美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
ホームダイアリー
ダイアリー
ダイアリー:1909
«前のページ 1 ... | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | ... 96 次のページ»
2021年08月23日

暑いけれど少し秋の気配も感じる今日このこの頃。このダイアリーを書くのは随分と久しぶりだ。発送も今日から通常通り。よろしくお願いいたします。

ボリス・ザホデール作、ペトラ・レプキーナ画の「こま」という絵本。オオカミが自らの尻尾を噛んで高速回転しているうちにこまになってしまったというお話。

オオカミをおそれる明るい森に住む動物たち。黒くて大きな瞳が印象的だ。対照的にオオカミの瞳はいかにも狡猾で意地悪そうだ。

モミや白樺の幼木が沢山出てきて柔らかく優しく小動物たちに寄り添っている。木に登ったり切り株や穴に隠れたり。動物たちの危険回避の様子も興味深い。(直)
2021年08月04日

突然のお知らせになりますが、カランダーシは明日5日〜22日までお休みいたします。ご注文は自動受け付け。発送日は個別に対応いたします。よろしくお願いします。

「水たまりに映る景」はヴァレンティン・ベレストフの詩集絵本。絵はレフ・トクマコフ。トクマコフは1928年生まれ。生涯200冊以上の児童書の挿絵を手掛けており、その機知にとんだユニークな表現は多くの作家から愛されてきた。作品はトレチャコフ美術館やプーシキン美術館などにも収蔵されている。

表題詩。水たまりに最終に映ったのは逆さまの家、2番目に映ったのは青い空、3番目は緑の枝、4番目は…僕は紐靴をびちょびちょにしちゃった…というような内容の詩。他にも約70編の楽しくて短い詩が収録されている。

表紙のハリネズミは腕時計をしている。たくさんのロシア絵本を見てきたけれど、腕時計をしているハリネズミの挿絵を見るのはこれが多分初めて!(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/592
2021年08月03日

午前中雨が降ったせいか、その後の青空がとても美しく、流れる雲も眩しくて心も晴れ晴れ…というわけにも残念ながらいかないけれど、盛夏を実感。ソフトクリームなど食べたかった午後。

再入荷の「自分だけの舞台・魅惑のバレエ」(アンナ・スタイルス画)は塗り絵工作絵本。糊も鋏も不要。

演目に合わせて、好みで着色した背景やダンサーを、奥行きを考えて台紙に立ててゆくとオリジナルの世界観の劇場の一場面が出来上がる。

演目は「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「ロミオとジュリエット」。バレエの国ロシアならではの素敵なお楽しみ絵本。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/512
2021年08月02日



8月だ。暑い。本当に暑い。
そして、最早いつから始まったのか覚えていない緊急事態宣言が今月いっぱいに延長となった。ということで月末に予定していた、ずっと密かにドキドキしながら楽しみにしていたイベントも中止となってしまった。まあ、そうなる気はしてたけどね。しゅん。

「まだら模様のメンドリ」はベニアミン・ローシン画のロシア民話絵本だ。表紙も民族的な意匠が活かされているが、挿絵の中の民族衣装や民芸品、調度品などを見るのも楽しい。メンドリの入っている桶も模様が施されていてとても素敵だ。メンドリの羽毛のフワフワ加減が素晴らしい!

ある日、メンドリが金の卵を産む。大喜びのおじいさんとおばあさん。でも中々硬くて割れない。するとネズミが走ってきて尻尾で卵を落として割ってしまう。悲しむおじいさんとおばあさんをメンドリは「泣かないで、これからは金色ではない普通の卵を産んであげますよ」となぐさめる。というお話。

どのページにもかわいいネズミが隠れている。表紙にも。それを探すのも面白い。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/591
2021年07月30日

明日土曜日午後はオンラインオープンルーム。ロシア絵本をご覧になりたい方はどうぞ。個人対応。本日中に予約お願いします。

公益財団法人・国際文化フォーラムさんが運営する「ときめき取材記」https://www.tjf.or.jp/tokimeki/に東京女子大学の留学生の方々からインタビューされた時の記事がアップされました。ちらっと顔出し。よかったらお読みください!

昨日は本当に久しぶりに、とても尊敬している先輩のところへお電話させていただき色々とお話を伺うことができ、感謝。温かい声。言葉の力。後輩の端くれとして頑張らなくては。

資料絵本から。
ビリービン画「人魚姫」精密な線で描き込まれた生き物たちが蠢く海の中の世界は、人魚姫の悲劇を予感させ冷んやりと映る。

人魚姫はパール(多分)のアクセサリーをどっさりつけ、長い髪の一部は三つ編みにしており、とてもおしゃれで美しいのだが、あまりにも全編を通して表情が暗く、辛すぎる絵本(直)
2021年07月29日

今年は、冷房効果も考えてカランダーシの部屋のベランダに開閉式の日除けをつけた。そしたら陽射しを遮ってくれて随分と快適なのだけど、強い風が吹いたらバタバタするのが気になるところ。

再入荷の「絵の中のアルファベット」は古い時代のロシア語アルファベット表記の絵本。一文字ずつ見開きで物語や事物を用いて紹介してゆく。大変に美しく精密な挿絵はマリナ・カンコヴァ。

季節や、天候、動物や鳥、植物など、絵を見ながら言葉探しをするのは楽しい。お話の世界に迷い込みながら、昔々の世界の風俗や暮らしにも触れる楽しみも。

ビリービンも研究して自らの絵本の表紙に使った古い文字表記。とても優雅だけど書くのはとても大変そう。自分の名前くらい書けたらかっこいいかな。ちょっとやってみようかな。(直)
2021年07月28日

本当に色々なことがあるけれど、何はともあれ、今が大好きな桃の季節なのはしみじみありがたい。西瓜もありがたい。そしてだんだん梨も。果物万歳。感謝。

「森の住人たち」はロシアの森に住む生き物たちを知るためのテキスト兼ワークブック。質問に答えながら動物の知識を身につけてゆく仕組み。動物たちのカラーステッカー付き。

ヘラジカのページ。体長3メートルほどあり、森の巨人とある。普段は大人しい動物らしいけれど、ロシアの知人は怖いから森ではヘラジカには絶対出会いたくないと言っていた。

日本の動物園にはいない。いつか見てみたいような。怖いような。ではある。

他には、シカ、イノシシ、キツネ、オオカミ、クマ、リス、ヤマネコ、フクロウキツツキ、コウモリなどが紹介されている。

https://karandashi.ocnk.net/product/590
2021年07月27日

近所を歩いていると、ビニールプールで水遊びを楽しむ子どもたちの歓声が聞こえてくる。昔はビニールプールといえば丸い形が定番だったけれど、今は形も仕様も様々なよう。今日は微妙なお天気だったけれど明日はプール日和かな。

もう何度目かの入荷。マーヴリナ画の「マーヴリナとのモスクワからヴォルガへの旅」
はロシアの古の都市を巡る旅の軌跡。テキストはアレクサンダー・シェフチェンコ。

マーヴリナによるたくさんの旅のスケッチは、絵の具がまだ乾いてないかのような新鮮さで鮮やかにその日その場所の記憶を伝える。

建物や寺院などの描写はもちろん素晴らしいけれど、人々の立ち話の様子やいななきか聞こえてきそうな農耕馬の姿、夕暮れの空を飛ぶ鳥たち、そして全編を通して描かれている雲や雨の表情にこそ、マーヴリナの個性と魅力が凝縮しているようにも思う。

当時の風俗や人々の暮らしの様子を知る貴重な記録としても。(直)

https://karandashi.ocnk.net/product/328


2021年07月26日

先週は、カランダーシのWebShopをお休みして前半は集中力がいる事に取り組んでいたのだけれど、後半は暑さもあってペースダウン。立て直して今週からまたいつもの日々。よろしくお願いします。

エフゲーニー・チャルーシンが挿絵を手がけた「かけっこハリネズミ」はスラトコフによる森の生き物たちのお話5篇が収録されている。

表題のお話。ハリネズミが先ずカタツムリ、次にカエルにかけっこを持ち掛けて最後に食べてしまうのだが、フクロウとの勝負の行方は?というお話。ハリネズミはそういえば雑食だったことを思い出す。

文章にはカタツムリという言葉が表記されているけれど、挿絵ではどう見てもナメクジが描かれている。何故なのかはわからない。ナメクジという単語も別にはあるのだけど。

昔話ではなく、動物のそのままの姿を投影しして作られたお話。チャルーシンのリアルな動物描写が生き生きと物語に息吹を吹き込んでいる。

楓の木の樹液に集まる鳥や蝶そしてアリたちのページ。小さなアリたちだが、声まで聞こえてきそうな存在感!(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/589
2021年07月16日

関東は梅雨明けしたとのこと。おお、白い雲、青い空。本格的な夏がやって来た!暑いけれど、日々つつがなく健やかに過ごせますように。

明日土曜日午後ほオンラインオープンルーム。絵本をご覧になりたい方はどうぞ。個人対応。予約を本日中にお願いします。

カランダーシは7/19〜23の間お休みします。24日のオープンルームもお休みです。絵本のご注文は自動受付にて承ります。26日以降順次発送します。よろしくお願いします。

資料絵本からその名も「夏」という絵本。アルメニアのヴァズゲン・タリィヤンによる夏の詩集の翻訳版。アルメニアの風景や風物が伝わってくる。絵はB・メスロイヤン。67年刊。

アルメニアの夏は40度まで気温が上がるが湿度が低く蒸し暑さはない。スイカはとてもポピュラーな果物で、スイカの彫刻作品の展示や大食い大会などもあるスイカ祭りなども開催されているようだ。(直)
2021年07月15日


今日も午前中に短時間の激しい雨。午後は気の重い外出があったのだけど降られなくてホッ。

マーヴリナの「タチヤーナ・マーヴリナ芸術についての研究」。表紙は1963年刊「お話の動物たち」という絵本の中に登場するオオカミ。これはマーヴリナ自身が文章も絵も手がけており、文字も手書きだ。動物の個性溢れるの表現と色彩の豊かさに圧倒される内容だ。

「タチヤーナ・マーヴリナ芸術についての研究」は、本文が始まる前、扉の前に自室らしい場所で立ったままで絵筆を握る本人のモノクロ写真を配している。下を向いた横顔からは作品に向き合う静かな情熱と強い意志が伝わってくる。とても姿勢がいい。

本編にはマーヴリナのポートレートも登場する。生涯を通じて、髪を後ろでまとめ、額をスッキリ出してきるものが多く理知的な印象があるが、その表情や眼差しには一貫して少女性というかある種の清らかさが感じられる。それはもちろん甘ったれた幼さということでは全然なく、むしろ少女時代の頑なさを持ち続けているような、という言葉の方がしっくりくるように思う。

マーヴリナは当時の最高峰ヴフテマス(ロシア国立高等芸術技術工房)で学ぶ。芸術家仲間たちとの写真での笑顔ではキラキラと瞳を輝かせているが、時代は自由な表現をすることが叶わない方へ進んでゆく…

その生涯と作品を多くの図版で詳細に紹介する豪華な一冊。民族、宗教や装飾をテーマとした芸術活動やロシアの古い都市を訪ねた創作活動、静物画や裸婦像画などの作品、また文筆活動についても紹介されており、そしてもちろんもちろん、ロシアで1人目の国際アンデルセン賞を受賞した児童文学関連の創作活動についても。(直)

2021年07月14日

いきなりお天気が変わるのでちょっとの外出でも傘は手放せない。晴雨兼用の折り畳み傘は本当にありがたい。昔はこんな便利な物はなかったもの。

子ネコに傘をさしかけている男の子の表紙が印象的な「よいことってどんなこと?わるいことってどんなこと?」はマヤコフスキーが子どものために書いた詩の絵本。挿絵はアナトリー・エリセーエフ。

良いこと悪いことって何だろう?父親が息子にわかりやすいように次々に教えてゆく。シンプルに絵を描く見ただけでわかる内容だが、最初と最後には良いケース悪いケース両方がわかるようページがカットされている工夫もある。

全体のデザイン、色使い、そして特にタイポグラフィにアヴァンギャルド絵本の流れを色濃く反映させながらも、エリセーエフの絵は角がなく優しく穏やか。(直)
2021年07月13日

一昨日の雹の威力は思ったよりも強く、クランベリーの実がいくつもコロコロ落ちてしまった。これからだんだん色づいてゆくはずたったのに。

ヴァスネツオフ画の「詩とお話集」はもう何度も入荷している人気の絵本。作家陣はマルシャークやチュコフスキー、トルストイ、ビアンキなど豪華。表紙は「イヌ、オスネコ、メスネコとニワトリさん」という詩の挿絵。

イヌは台所でピロシキを焼き、ネコはラスクをつぶし、子ネコは窓辺でドレスを縫い、ブーツを履いたニワトリは掃除をし…という詩。

それぞれが単独で登場する動物のページの後に、この表紙の絵となる。家の仕事を片付け皆でお出かけしているのだろう。身近な家事を取り入れた詩は親しみやすくリズムよし。ヴァスネツオフのこの絵と共にずっと親しまれているようだ。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/236
2021年07月12日


土曜日はオンラインオープンルームありがとうございました。

昨日午後、激しい風雨と共にサクマドロップ大の雹もバラバラと降り出す。そして雨がやむときれいな虹。天候の変化が激し過ぎる。

「オオカミについて」はボリス・ジチコフ作で挿絵はエカテリーナ・シュムコヴァ。森から連れてきたオオカミの子を街の集合住宅で飼いはじめてみたけれど、という物語。

他のペットとの軋轢、夜の遠吠え…オオカミを飼うことで起きる数々の困難。多くの事を考えさせられる内容である。最後に実際にオオカミの子を自宅で飼ったことのあるジチコフが詳しい解説をよせている。

シュムコヴァの柔らかいタッチの挿絵は素敵。リアルとファンタジーのあはいの表現の塩梅が秀逸過ぎて泣ける。(直)

2021年07月09日

明日土曜日午後はオンラインオープンルーム。ロシア絵本をご覧になりたい方はどうぞ。個人対応。本日中に予約をお願いいたします。

カランダーシの部屋のベランダの水色の紫陽花もいよいよお終い。長い間ありがとう。また来年。紫陽花は昔から好きだけど近年とても好き。何故だろう。

資料絵本から「マトリョーシカ」をご紹介。詩はサムイル・マルシャークで絵はA・アブラモーワ。マトリョーシカを開けてゆく楽しみを詩と絵で伝える。

真っ赤な表紙も目をひくけれど、絵本の中もマルシャークの詩に合わせ、実際のマトリョーシカを開けていくようにページ毎にきれいな色合いのお人形が次々と繰り出す

ページの半分のところに切れ目が入っていて、上半分をめくると次の大きさのマトリョーシカのお顔が見える仕組み。大きさもページを追うごとにだんだん小さくなってゆく。

全部で8体のマトリョーシカたちは姉妹だ。衣装もサラファンもそれぞれのコーディネートですまし顔。最後のページは黄色い背景にみんなが1列に勢揃い。見てるだけで心華やぐ。

マトリョーシカの周りを縁取る民族的な飾り模様やビビットな背景色も素敵。1973年刊。(直)
2021年07月08日


ある日、郵便ポストに行く途中のあるお宅の2階の窓から1匹の猫がこちらを見ているのに気がついた。

しばらく経って、同じ窓から今度は2匹の猫がこちらを見ているのに気づいた。あら、増えた!と嬉しくなり小さく手を振るも反応はなし。まあ、そうだよね。でも以降、その窓の猫をそっと拝めるかどうかは密かな楽しみ。

ビリービン画「物語とブイリーナ集」を再入荷。これは裏表紙。裏表紙もとても美しい。これは「イワン王子と火の鳥と灰色オオカミ」というお話の一場面。オオカミに乗っているのはイワン王子。馬に乗っているのは麗しのエレーナ姫。恋する2人でもある。


収録されているお話は他に「うるわしのワシリーサ」「カエルの王女」「鷹フィニストの羽根」「サルタン王物語」その他やブイリーナ(英雄叙事詩)、そしてビリービンの舞台美術や衣装画なども楽しめる豪華な内容。

ビリービンの挿絵を見る楽しみに飾り枠の美しさというものがある。この裏表紙の飾り枠も大変凝っている。オリジナルの絵についている枠とは異なるようだが、表紙ということで豪華なものを組み合わせたのだろう。

きっちり囲った枠は窓枠と見立てることはできまいか。覗けば広がる別世界。こちらとあちらの境界を縁取る装置。

そういえばあの猫たちも窓枠に囲まれて一服の絵のようでもあったことよ。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/490
2021年07月07日


TVでサンクトペテルブルクの旅番組を見た。3年前のちょうど7月に娘と旅したことをあれこれ思い出してグッときてしまった。白夜の街は美しくて古くてとても刺激的だった。

「モスクワを巡る・АからЯまで」はモスクワの街をアルファベット順に案内してくれる絵本。旅のお供はバトン君とブリオン君という親友の2匹の猫。文はエレーナ・ログノヴァ、絵はアレクサンドル・ガルベフ。

観光名所、歴史的な建造物だけではなくДはДЕТСКИЙ МИР (子どものためデパート)、ЗはЗООПАРК (動物園)など、子どもが興味を持つスポットも紹介されている。明るい色彩の絵がとても見やすくて文章も簡潔にまとめられており楽しく読める。

ОはОКНО (窓)ということでモスクワのあちこちにある素敵な窓が紹介されていたり、スターリン様式の建物もズラリ並べて紹介されていたり、興味はつきない。

モスクワをこれから知るために、また思い出に浸るのにもおすすめの絵本(直)

https://karandashi.ocnk.net/product/586
2021年07月06日

肌寒かったり、蒸し暑かったり。まだ梅雨は続くようだ。今年も水引きが咲き出した。雨の季節の恵みと脅威。熱海で大きな災害が起こってしまった。まずは行方不明の方々の安否が早くわかりますようにと願っている。

「霧の中のハリネズミ」の作者であるセルゲイ・コズロフが四季の巡りについて語りかける絵本「四季」絵はピョートル・バギン。

夏の章では、まず森のこだまが登場し鴨の親子との掛け合いから始まる。(ロシアでは鴨の鳴き声はкряクリヤと表現するようだ)バギンはコズロフの比喩を用いた独特の表現に繊細で透明性のある幻想的表現で応えていて儚くて美しい。

季節に思いを馳せ、あわあわと過ぎてゆく日々をもっと愛おしむために。(直)
https://karandashi.ocnk.net/product/535
2021年07月05日

土曜日はオンラインオープンルームありがとうございました。

昨日は選挙の投票に近くの中学校まで行き、出口調査にも協力。帰り道はウォーキングがてらちょっとだけ遠回り。あれ?ここ、いつの間にか建て替わっちゃったね。などなど言いながら。

ウスペンスキー作「言葉絵本・チェブラーシカのお客様」は、お話の文中の絵の部分の言葉(名詞)を自分で補完しながら読んでゆくという絵本。

表題のお話と「チェブラーシカと蛇ちゃん」というお話も収録されている。絵はそれぞれE・ロパティナとO・バイ。

チェブラーシカの絵はロシアではわりと自由に表現されていて、この絵本も2人の画家の絵柄を楽しめる。

名詞は複数にしたり格変化が必要なところもあるのでロシア語学習にも役立つ絵本。グジェリのチェブはマールミールさんで購入したもの。(直)

https://karandashi.ocnk.net/product/585

2021年07月02日


こんにちは。明日土曜日午後はオンラインオールルーム。ロシア絵本をご覧になりたい方はどうぞ。個人対応。本日中にご連絡ください。

資料絵本から、コルネイ・チュコフスキー作の「ネコとネズミ」。手の平サイズの小さな絵本。絵はステーエフ。1972年版。表題詩。突然ネコと出会ったネズミ。ネコはネズミを甘い言葉で誘惑しますが、ネズミは騙されない。

リズミカルで読みやすい詩で、16行ある詩の行の最後が全て-усиで終わっており、韻を踏む楽しさもある。ネコのセリフはきっと声音を使い分けるといいのだろう。

他に3編の愉快な詩が収録されている。ステーエフはアニメーション映画で活躍した才能を絵本に活かした作家。アクティブでコミカルな動きの表現が魅力的。(直)
«前のページ 1 ... | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | ... 96 次のページ»
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス