2020年09月24日
クリーム色の表紙が優しい印象の「ピーターラビット全集」には作品が出来た年代順に20のお話が収録されていて一挙に読むことができる。
表紙の大きなピーターは「ベンジャミンバニーのおはなし」の中の一場面。ものおとが聞こえピーターが不安に思っているという挿絵。ピーターの表情に引き込まれる。
シリーズ最初のお話「ピーターラビットのおはなし」は1902年出版で本格的カラー写真製版で印刷されている。このピーターのシリーズは大きく印刷技術が進歩した時代の成果でもある。
その頃、ロシアではビリービンが活躍していた。こちらは石版印刷。そのあたりを比べるのも面白い。(直)