美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2019年03月05日

3月20日から八王子のカフェ・リンさんで開催される「セリョージャとあそぼう!」の原画展&トークイベントのご案内のポストカードが好評だ。これは絵本の見返しの絵。先日のナディア・コズリナさんのトークイベントではこの模様についてのお話もありとても興味深かった。3月21日にカフェ・リンさんで開催されるトークイベントもぜひ楽しみにしていただければと思う。
このポストカード、西荻のご近所のいくつかのお店にも置いていただいている。本当にありがたいことと思っている。画像は時々娘とのランチでお邪魔しているギャラリー&カフェの「ヨロコビto」さん。こちらでは今佐香苗さんの展示「うふふ」を開催中。本当にうふふな作品が並んでいて素敵だ。ここはギャラリーの窓が広くとても明るくて、作品ものびのびと呼吸しているように見える。気鋭のアーティストたちのポストカードもたくさん展示、販売されているのでそちらを見るのも楽しい。カフェではアートブックや絵本のページをめくりながらお茶をいただける。アートに触れながらホッと落ち着けるおすすめスポットだ(直)

ヨロコビtoさんhttp://yorocobito-g.com
カフェ・リンさんでの原画展&イベントについて
http://karandashi.ocnk.net/product/323
2019年03月04日

昨日こちらで紹介したローシン画「おおきなかぶ」は小学1年生の国語の教科書にずっと載っていますよ、とある方が教えてくださった。え、そうなの?と、検索すると、確かに。確かに。その方にとっては「おおきなかぶ」といえばこちらの絵だそう。教科書に載っているのだもの、そういう方もたくさんいらっしゃるんだろうなぁということがわかった。教えていただいてよかった。感謝。
そして、この絵本は最初ソビエト時代に描かれているようなのだけど、それからどういう経緯で日本の教科書に載るようになったのだろう。なんてちょっと思ったりしている。
本当にこのお話はたくさんの画家が絵をつけていて、それぞれ特色があって面白いのだが、今回ご紹介するのは、実はあまりに衝撃的過ぎて?以前にもこちらで紹介したことがあるヴァスネツオフの挿絵の中の一場面。なんとおばあさんがおじいさんの髪の毛を引っ張っているのだ。おばあさんはヤケになっているのだろうか。それに案外かぶが小さい。しかもこの段階でもう抜けかかっているではないか。何ゆえ抜けないのか…。最終的に陽もとっぷり暮れて夜になってからやっと抜けている。よっぽど頑固なひげ根だったのだろうか。
とりあえずめでたし。(直)

ヴァスネツオフ画「ロシア民話集」 http://karandashi.ocnk.net/product/260
2019年03月03日

「おおきなかぶ」は日本でもとても親しまれているお話だ。中でも福音館書店の佐藤忠良さんの絵本が有名なのではと思う。ロシアでもとても親しまれていて、それはもうたくさんの画家が挿絵を描いている。今日ご紹介するのはローシン画の絵本だ。表紙は大きなかぶを中心にピンクの縁取りや赤や青を基調とした民族衣装を身につけたおじいさんとおばあさん、そして孫娘ちがにっこり笑っている。あ、おじいさんはちょっぴり微笑んでいる感じという方が正しいいかな、そして犬も猫もねずみも微笑んでいる(ように見える)。 個人的には民族衣装もこの絵本の見どころでもあるなあ、と思っているのだが、おじいさんの膝当てがおばあさんの衣装と同じ布だったり、おじいさんの衣装のくたびれ具合や、おばあさんが被っているショール(プラトーク)の毛羽立ちの感じや孫娘のプラトークとの質感の違いとか、表現がとても細やか。 そして印象的なのが、おじいさんとおばあさんの手の表現だ。農民の働き続けてきた力強く大きな手だ。そう、かぶを引き抜くある意味主役ともいえる手の描き方がリアルだ。袖の下の腕の白さ、骨格や筋などに注目したい。 そして、 何よりの見どころは、かぶをおいしくいただいているページかもしれない。幸せな場面だ。(直) 「おおきなかぶ」http://karandashi.ocnk.net/product/337
2019年03月02日

オープンルームありがとうございました。
さて、先日のイベントの際に小さなお客様が来る予定だったので子ども用の椅子を1階から持ったきた。自分の子どもたちが使っていてもので、椅子として使わなくなってからは玄関を上がったところに置いて、花瓶を置いたり、最近はトレイを置いて鍵やハンコを置く場所にしていて、椅子であることをすっかり忘れていた。でも、今はカランダーシの部屋にそのまま置いて、ソビエト時代のお人形を置いたりしてみているのだけど、中々いい眺めだなぁと思っているところ。(直)
2019年03月01日

今日から3月。花粉症もあるけれど、春の兆しを見つける日々にしていきたいし、20日からは「セリョージャとあそぼう!」の原画展とイベントもあるので、準備や広報活動もがんばっていきたい。
画像はアリス・ポーレット画の「ねこちゃん、ねこちゃん」という型抜き絵本。元々は1975年発行の絵本。猫の詩に合わせて次から次へ色々な猫が登場。さまざまな表情には本物の猫らしいリアリティと説得力があり、この絵本の大きな魅力となっている。何を考えているのだろう、こちらをじっと見つめる表紙の猫の瞳。全編愛らしくも媚びない、そしてなんだか可笑しい猫の魅力に溢れた絵本だ。

明日はオープンルーム。3月は2日と16日開催。23日と30日は原画展のためお休み。
(直)

「猫ちゃん、猫ちゃん」http://karandashi.ocnk.net/product/334
2019年02月28日

今日で2月もおしまい。冷たい雨も降って寒いけれど、春を感じる雨。植物がどんどん芽を出してきている。
画像は マリヤ・パブロワ画の「猫ポストカード12枚組」より 。現在サンクトペテルブルクで活躍する女性画家の作品だ。このシリーズはもちろん猫が主役だが、サンクトの古い街並みやサモワールなども取り入れた懐かしい雰囲気の油彩画というのも特徴。このポストカードの猫たちは、しっくりとそのノスタルジックな背景と馴染んで寛いだ表情を見せている。
猫とサンクト。エルミタージュの猫も有名だし、昨年旅した時には、わりと街のあちこちで見かけるのではと期待していたのだが、案外見かけなかった。一度教会の中で見ただけだ。このポストカードの中のような猫たちと出会いたかったな、と思う。(直)
猫ポストカードhttp://karandashi.ocnk.net/product/324
2019年02月27日

この度、週刊「読書人」紙2月22日号に八王子カフェ・リンさんで開催する原画展とイベントのご案内の記事を掲載していただいた。本当にありがたい。
「読書人」は週刊の歴史ある書籍書評紙。全国の書店で購入可能で電子版もある。資料によると、大学図書館や公共図書館、新聞社や出版社などでの読者、執筆者や研究者、高校の国語科の先生、そして、全国の読書家が読者層だとある。ということで、そういう方々にも、「セリョージャとあそぼう!」の情報が届くのはとても嬉しい。
今号の巻頭特集記事は「対談 片淵須直氏×佐分利奇士乃氏 明日を違う一日にするためのアニメーション」だ。かなりのボリュームで、アニメデジタル化以降の変化、リアリティの考え方、歴史を踏まえての表現論、今後の展望に至るまで、現場の論理に生態心理学という視点からのアプローチが交錯するかなり読み応えのある内容だ。ノルシュタインのアニメについてもかなり語られている。個人的にはジャポニスム、ミュシャからマンガやアニメへの流れなどは絵本研究の観点からいっても繋がるし、それこそ絵本表現を考える上でも勉強になる内容だった。
この「読書人」紙、扱う書籍は文芸書から漫画まで幅広く、最後のページのコーナーではアメリカ絵本の連載紹介記事が掲載されている。(直)

「読書人」ウエブ版 https://dokushojin.com/content.html?genre=7&content=30

2019年02月26日

今朝、ゆで卵からヒヨコの鳴き声のような音が聞こえてきて家族で大騒ぎになったのだけど、空気との関連で出る音らしくてホッとした。
さて、画像はキップリングの「ジャングルブック」の絵本。挿絵はマイ・ミトゥーリチだ。「ジャングルブック」はロシアでも人気のあるお話のようでたくさんの種類の書籍が現在も発行されている。かつてはアヴンギャルド絵本の旗手レーベジェフも確か挿絵を描いていたように思う。
ミトゥーリチの挿絵は印象的な色使いと軽やかでありながら確実な筆の運びと濃淡のつけ方でジャングル=未知の世界を大胆に表現している。イメージを引き締め、緊張感を伝える黒の効かせ方にも注目したい(直)

ジャングルブック http://karandashi.ocnk.net/product/333
2019年02月25日

昨日のイベントが無事終ってよかった。そして「セリョージャとあそぼう!」という絵本を出版して本当によかったと思った。まず、受け取ってくださる方々がいらっしゃって、作家のお話を聞きにいらっしゃる方々がいて…幸せなことだ。
また、昨日はこの絵本にこめたコズリナさんの思い、考えをまたさらに知る機会となった。絵本というものはもちろん、そのままを楽しんでいただくことが全てだと思うが、作家のお話を聞くことには意味がある。そして、この絵本はロシア文化を伝える絵本だ。背景を、ルーツを知ることで絵本との絆はより深まるのだと思う。できれば、たくさんの人に聞いてもらいたいお話だと思う。
3月20日からは八王子のカフェ・リンさんで原画展が始まる。こちらでとコズリナさんのトークイベントを開催予定だ。絵本の中の布人形のワークショップもあってこちらも楽しみだ。
よかったらどうぞいらしてください。

画像はご案内のポストカードより。絵本の見返しの絵だ。(直)
2019年02月24日

トークイベントありがとうございました!コズリナさんが語る「セリョージャとあそぼう!」が生まれるまでの奥深い物語に耳を傾けるひととき。どう考えるか、そしてどう描くか、までの道のり。打ち合わせを重ねた日々を思い出したが、今回のお話から、あの時こんな事を考えていたんだ、ということがわかり、私の立場もあるが、感慨深いものがあった。
また、コズリナさんがこの絵本に込めた「ロシア」は、特に昔から農民が伝えてきたものだ。今回のお話は、ロシアの根っこにあるもの、ロシア文化の考え方についても教えられる内容だったと思う。
お話の後は、お茶とお菓子をいただきながらひとつのテーブルで交流のひととき。テーブルには早速コズリナさんからいただいたばかりのクロスをしかせていただいた。ロシアのご馳走が並んでいるイラストのものだ。雰囲気を盛り上げるのにひと役買っていたのでは、と思う。一期一会。人生は短い。皆さんの様子を見ながら、こういうざっくばらんにお話をする時間を持つのもいいことだとあらためて思った。
そして、今回は記念写真を撮らせていただいた。本当にお集まりいただいて感謝だ。おひとりおひとりとご挨拶もさせていただいて、お話もさせていただけてありがたいことだった。
次は八王子で原画展とイベント。こちらも楽しみにしていただきたいし、よかったら、オープンルームの方へも是非遊びにいらしてください!(直)
2019年02月23日

明日のトークイベントはおかげ様で満席となった。感謝!
カランダーシの部屋は広くないし、簡単には動かせない大きくて重いテーブルもあるのでそんなに人数は入らない。でも今回の定員設定は実は今までのイベントの中で一番たくさんの人数。きちんとお話を聞いていただけて、そしてサモワールもちゃんとテーブルで皆さんに使っていただけたらいいなぁ…だとするとと、考えた数字だ。お茶をいただきながらのコズリナさんと皆さんとの交流の時間も大切に考えている。コズリナさんも楽しみにしている。
とにかく、「セリョージャとあそぼう!」のトークイベントに関心を持ち、そして足を運んでくださる方々がいらっしゃることがありがたい。コズリナさんとも嬉しいね、ありがたいねと話している。
明日はそんな気持ちをこめて皆さんをお迎えしたい。(直)
2019年02月22日

花粉症にかかった猫ではありません。悲しくて泣いているのだ。何故ならば一緒に暮らしていた雄鶏をキツネに食べられてしまったから…。ロシア民話「猫と雄鶏とキツネ」のお話だ。挿絵はヴァスネツオフ。
さて、コズリナさんと日曜日の「セリョージャとあそぼう!」トークイベントの最後の打ち合わせを済ませた。スライドもたくさん。動画もあって、とてもとても楽しみな内容だ。参加された方はもっとこの絵本が好きになると思うし、きっとコズリナさんのファンになってしまうでしょう。
ということで、残席はひとつ。是非ご参加を!
(満席となりました。ありがとうございます!)

※明日は土曜日ですが会場準備などのためにオープンルームはお休みです。

「猫と雄鶏とキツネ」
http://karandashi.ocnk.net/product/134
2019年02月21日

ご近所の花桂さんにお花のアレンジを作っていただいた。お祝いのお花だ。店内は一足先に春爛漫。色とりどりのお花が並んでいて、気持ちも弾んでくる。新入荷だという紫の濃淡の素敵なスイトピーがあったので、まずそれを選んでそれに新種だというチューリップを合わせて、淡いヒアシンスやコデマリも入れて…とだんだん楽しくなってくる。目の前でどんどんアレンジが出来上がってゆく。手品みたいだ。ずーっと昔からのお付き合いのあるお花屋さん。嬉しいときも悲しい時もお世話になってきた。
そんな花桂さんのカウンターには、先日配置をお願いした日曜日のトークイベントのチラシが貼ってあって感謝感激だ。本当にありがたい。このイベント、割とどんどん席が埋まったのだけど、何故か、魔法がかかったように定員のあとひとつが埋まらずにいる。でも、どういうわけか、きっと埋まると信じている。根拠はない。
「最後のお席が空いています。どうぞいらしてください。お待ちしています。」
(直)

トークイベントお申込みhttp://karandashi.ocnk.net/product/322
2019年02月20日

ロシアにはどんな動物が生息しているのだろう。鳥は?植物は?…。ロシア絵本を見ていると、そういうことも知りたくなってくる。この図鑑はロシアの主だった動物、鳥類、爬虫類、虫類、そして植物などを網羅して特徴や生息地などを教えてくれる。国土が広いだけあって、生物の分布図は様々だ。同じロシアに住んでいても地域によって一生見ることのない鳥や植物がたくさんあるんだなぁとあらためて思う。どのページも見ていて楽しいけれど、鳥のページは特に。カラフルな鳩やロシアで見かけたハイイロと白いのカラス、森の国らしくフクロウの仲間もたくさんいる。
ブックデザインがすっきりしてとても見やすいし、ページのコンセプトも画一的ではないので、興味を逸らさない。
図鑑の1ページにハリネズミが登場するところはロシアらしい。見返しに雛鳥たちが大集合!なんと愛らしい。(直)

ロシア生物図鑑 http://karandashi.ocnk.net/product/332
2019年02月19日

昨日と今日2回にわたり朝日新聞の生活面に松居直氏の記事が掲載されていた。タイトルは「松居直さん(福音館書店相談役)の編集人生」。
記者の赤ちゃんに絵本がわかるのか、との問いに、言葉の意味ではなく、気持ちが通じると答えており、また絵本の最も大切な役割は「共にいること」と述べている。「こどものとも」については創刊当初の厳しい道のりも語られ、本当に苦労してやってきたと振り返っている。今日の紙面では、中国語で絵本の魅力を伝え続けてきたことが書かれていて、私はこのことを知らなかったので大変興味深く読んだ。1980年代以降松居さんは毎年中国を訪れ絵本の普及活動をされており、絵本とは何かを出版関係者らに伝え続けていたという。当時、中国ではいわゆる絵本というものがほとんどなく、書籍に対する感覚の違いもあったものの、地道に活動を続けられたきたのだ。そして、その活動の背景には戦争への反省があるとしている。現IBBY会長の張明舟さんが先月松居さんに久しぶりに会い、涙を流し、松居さんを何度も抱きしめたとある。懐かしさと松居さんの日中友好への貢献に対しての溢れる気持ちのあらわれだったと推測される。掲載されている写真は張さんの会えたことが本当に嬉しいという表情が印象的だ。
2日に渡る記事を読んでの個人的なキーワードは「共にいること」だ。わかっているようでわかっていない深い言葉だ。(直)
2019年02月18日

日脚がのびてきた。やはり嬉しい。
今日はカランダーシに届いた情報やお知らせをご紹介したい。
まずは、ロシアのソユーズムリトスタジオ制作のアニメ映画「ホフマニアダ ホフマンの物語」が4月にロードショー公開されるという話題。Sさんに教えていただいた。「くるみ割り人形」の原作である「くるみ割り人形とネズミの王様」や「黄金の壺」「砂男」を書いたE.T.A.ホフマンを主人公に、作中人物たちも登場して繰り広げられるファンタジー作品。予告を見たが、精巧に作られたお人形たちが繰り広げる美しく幻想的な世界観に息を飲む。総勢50体の人形たちの共演もあるそう。完成まで15年間!かかったとある。これは見に行きたい。
画像は、森金恵さんが講師をされているハーダンガー刺繍教室の作品展。画像はそのご案内だ。今週2月21日〜23日まで立川ギャラリーきららで開催。ハーダンガーはノルウェーの刺繍技法。森金さんは絵本の世界にも精通されているので、お教室では製作のヒントになるような絵本を紹介されたりもしているそう。春の気配も感じる今日このごろ、優しくて繊細な刺繍の世界をのぞいてみてはいかがだろうか。(直)


ホフマニアダ・ホフマンの物語
https://s.animeanime.jp/article/2019/02/12/43364.html

森金さんブログhttp://sanbomegu.blog90.fc2.com

2019年02月17日

マーヴリナの動物ポストカード登場!嬉しい。猫率高し。何故か13枚セットで、紙ファイルに入っているのだけど、その裏麺にも動物たちたちのイラストが散りばめてあるし、ポストカードの裏もチャーミング。とにかく賑やかで鮮やかで華やか。額に入れて部屋に飾りたいなぁなんて思う。
そんなマーヴリナは、1902年生まれ。若い頃はアヴァンギャルドから社会主義リアリズムへの激動の時代の中で、どのように活動していくのか、芸術家としての問いを突きつけられ、その後ひとつの答えを民話やお話の挿絵に見出し、200冊以上の本の仕事をしている。
明るくてこちらに元気をくれるような絵柄の向こうに、表現したいものを自由に描けない時代、戦時中の厳しい飢えなど、厳しさを感じざるを得ない状況の中で、マーヴリナは生き抜いて作品を残した芸術家であることにも思いを馳せたい(直)

マーヴリナポストカード http://karandashi.ocnk.net/product/331
2019年02月16日

オープンルームありがとうございました。今日 は今年初めての翻訳の会もあり共に学びの時を持てて感謝。暖かくてよかった。
画像は杉並区の広報すぎなみ2/15号。表紙は石井桃子さん。特集杉並ビトとして見開き2ページで紹介記事が写真と共に掲載されている。子どもたちと一緒に笑顔で写っている大きな白黒写真が印象的だけど、おや?石井桃子さんの左に座っているのはもしかして幼き頃の阿川佐和子さんかしら、と思って調べてみたら多分そうらしいようだ。(阿川さんは荻窪のかつら文庫に子どもの頃通っていた)
このかつら文庫に子どもを初めて連れて行った時、当の子ども以上に嬉しくててソワソワしてしまったことを思い出す。数年前には各部屋を見せてもらえる大人の見学会に行った。どんな場所なのかしらと楽しみにしていた書斎は、静かで明るくてそして温かい場所だった。
記事の真ん中のスペースに大きな字で「子どもたちよ 子ども時代を しっかりとたのしんでください」とある。
心からそう思う。(直)
2019年02月15日

◆明日はオープンルームですが、スタートは午後3時からとなります。また、来週23日はお休みです(24日のイベント準備の為)よろしくお願いします。3月は2日、16日を予定しています。20日〜31日まで「セリョージャとあそぼう!」の原画展が八王子のカフェ・リンさんで開催されますので、期間中の西荻窪のオープンルームはお休みです。ぜひ、そちらへもお出かけください。

◆オープンルームでは、入荷したばかりのチャルーシンの動物絵本やロシアの動植物図鑑、ダーヴィット・ハイキンやブラートフ&ヴァシリーエフの絵本、マーヴリナのポストカードなどなどウエブショップにまだアップしていない絵本や日本語の絵本もご覧いただけます。

◆2/24日のトークイベントは若干名でしたら参加可能です。お申込みお待ちしています。(直)








2019年02月14日

先日、植物学者の牧野富太郎の伝記番組を見た。ご本人の功績は広く知られるところだが、植物を愛し、研究する富太郎の人生を支え続けて亡くなった奥様のスエコさんのご苦労たるや、名前を笹の新種につけてもらった位ではやはり報われないなあと思って見ていた。家事、育児、借金取りの応対などでただでさえ忙しい中、日本のあちこちに植物ハントしにいっている富太郎からドサっと採取した植物が届く。それを押し花にするのもスエコさんの仕事だったのである。
画像は、押し花アートの絵本「森の1年」(ヘレン・アポルンシリ作)だ。模様のように見える細かいところまで全て植物の葉だったり、花弁だったり、種だったりするのだ。実はこれは元々ロシアの本ではなくイギリスの露訳本。それに気づかずにただただ表紙の美しさにひかれて仕入れてしまった。それはそれとして。とにかく作品を芸術の域まで高めている作家の力量とセンスにおそれいっている。
この絵本、牧野富太郎が見たら、何と言うだろう(直)
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