美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2019年09月03日

今日はクニーシカの会。8月はこの会は夏休みだったし、ちょっとバタバタしてたので久しぶりにロシア語と向きう。ノートも久しぶりに開けた。そして、思う。休み中もっと勉強しておけばよかったと。新学期あるあるである。

今日読んだお話の箇所は、小人と女の子の仕事についてのやりとりが続いていて、蟻の卵を集める仕事、蜘蛛の糸を洗って乾かし紡ぐ仕事などについて語られていく。ちなみに蟻の卵はナイチンゲールの餌だ。

コズリナ先生からは紡ぐ関連のことを詳しく教えていただく。憧れの昔のロシアの美しい紡ぎ板。お婿さんがお嫁さんに贈るならわしだったそう。

会のあとは、今日は差し入れていただいた豪華なシャインマスカットを皆でいただいた。その後、おふたりの方々が国分寺の「セリョージャとあそぼう!」原画展に向かった。感謝!

クニーシカの会に興味を持たれた方はいつでも連絡お待ちしてます!(直))
2019年09月02日

今週金曜日で国分寺おばあさんの知恵袋で開催中の「セリョージャとあそぼう!」の原画展が終わるのだが、未だに殿ヶ谷戸庭園には行けていないし、国分寺のことが今ひとつよくわかっていない。

…と思っていたのだが、今日訪ねて来てくれた友人たちとおば知恵の三田村さんに道を教えてもらって お鷹の道方面へ出かける機会に恵まれた。

小川流れる小道に湧き水。蝉時雨。昼なお暗き雑木林。途中、茶蕎麦をいただいたり野菜の直売所に寄り道しながら、驚きと発見に満ちたとても楽しい散策だった。

季節を変えてまた訪れてみたいと思う。(直)
2019年09月01日

国分寺おばあさんの知恵袋さんで開催中の「セリョージャとあそぼう!」原画展。こちらでは国際アンデルセン賞受賞画家のオレイニコフの絵本も展示しているのだが、こちらもじっくり見に来てくださる方もいらして大変嬉しい。

今日は次々と劇中の登場人物のようにお客様がいらしてくださり、賑やかで楽しい1日だった。感謝!

おばあさんの知恵袋さんの本棚には絵本がたくさん。どうぞ、ゆっくりご覧ください。(直)
2019年08月31日

国分寺おばあさんの知恵袋さんでは「セリョージャとあそぼう!」原画展開催中!殿ヶ谷戸庭園のお散歩と一緒にぜひ!

学生時代のサークルの友人たちとカラオケに行き久々に昭和の歌たちを熱唱。ゆく夏を惜しみながら。

そしてまだ続く奈良旅録。絵本とコーヒーのお店パビリオンさんは文字通り美味しいコーヒーをいただきながら書棚の世界の絵本を読むことができるお店だ。路地の奥、本当に隠れ家という佇まい。私も頑張ってたどり着いた。

でも、不安なたどり着いた系旅人をこちらのお店はすっと静かに温かく迎え入れ、ゆっくりと落ち着かせてくれる。壁一面の棚の中には世界の絵本がいっぱい。思わず頬がほころぶ。時間が許されればいつまでも居たい空間だ。

店主ご夫妻は、ゆりゆりBooksの中田さんを通してすでにカランダーシの事を知っていてくださり(感謝!)初めてお会いしたのだが、楽しくお話させていただき、嬉しく素敵な時間を過ごさせていただいた。

奈良旅の思い出。胸にぎゅっと詰まっていて苦しいくらいだ。折をみてひとつひとつほぐして大切に整理していければと思う。(直)


2019年08月30日

国分寺おばあさんの知恵袋では「セリョージャとあそぼう!」の原画展開催中。美味しいコーヒーをいただきながらゆっくりご鑑賞ください。

さて、続く奈良旅報告。奈良では他にもロシアというキーワードで訪問してきた場所がある。ならまちのカナカナさんとボリクコーヒーさんだ。

カナカナさんは奈良観光ガイドブックにも大きく載る有名な 古民家カフェさん。こちらの副代表の井岡美保さんは先日ご紹介したマールイミールの小我野さんとは旧知の仲で一緒に「ロシアのかわいいデザインたち」(ピエブックス)を出版されたり、昨年は「かわいいロシアのAto Z」(青幻社)などを出されていている。そういうロシア関連の著作活動を始めとして、ロシアから素敵な物を仕入れる事業も手掛けていらっしゃる。

ボリクコーヒーさんにはマトリョーシカがたくさんきれいにディスプレイされている。私はここでありがたくも井岡さんにご挨拶をさせていただくことができた。井岡さんは私としては、ロシア関連だけではなく、実は世界の旅を記録したリトルプレス作成者の文脈で知った方が早く、その旨もお伝えさせていただいた。

カナカナさんは町家を改装した人気の お店。看板メニューのカナカナご飯。鱧の天ぷらが熱々でとても美味しかった。(直)
2019年08月29日

ソビエト時代のこども向けの雑誌をまとめた「楽しい絵話」も国分寺の「セリョージャとあさぼう!」の原画展の会場に展示しているのでよかったら手にとってゆっくりご覧いただきたい。

ロシア語がわからなくても全然大丈夫。見てるだけで思わず笑顔になる愉快な内容なのだ。1ページあるいは見開きで完結する素朴なトンチだったりなぞなぞだったりの絵話。思わずくすっとしてしまうのはまちがいない。

きれいで明るい色彩が目を引き、おもちゃ箱をひっくりかえしたように次から次に賑やかにこちらをら楽しませてくれる素敵な一冊。贈り物にもおすすめしたい。(直)

http://karandashi.ocnk.net/product/369
2019年08月28日

おば知恵さんで開催中の「セリョージャとあそぼう!」原画展。国分寺に来るのもちょっと慣れてきたような今日この頃。帰りにちょっと駅ビルをのぞいてみたりもしてみた。駅は大きく人も多く賑やかだ。

雨の中訪ねてくださった知人のAさん。ご近所にお住まいなのだがおば知恵さんは初めてとのこと。まずは原画を見ていただき、絵本をみていただき、それから一緒に店主の三田村さんから色々なお話をお聞きした。三田村さんはご自身で生き字引とおっしゃるくらいに地域のことに詳しく、私もだんだん国分寺について知識が増えてきた。地域通貨もあったり、面白くて魅力的な街だなぁと思う。

おば知恵さんは、Aさんも驚いていたのだが、通りのクルマの音が聞こえずとても静かだ。落ち着いてゆっくりとした時間が過ごせる。長年通い続ける方たちが多いのも納得だ。

さて、そんなおば知恵さんで開催中の今原画展では国際アンデルセン賞受賞画家のイーゴリ・オレイニコフの絵本たちも展示させていただいている。こちらも是非楽しみにいらしてほしい。

明日、明後日は午後2時くらいからコズリナさん在廊予定だ。(直)


2019年08月27日

奈良では、私の憧れの人「おとぎの国、ロシアのかわいい本」(ピエ・ブックス」著者の小我野明子さんにお会いすることもできた。ゆりゆりBooksの中田さんと小我野さんは昔からのお知り合いで、3人で会う機会を得て、色々たくさんたくさんお話をさせていただいた。奈良のおふたりの繋がりに入れていただいたというわけだ。本当にありがたいことだ。それにしてもおふたりの奈良あるある話は面白かったなぁ。

そしてこれもまたずっと行きたい!と思っていた小我野さんのお店マールイミールさんにも中田さんと一緒にお邪魔させていただくことができた。

マールイミールさんはロシアの民芸品や雑貨のお店で、小我野さんがロシアの市場などで買い付けてきたもの、職人さんから直接仕入れてきたものが大切に物語のようにディスプレイされた夢のような空間で、そのセレクトが本当に素敵過ぎて胸が苦しくなってしまった。

そして、さらに嬉しいことにロシアのターニャおばあさんが極細の編み棒で編んだアイディア溢れる愛すべき!毛糸の指人形をカランダーシでお取り扱いさせていただくことにもなり、ドキドキしながらいくつか選ばせていただき東京に連れて帰ってきた。

そして、本日、「セリョージャとあそぼう!」原画展開催中の国分寺おばあさんの知恵袋さんに持っていったのだが、お忙しい中見に来てくださったHさんが大変喜んでくださり、2つ連れて帰られた。感謝!お話の世界が広がる指人形。ピンをつけてブローチにする方もいるとのこと。それも楽しいかもしれない。

新しく奈良から連れてきたこの指人形も加わり賑やかさが増した展示会。
是非遊びにいらしてください!(直)
2019年08月26日

この7月に奈良きたまちで絵本(新刊・古書)のお店「ゆりゆりBooks」を始められた中田さん。カランダーシの絵本を翻訳する会の奈良支部のメンバーだ。(もちろん奈良支部メンバーは中田さんしかいない)

中田さんがお店のオープンを思い立ったのが今年の2月だそうで、それから魔法のように物事が進み、今は佐保川のせせらぎのほとり、赤い屋根の絵本屋さんのオーナーとして 毎週、土曜と日曜お店を切り盛りされている。

開店されたらお祝いに行こう!と思っていたのだが、今回実現できて本当によかった。実際のお店の外観を見た時は感慨深く、店内は未来へ向かうこれから感に満ち満ちて、木の香りと共に私を迎えて入れてくれた。壁いっぱいのたくさんの絵本。あれこれ迷いながら時がたつのを忘れてしまう。

お店の前には祠があり、守るように種々の木々が緑をたたえ、川をのぞけば、鯉や、なんとスッポンも生息している。私はスッポンを確かに見たのだけど、中田さんは見たことがないとのこと。あれはスッポン、確かにスッポン!

それにしても、本当にあっというまにお店を作られたことに驚いたのだが、以前からお付き合いのある地域の方々の協力や応援が力となったようだ。中田さんが紡いでらした人との繋がりが生かされてて素敵なことだなぁと思った。

今回の奈良訪問。ほぼ中田さんが一緒にいてくださり、色々と面倒を見てくださった。かえってお世話をおかけすることになったのだが、おかげでとてもとても充実した楽しく温かい奈良時間を過ごさせていただき感謝でいっぱいだ。

祝・ゆりゆりBooksさん開店!
万歳・奈良!(直)
2019年08月25日

現在奈良に出張中。国分寺で展示会中だが、予定はこちらの方が早く決まっており、おば知恵さんにも了解いただき、えいっと旅立たせていただいた。

久々の奈良の風は優しく心地良い。奈良と絵本とロシアと…。おかげ様で貴重でありがたい時間を過ごさせていただいている。感謝。(直)
2019年08月24日

国分寺・おばあさんの知恵袋さんでは9/6まで「セリョージャとあそぼう!」の原画展開催中だ。殿ヶ谷戸庭園のお散歩とセットプランもおススメだ。よかったらいらしてください。

…ということで、現在カランダーシのマタンカちゃんは国分寺に出張中だ。本当に働き者のマタンカちゃん。でも今回は画像をよくご覧いただきたい。小さなマタンカちゃんも一緒なので寂しくはないはずだ。また、おば知恵さんには他にもお人形や木馬たちがいるしきっと楽しいに違いない。

そのマタンカちゃんの広報活動のおかけだろうか。昨日はキットをお求めいただいた方もいらして、次回行く時は追加納品する予定だ。

さて、おばあさんの知恵袋さんの店主三田村さんは40年以上国分寺の同じ場所にいらっしゃるのだが、かつてご近所には村上春樹さんが住んでらして親交もあったそうだ。ということで海外からも聖地として訪れる方々がいるとのこと。お店に歴史ありである。

そんな歴史ある空間で昨晩行われた作者のコズリナさんのトークイベント。もう一枚の画像はその様子だ。おば知恵さんからご提供いただいた。感謝。(直)

2019年08月24日

満席感謝!トークイベント無事終了。とても温かくて濃い時間を皆さんと共有させていただいて幸せなことだったと帰りの週末の中央線に揺られながらしみじみ。

おばあさんの知恵袋さんには大変お世話になり、長年育んでらした絵本やお話を中心とした素敵な人と人との繋がりに迎え入れていただいて本当に光栄なことだと思っている。

さて、コズリナさんのロシアの自然、文化、そして絵本の作り方のお話は本当に面白い。たくさんの人に聞いてもらいたい。もちろん、絵本も読んでもらいたい。きっと今まで知らなかったロシアに出会えるはずだから。

明日、明後日はコズリナさん在廊。時間などはあらかじめおばちえさんに確認してからおでかけください。(直)
2019年08月22日

明日から国分寺おばあさんの知恵袋さんで「セリョージャもあそぼう!」原画展が始まる。設営も無事済んで皆さんのお越しを待つばかりだ。


まっすぐ並んだ原画たち。是非お近くでご覧になっていただきたい。また天井までの絵本ぎっしりの棚のまん中にはオレイニコフコーナーも設置。ロシア語絵本やポストカードも並べさせていただいた。

その本棚の真正面に座る場所があり、自然にそのぎっしりの絵本の背表紙のタイトルをじーっと見ることになり、目が離せなくなる。店主の三田村さん曰く、中身を見ずとも、その背表紙の文字を読むことにも意味はあるとのこと。

だとしたら期間中私は随分と意味ある時間を過ごさせていただくとになる。ありがたいことだ。

お向かいには緑滴る殿ヶ谷戸庭園。心魅かれながら、実はまだ一度も行ってない。勿体ないことだ。近いうちに行かなくては。皆さんもよかったら!(直)





2019年08月21日

あさってからの「セリョージャとあそぼう!」原画展の準備。同時に展示するオレイニコフの絵本も、どうやって見ていただこうかと考えつつイラストレーターに向き合ったり、始まる前のアタフタ感にどっぷり。

結局は直前にわーっと仕上げてゆく感じは夏休みの宿題の追い込みにも似て。

初日のコズリナさんのトークイベントはまだお席あり。お仕事帰りにのぞいてみませんか!ぜひぜひご検討のほどを!



2019年08月20日

味噌汁のお味噌を久しぶりに赤だしに変えてみたら、しみじみ美味しい。季節が変わろうとしているせいなのかもしれない。

「モンテレッジオ 小さな村の旅する本屋の物語」(内田洋子/方丈社)を楽しみながら読んだ。

トスカーナの栗の木しか生えてない山奥の村から籠いっぱいの本を担いで売りに出ていた人々。作者はヴェネツィアの古書店で店主から開業者の曽祖父がモンテレッジオという村の出身だと聞く。そこから始まる本と本屋に纏わる物語を作者の探究心に導かれながらたどっていくわけである。

作者は、人を訪ね、場所に赴き、現地の空気を詳細に伝えながら、ひとつひとつのテーマに向き合い明らかにしていく。その内容もさることながら、その探究の姿勢に学ぶところ多し、とも思ったわけである。(直)


2019年08月19日

連日朝早くてもモアッと暑かったのだけど、今朝は久しぶりにちょっとだけ涼しい風も吹いていてカマキリに威嚇されながらの水遣りも少しは楽しいものとなった。

国分寺の絵本とおはなしの店、「おばあさんの知恵袋」さんこと、おばちえさん(そう呼ばれてもいるようだ)の入口の壁は本物の煉瓦作りだ。まるで昔話の世界に入っていくようなとても雰囲気のある入口だ。オーナーの三田村さんにお聞きしたら、「さんびきのこぶた」の煉瓦のお家がテーマで、作成は芸大の学生さんとのこと。

その素敵な入口のあるおばちえさんで、今週金曜日から「セリョージャとあそぼう!」の原画展が始まる。金曜日の夜は作者のコズリナさんのトークイベントも開催。アンデルセン賞作家のオレイニコフの絵本も11点ほど展示する。

こちらはカフェでもあるのだが、夜はワインなどもいただける。お仕事帰りにワインと絵本、そんな夜も素敵ではないか。駅からすぐなので気軽に立ち寄れるところがおススメポイントだ。またすぐ近くに絵本も置いてある古書店もある。

23日から6日まで、是非遊びにいらしてください!(直)

トークイベント http://karandashi.ocnk.net/product/372



2019年08月13日

【カランダーシは明日から18日までお休みです。ご注文は自動で受け付けます】

夏の集中講座、後半はロシア語絵本の読み聞かせ講座を受講。まずは「おおきなかぶ」「てぶくろ」をロシア語で読み、言葉の意味を確認していく。

よく知っている慣れ親しんできた内容のお話を先生のご指導を受けながらロシア語であたっていくというのはとても新鮮!だ。

例えば「『おおきなかぶ』は動詞が最後の最後に完了体過去に変わる、そういうお話でもあるんですね」などという文法的な面からの説明があったり。

また、ロシア語の抑揚たっぷりの音声を聞かせてもらうのだが、韻を踏んだ独特のリズムは聞いてて楽しくなってくる。ロシアの子どもたちもそうなのだろう。だからこそ、ロシアでこれだけ親しまれているお話を日本でも口ずさみ愛されるお話に訳した翻訳者にもあらためて敬意を表したいと思う。

色々勉強になる。ありがたい。(直)


「セリョージャとあそぼう!」トークイベント申込み
http://karandashi.ocnk.net/product/372
2019年08月12日

楽しい絵本2冊。
ラチョフ画「さんびきのこぶた」
ヴァスネツオフの「ねすまれたおひさま」だ。どちらも違う体裁のものを扱っていたが、今回は小ぶりのハードカバー版だ。

「ぬすまれたおひさま」の方には他に16もの詩や歌が収録されている。表題のお話はおひさまを飲み込んだワニをおじいさんクマが退治するというもの。

「さんびきのこぶた」はまず表紙のこぶたたちの様子が愛嬌がありひきつけられる。どのこぶたもおしやれさんだ。こちらの絵本、以前ご紹介したミハイロコフ作版より長いお話となっている。

両方とも、動物挿絵画家の第一人者の作品だが、とても油の乗った時期の作品なのではと思う。自在にのびのびと動物たちが活躍しており、背景も表情豊かだ。(直)

さんびきのこぶたhttp://karandashi.ocnk.net/product/375
ぬすまれたおひさまhttp://karandashi.ocnk.net/product/376
2019年08月11日

初めてモスクワに行った時、1人で地下鉄に乗るのは心細いものがあった。長い長いエスカレーターで地下深く連れていかれて、二度と地上に戻れないのでは、なんて思ったりした。

でもとても便利な交通機関であることは確かで、よく利用した。本当にモスクワでは、なくてはならない存在だと思う。その地下鉄を始め、ロシアの乗り物の歴史をまとめた素晴らしい絵本があるのでご紹介したい。アンナ・デスニツカヤ画の「メトロ-地上と地下の乗り物の歴史」だ。

蒸気機関車に始まり、過去から現在、そして未来に繋がってゆく乗り物の歴史をデスニツカヤが、その卓越した観察眼に裏付けられた描写力で丁寧に教えてくれる。味わい深い手描き様の線や文字で、乗り物の仕組みや駅の構造までわかりやすいように提示してくれているのである。

中に折られているページを両面広げて1920年代のモスクワの地上と地下と2010年代のそれとをを見比べられるようになっているページがある。全長1320ミリのパノラマ図は壮大にして緻密で見応えあり!

乗り物の歴史の絵本だけど、それはまた人々の歩んできた足跡でもある。その時代の人々の実際の様子がよくわかるところもいい。そして、犬がたくさん出てくるところも。(直)

http://karandashi.ocnk.net/product/374
2019年08月11日

左はベラルーシの絵本、そして右がキルギスの絵本。前回のオープンルームの際にSさんが持ってきて見せてくださったのだ。オープンルームではロシアの絵本を皆さんにお見せしているのだが、ありがたいことにお客様にお願いして珍しい絵本を見せていただいたり、ということもある。暑い中絵本を抱えてきてくださったSさんに感謝!

それぞれお土産だったり、知り合いの方に送っていただいたり、と、きっと絵本が好きなSさんの元には自然に絵本が集まってくるのだろう。そんなSさんは、幼い頃に出合い、大人になって再会したお気に入りの絵本の大半がソビエト絵本だったことの気づきから、ロシアの文化に興味を持たれ、その知識を深められ、そして現在、伝え広めゆく活動にも携わっておられる。

さて、見せていただいた絵本。ベラルーシの方の挿絵は、動物の描写、というか捉え方が日本のそれとは違っていてリアルでたくましいところが面白い。キルギスの方はなんて印刷がひどい!と思ったらシートなどを通して見る絵本!だった。

Sさんからは、他にもサハ共和国の素朴で味わい深いお話をいくつか教えていただいた。今まで知らなかった地域の文化に触れ、感動している。世界はあまりにも広く遠い。だけどお話の世界を知るとぐっと身近に感じられる。

Sさんは、この夏、ウズベキスタンへご家族で行かれるそうだ。そこでまた現地のお話や絵本に触れられることだろう。またお会いできるのを楽しみにしている(直)
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