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ロシア絵本的日常【ダイアリー】
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2016年12月24日

昨日公開のバイオハザードシリーズの最後の作品を観てきた。アリスは終始一貫とてつもなく強かった。最初から強かったけれど、ミラ・ジョボビッチ自身がこのシリーズの間に実際に強くなったのだと思う。貫禄。物語は、そして終わった。終わり方に不満はない。最初の作品から14年。長い長い物語だった。そう、本だと最後のページに「おしまい」の文字が書き込まれて終わるのだけど、この映画は…。これから観に行く人はエンドロールの最後まで席を立たないほうがいいとだけ伝えたい。
お天気がいい。今日はクリスマス・イブ。


新しいイメージでお姫様を描いていますhttp://karandashi.ocnk.net/product/140
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2016年12月23日

新潟の火事についてお見舞い申し上げます。火の怖さ、風の怖さをあらためて。東京も昨晩雨と風が暴れた。今朝は随分寝坊をしてしまったのだが、近所を歩いたり、走ったりした。壊れて骨だけの傘が道路に落ちていた。落ち葉がアスファルトにたくさんはりついている。今日は段ボールなどの古紙の回収日なのだが、昨晩から出されていたものはぐっしょり濡れている。かなり重たくなってるな、なんて横目で見ながら歩く。年末らしくあちこちで段ボールが結構出されている。そこであることに気付く。わかるだけでもあの大手通販会社の箱のなんと多いこと!ここまでか、と驚いた。他にはりんごの箱やメロンの箱などお歳暮関係らしき段ボールもちらほら目に入ってくる。特に立ち止まって見るわけでもないけれど、今朝は横目で日本の通販事情のリアルと季節感を目の当たりにした。でも、横ばかり見ていたわけではない。今朝は正面からおなじみのジャーマンシェパードの虎徹くんがお友だちのわんちゃんたちと歩いてくるのが見えて心躍った。ご挨拶をさせてもらった。彼は素敵なクリスマスの首飾りをつけていてとてもごきげんだった。今日は随分暖かい。

画像はベヌア画の「アズブーカ」より。遊び心もたっぷりの絵本:http://karandashi.ocnk.net/product/63
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2016年12月22日

行けるぞ!となってあわてて出かけた池袋コミュニティカレッジの講座。お話は荻窪にある今年1月にできた新刊書店「Title」の辻山良雄さん。インタビュアーは木村俊介さんです。「<本>で商うことTitleの場合」というテーマで辻山さんのこれまでの道のりをたどり、どういうふうに本を商っているかの実際を交えつつのお話を通して、一般論ではない、ビジネス論ではない、けれども理念や思想に偏ることではない、地に足をつけたところでの本当に大切なことを私は教えてもらったように思います。また、今回はインタビューの力というものを強く認識しました。いろいろ刺激をもらいました。今年最後のかけこみ講座は、自分の中で活かしていこうと思える言葉がいくつもあるありがたい講座でした。
お天気は下り坂のよう。あ、頭痛が…。



どう生きてゆくかってことは大切。「はだかの王様」http://karandashi.ocnk.net/product/145
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2016年12月21日

「マーシャとくま」といえばとブラートフ再話・ラチョフ画の絵本(福音館書店)のこと、と思ってきた。画像もそうだ。くまに捕われたマーシャが持ち前の頭の良さで無事に家に戻ってくるというお話。でも、今ロシアの子どもたちにたずねたらきっとアニメ「マーシャとくま」を思い浮かべる子の方が多いのではないかと思う。このアニメ、とても人気があるようだ。絵本もたくさん出ている。初めてDVDを何本か見た。CGアニメでとにかくマーシャちゃんのキャラクターが際立っている。いたずらっこですばしっこくておしゃべりで、ものすごく表情豊かだ。そして毎回熊を困らせる。他にも動物が出てくる。CGという手法は新しいけれどお話の内容はオーソドックスだと思う。そして、舞台は森。そう、森なのだ。とっても明るくてポップな森だけど。やはりロシアは森の国なんだとあらためて思った次第。
今日は冬至。これから日が伸びてくると思うと、嬉しい。

ラチョフの描く熊は味があります:http://karandashi.ocnk.net/product-group/2
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2016年12月20日

今日は少し雲が出て富士山は見えない。見えたら嬉しいけれど見えなくても別段どうということはない。でも、富士山の見え方で今日の運勢を占っている人もいるかもしれない。
ご近所の互助会の事務所は表に「ご自由にお持ちください」扱いで暦や運勢の載った冊子を置いている。毎年、秋になると翌年のものに入れ替わる。ポスティングされていることもある。手に入ると気になるので見る。でも、内容は忘れて1年過ごして今ごろ、今年はどんな年だったんだろう、なんて見返したり。今年のキーワードは努力忍耐、現状維持、だったよう。ふーん。と思ってももう遅いのだが。そういえば、分厚い婦人向けファッション系月刊誌から占いのページがなくなってきているような気がするけれどどうだろう。あれば見ていたし、良いことが書いてあれば嬉しかったりする。若い頃、星占いに書いてあることが全部当たっていて切り抜いて持っていたこともあったっけ。前に進め的なことが書いてあった。実際その時の自分にとってはとてもありがたい言葉だったのだ。
ちなみに来年のキーワードは段取りと努力。縁談、建墓は吉らしい。

トランプ占いはマトリョーシカトランプでhttp://karandashi.ocnk.net/product/82
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2016年12月19日

ポスト前の植え込みで今朝一匹のカマキリが息絶えていた。先週末あたりに門扉にしがみついてじっと動けなくなっていたカマキリだと思う。季節も季節だし、終わる命だったのだと思う。でも、仕方のないこととはいえ、はっとさせられた。
「真田丸」が終わった。1年を通じて家族で楽しんだドラマだった。やはり、クライマックス、幸村が鹿の角の兜、赤備えの甲冑に身を固め、馬も飾り立てて勇ましく闘う姿は凛々しく印象に残った。古今東西、闘う騎士の姿は人気がある。ロシアでも、甲冑に身を固め武器を手にする騎士への憧れはあるようだ。(画像はビリービンが描いた夜をあらわす「黒い騎士」)
カマキリはその武器が装備されている身体で生まれつく。相手を威嚇し、攻撃するのが日常。けれどもその亡骸は思いの他小さく、むしろ弱々しく感じられた。武器の鎌が折りたたまれているからだろう。
さざんかの花びらでそっと覆った。
今日は温かくなるらしい。あさっては冬至。


中世の騎士への憧れを持っていたビリービン:http://karandashi.ocnk.net/product-group/3
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2016年12月18日

この画像はちょっと見ると雪が積もっているように見えるけど雪景色ではない。壺からこぼれだしたおかゆ(カーシャ)が街中に溢れだしたというお話の一場面だ。ロシアの画家コナシェーヴィチがグリムのお話に絵をつけた絵本。よく見るとそばの実のおかゆ(カーシャ)なのか麦のおかゆなのか、あふれ出したどろどろは真っ白ではない。ほのかに色がついている。きっと匂いもしているだろう。しかし、私がちょっと気になっているのはそこではなく、後方にいる子どもたちだ。どろどろを避けるべく竹馬のようなものに乗っている。というか竹馬だ。しかし、日本の竹馬と形状は同じだけど、良く見ると乗り方がどうも違う。それなりに竹馬には乗れた思い出はあるのだが、こういう乗り方はしたことがない。というか可能なのか。おかゆどろどろがあって初めて成り立つ乗り方なのか。ってちょっとだけ気になっている。今日は少し温かだ。嬉しい。


「おかゆの壺」:http://karandashi.ocnk.net/product/51
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2016年12月17日

今朝は冷え込んだ。木々の葉も散り、景色は閑散としたものになってきた。足元には霜柱。空気は乾いて澄んで来る。そのおかけで、おお、今日は富士山がきれいに見えている。美しい。富士山が見えると心も晴れやかになる。何しろ日本一の山だ。ありがたい。そうそう、山をロシア語ではガラー(ГОРА)という。それはふーんという感じなのだが、おかしいのはロシア語でヤーマ(ЯМА)と言えば、地面の穴という意味になる。この前ロシア語の先生が山という言葉を聞くと地面の穴を想像しておかしくなるんですよ、と話してくれた。つまり日本一の山とは、とてつもない大きくて深い穴ということになる。さて、どんな穴だろう。


ロシア語のアルファベットと詩の美しい絵本:http://karandashi.ocnk.net/product/63
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2016年12月16日

代引き便の荷物がある場合は郵便局の窓口に行く。郵便局へは自転車で行く。郵便局は5分弱の場所にある。近い。信号はひとつ。信号で止まらずいけると気持ちいい。郵便局に入ると一番手前が一般郵便や荷物どを扱う窓口なので大抵そこで用事を済ます。いつもはわりと空いているので待つこともなく行って帰ってで30分もかからない。けれども12月も半ば。さすがに混んできた。年賀状を買ったり、荷物を送ったり窓口に人が並んでいる。ATMだって並んでいる。昨日は応援で来たと思われる知らない職員さんが窓口にいた。クリスマスとお正月を控えてもう郵便局の中に待ったなしの年末感が溢れてきだした。そういう私がお客様に送る荷物もクリスマスに関係している可能性は高いかなと思う。どうか無事に届いてほしいと願う。よろしくお願いしますという気持ちで郵便局を後にする。さあ、荷物が減った分、帰りの自転車は軽くなるはずだ。でも、実はこのところなんだかハンドルがずーんと重かった。これはもう加齢のせいで筋力が落ちたかとと悲観していたら、タイヤの空気が抜けていただけだった。反省。反省。

勤勉な郵便局員の姿を伝える「郵便」:http://karandashi.ocnk.net/product/106
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2016年12月15日

「おおきなかぶ」はとても有名なロシアの昔話。その蕪の色だが、ロシアでは普通黄色と考えられている。日本では当然白だと思われているけれど、ロシアのあのお話に出てくる蕪は黄色のまた別の種類の根菜なのだ。最初に知った時は驚いた。このあたりのことはユーラシアブックレット「おおきなかぶのおはなし」(東洋書店)などが詳しい。ロシアの絵本で「おおきなかぶ」のお話の挿絵を見るとなるほどどれも黄色い。形も丸っこくはあるけれど日本の蕪とは少し異なるようだ。実物を見たことはない。いつか見てみたいと思っている。それにしても、今日はもう15日だ。早い!


おおきなかぶが出てくる絵本。どれも黄色です:
「おおきなかぶ」http://karandashi.ocnk.net/product/150
「動物民話集」画像右http://karandashi.ocnk.net/product/12
「ラドゥーシキ」画像左http://karandashi.ocnk.net/product/15
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2016年12月14日

昨年、モスクワでの最後の夜、ホテルに戻ってきてテレビをつけたら映画か何かをやっていた。見るつもりもなくつけっぱなしにして荷づくりなど動き回っていた。でも、まずすごく綺麗な人が出ているなあと思って画面に目を奪われた。そしてそれがミラ・ジョボビッチだとわかるととても嬉しかった。好きな女優さんだからだ。私は彼女が「アリス」と名乗る映画でしか彼女を知らないのだが、そのテレビで見たミラはとてもエレガントな役柄で優雅でそして何しろとても美しかった。そういえば、彼女はウクライナ出身。幼い頃にアメリカに渡ったそうだが、幼い頃はウクライナの昔話を聞いて育ったのかなと思う。長きにわたって壮大で壮絶な仮想物語のヒロインであり続けてきた彼女の心の中のことは私は実は何も知らない。ただただ強くて孤独で悲しいスクリーンの中のヒロイン像に圧倒され続けてきただけだ。今回の映画で物語は終わるという。楽しみだけど寂しさもある。

強いあかずきんちゃん像はいかがでしょうか:http://karandashi.ocnk.net/product/144
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2016年12月13日

テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」を見ている。もうすぐ終わると思うとさびしい。無論、ロシア絵本とこのドラマは関係ないのだが、ある時、「ウクライナ・ロシア動物民話集」の「てぶくろ」というウクライナのお話に登場するこのキツネを見ているうち、ドラマ冒頭の花嫁姿のみくりちゃんに似ているななんて思った。もちろん顔ではない、このキツネが頭にフラワークラウンを乗せてリボンをたなびかせて長い丈の衣装をつけているフォルムがだ。今やライブなどに行くとフラワークラウンをつけたお嬢さんたちを見ることも多いのだが、これが実はウクライナが発祥らしいということがわかった。ドラマのみくりちゃんは花嫁姿として頭に花冠をつけているのだけど、では、絵本のキツネが何故花冠をつけているのか気になって、まずはネットで調べてみたらいくつか花冠ウクライナルーツ情報があがっていた。(実は近所の図書館でも調べたけれどそういう事が載っている文献は見つけられず)この花冠、ウクライナでは若い未婚女性が周りの人から幸せや健康を願い贈られるものらしい。とすると、このキツネは若い女性ということになる。お話の場面的には動物が入っている「てぶくろ」を見つけたところだ。あ。もしかすると、何かから逃げてきているのかもしれませんね。

ラチョフ画「ウクライナ・ロシアの動物民話集」http://karandashi.ocnk.net/product/149
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2016年12月12日

ひげが自慢のナマズ猫。地震を感知、発電もするスーパーキャット。…と言いたくなるような風貌のこの黒猫君は我が家のロシア猫カレンダーの12月の猫。最後の最後にかなりのインパクトの猫君登場だ。そのあまりにも立派なひげにナマズを連想してしてナマズ猫と呼んでいたのだが、ナマズといえば英語ではCatfish。確認してみたら、実際ナマズのひげの様子が猫に似ているからCatfishになったらしい。似てるなと思うのも当然といえば当然なのかも。そうそう、ナマズといえば鯰絵。折りを見て文献など見てみたいと思いつつ…今年も年を越してしまうのでしょう。そんな思いを秘めつつ今日もドジを踏まぬよう気をつけて過ごそう。


こちらは紳士猫ばかりのカレンダー:http://karandashi.ocnk.net/product/142
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2016年12月11日

渋谷イメージフォーラムでユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」を観てきた。生誕75周年を記念した代表作6本を世界初のデジタルリマスター(2Kスキャンにての修復)版にての公開だ。私は「霧の中のはりねずみ」以外は初めての鑑賞。中でも絵本で知っていた「キツネとウサギ」「アオサギとツル」がどんな映像なのかとても楽しみにしていたのだが、その2本とも想像をはるかに超える世界観と美しさでほう…とため息。そしてやはり上映作品の「話の話」を観て人生が変わったという土井伸彰氏(ニューディアー代表)の上映後のお話や、あちらこちらの解説文などを読んだ上で、あらためて絵本を見ると、またなるほどと思える発見があったりして、ちょっとわくわくした余韻に浸っている。

「アニメーションの神様、その美しき世界」http://www.imagica-bs.com/norshteyn/
ノルシュテインのパートナーのヤールブソワ作品:http://karandashi.ocnk.net/product/17
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2016年12月10日

先を急いではらはらとこぼれる花びら。12月になり時間も手のひらからこぼれおちてゆくような感覚がある。そうした中、探し物を探している時間はいつも以上にもったいないと思うしついには虚しさまで覚える。そこで先日、自戒をこめて手帳に《捜索中》とタイトルをつけて探し物をリストアップした。探し物は3つ。二つは物。ひとつはパソコン上のデータのファイルの場所。すると書いた日に二つの探し物が見つかった。データと本が見つかった。本はすでに一度探した場所をもう一度見たらあった。ついでに、これぞ今読むべき本!まで発掘した。データは思いこんでいたのとは違うファイルに保存したのをなぜか思い出した。見つかってよかった。よくわからないけれど手帳に書いたことがよかったのかもしれない。あと一つは…小さい物。あるといいな。


ロシア絵本で探し物はありませんか?http://karandashi.ocnk.net/product-list/2
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2016年12月09日

昨日、ポストに届いていたクリスマスポストカード。綴られている言葉は温かくとても励まされた。お忙しい中筆をとってくださったことに恐縮する。メールで簡単に何でも伝えられるけれど、やはりお便りのやりとりは心がこもると思う。数年前のことだ。とにかくずーっとクリスマスカードだけを送り合っていた海外へ行った友人に20数年ぶりで会った。お互いのそれまでの道のりをものすごい勢いでだーっと聞いて話して別れた。たくさん笑っていい時間だった。多分、カードを送り合ってなかったらもう会おうとも思わなかったと思う。でもお互い、カードを書いている時間は相手のことをちょっと思い出していたはずだ。毎年毎年のそのちょっとした時間、短い挨拶の言葉のやりとりだけど、これからも大切にしていきたいと思っている。


カランダーシのポストカード:http://karandashi.ocnk.net/product-list/8
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2016年12月08日

時々、広告を打ちませんかという電話をいただく。御社のサイトを拝見しました。素敵な商品ですね。もったいないのでネット上にカランダーシの広告をのせましょう。そうすれば、集客数がドンと増え、売上がバーンとアップしますよという内容で、御社の発展のお手伝いを是非させていただきたいとか何とかおっしゃる。あるいは、このままでいいのですか、と軽くこちらを不安にさせてくる言い方をされる時もある。そういう時、私はひとりでやっているので、仮に集客数がすごく増えたら対応できないし、アイテムも少ないですし、商品もかなり特徴があるものですし、本当に小規模でできる範囲でやっておりますので、と丁寧に現状を説明する。すると、相手はそ、そうですよね。と納得して案外あっさり引きさがる。あらら、納得するんだぁと、こちらはちょっと力が抜ける。初めから、そんなに期待はしてないのだろう。でも、万が一契約がとれればそれでいいのだろう。それにしてもあんなに「お手伝い」したいって言ってたのに、とおかしくなる。毎回甘い話を聞かせてもらうだけだ。もちろん、そんなに簡単には信じたりはしない。そんな私が信じられるのは、甘いおやつだけ。昨日はバタートーストにあんこを乗せて食べてしまった。まあ、これも後でツケが回ってくる話ですが。

動物民話は甘い話に気をつけろ、と教えてくれます。「動物民話集」http://karandashi.ocnk.net/product/12
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2016年12月07日

クリスマスが近い。このところ、お孫さんやひ孫さんへカランダーシの絵本を贈りたいのですが、という問い合わせを受ける。そういえば、うちの子どもたちもおばあちゃんからよく絵本をいただいていた。メインの贈り物は別にあって、絵本は添えられる形でいただいていた。その後、何回も読んでいただいたり、子ども自身も自分で読んだり。絵本を贈るということは、そういう時間も贈るということだと思う。問い合わせくださるおじいちゃんもおばあちゃんも、絵本を贈りたいと話してくださる時、とても嬉しそうだ。これから来るクリスマスをとても楽しみにしているのが伝わってくる。カランダーシの翻訳絵本を贈り物に選んでいただけてこちらもとても嬉しい。選んでくださる気持ち、それはこちらにとってはお客様からの贈り物だ。ありがたいことと思い、ひとりでしみじみとしている。さて、一方、カランダーシは原書絵本を販売しております。こちらは大人の方への贈り物におすすめです。ロシア語がわからなくっても大丈夫。絵を見ているだけで楽しめるし、気持ちを耕してくれたりする、はず。そういう絵本を置いているつもりです。皆さん、よいクリスマスを!ちょっと早いか。


絵本以外の好評贈り物「さんびきのくま」おさじ:http://karandashi.ocnk.net/product/88
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2016年12月06日

ロシア語の先生が大好きと教えてくれたロシアの絵本作家。お、ステーエフ…確か私も持っていたような、と思って探したらありました。陽気なかえるがキュートな絵本。次の回に持っていったら、先生も同じものをお持ちだったので並べてパチリ。私の物の方が古く年季が入っている。これはどこかの古本屋さんで見つけたのだけど、ロシアの聞いたこともないような街の図書館のスタンプが本文中、絵にかぶるように堂々押してある。手書きで番号だってふってある。染みもある。でもかえるの陽気さに魅かれて購入した。先生は、日本人が喜んでこのようなロシアの古い絵本を買うのが不思議なようだ。ま、そうかもしれない。この絵本ははるばるどんなふうに日本にやってきたのだろう。お話の中のかえるは家を飛び出して大変な目に合って家に戻るけれど、この本は多分もうロシアへは帰らないだろう。でも、私の本棚が旅の終わりなのかもわからない。できれば誰かに譲りたいな。いつか喜んでくれそうな人がいれば。けろけろ。


憧れの旅の装置は「空飛ぶじゅうたん」http://karandashi.ocnk.net/product/90
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2016年12月05日

先日、梱包資材屋さんに行ってきた。久しぶりだ。いつもはカタログで注文している。でも、行って店内を見るのはとても好きだ。ビルの各フロアを全部見る。棚も全部見る。お店や会社、あるいは家庭で使うあらゆる梱包系のものが置いてある。文房具、台所用品などもある。クリスマスが近いのでそういうコーナーもどーんとある。その中でも、特にケーキ屋さんで使う箱、バゲットを入れる袋など食品関連の梱包資材を見ていると、わくわくしてくる。要りもしないのに欲しくなる。紙コップ売り場に行くと、自分がテイクアウトのコーヒー屋さんだったらと妄想する。いけない、いけない。今回は紙袋を探しにきたのだ。でも、探しているうちに手さげ式のビニール袋に変更。本を入れるならこっちの方がよいだろう。これも薄さ、大きさ、色と様々な展開があってしばし迷う。で、値段と相談して2種類の袋を購入。良い買い物でした。さて、今日は良いお天気。外から庭師さんの鋏の音が聞こえてくる。そろそろ漂う年末感。まずは、今日やるべきことを丁寧にやろう。


おだんごパン君を入れるのにちょうどよい袋も売っていました:http://karandashi.ocnk.net/product/137
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