美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2018年08月08日

台風が近づいてきている。今は涼しいが、台風が過ぎたらまた暑くなるらしい。今年はいつまで暑さが続くのだろう。
さて、少し先になるが、ユーラシア協会主催で9月16日、17日に開催される第2回「ユーラシアフェスタ2018」のフライヤーデータが送られてきた。このフェスタにカランダーシも参加させていただくことになった。場所は経堂の東京ロシア語学院だ。カランダーシはもちろんロシア絵本などを販売するのだが、今制作中の絵本の情報と絡めて何か発信できたらいいなと思っている。楽しみにいらしていただけたら嬉しい。カフェやパフォ-マンスやワークショップなど、盛りだくさんの内容で皆さんをお迎えするユーラシアフェスタ。子どもから大人まで皆さんで是非!(直)

ユーラシアフェスタhttp://jp-euras.org/ja/events/icalrepeat.detail/2018/09/16/979/-/2018.html
2018年08月07日

カランダーシの部屋には、小さなお子さんが遊べるように、絵本や塗り絵などを置いてあるコーナーがある。コーナーというほど立派なものではないけれど、楽しんでもらえるといいなと思っている。そこに少し前からうちの息子が使っていた消防車をきれいにして、鳴らなかったサイレンも鳴るように修理して置いている。はしご車だ。男のお子さんがいらした時に、あっ!と思い出してクローゼットから引っ張り出してきたものだ。息子のお気に入りだったのでわりと大切に保管してあったのだが、こういうふうにまたおもちゃとして出動させる日が来るとは思ってなかった。型も古いだろうし、実際古いおもちゃで申し訳ないのだけど、来たお子さんに遊んでもらえてるのを見るとよかったかなと思っている。
画像は、「私たちのガレージ」という車の塗り絵だ。詳細は後日あげるが、ロシアらしく夏の飲み物クヴァス売りの車や馬橇などもあって面白い。この中でも消防車は大活躍している。この塗り絵、表紙のデザインが中々かっこいい。
今月はオープンルームをお休みしているので、カランダーシの消防車は、出番はない。コーナーの机の下のガレージで、暑い中じっと待機中の日々を送っている。(直)
2018年08月06日

先日、表紙画像のみご紹介したロシキン画の「お話と詩」。この絵本の中には10篇の詩やお話が収録されている。20世紀初頭〜の作品だ。そのうちのいくつかは、当時モスクワで児童書を出版していたクネーベリ社で出版されていたもので、タイトルのページに大きくその名前が記されている一方、作家や画家の名前が記されてないものもある。出版社の名前がいかに重要であったか、信用であり、看板であったのかということなのだろう。
全て同じ画家の作品だが、作品ごとに印象は変わる。デザインを重視したすっきりした作風もあれば、装飾過剰かなと思うものも。当時の国内、西側の流行も取り入れつつというのもあるのかもしれない。ユーモアもあり、子どものために、という意識は伝わってくる。テキストとグラフィックのバランス、またそれをどう考えるのかなど、これは絵本の絵なのか挿絵としての絵なのか、などふとあらためて考えさせられてしまった。面白い。総じて、懐かしさと不思議な味わい深さがあるという印象の一冊。クラシカルな抑えた色調が魅力的だ。(直)

お話と詩http://karandashi.ocnk.net/product/292

2018年08月05日

ロシアから買ってきたアリョンカちゃんブランドのチョコウエハスケーキのようなものをいただいた。娘がモスクワのスーパーでお菓子を色々買って持ち帰っていて、これはそのひとつ。いかにも甘そうな、と思っていたけれど、実際その期待を裏切らない甘さに笑ってしまった。どうしたらこんなに甘くなるんだろうという甘さだ。そう、ロシアのスウィーツは文字通り甘い。そして今回の旅行での発見は甘いパン。サンクトのホテルの朝食のバイキングのパンは黒パン以外ほぼ甘いパンばかりだったのではないか。お、小ぶりのクロワッサンがあるぞ、と思ったら中にジャムが仕込んであった。中にはパンなのかスウィーツなのかわからないものもあり、特に白くてもっちりした生地にレーズンが入った重いカルカンのようなパン?はモスクワのバイキングにもあって娘と気に入ってよく食べた。何というものか調べようと思っている。
モスクワではスイカとメロンをたくさん食べた。甘くておいしかった。フルーツも甘く、だからなのかジュースも味が濃くて美味しい。そんなこんなで、味をしめた私たちはスーパーで紙パック入りのおいしそうなフルーツジュースを買い、冷やして飲もうとホテルの冷蔵庫に入れたまではよかったのだが、飲むことなくそのまま忘れてきてしまった。
どんな味だったのだろう、と思うとちょっと切なくなる。(直)
2018年08月04日


ギリギリまで絵本の作業をしてお茶の水のアテネ・フランセのロシア映画上映会へ。1938年製作の「新しいモスクワ」だ。当時のモスクワの様子、人々の様子などは参考になるし、機敏な豚の子や面白い白熊の着ぐるみも出てきてにぎやかな笑いにさそわれながらも、当時上映禁止となったというこの映画の意図を探りつつ、うーむと思いながら鑑賞。途中ちょっとだけ船を漕いでしまったのは内緒だ。映画がどうこうではない。暗くて気持ちよい場所に集中力があっさり負けてしまった。今日もかなり暑かった。
映画は大盛況。 男性のお客さんが多かった。
夕方の帰り道、わりと緑の多いエリアなのでセミが沢山鳴いていた。(直)




2018年08月03日

画像は クダシェバ作/ロジキン画「お話と詩」素敵な表紙だ。中も素敵。詳細は後日になるがアップしたい。この絵本はサンクトペテルブルクの出版社が発行しているが、印刷はラトビアだ。
今日は、健康診断の日だった。毎年同じところでお世話になっているが、行くたびにその前年と違う機材ややり方が導入されている。今年は血圧は2回測るようになっており、お腹周りを測るは今まで手作業だったのが、計測機で測るようになっていた。ウエアも違う。更衣室の場所も変わっていた…。おかげ様なのか今年はわりと早目に検査が終わった。よい結果だといいのだけど。(直)
2018年08月02日

品切れしていた絵本を少し再入荷。ご確認いただければと思う。
今日は少し曇っていたせいか昨日よりも暑さは幾分かマシだったような。
そんな中、実は現在カランダーシは次の絵本出版のため作業を進めている。今まで出版した2冊の絵本とは、また違った新なチャレンジといった感じの取り組みだ。本当にチャレンジ。そして、私はこの絵本がとても好きだ(まだできていないけれど)。
と、皆さんにこのことをお伝えできるようになり、嬉しい。中々に大変さもありつつの日々だが、今後少しずつ、こちらでも発信していけたらと思う。
よろしくお願いします。(直)
おだんごパンhttp://karandashi.ocnk.net/product/137
狐と雄鶏と年間http://karandashi.ocnk.net/product/134
おやゆびひめhttp://karandashi.ocnk.net/product/227

2018年08月01日

8月1日。このところとても暑い。昨日は打ち合わせの帰り、ぼーっとしてひと駅乗り越してしまった。この際、何でも暑さのせいにしてしまいたい。
さて、昨日ご紹介した花籠絵本。ひと月ごとに少しずつ移りゆく季節の変化を、お花、そしてベリーや野いちごなどで知ることができる。3月から始まり、10月で終わる。あとの月は、長い冬ということだ。その分春、夏と凝縮してたくさんのお花が咲くことがわかる。7月は初旬、下旬に分かれている。初旬はベリーが主役だが、下旬はきのこが登場してくる。8月はきのこが主役でドングリも登場する。8月はもう秋が始まるんだなぁということがわかる。
日本の今年の8月はというとまだまだ夏本番という感じで始まった。今年はまた特に暑い。いつまでこの暑さが続くのだろう。(直)

※昨日のダイアリーにてこの絵本はベリーストフ画と記載しましたが、正しくは画ではなく文。画はプィニーナ。訂正いたします。
花籠ごよみhttp://karandashi.ocnk.net/product/291
2018年08月01日

画像の絵本。これは絵本型カレンダーみたいなもので、毎月月替わりで花籠のお花が変わる。年月日は書かれていないので毎年楽しめる。壁に掛けると部屋が華やぐ。素敵だ。贈り物にも喜ばれそうだ。詳細は明日アップできればと思う。
壁といえば、全然華やがない話ではあるが、今朝、寝室の壁の高いところににカマキリがいてびっくり。家の中に何故かカマキリがいる、というのは夏のこのところわりと恒例行事なのだが、うーむと毎回困ってしまう。今回は長い物差しの先にタオルを巻きつけて、近づけ、乗り移っていただいて庭に放した。しばらくじっとしていたが、いつの間にかいなくなった。
7月が終わり、8月が始まる。日々本当に壁にカマキリ的なことも含めて色々なことがあって驚くことは多いけれど、がんばりたい。(直)
2018年07月30日

昨日こちらで紹介した絵本の中に、りすの薬屋さんのページがある。きのこを集めているのかな。松葉のようなものを刺してこれから干すのだろうか。それとも干しているきのこをとりにきているのだろうか。いずれにしてもきのこが薬として扱われているのは間違いない。何の病に効くのだろう。森の中、こんな薬屋さんがあったら私も行きたいものだ。
ロシアに行った時、おいしかったもののひとつにきのこのスープがある。それはどっさり何種類ものきのこがはいっているスープで、きのこのエキスが満ち満ちていた。それにとても熱々で、きのこのパワーが身体に染み渡るようだった。多分だけど、そのスープのきのこは干したものを戻したものを使っていたと思う。だからこそのきのこエキスの濃さだったのだろう。味付けは塩のみだったのではなかろうか。色々なきのこが入っていたが、ひらひらのアンズタケを見つけた時は嬉しかった。食べてみたいと思っていた憧れのきのこだったからだ。
さて、りすの薬屋さんには他にはどんな薬が並んでいるのだろう。そういえば、りすのあの小さな手(前足)はお薬を分けたり、測ったりにちょうどよいのかもしれない。(直)

静かに、静かに森の中 http://karandashi.ocnk.net/product/290
2018年07月29日

もし、私たちが森の中で、静かにじっとしていたら…小さな動物たち世界をのぞかせてもらえるかもしれない。優しい水彩画で描かれた生き物たちの暮らし。本当に森の中にいてそおっとその様子を見せてもらっているような感覚で楽しめる絵本だ。実際、森の中でじっとしていたら、きっと色々な生き物たちが姿を見せてくれ色々な表情を見せてくれるのだろう。カランダーシの部屋では今この絵本を広げて飾っている。
ロシアの森にきのこ狩りに行った時、すっかりと木々に囲まれしんとした空間にわけいっていくにつれ、侵入者である自分をとても意識した。きっと何らかの小さな動物たちが息をひそめて私たちの様子をうかがっていたに違いない、そんな気配は感じていた。でも、きっともっと大きな動物=熊などにも出逢ってもおかしくなかったのかもしれない。と今になってちょっと思ったりしているのだがどうだったのだろう。
私たちは隊列を組んで陽気に笑いながら進んできのこをたくさんとった。それはとんでもなく楽しい思い出。森に感謝している。(直)
※この絵本の詳細は明日アップします。
2018年07月28日

夕方から風雨強まってきた。今日はオープンルームをお休みにしたので、ずっとカランダーシの部屋で台風情報を流しながら仕事をしていた。この部屋ではロシアのアニメDVDを流して見ることも多い。チェブラーシカや霧の中のハリネズミやソ連時代のアニメ集、あとはYouTubeで古いアニメを探して見たり。ロシアの古いアニメのゆったりとした感じが好きなのだが、果たして今のロシアの人たちはこういう古いアニメは見ているのか、と言えば、見ていないだろうと思っていた。
でも、今回のロシア旅行中、モスクワのホテルでテレビをつけたら、ロシア版ピノキオ「ブラチーノ」が放映されていた。ソ連時代のアニメだ。あら!と思って嬉しかった。日曜日の午前中だ。休日の朝の子どもたちのためのお楽しみの時間なのだろう。私は時間に余裕のない旅人だったので、たほんのさわりしか見られず残念だった。(直)
2018年07月27日

こんにちは。
少し気温が下がったかしら、嬉しいなと思ってたら、台風が来ている。東京もかなり影響があるようだ。ということで明日のオープンルームは急遽お休みとすることにした。絵本の会やこの後の打ち合せも中止。残念だけれど仕方ない。
8月中はオープンルームはお休みだが、曜日関係なくご連絡いただければ個別に対応したい。よろしくお願いします。
画像は、サンクトペテルブルクのネフスキー通りで開催されていた本の市場。ベンチがたくさんあってゆったりと本を選べた。(直)





2018年07月26日

今回のロシア旅は、サンクトペテルブルクという街に主に滞在。絵本画家でいうと、かつてビリービンやベヌアたちが活躍した現場であり、また革命後のアヴァンギャルド絵本が爆発的にたくさん生み出された現場、つまりは絵本の革命の現場、その場所に立つことができたことは感慨深かった。この街の建物などは当時のままだ。ほぼ同じ景色を見ることができたわけである。プーシキンやドストエフスキーなど文学者の息吹をすぐそこに感じることができ、音楽、バレエ、美術など芸術の香りに満ちた街。もちろん、歴史の舞台であった街。こういう街を背景に当時のロシア絵本は作られたのだなぁと、私なりに実感することができたのは収穫だ。
画像はベヌアのアルファベット絵本「アーズブカ」の1ページ。エカテリーナ宮殿のエカテリーナの専用お風呂棟とその前庭を見た時に、このページを思い出した。トピアリーの様子などもとてもよく似ているなぁと思った。実際の関連性はわからない。わからなくても絵本を想起できたことが何だか嬉しかった。(直)
2018年07月25日

サンクトで名所旧跡見学的なことはわりと腹いっぱいになって、娘は次の目的地モスクワでは特にどこにも行かなくてもいいとさえ言い出した。本当に私たちはあまりにもたくさんのものを見て、実際疲れもしていた。何しろとてつもなくよく歩いたのだ。見学以外でも探し物を探したり、買物をしたり、ネフスキー通りをよく歩いた。そしてそれはとても楽しいことだったけれど。
そう、そしてやっぱり結局モスクワでも私たちはよく歩いた。短い滞在日程だったけれど早起きをして地下鉄に乗ってギリギリまでモスクワを楽しんだ。今回はワシリイ宮殿を間近でぐるり一周。裏側の表情もまた味わい深かった。壁に描かれた花の紋様や可愛らしい小さな扉(と見せかけて壁)や様々な形の窓なども印象に残っている。
サンクトでもモスクワでもワールドカップの飾り付けがまだあちこちに残っていたし、盛り上がり具合が伝わってきた。地下鉄では3年前にはなかった英語のアナウンスもあり驚いた。新しいきれいな車両も増えていた。漠然と街のあたりが柔らかくなったようにも思ったが、それは娘と一緒の気楽さからくるものだったのかもしれないが。
画像はグム百貨店のきのこのケーキとなんとハリネズミがきのこを背中に乗っけているケーキ!!(直)


2018年07月24日

サンクトではネヴァ河を越え、ペトロパヴロフスク要塞にも行った。ガイドさんと一緒だったのでたっぷりと説明を聞きながら中にある教会を見学。
この要塞はザヤーチイ島(うさぎ島)という小さな島に作られていて、実際昔はうさぎがたくさんいたそう。全部人間が食べてしまったから今はいない、と言われ、あらそっちの自然豊かな島も魅力的だったかもしれないと思ったりもしたけれど、いやいやここはサンクト、ロシア人の歴史にとって意味のないような手付かずの場所など多分どこにもない。というわけで、立派な教会は歴代のツアーリ(皇帝)と家族の墓所であり、特別な場所ランクでもある意味上位に入るような場所だった。壁面、天井の装飾はそれはかなりのものだったが、ロマノフ王朝の栄枯盛衰を閉じ込めたような場所で、賑わっているけれど重い場所でもあった。
会堂の角の椅子の上で三毛猫が眠っていた。不思議と誰も気づかない。首輪をしていたので飼い猫だ。凄い場所で飼われているものだ。何というか身体、骨格が大きな三毛猫だった。そういえばロマノフ王朝の方々の話で何人か身体がとても大きかったということを聞いたなぁ、まさか、もしや…なんてことを勝手にこっそり思ったりした。
そういう場所だった。
なので外に出てうさぎの素朴なモニュメントを見た時随分心和んだ。(直)
2018年07月23日

今回のサンクトペテルブルク旅行は娘が一緒なので観光中心。だけど、ここだけはどうしても行かねば、いう場所があった。今は老舗書店ドム・クニーギの場所として有名な、アメリカのミシンメーカー、シンガーが建てた屋上にガラスのドームがあるネフスキー通りの中でもかなり目立つその名も旧シンガービルだ。そう、そしてここにはかつて1920年代から30年代のロシア絵本の黄金期の中心地、国立児童図書編纂室があったのだ。マルシャークやレーベジェフ、コナシェービチたちが理想を追い、その情熱を注いだ絵本制作のその現場だ。いつかは行ってみたいと思っていたが、今回それを現実のものとすることができた。その編纂室は6階だったそうで、残念ながらそこへは足を踏み入れることはできなかったが、3階までを占める書店はもちろん出入り自由。そのお膝元まで詣うでることができたということになる。お向かいにカザン大聖堂をのぞむ2階にあるカフェで、お茶をいただきながらしばし感慨にふけったことはこの旅行の極私的クライマックスであったのは間違いない。しみじみとありがたいひとときだった。(直)
2018年07月22日

サンクトは今日が最終日。あまり時間はとれないけどエルミタージュ美術館の外観だけでも見ておこうと出かけた。実はホテルからすぐ。そしてその全貌はやはり凄かった。美術館の前の広い広い広場には消防関係のイベントが開催されていて制服の消防士さんが大勢並んでいた。イベントといえば、この日曜には海軍関連のお祭り?があるらしくすぐ近くのネヴァ河に目を移すと、軍艦が停まっている。優美な宮殿の姿と物々しい軍艦と。まさにサンクトの歴史の縮図を目の当たりにしているかのような眺めだ。
そういえば…と大戦時ドイツ軍との900日におよぶ苛烈極まる攻防戦の最中にこの街で亡くなったビリービンのことを思い出した。そして、彼が最後までこの街を離れなかった理由、気持ちについてこちらに来てみて初めて私なりに少しわかったような気もしている。来てよかったと思う。(直)
(直)
2018年07月21日

サンクト3日目は郊外のエカテリーナ宮殿まで足を伸ばしてその半端ない栄耀栄華のあらましを見学してきた。まずは壮麗な外観からすでに散々すごい建造物を昨日見たはずの視覚的経験値を軽く凌駕するレベル。中の舞踏会の大広間や、修復された琥珀の間などなどの贅の尽くしようはやはり百聞は一見にしかず、それは豪華さに驚嘆するという意味もあるけれど、同時に権力誇示の装置の威力の実際を肌で感じることができたからだ。
また、エルミタージュから美術品を持って来させ飾ったという私設美術館、季節の花の小さな庭、広大な人工池のある緑豊かな大きな庭。愛犬のためのピラミッド型の墓所、1人で食事するための食堂の建物等などを見たことで、この場所に女帝として生きた生身の1人の女性がいたんだという気配、残り香のようなものを私なりに受け取ることができ、はるばる来た甲斐があったと思う。(直)
2018年07月20日

サンクトペテルブルク2日目。
こちらも暑い。結構暑い。よいお天気なのだ。今日はまず現地のガイドさんにサンクトの名所を縦横無尽に案内していただいた。帝政ロシアの光と影。栄華を尽くした宮殿を見、暗殺や処刑という言葉を何度も聞きながら、街全体から放たれる歴史のオーラに圧倒されてクラクラきてしまった。ら
とにかくガイドさんのお話の情報量が多いのと内容が濃いのとで頭はいっぱいいっぱい。そして建造物の造形が立派すぎるのとスケールが大きすぎるのとで視覚処理能力がやはりいっぱいいっぱい。極めつきは白夜という現象に体内時計が??となってしまっている。おそるべしサンクトペテルブルク!だ。
画像はピョートル大帝の作った夏の庭園。緑陰に噴水。今日のホッとひと息ポイント。(直)
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