美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
2025年10月
ロシア絵本的日常【ダイアリー】:4
2025年10月25日

一気に季節が進み困惑です。そんな不安定な気候の中でしたが、今週は福岡まで行ってきました。福岡空港のシェアラウンジは初めて利用しましたが、ひとときやるべき作業に集中することができ助かりました。

お知らせがあります。11月23日(祝)東京ビックサイトで開催される「文学フリマ東京41」に出店します!https://bunfree.net/event/tokyo41/出店名: カランダーシでブースは南3-4ホールのせ-58です。

文学フリマとは「作り手が「自らが《文学》と信じるもの」を自らの手で販売する、文学作品展示即売会です。」

来場にあたっての事前予約は不要です。よかったら遊びにいらしてください。

よろしくお願いします!(直)








2025年10月20日

今年も国立科学博物館の「きのこ展」のご案内を『わいわいきのこのおいわいかいーきのこ解説付き』でお世話になって保坂健太郎博士からいただきました。
今回のテーマはきのこの名前だそうでとても面白そうです。
https://tbg.kahaku.go.jp/event/2025/10kinoko/

ということで、私も『わいわいきのこ…』の中のベニテングタケについて調べてみました。ロシア語ではМухоморと言いますが、мухоは蝿、морは疫病などによる大量死などの意味があります。このきのこが蝿の殺虫剤に使われていたことからそう呼ばれるようになったようです。

この話をロシア語の先生にしてみたら、ベニテングタケは毒があり人間は食べられませんが、ヘラジカはお腹の具合が悪い時にこのきのこを食べてお腹を治すのだということを教えてくれました。調べてみたら、寄生虫を追い出す効用があるという説はありますが詳しい解明はまだされていないようです。

さて、19日午後から板橋中央図書館ボローニャ絵本館の外国語お話会でロシア語で『うさぎのいえ』のお話をしました。お人形たちと一緒に、組み立てられる木の皮のお家と氷のお家を使いながらお話することができました。感謝。

このお話は動物が主人公ですが、お家の存在がとてもとても大切です。ですから、今回は、実際にお人形を使ってお家を建てるというダイナミックな展開を組み込みこんでみました。実際にお家という存在を登場させることで、追い出す、追い出されるというリアルが伝わりますし、お話の世界をより楽しんでもらいたいと思ったわけです。

この2つのお家、素材は段ボールです。制作は夫が請け負ってくれました。色々考えて組み立てられるように工夫をしてくれ感謝です。

実際にこのお家は子どもたちがとても興味をもってくれました。そしてお話会が終わった後、お家を組み立てて遊ぶこどもたちや仕組みをじっくり確かめたりするお父さんもいらして賑わいました。

昔の話になってしまいますが学生時代のサークル活動でちょっとだけ人形劇をやったことがあります。以来、パペット人形には親近感があります。もちろん難しさもありますが、これからも工夫しつつ使ってゆきたいと思います(直)



2025年10月11日
今夏、外にいる1匹のコオロギの威勢のいい鳴き声を聞きながら毎晩入浴していたのですが、今週になってその声が聞こえなくなりました。成虫になってから1ヶ月くらいが寿命と知り、ああ、と切なくなった2日後、また1匹鳴く声が聞こえ始めました。元々のコオロギが鳴くことを休んでいたのか、別の個体が鳴き始めたのか、秋の夜長に謎は深まるばかりです。

庭の隅っこに植えたススキが大きくなって花穂をつけて風に揺れています。金木犀も咲き出しました。そして来週はずっと雨。やっと半袖にさようならです。

今週は横浜に用事があり、読むのを先延ばしにしていた『文化の脱走兵』(奈倉有里著講談社)を鞄に入れて出かけました。

2022年の春に始まりそしてまだ続いている現実について、ありとあらゆる人々がその立場に則って様々な場所で語ったり、書いたりしています。敢えてあまりそういうものに近づかないようにしてきたところもあるのですが、これは読んでみたいと思いました。

文学というフィールドで生きる作者による緊張感のある時事的な事柄に対する本質的な提言を含むエッセイ集です。一つの視点として受け取りました。受け取って色々思考しています。整理して言語化ができるといいのですが。

ロシア絵本を紹介しています。よろしくお願いいたします。(直)
インスタ動画https://instagram.com/p/DPqd9bokrp1/?utm_source=qr










2025年10月04日

いつの間にかこの場所のレギュラーになったカクトラノオ。強い植物ですが塀の隙間という環境で今年の暑さはかわいそうでした。咲いてくれてほっとしました。

今年は早めに書店で新しい手帳を買いました。友人から貰った可愛い卓上カレンダーももう机の上に置いています。だんだん「来年」が身近になってくる季節です。まだ結構暑かったりしますが。

先週木曜日にクニーシカの会がありました。ナディア・コズリナ先生のご指導のもと『Моя собака любит джаз 』を読んで行きました。感謝。主人公の少年は、父親が恋に落ちてしまった歯科医を訪ねます。今回は彼女がどんな人なのかがわかる内容でした。

多趣味であることの一つに旅の事が出てきました。ーтуристических походах,пять из них лодочные!という文章があり、ー旅行のうち、5回は船旅であるーと安易に私は考えました。けれども、この場合はいわゆる旅行ではなく、ロシアの大地をキャンプしながら進むハードな旅のことで、船旅というのもボートを自分で漕ぐ旅のことだということで、認識が違っていたことが分かりました。

そしてそのハードな旅がソ連時代には流行っていたことも教えていただきました。大きなリュックを背負って、列車で目的地の駅でおり、そこから歩いて旅をするのです。この歯科医は、知的な趣味も持っているし、また身体的にも強い人であるようです。それはそれとして、このお話はどういう結末を迎えるのでしょう…

クニーシカの会、次回は10月30日です。参加者募集中です。

ロシア絵本を動画も使って紹介しています。よろしくお願いします。
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