美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2019年05月14日

夕方、小糠雨、自転車、川沿い、ツバメの声、横切るトラ猫、続いてブチ猫、バラの香り、ラ・カンパネラを弾く音…。返却期日を過ぎた本を慌てて西荻図書館まで返しに行くいつもの道はすっかり初夏の風情だった。図書館のアンネのバラは今年も大輪の花を咲かせていたし。

そういえば、お豆腐屋さんのラッパの音を聞かなくなって久しい。なんてことをふと思い出した。

画像は「ビリー・ビンキちゃん」トクマコフ画だ。ロシアの絵本だけれども、スコットランドの昔から伝わる民俗詩の絵本。

この絵の詩は、ネギを買って(くださいな)というタイトル。結局はいたずらっ子な女の子だけを買ってくださいな、という内容。すっきりとした白い背景と、まん丸顔のとびきり元気そうな女の子の明るい笑顔がいいな。

レフ・トクマコフの作品はトレチャコフ美術館やプーシキン美術館、また国外ではブラスティラヴァ国立美術館などにも収蔵されているようだ。この絵本は夫人のイリーナの訳詩。夫婦共作だ。(直)

ビリービンキちゃんhttp://karandashi.ocnk.net/product/282

2019年05月13日

アンナ・デスニツカヤ画の「ある古いロシアの家の物語」は大きくて重い絵本。2017年ブラスティラヴァ世界絵本原画展金のりんご賞受賞作品だ。

表紙に家の扉が描かれている。それはある家の扉。その扉を開けると、家族の歴史の物語が始まる。この絵本はこの家に住む家族の100年の歴史が記録されている。

1902年〜2002年までの間にロシアに起こった様々な出来事。それらは容赦なくこの家にも大きな影響を与え、家族は翻弄されながらも今日という日をその家に守られ生きてきた、その日常の軌跡が淡々と紹介されていく。

それぞれの時代の生活の様子が細かく描かれていて興味深い。着ているもの、使っている道具、家具、食べ物、おもちゃ…。1927年には新しかったトイレが45年には古びて、周りは物置状態に。使わなくなったサモワールも置いてあったり。

生きて、働き、泣き、笑い、私たちは一生を終えてゆく。その家族それぞれの一生を包み込む家の存在は偉大だ。それは家族の心集う大切な場所なのだ。

この絵本には家系図がついていて、誰が絵本の中の何ページに出てきたのかもわかる。なので、それぞれの人生模様も追う事ができる。

そしてその家系図にはちゃんと、この家に共に暮らした大切な家族である歴代の犬や猫のものも記載されている。表紙の扉からのぞいてる猫は家系図から判断すると、多分マリーシちゃんじゃないかな。1945年生まれで49年には亡くなっている。(直)


2019年05月12日

ロシアのバレエの絵本。歴史から演目、音楽、舞台装置のことまで詳しく教えてくれる絵本だ。

ダンサーの動き、骨格や筋肉がきちんと描かれているので、見ていて美しいと思うと同時にその背後にある日々の厳しい鍛錬を思わずにはいらず、表現者として踊ることってなんて凄いことなんだとあらためて感心してしまう。

劇場のことやオーケストラや美術のことなど含めて、バレエが総合芸術であること、とても奥の深い世界なのだということがよくわかる。

この絵本を見ていると劇場にバレエを観に行きたくなる。そして、個人的には踊れずとも身体をちょっとは鍛えなきゃという思いがわいてくる。いいことだ。(直)

バレエ絵本http://karandashi.ocnk.net/product/266













2019年05月11日

オープンルームありがとうございました。

小さなお子さんとパパやママたちが訪ねて来てくださるのはとても嬉しい。何かしら少しでも楽しい場所と思っていただけるのなら幸いだ。

今カランダーシの部屋に登る階段のバラ、バフビューティが咲き出してきれいだ。これからどんどんどんと咲いていく。小さな苗だったのに随分と育ったなぁと感慨深い。

それにしても急に暑くなって、今日はエアコンをつけていた。本当に季節が進むのは早い。さて、今年の夏は暑いのだろうか?お手柔らかに願いたいな(直)



2019年05月10日

明日はオープンルーム。
バラが咲き出したのでそちらも楽しんでいただければと思う。

画像は入荷してきたきのことベリーだけの図鑑。明日はこんな本も並ぶ予定。まずは、ベリーの種類の多さにびっくり。実と花と両方紹介されているところがいい。とはいえ、ここに載っているのは代表的なものだけだろう。

絵本「セリョージャとあそぼう!」にも出てくるビルベリー(черника)も見開きで紹介されている。とてもポピュラーなベリーのようだ。

以前、ロシアできのこ狩りをした時、今度はベリー狩りにどうぞ!と言われた。もちろん、(行けるのならば)行きたいですとも!

その時、ベリー狩りは蚊の対策がマストと聞いた。あちらの蚊は身体も大きく刺されると結構なダメージだそう。きのこ狩りの時も皮膚を出さないように細心の注意を払った。

この図鑑にも、蚊やカタツムリや毛虫など、森にいる虫たちが脇役的に登場している。蚊は結構な頻度で登場しており、本当にベリー狩りに行くなら覚悟がいるようだ。

それでも、ロシアの夏の森に、ベリーを摘みに行けたらどんなにか楽しいだろうと思う。(直)
2019年05月09日

今日は久しぶりに高円寺の「えそんやるすばんばんするかいしゃ」さんへ。すると、欲しかった絵本、探していた絵本、気になっていた絵本がぱんぱんぱんと見つかって嬉しい限り。

店長の荒木さんともたくさんお話させていただいて、意味深く素敵な時間を過ごさせていただいた。色々な事を教えていただいてとても感謝している。

カランダーシでも好評で現在欠品中の 「ロシアの装丁と装画の世界」も分けていただき、重い荷物を抱えての帰り道。高円寺の商店街はわりと賑わっていて、若い人が多いなぁという印象。なんて個性的な!!というようなおしゃれをした人たちを見るのは楽しい。

画像は「るすばんばんするらかいしゃ」さんの店内と入口。許可をいただいて撮影。
またお邪魔できる日を楽しみに…。

「ロシアの装丁と装画の世界」http://karandashi.ocnk.net/product-list/14










2019年05月08日

ブラートフ&ヴァシリーエフが描く赤ずきんちゃんは、お洋服も赤。水玉模様のエプロンがおしゃれだし、顎のおリボンが大きくてかわいらしい。

左のページは赤ずきんちゃんの赤い出で立ちと、赤い実をつけた植物が呼応し合って華やか。そしてその赤と右のページのオオカミの口の舌の色が同じような赤。

右のページはカラスやフクロウ、そして蚊も飛んでいるし、木は朽ちている。咲いているお花も色がない。その中でオオカミの舌が生々しく赤い。

両ページで陽と陰、生と死、あるいは善と悪を対比させている。白い背景が色や輪郭を際立たせていて中々に見応えのある見開きシーンだ。

緊迫した局面だけど、フクロウが愛嬌があって和ませているところがいいな。と思う(直)

おとぎ話集 http://karandashi.ocnk.net/product/267
2019年05月07日

連休の間に季節が進んで、庭のビオラたちは徒長気味になり、紫蘭は満開を迎え、そしてバラが咲き出した。今年爆発的に咲き誇ったベランダのジャスミンは終盤戦。それでもまだ蕾が結構あり、今も窓を開けると甘い香りが漂ってくる。

ドクダミもあっという間に繁殖してしまい、もう小さな蕾をつけている。今朝少し抜いて束ねて干した。今年もお茶にするつもりだ。

お茶といえば、お昼に行った西荻窪のKIKUさんでニシオギチャサンポーのご案内をいただいた。今年は6月1日と2日。なんとこの催しも今年で10周年らしい。マップを見ると知らないお店が思った以上にたくさん。

残念ながらチャサンポーの日程は別の予定が入ってしまっているけど、このマップを参考に時間を見つけて街歩きができたらと思う。
(直)
ニシオギチャサンポー http://chasampo.com/index.html
2019年04月26日

連休が始まる。カランダーシもお休みさせていただくが、webでのご注文は自動受付しており通常通りお買物していただくことができる(発送は連休明けとなる)

連休ではあるが、30日(火)の午前中にはクニーシカの会を開催予定だ。ロシア絵本を読み、翻訳し、分かち合う会なのだが、前回から「セリョージャとあそぼう!」の作家でもあるナディア・コズリナさんを講師としてお迎えし、音読をみていただいたり、言葉について、なるほど!なお話も交えてご指導いただいている。

今後も、和気あいあいと、楽しみながら色々な絵本を読んでいければと思っている。そして、これを機に若干名のお仲間を募集したいと思う。興味のある方はご連絡をいただければ幸いだ。

画像は今回訳していく絵本「わらの牛」。ウクライナの楽しいお話だ。(直)
2019年04月25日

今年も青いシラーが咲き出した。ハナニラもまだ咲いているので、お花がたくさんで賑やかだ。シラーは植えっぱなしで放ったらかしでも毎年咲いてくれるお利口さん。そして、これからはバラが楽しみだ。

今年はカランダーシの部屋のベランダのハゴロモジャスミンがたくさん蕾をつけて今まっさかり。窓を開けていると甘い香りが部屋いっぱいに広がる。始まりは小さな鉢植えだったのにすごい生命力だ。天晴れ。せっかくなのでマタンカちゃんと記念撮影。

今日歩いた道すがらでは、スズランやシャガ、芝生のグラウンドにはタンポポがたくさん咲いていた。お花を見かけるとやはり嬉しい気持ちになる。ありがたい季節だ。

そうそう、ドクダミも元気に茂り出した。今年もお茶にできたらいいなと思っている(直)

2019年04月24日

マーヴリナ画の「カエルの王女」。裏表紙も素敵なのでご紹介。カエルが小さな盃で(多分)お酒を飲んでいる。一体どんなお酒なのだろう。

残念ながら分からないのはお酒の種類だけではない。カエルの種類も周りの植物の名前も分からない。「セリョージャとあそぼう!」に出てくるホタルブクロみたいなカラコリーチクみたいなお花と、ヒナギク、マーガレットのようなお花、ちょっとワスレナグサみたいなお花があるなぁと思う。

カエルに関しては、お腹が赤い色のカエルを調べてみたら、お腹が赤い色でイモリのような模様があるカエル、チョウセンスズガエルというのを見つけたけれど、何だかイメージが違うような。皮膚から毒を出すと書いてあるし。

スズガエルのスズは鈴の意らしいが、チョウセンスズガエルの声はアヒルみたいという情報も。鈴の音のような鳴き声ならば聞いてみたいと思うのだが。(直)

カエルの王女













2019年04月23日

ずっと室内に置いていたプリンセチアの鉢を陽気がよくなったのでベランダに出した。切り戻しをした方がいいらしいけれど、せっかくモリモリ元気なのに丸坊主にするのはなぁ…とためらっている。

画像は、マルシャーク詩、レーベジェフ画の「荷物」1927年発行の復刻版だ。毛皮をまとったご婦人が、ソファや鞄などなどたくさんの荷物と仔犬を列車の預かり係に預けて旅行に出る。でも、すぐに仔犬は逃げ出して…。

先日この絵本の当時の版のものを見る機会を得たのだが、デザイン際立つこの一冊はやはり印象深かった。

当時マヤコフスキーが述べた、明確な目的をもった芸術活動の段階、すなわち「我々にとっての絵画からデザインへの運動」の積極的な参加者の中にレーベジェフの名前があることをこの度図録「芸術と革命」で確認した。

1920年代から30年代のソビエト絵本とデザイン。当時のその芸術活動は圧倒的な軌跡を残して、今の私たちをも驚かし続けている。

さて、絵本が乗っているのは、その昔幼稚園で使われていた椅子を譲り受けたものだ。うちの子どもたちが使って役目を終えたと思っていたのだが、カランダーシの部屋で使うことに。時を経た味わい深い佇まいに愛着を持っている。(直)

荷物 http://karandashi.ocnk.net/product/100
2019年04月22日

「小さな曳き船のバラード」を入荷している。何度目かの入荷になる。昨年、雑誌「ミセス」に沼野恭子氏の解説文とともに紹介されたことから問い合わせをいただいたりもした絵本だ。

ノーベル文学賞受賞作家、ヨシフ・ブロツキーと国際アンデルセン賞画、イーゴリ・オレイニコフの組み合わせである。前述のミセスの沼野氏の解説文の言葉をお借りすると「…ふたりの才能が呼応し合った奇跡のように美しい絵本である」となる。

曳き船の宿命と憧れ。プロツキーの生涯を知る次の世代のオレイニコフが表現した崇高なファンタジー。静かなる迫力。ブロツキーがこの詩を発表したのが1962年。そして63年に逮捕され、強制労働の後、国外追放となっている。ノーベル賞受賞は1987年のことだ。

この絵本のタグボートは石炭を燃料とする蒸気船だ。煙突から吐き出される高く高く吐き出される蒸気の軌跡の力強さとやがては消えゆく儚さと。

オレイニコフは、いつか是非原画を見ることができたらいいな、と思っている画家だ。この絵本の原画は特に見てみたい。(直)

小さな曳き船のバラード http://karandashi.ocnk.net/product/284

2019年04月21日

春爛漫。
選挙で行った中学校の八重桜がきれいに咲いていた。

選挙の帰りに図書館に予約した数冊の本を取りに行ってきた。主にソビエト時代の教育についての本なのだが、「世界教育史大系 ロシア・ソビエト教育史Ⅰ」によると19世紀末のロシアの農村では5歳までの子どもの半数が亡くなり、また都市部でも4割の子どもたちが亡くなっていたとある。劣悪な環境と伝染病、もしくは…。過酷な状況である。またその頃、国民の73パーセントが文盲であったとある。

19世紀末、大方の子どもたちはまず生きられるかどうかが課題であったわけだが、果たして未来を担うはずの子どもたちにとっての20世紀はどんなものだったのか、である。今は特に革命政府における教育の実際について知りたいと思っている。

選挙で毎回行く中学校。出身校ではないけれど、運動場を見ると懐かしさを覚える。遠い遠い学び舎の記憶。義務教育のありがたさ、なんて微塵も考えていなかったし、フワフワしていたなぁと思う。そしてフワフワは今も変わらずだ。(直)




2019年04月20日

オープンルームありがとうございました。

【連休を前に今後の予定について】
4/27〜5/6まで、カランダーシの業務およびオープンルームはお休みいたします。サイトのご注文は自動的に受け付けておりますが、発送は連休明けとなります。ご了承ください。よろしくお願いします。

画像は、今お借りしている「芸術新潮」2003年12月号だ。特集がロシア・イコンへの旅。ロシア各地のイコンを訪ねる旅はロシアの歴史の深いところに触れ、もちろん信仰という人そのものの深いところに触れる旅でもあるだろうから、覚悟がいるように思うのだが、とにかく実際のイコンを見に行きましようよ、とふんだんな美しい図版が誘ってくる。

イコンといえば、初めてロシアに行った時のことだ。空港からホテルまでの迎えの車に乗り、運転席にぶら下がっていたミニチュアのイコンを見た時に、ああ、ロシアにやってきたなぁと思ったのを思い出す。

走り出した車の後部座席から、何でこんなにもスピードを出して乱暴な運転が平気でできるんだろうと、私は不安な気持ちで揺れるイコンを見つめたりしていた。まあ、もっとオソロシイ運転もその後経験するのだが。(直)

イコンポストカード http://karandashi.ocnk.net/product/346
2019年04月20日

久しぶりの国際こども図書館。絵本研究会の方たちとグループ研究室というところに籠って資料絵本と向き合う時間を持たせていただいた。

1920年代〜30年代の絵本の黄金時代といわれる年代のものを中心に、当時の紙の手触りや、印刷の実際を確かめながら、またその時代の空気や勢い、熱気のようなものを感じながら、見ることができたのは大変勉強にな ったのはもちろん感慨深いことだった。

ロシア絵本に関しては、ある程度の数に当たれたことで、トータルで見えるものもあるということを実感。今まで頭で理解していたつもりの20〜30年代のロシア(ソビエト)絵本が作られた意図がとてもはっきりとよくわかったと思えたのだ。

ビリービンのいくつかの絵本からは、繊細な表現を担保していた高度な印刷技術にあらためて感銘を覚え、その価値をしっかり再認識することができたし、やはり別格の風格だと感心。ため息が出た。

実物を見ることができたことで、これからまた文献などで、解説や解釈を読む際に実感を伴った受け取りができることは嬉しいし、理解も深まると思うと本当にありがたく貴重な体験をさせていただいたと思う。感謝。(直)

2019年04月18日

朝ドラを見ている。お話の展開云々よりも、雄大な景色がいいな、馬に乗れるっていいな、と見ているところがある。北海道に行きたくなる。

でもヒロインはやがて上京するらしい。この景色を見られなくなるのは残念だ。アニメーターになるとか。一体どんな筋書きなのだろう。

そのヒロイン、今は高校生だけど、お下げ髪、三つ編みの髪型が懐かしい。そういえば、今、お下げ髪をあまり見かけない。というか全然見かけない。絶滅したのだろうか。昔は子どもから女学生まで結構お下げ髪をみたものだ。かくいう私もある時期していた。

私の場合、単純にお下げ髪に憧れを持っていて、髪が伸びて編み目が増えていくのが嬉しかったものだ。なんてことを、朝ドラを見ながら思い出した。

画像は「ロシア絵本の世界を知るわらべ歌と名画によるフォークロア百科」の1ページ。
昔の習俗や、自然、文化などが紹介されている暮らしの図鑑だ。このページは昔の装束や髪のおしゃれについて紹介している。

左のページの女性。綺麗に編んだ長い長いお下げ髪だ。それに髪飾りを被って、どこへお出かけなのだろう。この見開きページにはアクセサリーや櫛も掲載されていて興味深い。、

朝ドラのヒロインは、そのうちお下げ髪をやめてしまうだろう。上京時かな。彼女の場合は、酪農労働に邪魔にならない適髪型として三つ編みにしているところが大きいだろう。そういう意味では、アニメーターにも向いてる髪型ではあるが。(直)


「ロシア絵本の世界を知るわらべ歌と名画によるフォークロア百科」
http://karandashi.ocnk.net/product/35


2019年04月17日

ロシアらしいハリネズミの木の玩具。ハリネズミの背中の穴に、木の葉や果物、きのこの穴を合わせて紐を通して遊ぶ。

木の葉は白樺っぽいな、と思う。梨や林檎や人参を背中に背負ってハリネズミはどこへ行くのだろう。もしかしたら、それらはお昼のお弁当で、ピクニックに出かけているのかもしれない。

と、お話しながら遊べそうだ。そうだ。自分で何か縫いつけたいものを作ってもよいかもしれない。例えば色とりどりのお花や、てんとう虫など…。

素朴な木の手触りが懐かしい玩具。お子さんへのお土産に喜ばれそうだ(直)


(直)
2019年04月16日

「ロシアの辺境にて」は、ロシアの極東地域の自然と人々の暮らし、昔話などをまとめた資料としても貴重な1冊。コマローフ作、パヴリーシン画。

この本は昨年訪ねたサンクトの書店でも、とても目立つところに置かれていて、目を引いていた。表紙の迫力ある鷲が印象的だ。

パヴリーシンにより描かれた自然描写は、詳細でリアル。細かな葉の先まで神経が行き届いている。その動物の毛までクリアーに細かく描かれている挿絵の眺めは、不純物の少ないピリッとした北の澄んだ空気をも感じさせる。

それでもコマローフの詩の世界を表現するにあたり、ちょっと遊び心のある表現があったり、動物たちの昔話の挿絵はほのぼのとしてほっとさせる。

パヴリーシンは極東地方を代表する画家。1938年生まれ。ハバロフスク出身。ウラジオストクの美術学校を出て、ソ連科学アカデミーで働きながら極東地方の文化、自然などを調べ、描いてきた。ソ連芸術家連合メンバー。ハバロフスク名誉市民。(直)

2019年04月15日

私はどうやら檜花粉は大丈夫なので、最近外出時にマスクをしていない。ありがたい。やっと春の空気を直に吸って、クンクンと庭の花の匂いを嗅いだりできて嬉しい。

昨日のことだ。大学の同窓生のJさんの家に皆が集い美味しいワインとご馳走に舌鼓を打ち、たくさんの話をし、またJさんのお花のお庭を見せていたたり楽しいひと時を過ごした。このお庭は最近プロのデザイナーと一緒に新しく作り直したそうで、優しい春のお花たちがたくさん咲いていてとても素敵な眺めだった。

画像は、新入荷の「私たちの花」。野の草花とバッタとてんとう虫の描かれた表紙をひと目見て気に入ったのはもちろん、内容も清らかで優しいそよ風が吹き抜けるような野の花の詩の絵本だったので、心の中で歓声をあげてしまった。
画家の名前は、ナタリヤ・バスマノーバ。1906年サンクトペテルブルク生まれで、ソ連芸術家連合のメンバーで、2000年に亡くなっている。この絵本からは感じることはできないが、まさに激動の時代を生きてきた芸術家である。

野原に素足を投げ出して、お日様の暖かさを感じながら過ごした懐かしい日々を思い出させてくれるような、そんな絵本だ。表紙を見ているだけで心が春になるような。見返しもいい。

先程の友人Jさんのお庭には、ひょっこりタヌキが現れたそうだ。画像を見せてもらったけれど、何を食べているのか丸々太っていた。都会の中の自然の不思議。
タヌキも綺麗なお花が好きなのだろうか?(直)

私たちの花 http://karandashi.ocnk.net/product/343

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