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ダイアリー
3/2 海と灯台についてのわたしの本
2020年03月02日

ロシア・アヴンギャルド絵本の中でも大変印象深い1冊。こうやって復刻版を手に取れるのは大変嬉しい。

水色の表紙はカバーで、中にオリジナル版が挟み込まれている形態。なるほど、こういう方法があったのかと思う。前後カバー面にはに詩を書いたマヤコフスキーの事、絵を描いたポクロフスキーの事が書かれている。日本の浮世絵についての言及もあり興味深いところだ。

つまりこれは、アヴンギャルド絵本の価値をしっかりと認識し、蘇らせ、きちんとした形で伝えてゆこうという意志のもと作られたものなのがよくわかる。海外の絵本にも多大な影響を与えた絵本の革命についてのロシアの現在のひとつの姿勢を感じとることができるのではないか。

裏面にはマヤコフスキー博物館とロシア国立子ども図書館のお墨付きマークもプリントされている。オリジナルは1927年版で7000部刷られたとある。

マヤコフスキーが子どもたちへ残したメッセージ…灯台のようにあれ!を当時のまま受け取れる貴重な企画絵本だと思う。

邦訳版「海と灯台の本」(新教出版社)もある。(直)
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