美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2019年12月12日

マーヴリナの 「お話の動物たち」。なんと華やかな色。なんとダイナミックな造形。背景も豪華だ。バラやナナカマドの実も従えて青くて堂々としたオオカミの登場だ。

この絵本は文もマーヴリナ作。鶏に呼ばれて次々と夏の庭にやって来る動物はうさぎ、狐、山羊、狼、熊、猫たち。どの動物たちもこれでもか!というくらい個性的で圧倒される。

むせ返るような夏の庭の光景はロシアの色のない寒い冬にこそながめたい絵本でもあるだろう。明るくてきれいな色を見ることは精神衛生にも効果があると思うし、動物たちを見ていると思わず微笑んでしまう。

長らくロシアで唯一の国際アンデルセン賞受賞画家だったマーヴリナ。その芸術的な魅力に触れるには最適の一冊だ。

さて、今日はバスに忘れた荷物を営業所の方々や運転手さんのご協力のもと取り戻すことができた。感謝!

うっかり者の自覚はあるのだけど、買い物をしていくつか荷物を持っていたのがよくなかったのだろう。毎週のように乗っているのにこんなことは初めてだ。気をつけたい。

そんなこんながあった後、気分を変えようと寄り道したカフェではちょうどウクレレの演奏タイムのスタート時間だったようで、お店の方に「ついてますね」と言われた。そうなのか、結局ついていたのか私は。どうもありがとう。である。

ウクレレで聴くクリスマスソングは、陽気なようで、繊細でちょっと切ない響きだった。(直(
http://karandashi.ocnk.net/product/313
2019年12月11日

今朝の朝日新聞の「天声人語」。冒頭、福音館書店の「3びきのくま」のことを取り上げていたので最後まで読んだ。

新潟魚沼の診療所に入っていた3びきのくまののことから、最近のくま事情、それに対応して人間側の対応を改めることの必要性が述べられ、最後は必死のくまに対して警戒を緩められない、と結ばれている。

福音館書店刊では、古くは丸木俊画(こどものとも)絵本もあるが、こちらは「三びきのくま」という数字が漢数字表記だし、トルストイという名前は使われていない(瀬田貞二訳)。また「3びきのくま」表記では、山田三郎画(瀬田貞二訳・ペーパーバック絵本)があるが、こちらもトルストイという名前は使われていない、などから、緑の表紙の表紙にトルストイの名前表記がある、ヴァスネツオフ画(おがさわらとよき訳)絵本のことを引用しているのであろう。

記事では、絵本の物語の概要が述べられ、その後には「子ども向けのクマの絵はかわいらしいのが相場だが、福音館書店のこの絵本は、ぎょろりとした目や赤い舌がかなり怖い」とある。さらに「ときに人間を襲うこの動物のことを、こどもたちに教えようとしているのだろう」と続いている。

個人的に、かわいらしいのが相場って言い切りはちょっと引っかかった。また、ぎょろり、かなり怖い、というのもそうなのかなぁと思ってしまった。

それから、この絵本が描かれたソビエト時代は、社会主義リアリズムしか表現が認められておらず、画家は基本くまは実際のくまらしく表現することを求められており、ヴァスネツオフが特段、くまの怖ろしさを子どもたちに教えるために、こういう描き方をしたわけではないと思っている。

さて、診療所の3びきの母子のくまは、保護団体に引き取られて元気でいるそうだ。(直)
2019年12月10日

ご近所の紅葉を見て楽しんでいる。きれいだなぁと思う。ありがたいことだ。

さて、ビアンキ作/ヴァスネツオフ画「きつねとネズミ」。ロシア絵本では珍しく?表紙のデザインがスッキリしている。背景も白い。そしてこのきつねの躍動感!何だろう、この感じ、どこかで見たような…あ、北斎の富嶽 三六景神奈川沖浪裏だ。ホント、まさに波のようにネズミに飛びかかろうとしているところだ。

お話は、きつねから身を守るために穴を掘り地中に家を構えたネズミ。それにちょっかいを出すきつねとネズミの攻防戦が会話形式で進んでゆく。

ヴァスネツオフが描くとネズミの地下の家が素敵だ。寝室に食物貯蔵庫もある。とても居心地がよさそうだ。

諦めないきつねの描写もまた魅力的。すっと後ろ足で立っていて、ネズミとの大きさの対比がはっきりしている。目も大きく表情がよくわかり、ひきつける。それにしても大きな尻尾だ。そして、ヴァスネツオフはこのきつねに、黄色い水玉模様をつけたり、丸粒で身体の輪郭を縁取るなど、目立たせるためのデコレーションを施している。

背景も白いので、きつねの存在感は際立っている。地面がとても密にお花などの描き込みがあり賑やかなので、バランスをとったのだろう。また、見ているだけで、ストーリーがわかるし、小さな子どもたちにもきっととてもわかりやすい絵本だと思う。

来年はネズミ年。この絵本も素敵なネズミ絵本だとしておすすめしたい。
2019年12月09日

今日はまた気温が下がり寒かった。いよいよ手袋が手放せない季節になってきた。特に自転車に乗る時は必需品だ。失くさないようにしないと。

画像は入荷してきた書籍。いずれも何度目かの入荷だ。
左から絵本の世界の理解が深まり、たくさんの名画も楽しめるフォークロア百科、森の中の小さな動物たちの世界の絵本、古くから伝わる詩やお話を集めたヴァスネツオフ挿絵の本など。よろしくお願いします。(直)




2019年12月08日

天気もよく暖かい一日。学生時代の友人たちと殿ヶ谷戸庭園をゆっくり歩いて紅葉をたっぷり楽しんだ。たくさんある楓が綺麗に色づいていて、午後の陽射しを受けて、それは見事な美しさだった。

それからおばあさんの知恵袋で心尽くしのお料理をいただきながら忘年会。素敵な一日を過ごさせていただいた。感謝。(直)

2019年12月08日

オープンルームありがとうございました。次回は14日です。よろしくお願いします。

今週は、週日を含めカランダーシの部屋を訪ねてくださる方が多く、大変ありがたいことだった。この場を借りてあらためて御礼申し上げたい。刺激を受け、励まされてもおり、色々頑張ってゆければと思っている。

画像は、カランダーシの部屋の棚にも飾っているフェルト人形の作家のすすきゆきこさんの展覧会「もりの中のおはなし」(2/8〜17日教文館エインカレム)のお知らせ。今回も童話をモチーフにした作品など、どんな動物たちに会えるのかとても楽しみにしている。(直)
2019年12月06日

明日はオープンルーム。寒くなるようなので暖かくしてお待ちしております。よろしくお願いいたします。


《明日、明後日あたりのロシア関連の楽しそうな催しをご案内》
♪経堂:東京ロシア語学院では学院祭&恒例の冬のバザールが開催される。ロシア語劇やロシア料理模擬店を楽しみ、ユーラシア諸国の食品、民芸品、書籍などなどお買物も楽しい。https://www.tokyorus.ac.jp/gakuinsai/gakuinsai.htm

♪国立:ご飯と雑貨Mokujiさんでは、「ロシアの熊と民芸の世界展」開催中。ゴロツコエの熊の木彫りのおもちゃや各地の土人形、古い絵本や充実のオリジナルの冊子などなどが並ぶ。もちろんご飯はとっても美味しい。8日まで。https://www.mokujinet.com/

♪清澄・白河:本と雑貨の小さな出版社Bahalさんでは、「おとぎの国のウインターマーケット」開催中、奈良のマールイ・ミールさんのロシアの雑貨や、ポルトガルの食器、手編みのセーターやたくさんのラグなど、温もりたぷりの品々が並んでいる。素敵なオリジナルの冊子なども充実。http://bahar.bz/

西荻:ロシアの絵本・カランダーシのオープンルームもどうぞよろしく!是非ゆっくりくつろいで絵本をご覧ください。
2019年12月05日

今日ある方からカレンダーが送られてきた。とても嬉しい。楽しみながら大切に使わせていただこうと思う。感謝。

画像はオレイニコフの来年のカレンダー。楽器と動物がテーマ。11月はピアノを弾く犬たち。来年の11月、私はひとつ歳を重ね、元気でいるだろうか。今考えていることが実現しているといいな。(直)
2019年12月04日

植木屋さんが帰ってさっぱりした庭。とりあえず庭だけはお正月が迎えられそうだ。プランターのベコニアがまだ頑張って咲いてくれている。初夏からずっとだ。えらいなぁと思う。

- [ ] チャルーシンの絵本。チャルーシンはソビエト時代の著名な動物挿絵画家であり、あくまでも自然のままの動物の姿を描き続けた画家である。動物の生態を生かした物語を確立したビアンキとのコンビなど素晴らしい作品を残している。

この絵本は、エフゲーニー&ニキータ親子の挿絵作品が収録されており、子ネコからペンギンまで実に多彩な動物たちが登場する。正確に写実的に描かれたいきいきとした動物たちの姿から伝わってくるのは今を生きる生命そのままの輝き、尊さだ。

エフゲーニー・チャルーシンは、あの「さんびきのくま」の画家ユーリー・ヴァスネツオフと幼馴染みだったそうだ。なんと素敵な幼馴染みだろう!動物を描くのが得意、共に子どもが画家になっているところなども共通している。

チャルーシンの方は孫もやはり画家で絵本を作っている。(直)

http://karandashi.ocnk.net/product/229
2019年12月03日

翻訳版「ちいさなタグボートのバラード」。ブロツキーの訳詩の言葉を噛み締めながらゆっくり読む。あわててはいけない。言葉が静かに胸に降りてくる。

タグボートは「ぼく」という一人称で語っている。その「ぼく」の日常を、オレイニコフは、夢のような現のような、独特の世界観で描き出している。

効果的な構図、遠近法、ページ毎に異なる水や空の表現、デフォルメとリアル、濃と淡、静と動、明と暗…。大胆で自在な発想と緻密な計算。ユーモア。詩の言葉に呼応しながら、あるいはその彼方のイメージへと誘う表現には感服せざるをえない。

最後のページ。「宿命の入り江」のシーンだ。タグボートはずっと色付きの蒸気を煙突から出していたのに、ここでは白い。そして遠い。じっと見ている乗組員たちは皆年老いている。(オタマを持っているコックの彼女もいる)。詩の言葉ひとつひとつを追いながら、乗組員の横顔を見ながら、意味することを静かに受け取る。

絵本を閉じても深い余韻が残る。人生で出会えてよかったと思える、そんな絵本だ。
翻訳に感謝。(直)

http://karandashi.ocnk.net/product/391
2019年12月02日

今日は、あれやこれやをひっくり返してばかりいて、もうおかしくなる位。ちょっと着膨れているせいもあるかな。気をつけたい。

アントン・ロマーエフ画のうっとりするような美しい挿絵を楽しめる「野の白鳥」。有名なアンデルセンのお話の挿絵を写実性と綿密な描きこみで、格調あるクラシカルな印象に仕上げているが、大胆な構図、また豊かな表情や動きのある人物表現、そして何よりも意志を持つ凛とした聡明な表情のヒロイン像を提示することで、現代にも通じる新しさも盛り込んでいて、そのあたりが人気の秘密なのだろう。

そしてこの絵本の魅力は、空と海の美しさ。光の表現だ。特に兄である白鳥たちと空を飛んでゆくページはため息が出るほど美しい。
しばしうっとり。だ。(直)




2019年12月01日


12月。健やかに過ごしたいものだ。

ラチョフ画による「さんびきのこぶた」。動物挿絵画の第一人者だけあって、動物たちの描写が魅力的だ。

こぶたたちは元気でおしゃれで愛らしい。同じ季節のはずなのに、それぞれ半袖シャツ、セーラー服、そして、タートルネックの服を着ている。タートルネックにオーバーオールのこぶたが煉瓦の家を作る。しっかり者なのだ。

オオカミは身体は大きいけれどちょっと間抜けでどこか憎めない。表情豊かでオーバーアクション。こちらはみどりのズボンに赤いサスペンダーを着用。ズボンのウエストと裾は薄緑で裾には切れ込みが入っている。また、キツネ嬢と一緒の時はベストを着用している。

動物たちの描写と共に、藁の家、木の家の描写や煉瓦の家の基礎、森の白樺の木や林檎の木の描写のリアリティがお話の世界観を豊かに伝えてくれる。

煉瓦のお家は床材は木で、暖炉があり暖かそう。薪は白樺だ。居心地が良さそうなので遊びに行きたいと思う。手土産には甘い菓子がいいかな。ちいさな花束も喜んでくれそうだ。(直)




2019年12月01日

上野国際子ども図書館で「20世紀美術史の基礎知識」講演会を、会場でばったりお会いしたMさんと一緒に聴講。同図書館で開催中の「絵本に見るアートの100年」展の展示絵本も交えて、東京都美術館学芸員岡本純子氏に分かりやすく世界のそして日本の美術の潮流を教えていただいた。「上野アートプロジェクト2019子どもへのまなざしについて」(講師は東京都美術館学芸員田中宏子氏)は同美術館で同タイトルで開催中の展覧会の内容についての紹介。

今回は同じ上野にある美術館と図書館が共同で企画した講演会。アートとして絵本を見る、ということがアートサイドからはどう語られるのだろうと興味深く拝聴させていただいた。アートの歩みのひとつの結実、成果としての絵本という見方、考え方をよりはっきりと認識し、またその世界の大きなアートのうねりが日本の絵本に波及する実際のところを教えていただいた。前回10月の講演会と合わせて、美術史と絵本を学ぶよい機会となった。ありがたい。

そして、上野を後にして、清澄白河へ行き、奈良のマールイ・ミールさんからご紹介いただいていたBaharさんを訪ねた。こちらは世界の手仕事を扱っていらっしゃるお店で、現在「おとぎの国のウインターマーケット」開催中。マールイ・ミールさんの商品も並んでいる。暖かそうな素晴らしい手編みのセーターからたくさんのラグ、バック、そしてポルトガルの食器などなど…素敵なリトルプレスもたくさん!レトロなアパートを改造した建物の雰囲気も相まってゆったりとした時間が流れている。でも閉店時間も迫っていたので、いくつか小さなお買い物をさせていただいてお店を後に。

それから国分寺のおばあさんの知恵袋へ。ご注文いただいていた翻訳版「ちいさなタグボートのバラード」を届けて、吉祥寺に寄り梱包資材など調達。

思ったより寒くなかったのがありがたい1日だった。(直)
2019年11月29日

明日はオープンルームはお休みです。次回は12月7日。よろしくお願いします。

今日は久々に良いお天気。雨が続いていたので、お日様の光がありがたく嬉しい。どれくらい嬉しいかというと、ヴァスネツオフ画の絵本「盗まれたお日様」の最後のページの小躍りしているうさぎくらい、と言うと大げさだろうか。

このお話は、お日様がワニに呑み込まれて、暗い世界になってしまうが、おじいさんくまが勇敢に戦ってお日様を取り戻すというもの。この最後の見開きのページは、お日様が戻った喜びとおじいさんくまへの感謝があふれていて大好きだ。お日様っていいなぁと思う。

先日ロシア語の先生と、雨の日は洗濯物が乾かなくて困りますね。という話をした。ロシアは乾燥しているので室内干しでもあっという間に乾いていたので日本に来て洗濯物が中々乾かないことに驚いたとのこと。

雨でも室内で洗濯物がすぐ乾くのなら、気分もだいぶ違うだろうと思う。いいなあと思う一方、乾燥はお肌にあまりよくないか。と思ったり。

まあ、とにかく今日はお日様の力で洗濯物を乾かせてよかった。よかった。めでたし。(直)

http://karandashi.ocnk.net/product/376
2019年11月28日

今日も冷たい雨。
でも、明日は晴れるらしい。かなり嬉しい!

サンクト在住のマリヤ・パブロヴァの描く猫の卓上カレンダー。陽だまりで眠る猫。狭いところで寝ているらしくよく見るとそんなに楽な姿勢ではない。うしろ脚も尻尾もおさまらずにはみ出してしまっている。

それでも眠たい猫。陽射しをまとって毛が輝いている。明るくて静かで温かい猫が好きな場所。午後のひととき。これは来年の9月のページ。ゴロゴロが聞こえてきそうだ。(直)
2019年11月27日

ぼくの下は海。ぼくの上は空。
曳いてきては、曳いていき、
曳いてきては、曳いていく。

-「ぼく」のしごとは、港にはいってくる大型船を停泊させること。いつかじぶんで、はるか遠くの海へ行ってみたいけれど…。
(東京外国語大学出版会新刊案内より)

カランダーシは今年オレイニコフにとても注目してきたけれど、その中でも多くの皆さんの共感をよんだ「小さな曳き船のバラード」がこの度沼野恭子氏により翻訳されて出版される。本当に嬉しくて仕方ない。

翻訳版「ちいさなタグボートのバラード」(東京外国大出版局)は11月30日刊行予定だ。ありがたいことにカランダーシでも取り扱いをさせていただくこととなった。

ノーベル文学賞受賞作家のブロツキーの深い詩の世界と、国際アンデルセン賞受賞画家のオレイニコフの美しく幻想的な絵の世界の響き合いを是非この機会に楽しんでいただけたらと思う。

静かに心の奥に響く絵本。この冬の贈り物にもおすすめだ。

ウェブで申込み受付開始。来週から順次発送予定。もちろんカランダーシで直接ご購入も可能。

よろしくお願いいたします!(直)
2019年11月26日

午前中はクニーシカの会を開催。テーブルを囲んで皆さんとロシア絵本を読み進めていった。

今日は、物語にオサムシ(おばあさん)という虫の種類が登場し、小人やバーリャという女の子と言い争いが続いてゆく箇所を訳していったのだが、どうにも難しい。コズリナ先生の丁寧な解説を聞きながら、なるほど〜、そうなのか〜、と少しずつ学んでゆく。

例えば、聖書から来ている言い回し、当時のおばあさんのものの言い方の歴史的背景、イコンへの祈り方などなど、本当に辞書だけでは全く到達しえないことをたくさん教えていただけるので物語の理解がぐっと深まってゆく。とても嬉しくありがたいことだ。

そして、今日はコズリナ先生がおやつを持ってきてくださった。「СЛИВОЧНАЯ ПОМАДКА 」だ。モスクワのお母様が送ってくださったのだそう。ちょっとシュウマイみたいな形のこのお菓子、甘くてミルキーを彷彿とさせるようなお味にほっこり。素敵な箱。ごちそうさまでした。(直)


2019年11月25日

Mさんにいただいたソビエト時代の絵本の中には、塗り絵絵本や工作絵本もあり興味深い。

塗り絵絵本は、お話絵本の挿絵を自分が色を塗ることで完成させてゆこうとするもので、お手本的に色付けされたページがあったり、また挿絵の一部が色付けされていたりいくつかパターンがある。

この「魔法の庭」は、絵柄が分かりやすく、また民族的な意匠も取り入れられていて見ていて楽しい内容だ。でも、小さい子どもには太線の中をきれいに塗ってゆく作業はきっと結構難しいことだ。クレヨンだとはみ出すし、絵具だと紙がふやけるし、色鉛筆だと結構根気が必要だ。ましてや、お手本のページの配色のニュアンスまで汲み取ったりはハードルが高い。

なんてことはあるのだけれども、何でも好きに塗ったらいいのだ。Mさんがクレヨンで色付けしたページを見てそう思う。お話の内容に呼応して自分なりの挿絵を完成させてゆく楽しさをきっと味わったのだなぁというのが伝わってくるからだ。

私もちょっと塗ってみたいな、と思ったり。その場合、とりあえずうさぎの衣装は青色かな。(直)
2019年11月24日

心配していた雨は上がり、上着を脱ぐくらいに気温も上がり遠足日和。今日は鎌倉在住の友人に案内してもらって、同年代4人組で江ノ島、長谷寺、大仏、鶴ケ岡八幡宮を、江ノ電&てくてく歩いて見て回った。結構歩いたなぁ。

とにかく寒くなかったのは幸い。海はどこまでもキラキラ光っているし、楽しくてとても気持ちの良い1日だった。(直)





2019年11月23日

オープンルームありがとうございました!次回は12/7。12月は7、14、21日です。他の日でもお気軽にご相談を!よろしくお願いします。

山茶花が咲き出したので、一輪挿しに飾っている。微かな香り。この雨で桂の木はだいぶ葉を落としてしまった。表の階段脇のサラサドウダンが一気に色づいてきれい。午前中に農協でビオラの苗を買ってきた。だんだんと春の準備だ。

カランダーシの部屋は民家の2階にある。一般的なお店と思っていらした方にはちょっと驚かれることも。でも、そんな知り合いの家に来た的な雰囲気を楽しんでいただければ幸いだ。椅子に腰掛けてゆっくりくつろいで絵本をご覧いただければと思う。

棚にあるソビエト時代の絵本や翻訳絵本など資料絵本なども自由に見ていただいている。ぜひ、お気軽に!画像はノルシュテイン監督の「きつねとうさぎ」より。(直)
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