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ダイアリー
2/14 押し花アート
2019年02月14日

先日、植物学者の牧野富太郎の伝記番組を見た。ご本人の功績は広く知られるところだが、植物を愛し、研究する富太郎の人生を支え続けて亡くなった奥様のスエコさんのご苦労たるや、名前を笹の新種につけてもらった位ではやはり報われないなあと思って見ていた。家事、育児、借金取りの応対などでただでさえ忙しい中、日本のあちこちに植物ハントしにいっている富太郎からドサっと採取した植物が届く。それを押し花にするのもスエコさんの仕事だったのである。
画像は、押し花アートの絵本「森の1年」(ヘレン・アポルンシリ作)だ。模様のように見える細かいところまで全て植物の葉だったり、花弁だったり、種だったりするのだ。実はこれは元々ロシアの本ではなくイギリスの露訳本。それに気づかずにただただ表紙の美しさにひかれて仕入れてしまった。それはそれとして。とにかく作品を芸術の域まで高めている作家の力量とセンスにおそれいっている。
この絵本、牧野富太郎が見たら、何と言うだろう(直)
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