2025年10月20日

今年も国立科学博物館の「きのこ展」のご案内を『わいわいきのこのおいわいかいーきのこ解説付き』でお世話になって保坂健太郎博士からいただきました。
今回のテーマはきのこの名前だそうでとても面白そうです。
https://tbg.kahaku.go.jp/event/2025/10kinoko/

ということで、私も『わいわいきのこ…』の中のベニテングタケについて調べてみました。ロシア語ではМухоморと言いますが、мухоは蝿、морは疫病などによる大量死などの意味があります。このきのこが蝿の殺虫剤に使われていたことからそう呼ばれるようになったようです。
この話をロシア語の先生にしてみたら、ベニテングタケは毒があり人間は食べられませんが、ヘラジカはお腹の具合が悪い時にこのきのこを食べてお腹を治すのだということを教えてくれました。調べてみたら、寄生虫を追い出す効用があるという説はありますが詳しい解明はまだされていないようです。

さて、19日午後から板橋中央図書館ボローニャ絵本館の外国語お話会でロシア語で『うさぎのいえ』のお話をしました。お人形たちと一緒に、組み立てられる木の皮のお家と氷のお家を使いながらお話することができました。感謝。

このお話は動物が主人公ですが、お家の存在がとてもとても大切です。ですから、今回は、実際にお人形を使ってお家を建てるというダイナミックな展開を組み込みこんでみました。実際にお家という存在を登場させることで、追い出す、追い出されるというリアルが伝わりますし、お話の世界をより楽しんでもらいたいと思ったわけです。
この2つのお家、素材は段ボールです。制作は夫が請け負ってくれました。色々考えて組み立てられるように工夫をしてくれ感謝です。
実際にこのお家は子どもたちがとても興味をもってくれました。そしてお話会が終わった後、お家を組み立てて遊ぶこどもたちや仕組みをじっくり確かめたりするお父さんもいらして賑わいました。

昔の話になってしまいますが学生時代のサークル活動でちょっとだけ人形劇をやったことがあります。以来、パペット人形には親近感があります。もちろん難しさもありますが、これからも工夫しつつ使ってゆきたいと思います(直)