美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2020年01月18日

明日は今年初めてのオープンルーム。今年もよろしくお願いいたします。

暖かい部屋でゆっくりロシア絵本をご覧ください。壁のコーナーにはカランダーシにあるラチョフの資料絵本たちを並べている。こちらもぜひ手に取ってご覧ください!(直)
2020年01月16日

ロシア語のO先生が淡いペパーミントグリーンのセーターにグリーンの石のネックレスと指輪を合わせてらしてとても素敵だったので、そう伝えたら、指輪は孔雀石(マラカイト)だと教えてくれた。

そこから、ロシアは琥珀が有名だけど、孔雀石も沢山採れる、という話になり、孔雀石にちなんだ有名なお話があると、書棚から「孔雀石の小箱」というお話集(上の画像)を探して見せてくださった。どれもパーヴェル・パジョーフという作家が書いたものだ。

表題作や、映画やバレエなどで有名な「石の花」という孔雀石職人のお話などなど、神秘的な要素も印象的なお話が収録されている。

これらのお話の中で、孔雀石の化身はトカゲだ。ということでこの物語集の挿絵の随所にトカゲが登場しているし、王冠を被っていたりもする。また、もちろん孔雀石の表現はたくさん出てくる。それは表紙でもわかるが、緑の色と模様に特徴がある。

ロシア、ウラルはマラカイトの一大産地だ。その美しさを活かし、建物の柱や家具、壁や花瓶などの調度品など多岐にわたり使われている。そしてこのようなお話も広く知られているというわけだ。

カランダーシでも、パジョーフ原作の色々なお話の挿絵を集めた絵葉書集を扱っている。絵はニコライ・カチェルギン。マラカイトの表現にも注目したい。画像の花瓶はエカテリーナ宮殿のもの。(直)






2020年01月15日

今年は雪が降るのだろうか。冷たい雨の中、スノードロップが今年も花をつけている。雪といえばかつての子どもの受験シーズンと重なっていて色々気を揉んだなぁなんてことを思い出す。

表紙の青と赤が印象的なこの絵本は「スネグラーチカ」。ゆきむすめのお話だ。日本では佐藤忠良/絵、内田莉莎子/再話の絵本(福音館書店)が有名だ。ロシアでは「スネグラーチカ(СНЕГ РАЧКА」といい、スネークСНЕГ は雪の意で、文字通り雪娘、雪姫という意味。ロシアでももちろん皆知っているお話だ。

また、ロシアでスネグラーチカといえば、冬の帝ジェトマロースの孫娘の名前でもある。

最後は悲しい結末になるのだが、私のロシア語の先生は「また次の冬に戻ってきますから、大丈夫」と笑っていた。それは、あまりにも悲しいお話なので、そういう風に考えることにした結果らしいのだが。

この絵本は民俗学者アファナーシェフが集めたロシア民話に基づいて、マリナ・ウスペンスカヤが絵を描いている。スネグラーチカの優しく儚げな表情が心に残る。ウスペンスカヤ(1925-2007)は200冊以上の児童書や児童雑誌の仕事をしてきた画家だ。

表紙には型押し模様もあり、銀の彩色が光ってきれいだ。(直)

https://admin19.ocnk.net/admin/index.php?go=product-show&id=400
2020年01月14日

サンクトペテルブルク森林研究所員であったカイゴラドフ氏が語ったロシアの森についての解説をまとめた「ロシアの森について」。100年以上前に出版されたものだが森の大切さをあらためて見直す必要性からだろう復刻出版された。

170もの写真やシーシキンをはじめとする名画で森の四季の風景、植物の詳細、森と人々の暮らしなどを知ることができる。ページをめくっていけば、きっと、湿った土の匂いや、枯葉を踏んで歩く音、木漏れ日の揺らぎを感じることができるはずだ。

とにかくふんだんに登場するシーシキン。それからアレクセイ・サブラソフなどの名画の他にちらっとビリービンやヴァスネツオフの名前を見つけたりするのも楽しい。森の芸術をたっぷり堪能できるまさに名画の森ともいえる贅沢な内容でもある。

森の奥へと続く曲がりくねった小径。しんと明るい午後の森に降り立ったつもりで小川までゆっくり歩いていくことにしよう。なんて気持ち遊ばせてみてもいいかもしれない。(直)
2020年01月13日

先日、いただいたビーツを酢漬けにしてみた。荻野恭子さん著の「ビーツ、私のふだん料理」(天然生活ブック)を参考に、出来た酢漬けを使ってボルシチを作るためだ。

酢漬けを使うことで、ボルシチのスープがきれいな深い赤になる、と聞いていたので挑戦することにしたのだ。前述の参考本の写真は、器が黒色なので今ひとつ色はわからない…。

きれいな赤色のボルシチを作ることはずっとテーマで、自分なりに工夫を重ねている。ある程度は目標に寄せてはきているような気もするが、実家に帰った時に適当に作ったものがとてもいい色になったり、とまだよくわからないところがある。

ビーツをよく炒めた方がよいという意見、いやそのままで出来上がる直前に入れる方がよいなどなど、ボルシチは本当に聞く人により作り方が異なる料理だなぁという印象がある。

と、いうことで、今回、酢漬けにすることで、新たな展開をとても期待した。のであるが、結果は色々うーん。であった。

というのも、私がとっても簡単な漬け汁のレシピを間違ってしまって、酢と水を半々に入れるべきところを全部酢にしてしまい、とんでもなく酸っぱい酢漬けを作ってしまったのが敗因なのだけど…。

それでも何とかボルシチを作ったけれど、もちろん素直に酸っぱい味の変わりボルシチとなった。食べる時に入れているサワークリームは全く必要なかった。案外家族は受け入れて気にせず食べてくれたのだが、作った本人はガッカリしてあまり食はすすまなかった。

そして、味はともかく期待していた酢によるビーツの色落ち防止効果はどうだったかというと、こちらも残念ながら目標のきれいな赤色にはならなかった。

というわけで、新春早々自業自得なのだけど、かなり酸っぱい経験をしてしまった。
次、また頑張りたい。(直)
2020年01月12日

カランダーシの部屋に新しいサモワールが登場!少し大勢のお客様にも対応できるように少し大きめサイズだ。今までのサモワールと状況により使い分けしてゆく予定だ。

こちらは1980年代のもので比較的新しい。本体のフォルムはすっきりシンプルだけど蛇口や持ち手のあたりは装飾的で懐古的な趣きだ。

もちろん、てっぺんのクラウンの部分のサイズが今までのものとは異なる。ぴったりはまるポット探しはこれから。よいものにめぐり会えるといいな、と思っている。

それにしてもサモワールって本当に面白い素敵な道具だなぁと思う。お湯を沸かして、蛇口から注げて、ポットの保温までできる。サモワールのおかげで延々と座ったままテーブルでお茶の時間を続けることができるのだもの。素晴らしい。

今回も分解や電熱線のチェンジなど夫が大活躍。感謝である。(直)
2020年01月11日
ふは

先日、取り寄せていただいた書籍を借りに西荻窪図書館へ。エントランスの展示を見てびっくり。ロシア関連本がずらーり。館内にもコーナーがある。今月25日に開催される西荻アカデミアの講演会「『デルス・ウザーラ』 とロシア」(講師:東京外国語大学名誉教授の渡辺雅司氏)に合わせた展開とのこと。テーマは「ロシアを知る本」。

残念ながら私はこの講演会のことを知らずにいた。さらに残念なことにすでに講演会は定員に達していた。でもすぐその後にその日はオープンルームだったと気付くのだが。

講演会の内容は日露合作映画の黒澤明監督「デルス・ウザーラ」を通して考えるもうひとつのロシア。そして講師が当時最終シナリオ作成時に通訳した際の体験談など。興味深い。

講演会はもう行くことはできないけれど、今月いっぱいロシア関連書籍が面出しで並んでいるのは嬉しいことだ。西荻図書館へ期間中にまた出かけたいと思う。(直)
2020年01月10日

旅の絵本。シベリア鉄道の絵本である。絵はBIB世界絵本原画展金のりんご賞画家アンナ・デスニツカヤ、作者は アレクサンドル・リトヴィーナだ。

それはモスクワから始まり、ウラジオストクまでの旅。全長9288km、乗車時間は146時間22分。146もの停車駅がある世界イチ長い鉄道だ。この絵本はその中から主だった停車駅を選び、その地区の様子や歴史、文化、暮らし、自然などなどを、36の街および居住区に住む76人の人々のお話を元に詳細な絵と文で紹介している。

それぞれのページはものすごい情報量なのだけど、手描きの線で描かれた風景や風物、そして多用されている手書きの文字が柔らかな雰囲気を醸し出しており、旅先からもらったプライベートレターのように楽しみながら読んでいけるはずだ。

車内の様子や停車駅の様子なども紹介されており、シベリア鉄道の旅のリアルを感じ、車内の人々と一緒に旅する気持ちでページをめくりたい。さらには、実際にこの絵本を持って旅するのはどうだろうか。それはすごくいいと思う。とても重い本だけど。

シベリア鉄道。いつか短距離なら乗ってみたいなぁ。この絵本、気になるのは表紙を見ても中を見ても猫が乗車していること。どうやら、猫OKな車両があるとか、車掌さんが猫を連れて乗っているなどのブログ情報はあったので、大丈夫なのだろう。猫と一緒にシベリア鉄道の旅。素敵ではないか。でも途中の駅で逃げたら一体どうするのだろう…などなどちょっと心配ではある。
(犬はどうなのだろう)(直)
http://karandashi.ocnk.net/product/398

2020年01月09日

今日は外出先で狭い一本道の遠く先の方、尻尾の長い動物が横切るのを見かけた。さささっと行ったり来たり三往復くらいして竹林を有するお庭に入っていった。お日様眩しい昼間の出来事。あれはイタチ?多分イタチ。あの動物は夜行性ではなかったのかな。茶色い冬毛は艶やかで、尻尾はフサフサしていた。

それから今日は外出ついでに阿佐ヶ谷の映画館ユジクさんへ行き「ロシアアニメ特集3」のB:ロシアアニメーションの巨匠傑作選、というのを鑑賞した。階段を降りて奥に進んだところにある全48席の劇場を穴倉に見立てれば、シートに滑り込んで映画を見る私の方こそイタチめいてるかもしれない。満席ではないけれど結構席は埋まっていた。

ヒートルーク監督の「ボニファッシーの夏休み」は製作者の名前の中にノルシュテインの名前も。動物園のライオンのお話だが、その造形はデュボアザンのライオンのように顔がとても細く縦長。ヒートルークはアヴァンギャルドと関連づけて語られてもいる監督だが、この作品はとにかく絵が大いに語り、繰り出される創意工夫に満ちた手法の効果にひきつけられる。分かりやすいお話の進行、絵と音楽との一体感!なのである。アタマーノフ監督の「おかしな名前の子猫」。この監督は個人的には「船上のバレリーナ」や「サイクリスト」(「雪の女王」も)の印象が強いのだが、この作品では、子猫の仕草の表現が何とも愛らしい。ナザーロフ監督の「犬が住んでいました」は誰かにすすめられて動画で見ていたのだが、農村の年老いた飼い犬と森のオオカミとの友情のお話はやはりしみじみとするし、ウクライナの民謡の響きがいい。あらためてスクリーンで見られてよかった。他にウフィムツィフ監督「38オウム」やカチャーノフ監督「チェブラーシカ ピオネールになりたい」など。

絵本とロシアアニメの関係といえば、ツェハノフスキー、ステーエフ、ノルシュテイン…などを想起するのだが、オレイニコフもまたアニメの世界で活躍していた。機会があれば関わっていた作品など見てみたいものだ。

ユジクさんのロシアアニメ特集3は1/24まで。期間中はロビーで阿佐ヶ谷パルクさんのロシアグッズもたくさん販売されている。黒板アートも素敵。https://www.yujikuasagaya.com

2020年01月08日

カランダーシは今日が仕事納始め。世界の平和を祈りつつ今年も元気に楽しく歩んでいければと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!
まずはお知らせです。今週予定しておりましたオープンルームは都合によりお休みいたします。1月は18日、25日となります。もし週日いらっしゃりたい場合はどうぞご連絡ください。よろしくお願いします。




今年はねずみ年だ。
画像は著作権管理をされているトゥルコフさん送ってくださったエフゲーニー・ラチョフ画の新年のご挨拶だ。毎年楽しみにしているが、今年はまた絵本の扉のような素敵なデザインだ。

2匹のねずみたちは子どもねずみだろうか。お顔の表情と内股と外股の立ち方で性格的なものが伝わってくるような。そして、コスチュームの色が赤と青。ちょっと「ぐりとぐら」みたいではないか。お花がたくさんの飾り枠は華やかで、背景の優しい色も相まって待ち遠しい春を感じさせるなぁと思ったり。

ねずみといえば、日本だと稲穂がつきものだが、ロシアの場合は麦の穂になるのか、と納得なのだが、この麦の穂が、大麦なのか小麦なのかについてはちょっと調べないとわからなかった。これは大麦。

ロシアはソ連時代は世界最大の穀物輸入国だったのに、現在は輸出国に大転換。2017/18年度の小麦生産量は世界4位、大麦は同2位だそうだ(ロシアの農業・農政➖農林水産政策研究所報告書より)

さて、このねずみたち。私が知りうる限りではお話の出典などわからなかった。ということで、今ロシアに問い合わせチュウだ。(直)
2019年12月27日

カランダーシは今日が仕事納め。今年も大変お世話になりました。今年も少しずつでもロシア絵本の世界を皆さんにお伝えすることができたのなら幸いだ。

カランダーシの皆さんへのアプローチの基本はサイト運営とオープンルームだが、今年は他にも色々な展開も。まず、トレチャコフ美術館展ショップへ書籍の提供をさせていただり、カフェ・リンさん、おばあさんの知恵袋さんにて「セリョージャとあそぼう!」原画展やトークイベントやワークショップ開催をさせていただいたり、またロシア絵本を翻訳するクニーシカの会の発足、後半はイーゴリ・オレイニコフに注目したカランダーシなりの発信など。また、オープンルームは益々大切な交流の場になってきたように思う。個人的には絵本研究会を通しての様々な学び、そしてその研究会としての絵本学会にての研究発表をさせていただいた事、また今年はあちこち国内、都内問わずわりと出かけたように思う。
総合的に初めての事も多く、緊張や不安もありつつの歩みでもあったのだが、皆さんに助けられ、励まされ、手応えを感じることも多いありがたい1年の歩みであったと思う。本当に感謝だ。あらためて御礼申し上げたい。
来年もロシア絵本の世界を元気に伝える日々を送りたい。よろしくお願いします。



以下は今日のできごと。
プーク人形劇場「12の月のたき火」公演、今日が年内最終日ということで、駆け込み鑑賞してきた。劇場内には冬休みの子どもたちもたくさん!賑やかな雰囲気の中、開演を待った。

母親にいじめられてかいるマルーシャが大晦日の吹雪の森に苺を摘みに行かされて…。スロバキアのお話が原作で、ロシアのマルシャークのものとはまた少し違う内容だが、無理難題を12の月の精たちに解決してもらうところは同じだ。

演者さんたちのよく響く声の演技の表情の豊かさ、形態も様々な人形たちの巧みな動き、鮮やかな場面転換、音楽やライティングも彩り豊かで、お話の世界にすっとひきこまれた。舞台との近さもいいな。とても素敵な時間を過ごさせていただいた。

プークさんは今年90周年だという。パンフレットにある劇団を支えていらした川尻泰司氏(作、演出プラン)の1971年の「人形劇がなによりも大切にしなければならないのは、その作品の中を流れる心の美しさが、豊かにあふれだすことでしょう」という言葉は重く深い。また機会があれば訪れたい。

プークさんを後にすると、次に小田急デパートに寄って「シルバニアファミリー展」を見た。友人がずっとシルバニア関連の仕事をしていた関係で教えてもらったのだ。不覚にも懐かしさにテンションが上がってしまった。小さい女の子だった頃の娘のことを思い出したり。会場は、母娘で来てる方も多く、とっても和やかな雰囲気だった。

というわけで、今日の外出はある意味お人形づいていたのだけど、シルバニアのことを教えてくれた友人とは学生時代、サークルで一緒にそれこそ人形劇とかもやっていたなぁ。そんなことも思い出した。ああ、遠い青春の日々。(直)
2019年12月27日

今年も無事にクリスマスのチキンを焼くことができた。ともあれ、美味しかったし良しとしたい。

クリスマスが終わると、これから年末にかけて何かと慌ただしい日々が始まるなぁと思いながらも、すでに前向きに?あきらめているところもあるなあ。風邪引かぬよう元気に過ごしたい。(直)
2019年12月26日

先日、ご紹介させていただいたマーヴリナの「トロイカ」。Instagramの方で「かこさとしさんの『マトリョーシカちゃん』のよう…」というレスをいただいたので、久しぶりに「母の友」2013年10月号を読み、マトリョーシカちゃんが出来る経緯について簡単にお返事をした。というようなことがあった。

この号では「ロシア絵本の世界」という特集が組まれており、かこさとしさんも登場されてマトリョーシカちゃんのことなど詳しく語っておられるのだ。

マトリョーシカちゃんと、かこさんのだるまちゃんとの関連性についてなどは今号も参考に以前「ロシア絵的日常」http://lucas705karandashi.blogspot.com/2016/06/blog-post.html?m=1にも書いたことがあり、その時もこのページをよく見ていたのだが、今回見てびっくり。

かこさんが、1950年くらいから20年間くらい神田の書店を通して定期購読していたソ連の絵雑誌の名前が「ВЕСЕЛЫЕ КАРТИНКИ」だったということに掲載写真を見て遅ればせながら気づいたのである。

この雑誌は、1956年分をまとめて復刻したものと、そして1968年などのオリジナル版も今年 Mさんより資料として譲りいただいたものが、カランダーシの部屋にある。今までそのことと、かこさんとは全く結びつけて考えたこともなかったのだが、がっちり繋がっていたことを今回知ることとなったわけなのだ。

かこさんはこの雑誌について詳しく語っておられ、とても感心されていたことがよくわかる。この雑誌がかこさんの作品に影響を与えていたであろうことがわかり、あらためて「ВЕСЕЛЫЕ КАРТИНКИ」を見ている。

この雑誌は、とにかくからりと愉快で明るい。ひたすらに子どもたちに楽しさを届けたいと作られていることがよく伝わってくる。遊び心に溢れ、色彩もきれいだ。気取りはないが一定の品位は担保されている。漫画のようなコマ割りや工作仕様など誌面の自由度も高い…。

その素晴らしさは、かこさんがロシア語を読めなくても20年間も魅了され続けてきたことで証明されるのではないだろうか。絵を見てるだけで楽しい。絵を見てるだけで分かる部分も多い。当時のロシアの小さな子どもたちも喜んで見ていただろうなぁと思う。

興味のある方はオープンルームの際に是非ご覧ください!(直)





2019年12月24日

先日のオープンルーム。Iさんご一家も来てくださった。3歳になったMちゃんはこの部屋の消防車がお気に入り。たくさん遊んでくれるのでとても嬉しい。ご家族皆さん元気そうで何よりだ。

Iさんは先日ロシアに行かれたのだが、その際に購入された絵本を持ってきてくださり見せてくださった。オープンルームでは皆さんから絵本を見せていただくことも多く私はとても楽しみにしている。

見せていただいた絵本は2冊。ひとつは、バレエの場面でたどる眠れる森の美女のとても美しい絵本。さすがロシア!である。それだけでも素敵な絵本なのだがさらにこの絵本には音楽が出る仕組みがあり、なんとバレエの場面と音楽が楽しめるようになっているのである。あっぱれロシア!である。ロシア文化の奥行きを感じさせる1冊だ。

また、もう1冊はピーター・ラビットの絵本。ロシア版についてはどこかで見かけたことはあったようにも思うのだが、今まで手にとったことはなかった。中身は同じであろう、とタカをくくっていたからだ。

でも、ページをめくっていきながら驚いた。福音館書店のピーター・ラビット絵本が、言葉は違えども挿絵、テキスト共にそっくりそのまま世界共通と思っていた私は認識不足なのだろうか?そんな展開が待ち受けていた。

つくづくこういう「発見」は、私個人で何回ロシアの書店に行っても、あるいはネットなどで探していてもできないと思う。ピーターに関してはイギリスのお話であることも大きいかもしれない。この絵本についてはこれからよく調べたいと思っている。実は大好きな絵本でもあるし。本当に興味深い絵本たちを見せていただいたIさんに感謝!である。

さて、今日はクリスマスイブ。Mちゃんはプレゼントにアナ雪のお人形をリクエストしているそうだ。願いはかなうのかな。(直)

2019年12月23日

奈良のゆりゆりBooksさんは先日奈良県立図書情報館のクリスマスマーケットというイベントに出店されたのだが、その様子が毎日新聞奈良版12/16付けに掲載されてされたそうで画像を送っていただいた。素晴らしい!

記事を読むと、このマーケットは「旅」をテーマとしていて、ゆりゆりBooksさんは、絵本販売だけではなく、ソ連時代の絵本や切手帳などを展示され、たくさんの人に当時のロシアのこと、文化を伝えられたようだ。まさに「旅」にふさわしい内容だ。

ゆりゆりBooksのオーナーの中田さんは、子ども時代をロシアで過ごされている。帰国後もロシア語の勉強をずっと続けられ、絵本にも詳しい。私が「ロシア絵本的日常」というブログを綴っていた頃から読んでくださっていて、カランダーシのオープンルームを始めた時にすぐ訪ねてきてくださり、以来ずっと交流を続けさせていただいている。

そんな中田さんが奈良で絵本屋さんをオープンされたのは今年の夏。もうあまり上京されないのかなぁと思っていたけれど、嬉しいことに先日いらしてくださり、たくさんたくさんおしゃべりをさせていただいた。

奈良のお店の前には、川が流れ、木々が繁っているゾーンがある。初めての秋、紅葉はとてもきれいだったけれも落ち葉掃きが大変だったようだ。でも、今はすっかり木々は裸になり、店内からバードウオッチングができるそう。川を鹿が歩いていることもあるようで、空気が澄んでいて素敵な場所だ。

この図書館の展示は見たいなぁなんて思っていた。切手帳に興味津々だ。いつかまた奈良に行った時に見せてもらえると嬉しいな。奈良、行きたいなぁ…。(直)

※下の画像はTwitterより。

お店の紹介http://par-ple.jp/life/20190929_yuriyuribooks/
2019年12月22日

「セリョージャとあそぼう!」を発行して1年余り。今年になってご縁をいただき、2度の原画展やトークイベントなどを通して皆さんに知っていただく機会もあり、ありがたい事だった。

そんな中、この絵本で紹介しているロシアの布人形マタンカちゃんについては、ワークショップや、キットを使ってくださったりをはじめとして、独自のアレンジを加えた作り方々などで、とにかく実際に作ってくださった方々、あるいはロシアの参考書籍をお求めいただいた方々、と関心を寄せていただいている事を知る機会も多い1年だった。

また、ロシア絵本を通して楽しい交流をさせていただいているWさんからは、最近「子どもの本の研究会」というところでロシア絵本をテーマに発表をされ、その中でご自分で作られたマタンカちゃんも連れていき紹介をしてくださったとい話をうかがった。

マタンカちゃんは、ロシアの農民たちに古くから伝わる余り布などで作られてきた素朴なお守りのお人形だ。この絵本はそういう文化を知ってもらいたいという絵本でもあるのだが、Wさんはご自身で理解を深め、今やマタンカちゃんを短時間で作れる技術!も会得し、皆さんにそのことを伝えてくださったのだ。とてもありがたく嬉しいことだ。

Wさんは他にも図鑑絵本「森の中で」などなどを取り上げて、ロシア絵本の世界について発表されたとのこと。素晴らしい!
素敵な報告に感謝!(直)

2019年12月22日

オープンルームありがとうございました。
今年最後のオープンルームも無事終わって、次は来年となる。

今年1年この場所に足を運んでくださった方々に改めて御礼申し上げたい。ありがとうございました。

週に一度、絵本を見ていただいたり、選んでいただいたり、お話をさせていただいたり…よき出会いと交流のひとときを持たせていただけるありがたさを今年もたくさん感じながら歩んでくることができ嬉しいことだった。

そして、その交流の中で色々なことを教えていただいたりということも多く感謝している。今日も実は色々教えていただいて、喜んだり、びっくりしたり。

それについては、あらためてこちらで!(直)
2019年12月21日

21日は今年最後のオープンルームです。よろしくお願いします。

さて、金曜日は絵本研究会の方のお誘いで、とある古いビルの会員制書店というものに行ってきた。お店の名前は「ほんやのほ」さんである。

その書店にたどりつくには、ビルの1階で営業している花屋の中を突っ切り、装置めいた登り難い階段を登らなければならない。登ったからといって安心してはいけない。

受付という関所?にて、会員証の発行をそれぞれしなくてはならないのだ。本名、生年月日も店側に晒して初めてその書店の内側に進むことが許されるのだ。ハードルが高すぎやしないか。

いやいや、そのハードルを越えた先にある隠れ家めいたスペースにスリッパを履いて到着したころには、そんなことはどうでもよくなる。ホットカーペットにへたり込み、ひたすら書棚の本と向き合い、今度は、この部屋のプロフィールを知ろうと躍起になるからである。

傾向はあるにせよ、押し付けているわけでもなく、狭いけれど本の圧はない。友人の家のロフトに来たような感覚で本を選べる。

秘密めいた閉じられた場所ではあるが、不思議と空気は澱んでいない。それは多分に店主の伊川さんの素敵で大らかな若さと、それから、その伊川さんが回文の作り手であることに関係づけて考えてみたりするのも面白いかもしれなと思ったり。ひとつの文章を行ったり来たり、行ったり来たり、唱えることで、留まる空気を回し流しているのかもしれない…などと。

とても面白い場所だった。また、いつか。(直)

ほんやのほ https://books-ho.tokyo/
2019年12月19日

NHKラジオ講座「まいにちロシア語」テキスト2020年1月号の見開きのインフォメーションページにてカランダーシ刊「セリョージャとあそぼう!」が紹介されている。何と嬉しいことでしょう!

本日このページの情報協力者である児島宏子氏(翻訳家、エッセイスト)より同号をお送りいただいた。何とありがたいことでしょう!

紹介文には「すべてのロシア人が親しみ、その後の文化活動の原点になる子ども時代の歌や遊び、もの作りを楽しめる」とある。その通りだ。そして、この絵本はきっとロシア人、いやロシアを知る、理解する一助になるはずだとも思っている。子ども時代を見つめる、ということはそういうことだと思う。

私自身、久しぶりにこのテキストを手にしたのだが、会話の舞台はウラジオストク!毎日の雑学コラムも面白い。以前に比べて全体的に文字量が多く、丁寧で情報も豊富との印象。充実の内容だ。

先程の紹介文は「ロシア語学習にもきっと役立つ楽しい絵本」と結ばれていた。そういう捉え方をしていただいて光栄なことだ。感謝。(直)


2019年12月18日

先日農協で小さな水仙の花束を購入して、カランダーシの部屋に飾っている。いい香り。でも水仙はお正月に毎年飾っている花なのでこの香りを嗅ぐと一気にお正月を迎えたような気分になってしまう。いけない。いけない。そんな気分になってはまだまだいけない。

画像はマーヴリナ画の「トロイカ」。ダニラお爺さんとネニラお婆さんが、トロイカ(3頭だて馬車)に乗って、新しいバケツと、サモワールと、スカートをヴァンキノ・フスタニキノという街まで買いに出かけるお話。そしてたくさんの民芸玩具に出会う。

作者の、ナタリア・コルパコワは民俗学者でもあり、この絵本に登場する玩具たちはロシアの各地に伝わる本物の玩具の形状や色、模様の特長を伝えていると考えられるし、マーヴリナもまた民族伝承に造詣が深い。そうしたことからもある意味これは民芸玩具図鑑的絵本とも言えるだろう。

マトリョーシカも登場するが、挿絵部分にセミョーノフ(マトリョーシカの有名な産地のひとつ)産であることがマーヴリナの手書きで書かれていたりするのにも注目だ。

ロシアの民芸玩具が大集合!楽しくて賑やかな絵本だ。(直)
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