美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2014年10月09日

本当に美しいベヌアのアルファベット絵本。月の情景がふたつあります。ひとつは「月」のページ。森を照らす困り顔の満月。もうひとつはバッタの車の行く路の向こうに三日月が。いずれも絵を見てお話をあれこれ想像するのも楽しい。それから、天体観測をしている人たちのページもありますね。望遠鏡の先に見えるのはどんな輝きなのでしょう。最後は、なんとも窮屈な現代の月の情景。それでも月蝕はしばし心を遠くの世界に運んでくれる物語だったなと。
2014年09月26日

今春発行された「石井桃子のことば」を読み終わったころ、ちょうど区報で「荻窪と石井桃子さんのかつら文庫」という2回の連続講座開催を見つけ、受講しました。一回目は、かつてかつら文庫のお姉さんであり現東京子ども図書館評議員の荒井督子さんによる講演。学生時代に石井さんと出会い、その生涯を身近で見つめてきた荒井さん。石井さんの来歴や仕事について温かい言葉で語ってくださいました。石井さんは静かではあるけれど、自分で筋道を作り「実践」する人であったという言葉が印象的でした。2回目はかつら文庫のビデオと荒井さんの昔話の語り、改築なった文庫と石井さんの書斎や居室の見学。ピーター・ラビットの手作りの束見本を見ることができ…感動で胸がいっぱいに。
2014年09月17日

「大島弓子にあこがれて」(ブックマン社)。近所の本屋さんで平積みでした。大島さんの漫画、そして大島さんという存在は私にとってもとても大切なものなので、興味深く読みました。そして、途中刊までしか読んでいなかった「グーグーだって猫である」を読み始めたところ。一気に読むともったいないので、ちょこちょこと、大切に、かみしめるように。今年はそんな秋の始まりです。
2014年09月10日

実は今年は蚊が少ないのでは、などと思っていました。でも、デング熱の報道を受けて、多い少ないにかかわらず、できるかぎり刺されない努力をしている毎日です。そうでなくても、蚊は嫌われもの、絵本などでもあまり見かけません。でも、ロシア関係で考えてみると…ありました。まずは、ビリービンの代表作ともいえる「サルタン王物語」。主人公の王子は蚊に姿を変えて海を渡り、父親であるサルタン王に会いにいきます。大海原と小さな蚊のコントラストが面白い挿絵です。それから、これはラチョフの絵ですね、ベラルーシのお話です。蚊が車を引いています。さすがラチョフ、蚊の表情までよく描かれています。
2014年09月01日

うらわ美術館で開催中の「ボンジュール!フランスの絵本たち」展。私が出掛けたのは、まだまだ暑い8月中のこと。本当に暑くて、途中で帰ろうと思ったほど。でも、カストール文庫に参加していた亡命中のビリービンの原画も見ることができましたし、大満足の帰り道でした。7日まで開催中です。
2014年08月20日

全身真っ黒の大型犬と出合ってしばし交流。初めて見る犬種です。ベルジアン・グローネンダールという種類とのこと。身体は大きいけれど、きちんとしつけられていて、人間に対してとても友好的です。というより、ちょうどこちらが食べていたソフトクリームにすごい関心があったよう。飼い主さんに許可をもらって、ウエハス部分を少しだけあげました。賢いし、かっこいいし、愛嬌もあって、とても魅力的なわんちゃんでした。
2014年08月09日

阿佐ヶ谷の七夕祭り。すずらん通りアーケードは、たくさんの人出。かき氷、金魚すくい、綿あめなどの出店の威勢のいい掛け声がお祭り気分を盛り上げます。手作り感あふれる張りぼて飾りには、今年の人気者が顔を揃えます。「妖怪ウォッチ」のジバニャンもいました。このジバニャン、地縛霊の妖怪猫という設定だそうですね。猫といえば、帰宅したら、知らない猫が寝ていて、迷惑そうに起きると「おまえは誰?」みたいな顔をされました。
2014年07月30日

神楽坂の「一邑」。以前会社勤めをしていたころ、時々おいしい和食ランチを食べていたお店です。会社を辞めてからもたまにうかがって、女将さんとちょこちょこお話をさせてもらったり、とても親しみを感じていたお店なんですが、7月末で閉店というお葉書をいただきました。最後のランチに出かけていったら、千客万来で、大好きな銀ムツ定食も売り切れ、ご飯も間に合わなくて…という賑やかさでした。ここは、ひとりひとりにおいしいご飯の入った小さなお櫃が渡されるのですが、畳の上に置いたら女将さんに叱られたり…ピリッとしたところも魅力でした。さびしい限りです。
2014年07月22日

ロシアの週末の家、ダーチャの本を読みました。ダーチャとは日本でいうところの別荘みたいなもの…とはちょっと違うようです。この本の中では菜園つき郊外の家と紹介されています。ソ連時代には、その土地は「支給され」(貸してもらえ)、崩壊後はそのまま私有が認められており、ロシアの人たちにとっては所有がごくふつうの存在。週末や休暇には都市を抜け出してダーチャで本格的農作業に勤しむ生活スタイルは充実そのものですね。かくいう私も、ダーチャまでいかないまでも、例えば菜園を借りたりすることに憧れがないわけではないのですが、今朝の新聞で「市民農園の作物は例外なく盗まれる」という記事を読み、なんだかがっかりしているところ。
2014年07月15日

先日、出かけた先の道すがら、夕立あとのきれいな虹に出合いました。消えゆくまでのわずかの間(あわい)、その姿をとどめおこうと人々は携帯を空に向けていました。そして、先週末のこと、「うさぎのいえ」を新宿の地方小出版流通センターまで車で納品したのですが、帰りにまたまた印刷博物館に足をのばし、やっと常設展示を見終わりました。印刷界の偉人と一緒に写真を撮れるコーナーのセネフェルターのパネルをパチリ。石版印刷の発明は確かに偉大です。本当に印刷の世界は奥深く、まだまだ学びがいがありそうです。でも、頭に入れたつもりの事柄って、入れたつもりでも、ぼんやり放っておくと、いつのまにか消えてしまうんですよね。虹のようにはかない。
2014年07月07日

ビックサイトで開催された国際ブックフェアへ。今年は印刷のセミナーに出て、高精細印刷の話を聞いたり、絵本専門店、学校図書館司書の方のお話なども聞いたり、学ぶこと多し。そして、全体を見て歩きましたが、集まったチラシは今年はなんだか優しい色が多いような。
2014年06月30日

古い時代の絵本のことを調べていると印刷のことをくわしく知りたくなってきました。そこで、飯田橋・印刷博物館へ行ってきました。実は以前勤務していた出版社がご近所だったので、何度か足を運んではいたのです。お昼休みにオープンスペースに特別展示を見に行ったり、バイキングレストランに行ったり、外のベンチでお弁当を食べたり。でも、もったいないことに常設展示を見たことはなかったのです。灯台下暗しでしたね。今回、行ってみてびっくり!印刷の歴史の実際を旅するように館内をめぐれば時を忘れて…結果、1回の訪問では全部を見ることは無理とあきらめることに。途中で活版のワークショップに参加してコースターを作ったこともよかったです。体験することは本当に大事。
2014年06月23日

国立新美術館で開催中の「魅惑のコスチューム バレエ・リュス展」の初日に行ってきました。バレエ・リュス=1900年初頭~一世を風靡したディアギレフ率いるロシア・バレエ団。その衣装コレクションの展示です。色あせてはいましたが、そのデザインの多彩さや手仕事の実際はさすがです。実はビリービンデザインの衣装があるかな、と思ってもいたのですが…くわしくはブログにまとめました。
2014年06月16日

日本ロシア語情報図書館のバザー訪問。なかなか楽しかったです。入口ではビーツの量り売り!珍しいワインやウオッカ、チョコレートやジャム、民芸品…。書籍コーナーでは『うさぎのいえ』も販売していただきました!プーシキンの古書、ボルシチの素、グルジアの天然炭酸水、甘い甘いチョコレートなどを買いました。
2014年06月10日

ご近所の絵本専門店へ商品を納品した際、お店の方に絵本についていろいろお話を聞きました。この「川はながれる」も実はもっと大きい版型だったことなども教えていただきました。でも、お話がはずみ過ぎて?、うっかり買った絵本を持ち帰るのを忘れてしまい、わざわざ送っていただいたという顛末。反省、反省です。この「川はながれる」はロシアの画家、ロジャンコフスキーの作品です。川の誕生から海に行きつくまでを描いています。豊かな自然描写はさすがですし、ちいさい川は次はどうなるだろうとページをめくるのが楽しい1冊。でも、そんな川の旅も時として脅威となりますね。先日、梅雨いきなりの豪雨で近くの善福寺川が危険水位となり、警報サイレンが聞こえてきました。普段はとても穏やかな流れなのですが…。
2014年06月04日

ゆすら梅がいつのまにか赤く熟れて、今年もドクダミがあっというまに花を咲かせて…と梅雨入り間近の今日このごろ。いきなり暑くなり面喰いましたが、夏本番はまだまだ先のはず。さて、先日家族で食事に行った時のこと、食後のお茶についてきたミルクの入った陶器の猫。口からミルクを注ぐ仕様なのは愛らしいアイディアかもしれないけれど、まるでミルクを吐きだし続けているようで、おかしくて、笑いっぱなしでした。
2014年05月28日

月曜日、二回目の教文館でのギャラリートーク終りました。テーマはレーベジェフでした。歴史的背景は大切ですし、アヴァンギャルドも触れたいし、作品は紹介したいし、他の作家も気になるし…と30分にどう盛り込めばいいのかうーんって唸りながら準備しました。あの時代の輝きとそれ以降のことが少しでも伝わったのなら幸いです。お話を聴いてくださった方々、ありがとうございました。絵本をお買い上げくださった方々、トークが終わってからお話をさせていただいた方々、ありがとうございました。そして、そして、このような機会を与えてくださったナルニア国さん、ありがとうございました。また、お顔を見ただけで心強かった大学同窓生のJさん、出版界の先輩Kさん、印刷会社のYさん、絵本の師匠!Kさん、ありがとうございました。宣伝してくださったり、お知り合いに声をかけていただいたりの応援にも感謝です。それから、そばにいて強力サポートしてくれた元同僚のTさーん!ありがとうございました!!画像は資料の一部。今回は区立西荻図書館とそして経堂の日本ロシア語情報図書館に大変、大変お世話になりました。感謝です。


2014年05月20日

19(月)18時から教文館ナルニア国主催「島多代の本棚から 絵本は子どもたちへの伝言」展にてギャラリートーク&ロシア絵本ミニ販売をしました。たくさんの方がいらっしゃり、緊張マックスの中、ビリービンについて話をしました。熱心なまなざしに圧倒されるようでしたが、なんとか話し終えることができほっとしました。販売のほうも皆さん手に取ってよく見てくださり、私としては、直接お客様とお話しをさせていただけて、何だか夢のような時間でした。26(月)もやります。この展示会は27(火)まで。まだの方は是非どうぞ!http://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/specialevent
2014年05月13日

バラが咲きだしました。今朝は雨。まだ咲きだしたばかりなので花散らしの雨にはならなかったようです。バラの中でたいてい一番に咲くのがアンネのバラ。毎年、こちらがぼーっとしている間に、いつのまにか蕾がふくらんでいて驚かされるのです。6年ほど前小さな接ぎ木の苗をいただいて、あまり上手に世話ができていないのですが、毎年その変化する花の色合いを楽しませてもらっています。アンネといえば、ご近所の荻窪中央図書館で「アンネ・フランク展」が始まったようです。破られた書籍やイスラエル大使館から贈られた書籍、アンネ・フランク財団から贈られたアンネの隠れていた家の模型などが展示されているようです。是非行こうと思っています。
2014年05月07日

連休中、嬉しいことに二つの絵本に関する催し物に出かけることができました。ひとつは上野の森親子フェスタ。今年も盛況でした。2割引きで絵本が買えるのは大きいですね。出版社ごとにブースが並んでいて、書店では見たことがない絵本に出合える貴重な機会でもあります。そして次の催しは銀座教文館の「島多代の本棚から」展。松岡享子氏が島氏のメッセ―ジを代読する講演に合わせて出かけました。厳選された19世紀末から20世紀初頭にかけての絵本の展示では初めて見るものも多く、その美しさや質の高さに目を見張りましたが、講演では、世界の絵本が歩んできた歴史を踏まえた上で、この展覧会のテーマである、「絵本は子どもたちへの伝言」であり、また、これらの貴重な絵本のコレクションが必ずや多民族を受け入れた将来の日本の役に立つ時が来るであろうという深い深い存在意義について教えられました。
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