントをつないでしばらくすると、電熱線の周りに小さな気泡ができ始め、だんだん水が温まり出したのが実感できた時は、思わず ура!バンザイ! となった。お湯が沸くだけでこんなに嬉しいことが今だかつてあっただろうか。気泡が大きくなり、どんどん登ってくる。弾ける。それまで、ゴーッという音がしていたのが、コポコポとお湯の沸く音に変わった。温度を計る。100度。沸騰した。なんとめでたい。蛇口を捻ると沸きたてのお湯が強すぎず弱すぎずの塩梅で出てくる。いい塩梅のよい音がする。ああ、この音があの時代のロシアのお茶の時間の音だったのか、その音に妙に感動してしまった。
こうしてサモワールは蘇ってたっぷりのお湯を沸かしてくれた。
大作戦は嬉しいことに完結の日を迎えられたわけである。
※サモワール動画はこちらからhttps://twitter.com/ehon_karandashi/status/976469730159505408

実質的には、ほぼ夫が頑張ってくれた結果である。感謝だ。中々面白かったようだが、まさか人生でサモワールの修理に取り組むはめになろうとは、自分でもビックリといったところだろう。
今後は、サモワールのてっぺんで濃い目のお茶が入ったポットを温めておいて、それをお湯で薄めて飲む、という本来の使い方もやってみたい。家にある小さめのポットでやってみようと思っている。
最後になったがこのサモワールをくださったNさんにあらためて感謝をお伝えしたい。遠いロシアの国の文学や絵本の中でしか知らなかった生活文化の実際をこうやって体験できることは、とても意味のあること。大変ありがたいことと思っている。

さて、復活サモワールとのお付き合いはまだ始まったばかり。美味しいお茶をいれられるようになりたいものだ。楽しみながらカランダーシの部屋で活用していきたい。オープンルームの日にも色々実験?していこう思うので興味のある方はこちらも楽しみにいらしていただければと思う。(直)

画像はお墓参りの景。寒かった。

2018年03月20日

上野の都立美術館で開催中のブリューゲル展へ。(ブリューゲル好きの夫は空いてる平日に行きたいということで会社を休んだ) 雨ということもあり、比較的ゆっくりと見ることができた。これで昨年のバベルの塔の展覧会と合わせてブリューゲルファミリーの芸術の軌跡の一端を駆け足ではあるが見たことになる。今回は比較的小さな作品が多かったのだが、その細かい描写に思わず前のめりになり、また繊細な描写のみならず、明るさという表情を見せてくれた銅版に描かれた作品はしばし見入ってしまった。個人的にはやはりヤン一世、二世の花の描写、中でもチューリップの表情の豊かさが印象に残っている。その後、夫は国博へ。私は国際子ども図書館で開催中の「金の筆と銀のふで展」を見て、せっかくなのでちょっと調べ物。
帰る道すがら、品種によっては咲いている桜もあって、少しソワソワもしたけれど、西郷さんの銅像も素足はちょっと気の毒なくらい今日は寒い1日。
温かいコーヒーがありがたかった。(直)
2018年03月19日

依然、眼鏡がない。どこへ消えたのだろう。ひどい視力で夕刻の街に買物へ。ボンヤリと春灯の景が眼に映る。風情といえば風情だけど、さすがにボンヤリしすぎではある。
さて、サモワール大作戦もいよいよ大詰め。
ここまでこぎつけることができ、夫も感慨深そうだ。さああともう少しだ。まずは本体を解体し、全ての必要な部品を揃え組立てて、解体した本体部分に取り付けてゆく段階へ。まずは心臓部の電熱線に電線を繋ぐのだが、その前に水漏れ防止の一工夫。熱に強いシリコンシートを買ってきて丸くカットしたものを電熱線のネジ部分に取り付けてから電線を取り付けた。(ちなみにこのような防水対策は以前のサモワールにはなかったため、多少の漏水の痕跡があったそう)。そして電熱線を本体に差し込み、電線を繋ぎ、ネジでぎゅっと固定。ぴったりだ。次は水を入れて漏れがないことを確認。これもクリア。続いて今回新しくしたコードのソケットを差し込み、水を少し入れて通電チェック。ここまで順調。いよいよ満タンに水をを入れてお湯を沸かしてみる。
さて、悠久の眠りを経て?サモワールは再びその銀色のボディに並々と熱きお湯を湛えることが出来るのだろうか…乞うご期待!(直)
2018年03月18日

今日は散歩がてら午後から西荻ラバーズフェスに行ってきた。ご近所の会場の原っぱ公園まで歩いてテクテク。降らず照らずで良いコンディション。おお、人が集まってきている。テントをはっている人たちもいる。美味しそうな匂い。メインステージではライブ。音がガンガン響いている。飲食店のテントには行列。西荻の知っている名前のお店が今日はテントで開店していて、何だか新しい街ができたよう。ワンちゃんもたくさん。
原っぱ公園はとても広いので、思い思いの場所で美味しいものを食べたり談笑したり。頭の上には大きな大きな空。皆さん、楽しそうで何より。
帰り道。ちょっと道を外れるといつもの静かな日曜日の景色。さっきの喧騒が嘘のようだ。
実は昨晩から眼鏡が見つからずひどい視力で歩いていた。なのでフェスの印象は、ちょっと幻の都市の市場にでも迷い込んだたような、そんな風でもある。非日常感か増してよかったのかもしれない。(直)

画像はロシア絵本より知らない都市の市場の場面
ビリービン画「空とぶ絨毯」よりhttp://karandashi.ocnk.net/product/90
2018年03月17日

オープンルームありがとうございました。
お母様とお子さんと親子三代で訪ねて来てくださったお客様。男の子のお子さんは、車が大好きとのこと。そうだ!と急遽引っ張り出してきた息子の古い消防車のおもちゃを気に入ってくれたようでよかった。
お話の中で、日常生活ではロシア語に触れることはないということをうかがった。こちらへいらっしゃる方でそういうお話をしてくださる方は少なくない。ロシア語を活かせる場所、ロシア語に触れられる場所、というものはあまりないとのこと。絵本でよければどんどん触れにきてほしいと思う。
また、今日はロシア絵本を訳す会を開催。無事にチュコフスキーの「ぬすまれたおひさま」を訳し終えた。この会の今後の展望!なんて話も出て、有意義なひととき。

今日はカランダーシの部屋の入口の出窓にいただいたミモザを飾っていた。蝶々の表紙の絵本を合わせて。

「めちゃくちやのおおさわぎ」http://karandashi.ocnk.net/product/17
2018年03月16日

「蘇るか?2018・サモワール大作戦」のその後。いよいよサモワールの命、電熱線が出来上がってきた。中目黒のメーカーさんに夫が設計図を描いてお願いしていた。左が元々の電熱線。割れているので使えない。右は新しい物。ネジ部分を下向きに本体に取り付ける。電熱線を蚊取り線香みたいにグルグルと巻いて高さを抑えた設計にしているが、夫が言うには、電熱線の高さを抑えたことで空焚きのリスクをなるべく減らそうという意図があるそう。さてさて、新しい電熱線を本体に取り付けたらお湯を沸かすことができるようになるはずだ。うまくいくといいな。(直)
2018年03月15日

朝、隣のお家の庭でウグイスが鳴く練習をしている。まだ下手だけど、がんばっている。花粉症がピークを迎え、処方してもらった薬を飲み始めたら、地中に引きずりこまれるように眠すぎてこれまた辛い。
ロシア語の先生のお家のミモザのお花の枝をたくさん分けていただいた。ふんわり明るい黄色は春の到来を告げる色。春の到来といえばラチョフ画絵本「うさぎのいえ」は春になり氷の家が溶けてしまったキツネがうさぎの家を乗っ取ることから始まるお話。
ミモザの黄色で周りを飾ってみた。
春の色。春の絵本。(直)

うさぎのいえ http://karandashi.ocnk.net/product/36
2018年03月14日

ロシア版ドリトル先生のアイボリット先生は優しくて頼りになるお医者さん。病気の動物たちのためならあらゆる困難を乗り越え駆けつける。そして、カバの子たちへは治療だけではなくチョコレートのお土産も忘れない。これは嬉しいはからいだ。子ども心をよくわかっているなあと思う。いやいや、これは大人だって嬉しい。適量の甘いおやつは、弱った身体を心を元気にしてくれる。
今日は夕食後に友人からいただいた南青山のまめさんの苺大福と蕨餅、それから神田近江屋さんのケーキなどをいただいた。明らかに適量を逸脱しているが今日はホワイトデイ。私的にはバレンタインもホワイトデイも甘いものを好きなだけ食べていい日と拡大解釈している日なのでオッケーなのだ。もちろん、身体も心も元気になった。はずだ。(直)

チュコフスキー「お話集」http://karandashi.ocnk.net/product/215
画像はスティーエフの「アイボリット先生」より。





2018年03月13日

今回のバスツアーで軽井沢にも立ち寄ったのだが、その際に見つけたポスター。ジャムで有名な沢屋さんが作るピロシキ。ここではいつもジャムは買うのだが、ピロシキは食べたことはない。合挽き肉とゆで卵が入っていて揚げるタイプのピロシキだ。昔軽井沢にあったロシア料理店のピロシキを再現したそう。
軽井沢では、こばやしというジャム屋さんがロシア人に教わったジャムを作っていることや、ミハイルというカフェがロシア人が始めたお店だったりはわりと知られているのではないだろうか。そして、軽井沢とロシア人の関係をたどると亡命や強制居住地区などの言葉に行き当たる。
沢屋さんが昔のピロシキを再現させたのは、きっとその料理店の味が美味しい!という記憶なり記録なりがあったからだと思うが、ピロシキ支持のベースには信州のお焼き文化との親和性もあるのかもしれないなぁと勝手に思っている。
ピロシキが出てくる絵本とえいば、ノルシュテインのパートナーのヤールブソワが描いた絵本「めちやくちゃの大さわぎ」。その中の1ページではワニの消防士さんがホースから水ではなく、ピロシキやブリヌイや干しきのこを撒き散ちらしている!ワケのわからなさ加減さが炸裂する楽しいページだ。
ああ、お腹が空いた。(直)

めちやくちゃの大さわぎ http://karandashi.ocnk.net/product/17
2018年03月12日

娘の提案&手配で親子2人でちょっと旅に出てきた。温泉、買物、湯葉すくいにイチゴ狩り…と盛りだくさんのバスツアー。とにかく座っていれば目的地に着く楽チンさは魅力だ。走行中の目線の高さも気持ちよく、長野、群馬と駆け巡ってきた。まだ雪の残る浅間山、遠くにそびえる真っ白いアルプスの峰々、結氷している榛名湖、雪見の露天風呂…この時期ならではの景色を楽しんだ。日常を離れて気分をリフレッシュが目的の旅。単純に目の前のことを面白がって、驚いて、気持ちを解放して。旅に感謝。娘に感謝。思い立ったら気軽にバスツアー。またいつか。(直)
2018年03月11日

7年前、東京ははあまり良いお天気ではなかった。勤務先の飯田橋から西荻窪まで歩いた帰り道、着ていたコートのことや傘を持っていたことは覚えているけれど、はて、コートの下に何を着ていたのか、どういう服装をしていたのか覚えていない。ということに今日気づいた。そんなことどうでもいいようなことだけど、あの日記憶した膨大な情報の中で、自分の姿が白抜きだ。いや、もっと大切なこともいつの間にか忘れてしまっているかもしれない。そんなことを思った。
画像は出かけた先の空と出会った黒猫。人にとても慣れていた。(直)
2018年03月10日


オープンルームありがとうございました。
今日はまず、Mさんご夫妻がいらして、きのこ絵付けに挑戦してくださり個性豊かな素敵なきのこが出来上がったので写真を撮らせていただいた。Mさんのご主人にお会いするのは初めて。お二人でよく出かけられるそうで、今日も西荻窪界隈に行こうということになり、こちらへ寄ってくだったとのこと。なんと嬉しい。Mさんは絵本にとても詳しい方なのであれこれをお聞きしてお話が弾んでしまってご主人を呆れさせてしまったかもしれない。申し訳ない。
その後、大学時代の友人のJさんが訪ねてきてくれた。彼女は月2回土曜日に家庭文庫を開いており、今日はそちらがお休み。この近所へ出かけたついでに顔を出してくれたのだ。なんと嬉しい。Jさんとはお互いの家族の近況など同い年ならではの話もして、そしてソビエト時代の絵本を丁寧に見てくれて感激してくれたのはとても嬉しかった。アドバイスをもらったり、学生時代はうんと遠いけれど、こうやって繋がっていられることはありがたいなとしみじみ。
まだ肌寒いけれど春の陽射しが眩しい1日だった。(直)

2018年03月09日

今週末に開催されるバレエ公演のことを教えてもらった。行くことはできないが、一体どんな公演なのかサイトを見てみた。演目は「ライモンダ」全幕。主催は日本バレエ協会だ。そしてウラジストク・マリィンスキー劇場芸術監督であるエリダール・アリーエフによる新演出、新振付が注目されている。同氏によるレッスン風景とインタビューをまとめたものなどを見たが、舞台で何が起きているかをわかってもらうことに心を砕き、何よりも劇場にまたお客様が戻ってくる、足を運んでくれることを念頭にこの公演に取り組んでいることが伝わってきた。また、自らの子ども時代の経験からも小さいうちから劇場に連れてゆき、本物の芸術に触れさせることの重要性についても語っている。ロシアでは、政治の混乱があったにせよ、ずっとバレエという芸術が愛され残ってきた。同氏はそのことに誇りを持ち、この伝統を守っていきたいという強い思いを持っている。ゆえに現在ロシアでチケットの値段が高くなっていることを嘆く。そういえば、ロシアの知り合いからもそんな事を聞いたことがある。
日本は、どうだろう。小さい子どもを劇場に気軽に連れてゆくというには、チケット代もさることながら残念ながら色々ハードルがあるように思えるのだが。
画像は110年以上前に描かれたベヌアのアーズブカより「театр 劇場」のページ。バレエリュスのデザイナーでもあったベヌア。思い入れのあるページだったはずだ。劇場の楽しさが伝わってくる。

都民芸術フェスティバル「ライモンダ」全幕 https://tomin-fes.com/list/ballet03.html
アーズブカhttp://karandashi.ocnk.net/product/63
2018年03月08日

雨。でも花粉症にはかえって好都合。それに今日は留守番がいたので八王子まで出かけてきた。
cafe rinさんは通りの角にある窓の大きなお店。知人の愛夢さんのハーダンガー刺繍の作品と木とり舎さんの木工作品展が開催中だ。両作品のナチュラルな雰囲気がお店の優しい空気感とよく合っていて、素敵な雰囲気。土のあったかさが伝わる器で美味しいコーヒーをいただきながら、お店のあちこちにしっくり馴染んでいる作品を見せていただいたり、オーナーのKさんに色々なお話をうかがって刺激をいただいたり。いつの間にか居心地よくこの展示会のテーマ「ゆっくりな時間」を過ごさせていただいた。そして、あれこれ迷ったけれどカットワークが綺麗なドイリーを連れて帰らせていただくことに。カランダーシの部屋で大切に使わせてもらおうと思っている。刺繍作品は柔らかな色合いのブローチやコゼー、コースター、栞や小さな額なども。木工作品は動物壁掛け時計やお家の形のペン立てなどなど。この展示会は今月21日まで。(直)
2018年03月07日

「spoon 2003年12月号」。多分どこか古書店で購入したのだと思う。ずっと存在も忘れていたのだけど、ひょんなところから出てきたのでカランダーシの部屋の本棚に仲間入りさせることに。この号ではsweetロシアというテーマで特集が組まれていて、くまのミーシャ、マトリョーシカ、チョコやロシア料理、それからロシアアニメのことなどティーン向けの雑誌(なのかな?)らしく可愛らしいレイアウトで紹介されている。で、メインのファッションページでは新潟ロシア村を舞台に市川実日子さんが登場。実日子さんはどのページも大層困ったようななんだか切ないような表情でただずんでいるのが印象的だ。で、今回ちょっと調べてみたら、なんとこのロシア村はこの号がちょうど世に出た直後の2003年の12月から休業状態になり、そのまま閉園になっていることがわかった。撮影は夏の終わり頃だろうか、そのころはそんな未来は予想していなかったのではないかと思う。だからこその特集だったはずだ。記事にはロシア村は日本にいながらロシアを満喫できちゃうスポットですよ〜とインフォメーションも書いてある。それとも、何か兆しがあったのだろうか。いずれにせよ、今、事実を知った上でこのページを見ると、実日子さんの思いつめた眼差しが、悲しいかなとてもしっくりくるのが何とも.…。
新潟ロシア村。私は行ったことはない。どんな所だったのだろう。(直)
2018年03月06日

外出から帰ると目が痒い。一方、ここへきてプランターの花たちが明らかにやる気を見せてきた感がある。色々と春だ。
画像はロシア1920〜30年代の絵本を当時の体裁にならい復刻した絵本のシリーズだ。再現ということにかなりのこだわりを持って作られている。さて、昨日、こちらで月刊「こどものとも」のことを書いた。瀬田貞二さんの「子どもの本評論集・絵本論」(福音館書店)には、ロシアの1920年代のアヴァンギャルド絵本の作り、すなわちホッチキスでとめただけの簡単な体裁は、フランスのペールカストール文庫に波及し、またひいては「こどものとも」の体裁にも繋がるとすれば云々…といささか乱暴にまとめてしまったが、そのような記述がある。つまりは20-30年代の簡易装の絵本と「こどものとも」を関連づけているのである。どこかであるものが生まれる。それが、時を越え、場所を越え、響き、伝わり、繋がり、そしてまた何かが生まれる。興味深いことだなぁと思う。
このこだわりの復刻シリーズも手にとってみれば、そこからきっと、響き、伝わり、繋がってゆくものがあるのではと思っている。(直)

1920〜30年代の絵本
http://karandashi.ocnk.net

2018年03月05日

今日は大荒れ。地震まで。先日、Mさんからこどものとも年少版3月号はナターリヤ・チャルーシナの絵本と教えてもらって、購入した。八百板洋子/文の「ちいさなはりねずみ」だ。森の中、お母さんはりねずみと5ひきのはりねずみが散歩に出かけ、いちばん小さなはりねずみがはぐれて…というお話。ナターリヤ・チャルーシナはエフゲーニー・チャルーシンの孫であり、ニキータ・チャルーシンの娘。三代にわたり動物・自然挿絵画家の血が脈々と受け継がれている。ナターリヤの今作、季節は晩春〜初夏あたりだろうか、草むらにはスミレやアカツメクサのような花、野イチゴ、そしてアンズタケやイグチの仲間と見られるキノコ、ツバメ、蝶、ナメクジたちがそれこそふんだんに描かれており、それらを見るのも楽しい。
はっとしたのは、小さなはりねずみが出会う犬。今作は成犬だけど、まるでおじいちゃんであるエフゲーニー・チャルーシンが描いた絵本のトムカ君が大きくなったような容姿だ。水辺の描写も重なる。偶然なのだろうか。いやいや祖父の作品へのオマージュのようなものなのでは、と想像したい。と思っている。(直)

チャルーシンの絵本
http://karandashi.ocnk.net/product-group/8
2018年03月04日


今週の木曜日は3月8日。国際婦人デー。この日はロシアでは祝日。この日男性は女性に花束や贈り物を贈る習わしがある。また、私のロシア語の先生は、その日はロシア人の女性のお友だち同士でレストランで食事するのよ!と嬉しそうに話してくれた。そんな風に女性同士でその日を楽しんだり。そもそもこの日はアメリカの婦人デモが起源だが、ロシアの場合には革命にその歴史をたどることが重要だ。だが現在ではそういう背景と直接の関連付けを特にすることなく、女性のための祭日としてお祝いするということが定着しているようだ。8日まであと少し。今ごろ贈り物を用意したりに忙しいロシア人の男性が結構いるのだなぁと想像するとちょっと面白い。
というわけで、この日のための贈り物に添えるカードというものがロシアにはある。カランダーシの 「ロシアお祝いカードセット」にも入っている。どのカードも気持ちがこもっていて素敵だ。

ロシアお祝いカードセット http://karandashi.ocnk.net/product/253
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