美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2017年05月14日

家の前の道をお母さん方が自転車に小さなお子さんを乗せて通るのを見かける。自転車も今はすごく重装備になって子どもを乗せる仕様になっているけれど、少し前までは簡単なかごを装着するだけでヘルメットもかぶらせてなかったな、と思ったりする。いずれにせよハンドルの前の位置に乗っていると景色がよいのではと思うのだが、長女に聞くと、覚えていないと言う。少し大きくなり後ろに乗るようになってからのことは覚えていて、景色といえば、私の背中だったと言われた。そうか…否応なく母の背中を見せられていたわけか。風よけにはなったと思うけれど、見晴らし的にはあまりよくなかったということだ。考えてみれば当たり前のことだけど、今になってそうだったんだと気付かされて何だかおかしい。
今日は母の日、ヴァスネツオーフの挿絵から動物のお母さんをふたつ選んでみた。大変そうだけどなかなかおしゃれな感じが素敵だなと思う(直)

ラドゥーシキhttp://karandashi.ocnk.net/product/15
2017年05月13日

【お知らせ】6月17日土曜日午後2時~3時30分、杉並区立西荻図書館にて「大人の絵本の楽しみ とっておきロシア絵本の魅力とその世界」というテーマで講演会をします。主催は西荻図書館。参加費は無料です。申し込みは5月15日より図書館へ直接かお電話03-3301-1670です。内容は、歴史の変化の中での作家や作品について、またモスクワの国立こども図書館や「てぶくろ」の画家ラチョフ氏のアトリエ訪問などのロシアとっておきレポート、絵本出版のお話も少しできれば…と思っています。少しでもロシア絵本の魅力をお伝えできれば嬉しいです。ぜひ、いらしてください。また、ご興味がありそうな方におすすめいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!(直)
2017年05月13日

アントン・ロマーエフは1971年生まれ。現役の新しい時代の画家だ。彼は自らのテーマとして古典的な物語を選び、緻密でリアルな表現ではあるが、独自の物語の解釈で新しい世界観を作りだしているのが魅力だ。「あかずきんちゃん」の表紙。この表紙の赤ずきんちゃんは何といっても表情が豊かで、なぜかスポットライトを浴び、綱渡り!をしており、コスチュームも凝っている。一方「裸の王様」の表紙。王様がくぐろうとしているゲートは鋏だ。色を抑えた背景の中、正装をした王様の不安げな存在感が印象的だ。この絵本で画家がどんな仕掛けをしているのだろう、と両方とも気になるインパクトのある表紙だ。見返しも凝っている。内容はもちろん、1ページ1ページ、期待を裏切ることなく楽しませてくれる。
今後もどんなチャレンジをするのかとても楽しみな画家だ。(直)

ロマーエフの作品http://karandashi.ocnk.net/product-group/15
2017年05月12日

今日は昨日とはうってかわって暑くなった。外に出ると夏の匂いがした。出かけた先でもう盛りを過ぎているようだが、大きな桐の木の高い梢に花が咲いているのを見かけた。下の地面には落花がたくさん。ふーんこんな形だったっけと今まで桐の花の形について何かを思ったことはなかったけれど、ちょと調べてみたら面白かった。英語ではフォックスグローブツリーとも言われるらしく、フォックスグローブとはジキタリスのことで、そうか、確かに花の形は似ている。へえ、と感心した。また、桐の名前についてだが、属名はどうやらロシアの大公女に因んだものからきているらしい。大公女については由来などきちんと調べたら面白そうだが、桐の名がロシア方面につながってくるとは思わなかった。
そのロシア、モスクワでは昨日雪が降ったという話を聞いた。(直)
2017年05月10日

昨日のことになるが、やっと大エルミタージュ美術館展へ行ってきた。堂々のエカテリーナ2世の肖像画に迎えられ、オールドマスターたちの85点の名画を鑑賞してきた。肖像画、聖画、風景画、静物画、風俗画…それぞれの絵の前で、光と影を操る筆の力、繊細な色の表情に「ほう」と見とれながら、同時にロマノフ王朝の栄華に思いをはせたりした。たっぷりと豪華で芸術的評価が高い作品たちの魅力のオーラを浴びることができ、ありがたいと思った。それぞれの作品にもちろん感銘を受けたが、そんな中、ふっと私の興味をひいた作品がある。ダーフィット・テニールス2世の「厨房」という作品だ。厨房とは人の命のために捧げられる生き物たちの命の終焉の場所。生々しい現場感がリアルだが、私はこの絵の中にいる数匹の犬たちの描写にとても魅かれた。狩りを終えて、一仕事終えた犬たちには誇りの表情が見える。そしてその中の2匹は…と想像が膨らむ。まあ、豪華、派手というわけではなく、今回の展示の中では地味目な印象の作品といえるかもしれないが、たくさんの情報が盛り込まれた見ていて面白い絵だと思った。(直)
2017年05月09日

先日寄贈していただいたソ連絵本の中には手のひらより小さな絵本が数冊あった。私も何冊か持っていて、合わせるとぴったり同じサイズだった。このサイズで結構いろいろな種類の絵本が出版されていたのでは、と思う。ホッチキスでとめただけの簡単な作りでページ数も多くはないので、薄くぺたっとして軽い。まあ、昔はこんな絵本があったのね、と思っていたのだが、今現在もここまで小さくはなくても同じような感覚の小ぶりの絵本は発行されているようだ。ロシアの小さくて軽い絵本たち。ちょっとと気になっている。(直)
2017年05月08日

ロシア伝統の素焼きのお人形たちの塗り絵。産地によって特徴があり、実物を集めてみるのも楽しいかもしれない。きれいな色は飾れば部屋をきっと明るくしてくれるだろう。冬が長いロシアの色に対する思いは私たちとはまた異なるのではないかと思う。色味の少ない季節に明るい色のものを添えることで、心は和む。色は大切だ。暖かくて温もりを感じさせる色はそのまま春の色。
春の色といえば、この春ずっと咲き続けてくれていたビオラたちがこの暑さで徒長し、だんだん投げやりな雰囲気を出してきたので、今日、思い切ってカットして、ガラスの瓶に飾った。去りゆく春の色をしばし惜しみたい(直)

ロシア民芸人形塗り絵http://karandashi.ocnk.net/product/199
2017年05月07日

連休中、家族全員は揃わなかったけれど、いちご狩りに出かけた。去年と同じ農園さんだ。品種は章姫と紅ほっぺ。完熟の常温の採れたてのいちごはおいしい。赤い実が鈴なりに実っている。何と素敵な眺めなのだろう。大人げないけれど無我夢中でどんどん食べる。でも、どんどん食べていると、案外わりとすぐに「お腹いっぱい」になる。自分のお腹の容量についてこんなにも不満を感じる日は他にはないだろうと思う。もっとゆっくり食べているとまた違うのだろうか。と去年もそんなことを思ったな、とお腹いっぱいになってから思い出す。実際、どうなのだろうか。(直)
2017年05月06日

今日はオープンルーム。以前からお電話をいただいていた方がいらした。そして、その方から70年代のソ連時代の絵本を10数冊も譲っていただいた。暑い中、重い荷物を持ってきてくださったのだ。全てかつてモスクワに住んでらした際、お子さんに読んであげていた思い出の絵本たちだ。一目で大切に扱われていたとわかる。本当に恐縮なのだけれどもありがたく頂戴した。それから、ロシア絵本をめぐるあれこれの話に花が咲いたことは言うまでもない。ソ連時代の子育てのことなどもお聞きして勉強になった。
その後、ふーむと考え、急遽自分が持っていたソ連時代の絵本と合わせてコーナーを作ってみた。今後は興味のある皆さんにご覧いただければと思う。
私自身、まずじっくり1冊1冊を丁寧に見ていきたいと思っている。(直)
2017年05月05日

この絵本は、1931年発行のものを復刻したもの。アヴァンギャルド絵本全盛の時代に、子どもたちが自分たちの手で、紙を切り、折って立体人物を作って遊ぶために作られた「紙とハサミ」という絵本。完成のお手本が2004年発行の「芸術新潮」7月号に載っているのだが、結構凝っている。子どもの喜ぶ顔を想像して作られたことが伝わってくる絵本だと思うし、実際多くの子どもたちが喜んだに違いない。
しかし、この絵本は2人の芸術家の合作なのだが、そのうちの1人、エルラモーエヴァは投獄され、後に処刑されている。
それでも、絵本がこのように残れば、作られた当時の作家たちの気持ちを受け取ることはできる。と思う。
(直)

「紙とハサミ」http://karandashi.ocnk.net/product/105
2017年05月05日

行きたかった「ディック・ブルーナのデザイン展」、それと「くまのがっこう」展のチケットを友人が送ってくれたので(感謝!)、いつも楽しいことにお声かけくださる先輩をお誘いして、教文館の「西巻茅子絵本デビュー50周年記念展」、そしてGINZA6見学も含め、銀座の休日を楽しんだ。
私の印象だと、ブルーナ展は大人、くまのがっこう展は親子、西巻茅子展は女性がそれぞれ多い印象だった。3つの展覧会とも原画はもちろん、絵本ができるまで、その制作過程を伝える展示があったが、やはり個人的にはブルーナ氏が自転車に乗りアトリエに向かい、仕事をする現場を撮影したビデオが特に印象に残った。ああ、そうだったんだ、と納得して、ありがとうございました、という気持ちになった。
GINZA6は、入るのも大変なくらい混んでいたけれど、何とかちらっと見学。新しさに気後れしながらも、今だけの、これから感に満ちた雰囲気をちょっと味わった。吹き抜けがあり、開放感もあり、広いと感じた。きっとゆったりお買い物できる施設だと思う。あ、もちろん、この混雑が落ち着いてからだけど。(直)
2017年05月04日

今年もアンネのバラが一番に咲きだした。咲き始めから色を変えていく花は、アンネが生きていたら花開かせたかもしれないたくさんの可能性をあらわしているそう。本当に生きていたらどんな人生を歩んだのだろうか。と思う。(直)
2017年05月02日

幼さが残る表情が愛らしい親指姫と親指小僧の絵本。ともに小さな主人公のお話が収録されている。受身的な親指姫に比べ親指小僧は自分の力で生き抜く機転と力がある。今の時代だったら、きっと親指姫もメソメソ泣いたりしないで別の展開のお話になって、最終的に王子様に会ったからといってハッピーエンドにはならないような気がするが、どうだろうか。というか、いずれにせよ、親元に一旦は帰ってほしいかなとは思う。きっとすごく心配しているから。(直)

おやゆび姫・おやゆび小僧:http://karandashi.ocnk.net/product/143
2017年05月01日

今日はフランスではすずらんの日といい、すずらんを贈る日だそう。日本でもすずらんの花咲く季節。わが家の庭の片隅でもひとつ花をつけている株を見つけた。可憐な白い花も香りも大好きな花だけれど、摘んで部屋で飾るには覚悟がいる花だ。毒があるからだ。そのことを知った時には大層驚いた。その愛らしい姿と裏腹に猛毒があり、花をつけておいた花瓶の水を飲めば死に至るほど。花粉にも注意が必要なので、食卓などには置かない方がいい。
すずらんの毒について知ってからのことだ。松田優作主演映画「それから」を観ていた時のことだ。女優藤谷美和子嬢が、すずらんをうかべた鉢の水を飲むシーンがあったのだ。何ということ!声を出しそうになった。でも、美和子嬢にはダメージはなかった。あれはどういうことだったのだろうか。すずらんを入れたばかりで毒が水に染みだしていないということだったのか。映画の小道具としてすずらんが偽物だったのか…。
私は夏目漱石のその小説をそれこそ、それから読んだと思うのだが、やはりそういう描写があったように思う。
ともあれ、すずらんには毒がある。取扱い注意だ。(直)
2017年04月30日

twitterのタイムラインを見ていたら、うれしい発見。長野県箕輪町で本日開催された「いいこといち」https://iikotoichi.jimdo.com/で、とよ田キノ子さんが、きのこ文庫をオープンされていて、その画像を見たら、カランダーシ刊の「わいわいきのこのおいわいかい」も並べていただいるではありませんか!とよ田キノ子さんは、その監修や著書「乙女の玉手箱シリーズ きのこ」「きのこ旅」(グラフィック社)「キノコ公園」(八画出版部) などで、きのこの面白さ、不思議さ、魅力を発信されている、きのこ愛にあふれたきのこに大変詳しい(きのこ検定1級)きのこ界を牽引されている方。それにしてもきのこ文庫は、何て素敵な文庫なのでしょう。きのこ本、きのこ絵本が勢ぞろいして壮観。青空にきのこ本が眩しい…。こんな風に並べて展示してあると、どんな本があるかわかりやすい、来た方は手に取りやすいと思う。きのこのテーブルやベンチも素敵。自然の風の中で本を読めるのは気持ちのいいことだ。カランダーシの絵本もこの文庫の仲間に入れていただいて幸せだし、光栄、感謝!!(直)

※画像掲載はとよ田さんに許可をいただきました。
とよ田キノ子さん:https://twitter.com/toyoda_kinoko
わいわいきのこのおいわいかい:http://karandashi.ocnk.net/product/97
2017年04月30日

今日、久しぶりで本棚から牧野富太郎先生の植物図鑑を引っ張り出して開いた。「チングルマ」という花について特徴などを確認したかったのだ。
実はtwitter上でその花についてフォロワーさんとやりとりをして、そこからその花の名前の由来など調べたり、面白い展開になった。それはそれで面白かったのだが、ちょっとひっかかっていることがある。私は画像を見て、その花の名前が「チングルマ」ではないかと思い、検索や図鑑で正しいことを確認したのだが、一体どんないきさつでその花の名前を知り覚えていたのか、ということが皆目思い出せないのだ。この植物は高度の高い場所や、北の方に分布している。普通に見かけたりはあまりしないと思われる。それだけに、実物を見た、というはっきりとした記憶がない。ひとつ確かなことは変な名前だから覚えたのは間違いないだろうということ。
まあ、物事を忘れてしまって困ることの方が圧倒的に多い日常なので、こうやって知らずに覚えていたことがスッと出てきたことを喜ぶことにしよう。そうしよう。(直)
2017年04月28日

先日、昭和記念公園でウズベキスタンダンスのワークショップに参加したのだが、その話をロシア語の先生にしたら、驚かれた。日本人が!ダンスを!公園で!信じられない!!!って感じで目を丸くして驚かれた。先生は常々日本人はダンスをしない、と思っていて、ましてや人前で何かすることを恥ずかしがる国民が、衆目を集める公園でダンスをするなんて!ということらしい。驚かせてごめんなさいという感じだのだが、まあ実際は、私などは動きを追うのがやっとのたどたどしいもので、「踊りました」という水準ではなかったのだけど。でも、最後に先生のSayaka Syeeさんが模範で踊ってくださったダンスは、それはもうどこからみても完璧なダンスで、通りかかりの人も思わず見とれてしまう素晴らしさ、美しさでとても素敵だった。
ロシア絵本の中で踊る場面を探してみた。動物たちが輪になって踊っている。楽しそうだ。一緒に踊りたいくらいだけど、ねずみたちは踏んでしまいそうで難しいかな。(直)

「めちゃくちゃのおおさわぎ」http://karandashi.ocnk.net/product/17
「ラドーシキ」http://karandashi.ocnk.net/product/15
2017年04月27日

夜のバスで善福寺から帰宅。交差転主催の「鉄のカーテンの時代の反社会的なソビエトアート#10」最終回に参加してきた。いよいよペレストロイカ時代、多くの反社会主義アーティストたちは高額で作品を売り、国外へ移住。国内では、未来を見据えた結果、過去にもどろうとする動き、すなわちアヴァンギャルドに戻るという動きがあり、という話から、当時活動していたアーティストグループの活動の実際について作品を見ながら説明があった。いやいや、私は3回しか参加していないけれど、講師のアーティストであるナディア・コズリナ氏の肉声を通して、ほぼ何も知らなかった鉄のカーテンの向こう側の一端を知ることができたのはすごく勉強になった。今回はこの講座を教えてくださったミッテの渡辺さんたちにもお会いできた。嬉しい。
終了後には懇親会があり、交差転のエマさんの手作りのケーキをいただいた。おいしい!初めて食べる味。どんなレシピなんだろう、と今になって気になっている。(直)
2017年04月26日

ルボークとはロシアで18世紀~に流行した民衆版画。各家庭の壁に貼られて親しまれていたもの。ロシア絵本とも関連があり、興味がすごくある。図版が多い英語版の書籍を求めて参考にしているのだが、ちょっと調べたいことがあり今日ページを開いたらまたひきこまれてしまった。素朴で、不思議で、不気味で、変な絵の数々。変というのはほめ言葉。魅力があるということだ。今後もよい資料や文献などがあったら見たいと思っている。(直)
2017年04月25日

私が小さい頃出合いたかったな、と思う動物の絵本を紹介したい。新読書社の「はじめてのどうぶつえほん」だ。ロシアの動物挿絵画家チャルーシン親子の作品。息子が絵を描き、父親が文章を書いている。はじめての…とあるが、一生楽しめる動物読本なのではないかと思う。抑えた色調で描かれた写実的な表現は「本物」の格調がある。それぞれの動物に添えられた文章はやさしく動物の特徴を教えてくれる。読めばきっと動物が身近に感じられるはずだ。
1991年刊だが新品である。モスクワのラードガ印刷所と新読書社の共同出版とある。ソ連崩壊直前の7月に出版されたようだ。一体どんないきさつで出版されたのだろう。そういう意味では貴重な絵本だ。表紙に結束の凹みあり。たっぷり72ページ。(直)

はじめてのどうぶつえほん http://karandashi.ocnk.net/product/20
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