美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
ホームダイアリー
ダイアリー
ダイアリー:1880
«前のページ 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | ... 94 次のページ»
2021年10月07日

先日不思議に思っていると書いた金木犀だが、2度咲きすることもあるということがわかった。9月に入ってすぐの急な気温下降現象が影響しているらしい。

「ロシア民話集・きつねとつる」は他に「つるとサギ」「きつねとうさぎ」などが収録されている。絵は、ベラ・パヴロヴァ。カランダーシ初登場だ。

色調を抑えた芸術的で美しい挿絵は独創的で不思議な魅力に満ち溢れている。大胆で斬新な構図が細かい丁寧な描き込みにより説得性を持ち、宗教画のような崇高ささえ醸し出している。

ルボークを彷彿とさせるような懐かしさと、豊かな感性と。でも懐かしいけれど古くはない。奇妙で謎めいていてしばらく見入ってしまう。注目していきたい画家だ。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/605
2021年10月06日

いつの間にかあちこちに生えてくる水引草。夏から晩秋までずっと咲き続ける。知らなかったのだけど、午前中数時間しか花は開かないらしい。なんと控えめな。ただでさえ控えめな風情なのに。

秋。きのこの季節。ということで「わいわいきのこのおいわいかい」をおすすめしたい。ヤマドリタケのおじいさんのために森中のきのこが集まってくる。でも招待されていない毒きのこまでやってきて…というお話だ。

毒きのこは結局追い出されてしまうので可哀想という意見もある。でも、ロシアではきのこ狩りは広く一般的に子どもも含めて行われていて、集められたきのこはもれなく食べる。なのできのこの選別はそれこそ生命に関わる重要な問題であるのだ。

擬人化されたお話の登場人物としては気の毒だけれども毒きのこはどうしたって招かざる客なのである。そういうロシアのきのこ文化も含めて楽しんで読んでいただければ嬉しい絵本だ。

https://karandashi.ocnk.net/product/97

先日のボローニャ絵本館の外国語おはなし会でもこの絵本の原書を読んだ。季節感、そしてロシアらしい内容のものということで決めたのだが、当日は、ロシアには大きな森があり、きのこがたくさんとれることもお話しした。

この絵本で、マーヴリナが描く賑やかなきのこの世界を楽しみ、巻末のきのこ解説できのこの奥深さに是非触れてみてください!(直)
2021年10月05日



網戸はとてもありがたいものだけど、網戸を通してと「じかに」風にあたるのとは当たり前だけど感じるものが全然違う。比べるのは無理があるかもしれないが、マスクもそう。鼻や口をウィルスから守ってもらってるけど、季節の風や匂い湿度プラスアルファをダイレクトに感じられない点は大きな損失だなぁと思う。

「猫の観点からすれば」は現代ロシア児童文学家であり詩人であるアナスタシア・オルロヴァの詩とタチヤーナ・マーヴリナの絵が響き合う芸術的な絵本。ニジニ・ノブゴロドが今年800周年を迎えることを記念して作られた絵本だ。

季節や植物、自然をテーマにした短い詩とマーヴリナの絵が見開きで見渡せる構成。季節は冬から始まり、ゆったりと時は巡り、雨が降り、葉が色づき、猫は悠然と寝そべっている。

マーヴリナの様々なテーマの作品を一同に見ることができる贅沢な内容。初めて見る絵も多く単純にありがたい。すっきりと余白をおおくとったブックデザインが効いていて、新鮮な印象だ。ソフトカバーながらしっかりとした紙で作られているのも好感。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/604
2021年10月04日


土曜日のオープンルームありがとうございました。

我が家の金木犀、秋口に咲いていた時は今年は花付きがあまりよくないなと思っていたら、今頃たくさん開花している。不思議。

昨日の日曜日午後は、板橋区立中央図書館のボローニャ絵本館のおはなしの部屋で子どもたちや保護者の方々にロシア語で絵本を読んだり、手遊びを紹介させていただいた。

こちらで月1回開催されている外国語おはなし会の一環としてお話をいただき、お引き受けするのは本当に恐縮でもあったのだけれど、せっかくのお話なので、えいっと覚悟を決めて準備をさせていただいていた。

板橋中央図書館は今年春にオープンしたばかりの新しい大きな図書館。広い公園の中に建てられていて、カフェも併設されており、区民の人気の憩いの場として愛されている。昨日も沢山の人が公園で遊び、また図書館を利用していた。

いたばしボローニャ絵本館は、中央図書館の1階の児童書フロアにあり、世界中の絵本、児童書を見ることができる。その中に円形のガラス張りのおはなしの部屋があり、そこでお話をさせていただいた。

図書館の担当の方にもお手伝いいただきながら、絵本を読み、挨拶の言葉を一緒に言ったり。中でも手遊びを一緒にできたことはとても嬉しいことだった。めちゃくちゃ緊張し無我夢中。余裕もなくて反省点もあり。微力ながらロシア絵本の何某かでも伝える役割を果たせたのなら幸いだけれど…

個人的には、本番の経験はもちろんだけれども、絵本を選び、ロシア語の先生のご指導も仰いでの音読練習、全体の流れを考え、模索しながらプログラムを組み立てて…という準備の過程もとても良き学びであったし、楽しいことでもあった。本当に貴重で良い機会をいただいたと感謝している。

そして今後はこの経験を生かしていかなきゃと思っている。(直)
2021年10月01日

明日はオンラインオープンルーム。ロシア絵本をご覧になりたい方はどうぞ。個人対応。本日中に予約連絡をお願いいたします。

台風が来て、風がゴウゴウと音をたてている。そしてもう10月。日暮れもぐっと早くなってきた。1日1日を大切に過ごしてゆかないとと思う。

資料の中からエルショーフ作「せむしの仔馬」の塗り絵絵本。1ページおきに塗り絵のページがある。お話の挿絵を自分の好きなように着色できるのは楽しそうだ。大人の今だからやってみたいとも思う。

主人公のイワンは最後にミルク、煮え湯、冷水の桶に次々と入り、凛々しく立派な若者になるという物語展開なのだが、そうなる前の純朴な様子のイワンの方がいいな、とこの塗り絵絵本を見ても思う。

1947年のアニメ映画。https://m.youtube.com/watch?time_continue=1942&v=xS2WX1PiZuQ&feature=emb_title




2021年09月30日


バラのアンジェラ。ポツポツと季節外れの花が咲いている。秋の花は小振りだけど色に深みがある。蕾を部屋に飾ったら翌日にはお祭りみたいに咲いてくれて。香りも濃い。

ヴァスネツオフ画の「カラボーク」絵本。みんながよく知るロシアの昔話「おだんごぱん」のお話。

ナナカマドの実がなる季節。きれいな飾り枠のついた窓辺にいたカラボークはコロコロと家を転がり出て行く。

小道でうさぎと出会い、森へ入り、灰色オオカミに出会う。ヴァスネツオフが描く灰色オオカミは撃ち取った鴨をぶら下げており、背景に池を配している。

大きなクマと出会うのは切り株の上。大きな木が描かれて威圧感のある挿絵だ。そしてキツネに出会うのは低木の茂みのある明るい小道。カラスたちが一部始終を見守る中、パクっとカラボークはキツネに食べられてしまう。

おバカさんのカラボーク。でも、お家にいてもお爺さんとお婆さんに食べられてしまうわけで。束の間、コロコロできたのは幸せなことだったはず。と思いたい。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/603
2021年09月29日

庭に見知らぬ白い花が咲いている。セイヨウフジバカマというらしい。英名はミストフラワー。フワフワの細かい花が集まって咲いている。鳥が種を運んできたと思われ。花言葉は「ためらい」だそう。

シベリカ子さんのロシアの食と暮らしのコミックエッセイ「おいしいロシアおかわり」(イースト・プレス)を少しずつ味わいながら(楽しみながら)読んでいる。

ロシア人の夫P氏との暮らしには途中からプリ子さんという娘さんも誕生し、ますます賑やかになっているし、最後にはプリ子ちゃんは3歳になり、コロナのことにも触れられており、前刊からの時の流れを感じて感慨深い。

今号も、日本人のリカ子さんが持つロシア料理やロシアの暮らしへの興味や疑問に共感しながら、色々なロシアの不思議や謎を教えてもらえてとても面白いしためになる。ロシアの事を知る入門書としてもオススメだ。

サンクトやジョージア、そしてウラジオストクなど旅のお話もたくさん。

私は一気に読まずに、その都度あちこちつまみ食いをするように拾い読みをしている。おいしいものは少しずつ。という感じで。(直)
2021年09月28日


昨日はカランダーシの新刊絵本出版のお知らせに温かい言葉をいただきありがとうございました。また新しい絵本を出版できることに感謝しています。極東タイガのアムールトラの絵本。日本に一番近いロシアが舞台です。関心を持っていただけたら嬉しいです。
....................
「長靴を履いた猫」は「赤ずきん」「シンデレラ」「眠り姫」「ヴィユーガお婆さん」「野の白鳥」などが収録されている豪華なお話集。画家は、ブラートフ&ヴァシリーエフのコンビ。カランダーシでも人気の作家たちだ。

長靴を履いた猫は、猫がとてもチャーミングだが、飼い主の三男坊が何とも可憐でびっくりしてしまう。お姫様が黒髪のアップスタイルというのも素敵だ。

大きな挿絵がないページにはグルリと小さな挿絵が配してあり、楽しい。美しくロマン溢れるお伽話の宝石箱みたいな絵本。表紙も型押し加工がしてありゴージャス。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/602
2021年09月27日

土曜日はオンラインオープンルームありがとうございました。

今まであまり興味のなかった園芸草花に惹かれるようになっているのは何故だろう?ケイトウやトウガラシや渋い色のジニアなど…何故だろう?年齢?なのかな。

【お知らせ】
カランダーシは11月1日に新しい絵本を出版します。タイトルは「リィーヤとトラ」です。

日本の北海道以北、日本海を隔ててすぐ隣に広がるロシア極東タイガの森。そこに生きる最強の肉食動物にして絶滅危惧種である一頭のアムールトラと森林監視員の幼い娘リィーヤとの出会いと不思議な友情のお話です。

この絵本の絵は、切り絵によるコラージュアートです。美しく迫力ある表現はとても新鮮で生き生きとした魅力に溢れています。

実際のアムールトラの特徴が伝わる内容でもあり、また密猟者の罠が出てくるなど、リアルで現代的な視点が反映されているお話です。

絶滅危惧種の野生動物を知ることは地球環境問題への関心へ繋がってゆくひとつのきっかけになるかもしれません。

アムールトラは先住民族からはタイガの主(ぬし)と呼ばれ、尊敬される存在であり、誇り高く神秘的な魅力を持つ動物とも言われてきました。

この絵本で、タイガに生きる大いなる野生動物、アムールトラに親しみ、そして幼い女の子リィーヤとの出会いと友情を楽しんでいただければ幸いです。

カランダーシサイトの中央←でイメージ動画が見られます。とりあえず今日は第一報です。何とか何とかお知らせできるようにやっとなりました。情報は随時更新していきます。

来年は寅年です。
何卒、よろしくお願いいたします。(直)
https://karandashi.ocnk.net/
2021年09月24日


明日土曜日午後はオンラインオープンルーム。ロシア絵本を見たい方はどうぞいらしてください。個人対応。本日中に連絡お願いします。

昨日は家族でお墓参り。良いお天気だったけどとても暑くて。それでも風が吹くと気持ちよくて。渓流のせせらぎも心地よく、お山の空気を吸って少しだけのんびり。ありがたいことだった。

カランダーシの資料絵本から「私たちの木」という塗り絵絵本。セイヨウスギ、ヤナギ、カラマツ、シラカバ、カシ、マツなどの木が1種類ずつ見開きで紹介されており、色を塗ることができる。

紹介文はその木の特徴だけではなく、動物や鳥との関わり方も教えてくれる。セイヨウスギの実はクマやリスの大切な食料であり、キツツキがマツの害虫のキクイムシを食べるなど。

馴染みのある木の中でひとつだけ知らない木があった。サクサウールという名前で中央アジアに生える木だ。調べてみると、砂漠で暑さと乾燥に耐えて成長する木で、環境が過酷だと幹や枝は折れ曲がり一見枯れているかのような見かけにもなる木だ。小さな桃色の花がたくさん咲くようだ。

砂漠緑地化やまたサクサウールに寄生するニクジュヨウという植物が漢方として有効であることなどから今とても注目されている木らしい。

文はゲンナーデイ・スネギリヨーフ。絵はドゥヴィドフ。1967年刊。
2021年09月22日

昨日はきれいな声で鳴く小鳥がベランダに遊びに来ていた。何ていう鳥なんだろうと想い募らせている。夜は美しい満月を見ることができて嬉しいことだった。

押し花アート本「森の1年」を再入荷。小さな花や葉の押し花を貼り合わせて作り上げる森の生き物たちや四季を彩る植物。その繊細な気の遠くなるような作業の軌跡に目を見張り、ため息が漏れてしまう。

英国版の露訳本。作家はヘレン・アポルンシリ。作品をよく見るとシダ系の葉が効果的に使われているのがよくわかる。細かい葉とその柔らかさが、曲線を描くのにとても適しているのがわかる。

また、3億年前からある植物が持つクラシカルなイメージ、そして配置の具合でペイズリー的な印象もあることから東洋的なイメージも加味されるような効果もある。そして、そのシダの種類、一体どれくらい使われているのだろうと興味は尽きない。

花はもちろんだが、葉のかたちの美しさにあらためて気付かされるのが素晴らしいと思う。庭に生えている邪魔だなぁと思っていたシダもちょっと見直そうと思う位。

https://karandashi.ocnk.net/product/330

2021年09月21日

郵便局へ行ったら、来年の年賀状のポスターが貼ってあり、え?もうそんな時期?と軽くクラクラ。どうやらもうそんな時期になってきたらしい。

今日は9月のオンラインクニーシカの会。今月もコズリナ先生のご指導のもと、皆さんとテキストを読み進めていくことができ、感謝。

ある薬草を食べた雌牛が酔っ払ったようになり、その雌牛のミルクを飲んだネコや郵便配達人、ついには燃料の代わりにそのミルクを入れられたトラクターまでもおかしくなってしまう。

最後に、コトをどんどん大きくしてしまったネコを主人公のДядя Фёдор が叱るのだが、部屋の角で壁の方を向いて立たせている。そういう叱り方というのはロシアでは割とポピュラーらしい。私はてっきり壁に背を向けて立たせていると思ったのだが、甘かった。壁を見て自らを省みることが大事とのこと。

昔は、床に豆を散らして、その上に正座させるというお仕置き?もあったそう。これは確実に痛い。辛い。

来月は10月26日。興味ある方、是非ご一緒いたしましょう。連絡先お待ちしてます!

画像はロシアの思い出。(直)
2021年09月17日

明日18日のオープンープンルームはお休みです。

昨日は用事があり、かなり久しぶりに渋谷の街を歩いた。スクランブル交差点は動画広告が増え音の情報も増えてさらに賑やかになっていたような。

資料絵本から「鹿について」は野生動物作家のゲンナーディ・スネギリヨーフによるタイガでトナカイを放牧する民を訪ねた際の記録。

スネギリヨーフは、魚類研究、続くビーバーなどを始めとした生物関連の研究の成果や、千島列島、カムチャッカ、白海、ブリヤート共和国などなどへの旅の記録などを子ども向けに刊行している。

この絵本の絵はマイ・ミトゥーリチ。彼らは多くの旅も共にしており、生き生きとした野生動物記録絵本を残している(直)




2021年09月16日


秋の風がふく吹くとやはり紅茶が美味しい。お茶は何の種類でもポットにたっぷり入れて、ティコゼーで温かさをキープしながら飲んでいる。夏もエアコンで身体が冷えるので熱いお茶を飲んでいた。ティコゼーは大事。

「サモワール」という絵本。サモワールの形をしている。7編の昔ながらの童謡と共に、スヴェトラーナ・プイニーナが描く温かい絵がロシアの懐かしい暮らしの様子を教えてくれる。

画家は40年以上にわたり子どもの本の制作に携わっており、絵を描くだけではなく、数多くの型抜き絵本やポップアップ絵本なども手がけてきたデザイナーでもある。


童謡の歌詞をひとつご紹介。
天には穴
地には穴
真ん中には炎
周りには水

これはサモワールの事。昔のサモワールは真ん中に筒がありそこに燃料を入れて燃やして周りの水を温めていた。

カランダーシのサモワールはステンレスの銀色。久しぶりにお湯を沸かしてお茶を飲もうかな。(直)

https://karandashi.ocnk.net/product/280


2021年09月15日


久しぶりに肩がバキバキ状態。先週ずっと朝の体操をサボっていたせいだと思われ。本当に身体は正直。そんなことをしみじみ思う秋の夕暮れ。

「糸巻きロビン」はイギリスのマザーグースの詩の露訳絵本。絵はエカテリーナ・シューコヴァ。幼児性を提示しながら幼稚ではない独特のセンスで詩の世界を伝えている。グリーンとグリーンの市松模様で全体のトーンが揃えられていてユニーク。
表題詩は糸巻きロビンが鳩を打とうとしてカラスを殺めてしまい、鴨を打とうとして叔母さんを…という詩。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/600
2021年09月14日


金木犀があちこちで。近所のもう誰も住んでない家の庭の大きな金木犀も見事にたくさん花をつけていた。誰がいなくても花はきちんと毎年咲くものだなぁと思う。午後から雨。今日はキジバトがよく鳴いていた。

ヴァスネツオフ画「さんびきのくま」絵本。昔は挿絵にあるきのこや赤い実を見て秋のイメージを持っていたけれど、ロシアではきのこのシーズンは初夏から始まるし、女の子の籠からこぼれたあかい実の中にナナカマドかな?というものがあり、クマ家の壁にも飾ってあること、またクマたちも軽装なことを考慮すると、多分8月末〜9月あたりなのかな、と思っている。

ナナカマドといえば木材の耐火性は知っていたけれど、実は食用になりジャムやジュース、また薬用としても用いられているのは知らなかった。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/396
2021年09月13日


土曜日はオープンルームありがとうごぞございました。今週18日はお休みです。

午前中出先で挨拶時に、今日は爽やかですねと言われ、ハッとしてしまった。そうか、今日は昨日よりはマシとは思っていたんだけど、そうか、確かに爽やかかもしれない。そう思うと同時に、そういえば爽やかなんて言葉随分使ってないなぁと不意をつかれたようで。

「しずく」という絵本。雨雲から落ちた一粒の水滴の冒険の旅が始まる。やがて大海に出て、鯨に飲まれ潮吹きとともに空中へ出て虹になり、そして地に降り川の流れの中にいると人間にバケツですくわれ…やがて冬になりしずくは雪となりある物語書きの指先に舞い降りる。

そして自らの旅の仔細を物語書きに話し、疲れたので春までゆっくり休むことに。話を聞いた物語書きはしずくの物語を書き始める。

作家も画家もアナスターシヤ・コヴァリンコヴァ。水の循環をテーマとした一粒のしずくの冒険話だが、このしずくには意思があり、感情があるところが面白く、一緒に旅する気分に。そして余白を活かした絵はたっぷりと水を含んで瑞々しく、とてもシンプルながら文学的であり詩的な余韻を残す。

人生さえ感じるとても素敵な絵本。(直)
2021年09月10日

重陽ということもあって、菊と竜胆と吾亦紅を飾っている。菊は丸いポンポン菊。そんな名前ではないだろうけど。今日はまた暑さが戻ってきた。行ったり来たり。

明日土曜日の午後はオンラインオープンルーム。ロシア絵本を見たい方はどうぞ。個人対応。本日中に予約をお願いします。

資料絵本の「.親切なハリネズミ」は表紙を見てのどかなお話と思いきや、対ドイツ戦の話で、ロシアの負傷兵が森の中でハリネズミのハリに刺さっている小さな梨やりんごを食べてありがたかったという話。ちっとものどかではなかった。

ユーリ・ズバナツキー作、レプニン画。1967年刊。(直)
2021年09月09日

緊急事態宣言の延長の日程が今月いっぱいとなるような。だとすると。予定していた事が行われることになるのか…。でも、まだ確定ではないからなぁ。そう、こういうことを何度も繰り返してきたものね。落ち着いて推移を見守ろう。

「誰が小麦粉を挽くのか」はエフゲーニ・ペルミヤーク作、マリヤ・ウスペンスカヤ画の刈られた小麦を挽いているのは私だと風車の石臼や歯車らが主張するが、それ聞いていた風が怒り…というお話。他に2篇のお話が収録されている。

小麦が集められ、大きな風車で挽かれて粉になってゆく。その過程に関わる人々の様子や仕組みがよく分かる。働く人々。馬、その周りて見ている犬、子どもたち。

作家は1902年生まれ。生涯を通じて、人々の労働や才能、技術などに注目して創作活動を行った。若い頃技術を習得し自作で手工芸品を作ることを得意とし、また、食糧難の際には、自ら小麦の種を蒔き、育て、粉にするまでを体験している。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/598
2021年09月08日


涼しいと眠い。眠りも深い。今日くらいの気温がずっと続けばいいのだけど、そうもいかないらしい。この先また少し暑くなるようだ。この落ち着かない感じがいかにも9月という感じ。嫌いではない。

「マトリョーシカ」は1981年生まれだという作家であり、心理学者であるユリア・イヴァがマトリョーシカの歴史やその文化的側面を丁寧に教えてくれる絵本。絵はナターリア・コンドロヴァ。

19世紀末のロシアの民芸品開発の様子に日本のフクルマ人形(七福神木製入れ子人形)事が書かれている。そこからあのマトリョーシカが誕生したとされ、1900年のパリ博での評判によりその民芸品としての地位は揺るがないものになってゆくわけだ。

マトリョーシカはその産地によって特徴があり、それぞれの伝統があるが、ザゴール、セミョーノフ、ポルポフ・マイダンやヴャートが紹介されている。

1970年に作られた72体マトリョーシカや中国の30メートルのマトリョーシカの紹介なども。72体!それは全部中のお人形を出すのも仕舞うのもとっても大変!(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/481
«前のページ 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | ... 94 次のページ»
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス