美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2019年10月09日

また台風が来ている。かなり強力らしい。今回はプランターを全部家の中に入れなきゃ、と思っている。

表紙に描かれているのは逆巻く波に一艘の船とイルカたち。ロシアでとても有名な「ねことクジラ」の絵本の2018年版。カランダーシの書棚にある82年版とは画家は同じだが、表紙も異なり、中の絵も同じようでやはり違う。画家はミシコーフ。

ねことクジラか入れ替わる愉快で楽しいお話だが、この絵本はクニーシカの会で訳しているので、訳文と合わせて読んだり、あるいは82年版と絵を比べてみるのも面白いと思う。オープンルームの時にどうぞご覧ください。次の土曜日は台風が心配だが。(直)


2019年10月07日

10月6日。国際子ども図書館のアーチ棟研修室にて午後から「現代ロシアの芸術と絵本-国際アンデルセン賞作家イーゴリ・オレイニコフ」を聞く。

まずは沼野充義氏による講演「現実をおとぎ話にする-想像力の解放区としてのロシア児童文学」。ロシアの豊かな児童文学の系譜を民話、寓話、作家の創作児童文学、ジャンルとして確立した児童文学に分けて歴史的な変遷を踏まえてのお話があった。ここを踏まえていないとオレイニコフの独創性を理解できないとの意図によるお話だったのだが、大変濃い内容をわかりやすくまとめて伝えてくださり、まさに重厚なスカースカ(お話)を聞くように拝聴させていただいた。

そして続いて「おとぎ話を現実にする」というテーマでオレイニコフ氏のお話が始まる。工業大学を出て、絵の専門の教育は受けていないこと、アニメーションを30年続けていたが、スタジオの閉鎖に伴い絵の仕事に専念することになり、挿絵画家としてのキャリアはまだ11年であるという話を皮切りに、2014年に「アーサー王物語」の挿絵創作の仕事の取り組みを機に、それまで一般的であったお話の世界を華美に表現することに疑問を抱き、「現実」を描こうとする挑戦を始めることにした経緯が話された。

挑戦、戦いという言葉を使いながら、次の作品である旧約聖書の挿絵を紹介しながら、新しい解釈で挿絵を創作していくことへの情熱を語り、カノンを壊す。見方を変える。がとにかく創作のテーマであることを熱く語った。

おとぎ話を現実にする…このことについてオレイニコフは、生身の人間という言葉を使い、リアリズムを追求する、つまりは(すでに編集者による判断を通ったものであるし)残酷なものも残酷なままに表現することであると語った。また、子どものために描いているわけではなく、親のために描いているとも。表現によってはやはり波風も立つことでもあるので、生きた作家の作品は描かないようにしている、と言い会場を沸かせた。

限られた時間であったが、逆に現在のオレイニコフ氏の創作への思い、覚悟がクリアーにストレートに伝わる内容の講演であった。その思いを受け、彼はアーティスト、しかもロシアの、との思いをさらに強く持った。既成概念の打破はアーティストにとってある意味当然ともいえる姿勢であり生き方でもあると思うが、さらにロシアの、となるとそこにどうしても歴史的背景も重ねて受け取らざるをえない。

ある時代、ロシアではそれまでの概念を打ち崩したアートの革命が起こった。ロシア・アヴァンギャルドである。オレイニコフ氏の挑戦、戦い、という言葉の斡旋と情熱に何かそういうことを思い起こさせる匂いを感じてしまったのは、私のまあ思い込みとしても。

ただ、沼野氏の丁寧な児童文学の振り返りはやはり、オレイニコフ氏を理解するには必要だったと思わざるを得ない。そう、オレイニコフ氏のおとぎ話を現実にする、という挑戦こそ、きっとロシアのある時代のアーティストたちからするとまさにおとぎ話であるに違いないだろう。

個人的にはこの挑戦を作品として今後見ていくことできるのは幸せなことだと思っているし、また生身の人間!のロシアのアーティストの話を聞くことができたのも嬉しいことだった。

さあ、オレイニコフは今後どんな挑戦を私たちに見せてくれるのだろうか。ある意味自分がそれを見てどう思うかも楽しみにしていきたいとも思っている。

「芸術家の役割は問うことで、答えることではない」(アントン・チェーホフ) (直)

画像はカランダーシの絵本展示を見てくださる方のために作ったパンフ。裏にはプロフィールなど書いてある、
2019年10月07日

今日は1日中上野で過ごした。午後からのイーゴリ・オレイニコフの講演会に先立ち、午前中は国際子ども図書館で開催中の「絵本に見るアートの100年 ダダからニューペインティングまで」を見る。

アートの歴史、分類に沿って絵本の展示をひとつひとつ確認しながら旅してゆくような刺激的な展示だ。今回は特にロシア・アヴァンギャルド絵本が多く展示されており、あらためてこの時代の絵本の重要性を確認することとなった。

国別で分類されるとフランスの括りで紹介されてしまうナタリー・パランがロシア・アヴァンギャルド括りで登場していることで、この展示会の意味合いが個人的にはよくわかり、また、オリジナルではなく淡交社、偕成社、岩波書店、婦人生活社、新教出版社(「海と灯台の本」についてはオリジナルの蔵書は多分なかったと思う)など日本の出版社の復刻絵本が展示されていることに、図書館ならではの展示の意図にも気づかされ興味深かった。また、このことからは、復刻出版の担う役割について再認識をさせられもした。

そして、今まで見たことのない絵本がいくつかあったので是非内容を知りたいし、「海と灯台の本」の1972年刊行版についてもポクロフスキー版との違いを確認してみたいとも思っている。

ロシア・アヴァンギャルド絵本については、午後からの講演会でも沼野氏による解説もあり、学ぶこと多しの1日となった。

…と、展示はもちろんロシア・アヴァンギャルド絵本だけではないけれど、取り急ぎ。(直)


2019年10月05日

オープンルームありがとうございました。次回は来週12日。

八ヶ岳では、小さな絵本美術館で開催中の「うちだりさこ展」へも行ってきた。雨の匂いの、紅葉にはまだ早いけれど、秋の気配の木立を抜けて受付で靴を脱ぐ。

うちださんの翻訳文がついた絵本を絵をページごとに見て行く。まずはラチョフ画の「てぶくろ」。(福音館の絵本にはない最終ページが展示されている)

中央のコーナーには、ラチョフやマーヴリナの挿絵画集の展示や、うちださんにとって初めてのロシア語翻訳の仕事だったという「おおきなかぶ」についてのコーナーがあり、教科書に対する考え方などの記事など読む、

次の部屋も周囲は絵本の挿絵と翻訳文の展示、そして中央部分にうちださんご自身を知る資料展示があった。直筆の手帳のロシア語の記録やスケジュール欄の文字を目の当たりにすることで、ご本人の実像に、より迫れたような気持ちになる。

自らが語る翻訳についての記事の中にあった「自分を水のような状態に置く」という言葉が印象に残る。また斎藤惇夫さんのうちださんの翻訳者としての評などから卓越した日本語の感覚の持ち主であることをあらためて受け取るのであるが、やはり息子さんによる文章にある、いつもの内田莉紗子像が今回の私にとっての収穫だろうと思う。

それは、確かミーハーという言葉が使われていたのだが、好奇心というエネルギーを多分に持ち合わせた方だったということを知ったことはとても興味深かったし、何かとても納得したわけである。

翻訳文と共に原画の迫力もたっぷり楽しんで外に出ると、もう夕刻が迫り山の空気はひんやり。それから、また私たちはNさんの友人であるSさんご夫妻のそれはとても素敵なお宅にお邪魔させていただいて、ミュージアムのようなお家の中を見せていただいて、大変貴重な時間を過ごさせていただいた。そして、ご夫妻の愛犬としばし触れ合うひとときを持てせていただいたこと、そのことはとても温かく深く胸に残っている。感謝。(直)








2019年10月04日

明日はオープンルーム。明後日、いよいよ講演会開催のオレイニコフの絵本展示中!

土砂降りだった雨も止んで視界良好。高速も空いていて午前中には八ヶ岳に到着。今日は八ヶ岳のオーソリティ?のNさんのお誘いで、まずは、Nさんの友人Mさんご夫妻の新しいギャラリーKAHIKAさんで開催中のOMON CHANの生活展にお邪魔させていただいた。

生活そのものが現代美術でありたいというOMON CHAN。何かを作ろうとするために材料をさがすのではなく、今ここにあるものから何かを生み出していきたい…というようなことが製作ノートに書いてあった。発想と自由な創造力の賜物のようなあったかくて手触りのよい作品たちは、優しく不思議な魅力でふわっと周りを和ませている。なるほど、それはどこにも無理がなく自然に作られているからなのだ。

私はうさぎのお人形を連れて帰ることにした。カランダーシの部屋にきっとふわっと馴染んでくれるだろう。

そして、このMさんのギャラリーやお住まいはMさんご夫妻の自作だ。おふたりともクリエィティブなお仕事をされているけれど家作りは専門外。でも、作ってしまった…ということらしい。なんと素晴らしい!

Nさんのおかげで、また新しい八ヶ岳の魅力に触れることができた。感謝。(直)


2019年10月03日

札幌滞在中、夜、駅近の紀伊国屋書店に寄ったことがあった。せっかくなので地元の出版社や地元関連の書籍を見てみたいという目的もあったが、栗谷川健一の本がここにならあるだろうと思ったらこともあった。

入口入ってすぐに北海道関連のコーナーのようなものはあったが、あまりピンとくるものはなく、結局端末で栗谷川健一の書籍を検索して美術書の階へ。

こちらの書店は大変広く明るく、かなりの本が面出しされていて、あちこちから「私を手に取って」と本たちが誘いをかけてくる。ついつい色々な本に寄り道しながら目的の棚に辿り着いた。

そして「栗谷川健一 北海道をデザインした男」(北海道新聞社)を購入した。駅にかざってあった作品を見て興味をもった画家の作品と生涯をまとめたものだ。

映画看板画家からスタートし、栗谷川は主に観光ポスターなどで頭角をあらわし、後に北海道デザイン研究所を創立。北海道のデザイン教育に尽力する生涯を送る。

「…地方が本当に地方のための向上をはかるために、どのような分野でも、一時期、田舎臭いもの、土の臭いのするものから育てるべきではないか…」との考え方を持ち、北海道のデザイン土壌を作ることにこだわった画家だ。

この本、まだ全部は読んでいないのだが図版も多く北海道の観光ポスターや印刷の歴史などもわかり面白い。また、松本清張がポスターを描いていて栗谷川のライバルだったことなど、へぇと思ったり。
旅行者が気軽に求めやすい新書版なのがありがたい。よい北海道土産となった。(直)

2019年10月03日

札幌の駅のあちこちには様々なアート作品がなどが飾られていて目を楽しませてくれるのだが、今日見かけたのは、駅構内の大きなアイヌ刺繍の額。「村で遊ぶ子供たち」(加藤町子作)だ。(アイヌ刺繍は確かひろみさんがされていて詳しいはず。いつかお話をお聞きできたらいいな)

アイヌに関しては、地下通路にアイヌ文化を紹介する場所もあった。ホットなところではBIEMSがアイヌの若手作家とのイベントを開催予定という記事を見かけたのだが、「ゴールデンカムイ」の影響もあり関心の高まりがあるとの分析があるようだ。

さてさて、駅構内には調べてみたら50以上のアート作品があるらしい。今回足を止めて見た作品はほんの少し。でも、あたふた動き回る旅人の目の端にちらっと結構それらしきものは映っていて、楽しませていただいたと思う。

一方空港に行けば、ミュージアム&ショップコーナーで札幌市出身だという雪ミク(初音ミク)の世界を気軽に楽しむこともできたり。
おかげさまで、旅に色を添えていただいたと思っている。(直)
2019年10月01日

小樽まで足を伸ばして街歩き。運河沿いの、かつて倉庫だった建物をそのまま活かした北一ガラスなどのお店が並ぶエリアや、北のウォール街といわれたあたりの風格のある石造りのビルを見ながら結構てくてくよく歩いた。

古い建物を覆う蔦も少し色づき始め秋の到来を感じたのだが、あちこちのナナカマドが赤い実をたくさんつけていて青空に映え、それは見事に美しかったことがとても印象深い。

今は観光地として賑わいを見かせる小樽。その小樽の街の歴史や変遷については、運河や港を巡るクルーズに参加したことが良い学びとなった。ちょうど陽が落ちるタイミングだったので、ガス灯灯る運河の景も楽しむことができた。(直)
2019年09月30日

用事は無事に終わったので、今日は旭山動物園へ。元祖行動展示で全国的にも有名な動物園。漫画「動物のお医者さん」にも登場していたころからどんな動物園なんだろうと思っていた。

目の前を泳ぐシロクマ、カバ。ガラスの筒を昇降するアザラシ、こちらの頭上の金網に寝そべるユキヒョウ。柵のない高い場所を行ったり来たりするレッサーパンダやオラウンターンやクモザルたち…。テレビでは見ていたけれど実際の迫力はすごい。

そして、久しぶりに野生動物を目の当たりにして、同じ地球にはこんなに多様な生き物たちが生息していてそしてその多くはとても危機的な状況にあることをまた思わずにはいられないわけだけれど。

たくさん写真を撮った中でお気に入りの2枚。シロクマの後ろ足とライオン君。ライオンの名前はオリト君。桐生の動物園で一昨年生まれて去年旭山にやってきた2歳の若獅子。ハンサム。(直)

2019年09月29日

用事があり朝の飛行機で北海道へ。最初雨模様だったお天気もやがて晴れて青空に。広い空に白い雲。大きくて背の高い白樺やポプラの梢がさわさわと風に揺れていているさまを見られるのは嬉しい。

実は今回が初北海道。白樺が目立つ北海道郊外の景色を見ると、ロシアの風景を思い起こしてしまうのだが、初めに北海道を知ってからロシアに行ったらきっと北海道を思い起こしたのだろうと思う。北海道は想像以上に白樺が多いという印象。

札幌駅の壁画「きたぐにの詩」を見て、そこから作家の栗谷川健一郎さんのことを知る。他の作品も見てみたいと思う。(直)
2019年09月28日

オープンルームありがとうございました!

カランダーシの部屋で何かしら楽しいひとときを過ごしていただけたのなら幸いだといつも思っているのだが、本当にそうありたいな。引き続き頑張ろう。

ユーリ・ザリツマン画の「さんびきのくま」。ちびクマちゃんは木で作られた三輪車に乗っている。お父さんとお母さんは腕を組んでいて、若夫婦と子どもという雰囲気。柔らかい雰囲気が素敵な絵本だ。

10月ののオープンルームは10月5日、12日、19日を予定。またロシア絵本を翻訳する会クニーシカの会は29日を予定。興味のある方は是非!(直)
2019年09月27日

明日はオープンルーム。ロシアの絵本をご覧にどうぞいらしてください。

画像はラチョフ画のベラルーシの動物民話集。珍しくライオンが登場するお話もある。動物たちはきちんと考証されたベラルーシの民族衣装を身につけているのでこちらも興味深い。袖や襟元の赤い刺繍など美しい。ハエも素敵な民族衣装で登場している

表紙にはオオカミとキツネとアナグマ。アナグマとは珍しいなと思ったが、なるほど、アナグマが登場するお話も収録されている。ベラルーシでは親しまれている存在のようだ。

ロシアにもアナグマは普通にいる動物と聞いたが、そういえばお話や絵本にはそんなに登場していないように思う。なぜだろう。(直)

2019年09月26日

書店の店頭にカレンダーや手帳が並びだした。まだこんなに暑いのに。一方、ロシア語の先生によるとモスクワはどうしたことかすでに雪が降っているそう。

ロシアは天然ガスによる暖房が行き届いているので冬場でも室内はとても暖かいのだが、その暖房のスタートは10月から。なので今はとても寒いらしく、先生の実家のお母様は室内でコートを着て凌いでいるのだそう。そして、季節の巡りのフライングはきっと森の動物たちを翻弄しているに違いない。

上の画像は、ロシアの森の動物たちの1年の様子をゲオルギー・ニコリスキーの芸術的な絵で鑑賞できる「森の1年」の表紙。44もの四季折々の動物たちの様子を見ることができる。大いなる自然の中で動物たちは季節の恵み、そして試練を受けながらたくましく生きている。

動物が生きる現場が丁寧にリアルに描かれており、臨場感がある。もちろん動物の表現も魅力的だが、森の植生の描き方も素晴らしい。木の幹の質感など、手触りまでわかるよう。下の画像は、残照の黄金色の白樺林を背景に、手前の暗い針葉樹の森にいる熊ときのこを描いた秋の印象的なページ。

オープンルームで是非ご覧ください。(直)
2019年09月25日

塀の僅かな隙間に根を張る自然発生のカクトラノオが今年も優しいピンクの花を咲かせ出した。本当に狭く過酷な環境で申し訳ないと思いつつ、花が咲くと嬉しい。

台風15号でくったり倒れ込んだベコニアの茎が立ち上がってきた。かなりのダメージだったようなのだが、少しずつ少しずつ角度が上がってきた。健気。

暦の上ではもう秋だけど、今日は夏の忘れ物を回収するように、気になっていた免許の更新を済ませに新宿へ行き、その足で「みんなのレオ・レオニ」展へ。

展覧会は29日までなのでギリギリセーフだ。たくさんのお客様で、会場は賑わっていた。いつでも行けると思っていたらいつのまにか時は過ぎてしまう。間に合ってよかった。

夏の忘れ物。まだひとつふたつあったような。なかったような。(直)
2019年09月24日

「夢みる力-未来への飛翔 ロシア現代アートの世界」が市原湖畔美術館で開催中だ。6名のアーティストの宇宙や極地への憧れを表現した作品を通して「人はいかに宇宙的なものを夢みてきたか」を問いかける展覧会だ。

アートによる未だ足を踏み入れたことのない世界へのアプローチ。それは今より先にある未来へ向かうベクトルでもあり、想像し夢見る力をエネルギーとして、予感とそして多分希望を感じさせる作品を見ることができる展覧会のようだ。どんな内容なのかワクワクしてくる。

この展覧会、折を見て行きたいと思っているのだが、それは内容の面白さへの期待もあるが、この展覧会のゲストキュレーターをされているのが早稲田大学教育・総合科学学術院教授であり、NHK毎日ロシア語の講師もされている鴻野わか菜さんであることからちょっと親近感を覚えているというところもある。実は鴻野さんはカランダーシで長年扱っているお馴染みの幻のロシア絵本復刻シリーズの対訳をされている方でもあるのだ。

28日にはロシア・デイという楽しそうなイベントもあり、鴻野さんのギャラリートークもあるようだ。興味のある方は是非!

今展の参加作家は、ニキータ・アレクセーエフ、アリョーナ・イワノワ=ヨハンソン、レオニート・チシコフ、ウラジーミル・ナセトキン、ターニャ・バダニナ、アレクサンドル・ポノマリョフ。(直)

市原湖畔美術館 http://lsm-ichihara.jp/



2019年09月23日

台風一過。福岡空港は、連休最終日なのと昨日動けなかった人もいたせいかかなり混み合っていた。

空港に行く前に、博多駅ビルでまた「世界を変えた書物」展を見た。昨日は別行動していた娘に面白い展示だったと話したら行きたい!となったのだ。

主催社側が、ひとつひとつの稀覯書が持つ意味、価値などをどう捉え、どう提示するかどのように吟味をしたのか、それがとてもよく分かるかたちで提示されてい る展覧会。

詳しくは知らないのだけれど、展示の方法やデザインには金沢工業大学の学生たちが関わっているようだ。知りたい、伝えたいを分かりやすくとの意識が見える。そこに共感を覚え、刺激をもらった。

娘もこれは楽しい展覧会と喜んでいたし、変な表現だけど何だか元気をもらえた展覧会だった。再び行くことができよかった。(直)
2019年09月23日

強い風が吹いている。現在台風通過中だ。

交通機関に影響が出始める前のタイミングを見て博多駅へ。時間を作ってくれた友人と美味しいお昼ご飯を食べて、一緒に駅ビル最上階で開催中の「世界を変えた世界の書物の世界」展へ。

主催は金沢工業大学。後援は在九州の新聞社、協力はJR九州ら。今展はコペルニクス、アインシュタイン、ニュートン…科学的発見、技術的発明が最初に発表された稀覯書130点を展示。

注目すべきはその展示の仕方。まずは貴重書がぎっしり並んだ書棚「知の壁」に出迎えられる。そして、広々としたスペースには前述の稀覯書がジャンル別に1冊ずつアクリルケース展示されているのだが、それぞれの発見、発明、の発展の系譜や関わり合いなどの「知の連鎖」を立体的に組み立てたモニュメントを中心に、曲線的に配置されており、まさに「知の森」というこのスペースのテーマらしく、人類の叡智の軌跡の森の小径をたどっていくように作られている。

この中心のモニュメント、また壁に展示されている知の連鎖体系化マップのラインの色分けや記されている数字をたどることでそれぞれの発見、発明の書籍のアドレスが分かるようになっている。

人間の知の足跡を稀覯書でそれぞれの関連性、関係性も確認しながら見る、体験、探検?することができるとてもユニークで興味深い展覧会だった。

去年東京でも開催されたそうだが、展示の仕方は異なり、友人によるとこちらではこの展覧会を作る過程をあつかった番組もあったそうだ。

つかの間、よい時間を過ごせた。(直)
2019年09月21日

今日はまだ台風の影響は少な目。

稲刈りのすんだ田んぼの側で、雨に濡れた藁や土の匂いを嗅いだ。子どもの頃に飼っていたウサギ小屋に敷いていた藁の匂いを思い出した。またウサギの事を思い出した。

一方、用事があって出かけた博多港界隈は、海がすぐそこなのに、何故だろう、潮の匂いがしなかった。不思議なもので匂いがしないと、海だとあまり感じられない。絵葉書の景色を見てるようなそんな気分だった。どんよりと空は低く、台風が近いのに思いの外、水面は静かだった。久しぶりに海を見てた午後。(直)




2019年09月20日

羽田から福岡に着くと結構な雨。台風の影響だ。そんなこんなもあるけれど、今回も帰省の際にまずは駆け込んで食べてるコッテリラーメン屋さんへ。博多駅にはラグビーワールドカップ山笠が飾られていた。選手の顔が武者人形的なところが面白い。

実は今回は鞄の中にロシア語の先生からいただいた長野県産のビーツをしのばせていて、実家の夕食にボルシチを作った。実家ではボルシチを作ったりしないので、母は初めて見るビーツの赤い色にびっくり。ホームにいる父には食べてもらうことはできず(持ち込み禁止のため)残念だけど。とにかく父も母も元気そうでよかった。(直)



2019年09月19日

武蔵野美術大学で開催中のスタシス」展。17日に引き続き、今日は夕方からスタシス氏の講演会とレセプションに参加させていただいた。感謝。

スタシス氏の子どもの頃の家族写真から始まった講演は、細やかに資料を見せながら、日本との関わりなどにも触れ、また素敵なリトアニアの歌の歌唱なども織り交ぜながら、自らの歩いてきた道のりを語っていくというもの。そして、若い人が自分の影響を受けたと言ってくれるのはどんな賞をもらうのより嬉しいことという現在の思いも語られて、和やかな雰囲気の中終わった。

実際、今展はリトアニア時代の写真作品から始まっており、丁寧にその芸術の軌跡を追う内容であり、スタシス氏本人にとって、自らの活動を振り返るひとつの契機となったのではないかと思う。

スタシス氏の言葉。個人的には、ギャラリートークで語られたセルフコピーはしない、というものが印象に残っている。

そして、図録の中の「私はよく『挿絵』という言葉ではなく『本の芸術』という言葉を使います。なぜなら私は、絵を挿して説明するのではなく、作家と造形的な対話を行うからです」という一文もこころに響いている。

それにしても、今日も作品を見たのだが、まだ時間が足りないほどだ。なんてこった。(直)







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