美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2018年04月09日


カランダーシの小さな絵本たち。それこそロシア語を始めた方たちへの贈り物にも喜ばれるかもしれない。出かける時に鞄に入れて空いている時間にスマホで単語を調べながら読んだりも気軽にできる。簡単なホッチキス留めの作りだけど、多少の汚れは拭けるくらい丈夫な紙質で、折れたりもしにくい。手のひらサイズでとにかく軽い。棚などに表紙を見せてちょっと立てて飾ることもできる。
絵本には色々な形や作り方があって、興味深い。そんな中でロシアの小さくて薄い絵本はいいなぁと思っている。

葉桜。暖かいような、まだまだなような、今日この頃。昼間の時間が長くなって嬉しい。菫が咲いて嬉しい。(直)

2018年04月08日

4月。新年度。新しい事を始める方も多い季節だ。ロシア語を始める方もいらっしゃると思う。カランダーシにもアルファベットや簡単な単語に親しむための絵本やワークブック、パズルなどがあるのでお役立ていただければ嬉しい。チェブラーシカのワークブックはアルファベットの書き方をマスターするためにおすすめ。可愛いシール付き。猫の表紙のワークブックはカードを切り抜いてゲーム感覚で言葉をおぼえます。パズルはピースが連結可能なので遊び感覚で言葉に親しめます。小さな一冊はアルファベットでエルミタージュ美術館の作品をたどる贅沢な内容。薄いピンクの表紙はバレエ・リュスのデザイナーでもあったベヌアのそれは美しいアルファベット絵本。贈り物にもおすすめ。
何か始める季節。
何か始まる季節。
気持ち新に!!(直)

チェブラーシカhttp://karandashi.ocnk.net/product/249
猫の表紙http://karandashi.ocnk.net/product/213
パズルhttp://karandashi.ocnk.net/product/255
エルミタージュhttp://karandashi.ocnk.net/product/202
ベヌアhttp://karandashi.ocnk.net/product/63
2018年04月07日

オープンルームありがとうございました。
今日はご近所のTさんが初めていらしてくださった。Tさんはロシアを何回も旅されており、色々な事に精通されているので様々なことを教えていただきながら、話題は広がり繋がり戻り進んでという感じでとても楽しい時間を過ごさせていただいた。ロシア絵本については、チャルーシンの挿絵、特に猫の描写に魅かれるとのことをうかがった。またTさんは、ニコライ堂の聖歌隊の元指揮者の方が指導されているという水の輪混成合唱団の団員としても活動されていて、聖歌も歌われているそう。正教会の聖歌、今度じっくり聴いてみたいなと思った。
そうそう、今日もサモワールは活躍してくれたのだけど、ソ連時代のお茶の時間の楽しさが少しわかってきたような気もする。コゼーのおばあさんの存在感もいいな。サモワールを保温しながらこちらの話を聞いてるような、参加している感もある。最近、日本語もある程度は理解できるようになってきているのではと思っている。(直)
2018年04月06日

ブラートフ&ヴァシリーエフの新しい絵本を入荷している。今回は表紙がとても豪華で美しい。シルバーの箔押しもある格調高い装丁。愛蔵本としておすすめだ。贈り物にも素敵。

さて、今日のお客様もサモワールを面白がってくださったようでよかった。本当にサモワール大活躍だ。今日のお客様は仕事上でとてもお世話になるかもしれないということで、緊張もしたけれど、初めましてのご挨拶から、少し具体的な内容も含めてよいお話ができたのではと思う。前に進んでゆく力をいただけてありがたかった。
色々なお客様がカランダーシの部屋にいらしてくださるが、お帰りになった後、テーブルに出した絵本を、これはあの話題のために出した絵本。これはこういうことを確かめたかったから見た絵本だとかか、反芻しながら棚に戻す時間もまた楽しい。

明日はオープンルーム。庭のハナニラやビオラも大歓迎。春さなか。どうぞいらしてください。 (直)

「おとぎ話」http://karandashi.ocnk.net/product/267
2018年04月05日

ちくちくバルト舎の荒田起久子さんは、昨年単身でエストニアにえいっ!と手芸留学をして、様々な伝統手芸の技術を習得、帰国後は、ムフ島伝統のムフ刺繍家としての活動を始めたり、バルト三国の雑貨やハンドメイドのオンラインショップを開設したり、と精力的に活躍されている。私もエストニアのムフ柄のくつ下を購入してはいている。お花柄がきれいでお気に入りだ。
そして、今回荒田さんは「ラトビア森の民芸市とエストニア可愛い手芸を巡る旅」というツアーをコーディネート&同行されるそうで、素敵なフライヤーを送っていただいた。
民芸市のお買物、工房の見学、それに伝統手芸のワークショップととても充実した内容のツアー。現地の方と手仕事を通じてのコミュニケーションのひとときは、きっと忘れられない密度濃い経験になるはず。それに、荒田さんのとっておきのお話もきっと聞けることでしょう。
美しい季節。針と糸と手仕事と。
特別な旅へのお誘いだ。
申込早割は4月20まで。(直)

2018年04月04日

昨日は、今日お客様もいらっしゃるのでよい機会とばかりにシャルロートカを初めて焼いてみた。ロシアのりんごのケーキだ。何かロシアのお菓子をマスターしたいと思っていて、ロシア語の先生から簡単よ!と言われていたので、チャレンジしてみることに。それにこのお菓子はりんごがたくさん入っていて何しろ美味しいのだ。簡単で美味しい…これに勝るものはないではないか。実際夕食の準備の前のだ時間に材料を切ったり、混ぜたりして、あとはオーブンにお任せで出来上がったなので、確かにお手軽かもしれない。お味も、今日のお客様はロシアの方。ドキドキしたけれど、どうやら合格のようで、これ、これ、と笑いながら懐かしがってくださった。サモワールも子どもの頃、ダーチャで使っていたそうで、こうやってお茶の時間を持っていたとこれまた懐かしそうで、喜んでいただけたよう。よかった。よかった。
それからは、たくさんの絵本を見ながらの怒涛の打ち合わせ。たくさんたくさん話をして…実りある濃い時間を過ごした。今日この場所での決断。ここから始まる物語がどんなストーリーになるのか、楽しみだ。がんばる。
シャルロートカの誓いだ。(直)
2018年04月03日

ロシアはバレエの国でもある。
バレエの素敵な絵本を入荷した。美しい水彩画を通してバレエの歴史、芸術、構成、リハーサルの事、基礎、記録、劇場、音楽…と他方面から解説。理論とルールを学び、バレエってどんなものだろうと知るために、またはこんなものだったのかと確認するためにもこの絵本はおすすめだ。また、ウリヤーナ・ロパートキナやミハイル・バリシニコフなど有名ダンサーのスキルの秘密なども掲載されている。でも、バレエが好きな方は見ているだけで楽しいと思うし、バレエが素晴らしい総合芸術であることにきっと納得するだろう。
それに、この絵本を見ているとバレエ鑑賞に行きたくなる。本当は踊れるといいのだけれど(笑)

庭のハナニラが今年も花を咲かせ始めた。淡いブルーがきれい。(直)

「バレエ」http://karandashi.ocnk.net/product/266

2018年04月02日

隣の家の庭のウグイスは随分鳴くのが上手になった。春4月。新しい季節が始まった。なれど、カランダーシには新入社員は入ってこない。でも、新しさは取り入れてゆきたいので、私自身が古びてはいられない。意識してフレッシュな気持ちで進んでゆこうと思っている。ここののところ多方面より示唆を受けるようなことが多く、それが本質的なことに関わることだったりもして、万事受け止めて柔軟な気持ちで動いていきたい。というようなことに付随するのかどうかはわからないが、このカランダーシの部屋にオフィス機能を移行させようと計画している。まあ、だんだんと、だ。

さて、先週ご紹介したチャルーシンの伝記本をアップした。画集ではないので字が多目ではあるが、素晴らしい挿絵もたっぷり。多くの方に見てもらいたいものだ。写真や動画で動物を見るだけではわからない動物の、これがまた真実の姿なのだと教えられる。生き物が生きている、そのことが迫ってくる感覚がある。いくつかの立体造形物の写真も貴重だ。

冷静に考えると躊躇してしまうが、動物とまた暮らしたいと思う日は相変わらず続いている。(直)


チャルーシン伝記 http://karandashi.ocnk.net/product/265
2018年04月01日

イースターになると登場する、卵を運ぶうさぎはドイツから始まったらしい。何故うさぎなのか、ということについても詳しくはないが、強引に今日はうさぎの絵本をご紹介。
こういう絵にそって切り抜いた形状の絵本はソ連時代の絵本にも時々見られるし、ずっと一定の人気があるんだなぁと思っている。
独特の曲線で出来上がった形の中に広がるお話の世界。この形、この絵本の場合は絵の雰囲気とよく合っていると思う。きっと四角い絵本よりもずっと。うさぎの持つ柔らかさや丸さにも寄り添っているように思える。
表紙のうさぎ君は籠を背負っているが、籠の上部に紐を通して担いでいる。木の皮で作った籠だろうか。青い紐がおしゃれ。手(前脚)にちゃんと巻きつけているところがかわいらしい。
そろそろ桜もおしまい。またらいねん。(直)

「うさぎちゃん」http://karandashi.ocnk.net/product/216
2018年03月31日

オープンルームありがとうございました。
カランダーシの部屋の今日のメインテーブル。このテーブルには全体を使って、主にウエブショップで販売している本を置いている。去年、最初の頃は、工夫して凹凸を出したり、棚を使ったり並べていたけれど、最近は何というか、わーっと並べている。市場の魚屋さんというか八百屋さんというか、そんな感じだなあと思っている。この方が見やすく、活きが?よいように見える気がするのだが、どうだろう。絵本なので広げやすく、というのもポイントだ。このあたりも勉強だなぁと思いつつ。

今日はもうひとつのテーブルに庭のヒアシンスと山吹を飾った。何かしら花があると部屋が明るくなる。
さて、そのお花とお人形に応援してもらって明日締め切りの原稿を仕上げなくては!
弥生尽。桜も散り急ぐ。明日からもう4月だ!


2018年03月30日


カランダーシの窓から見えるご近所桜がきれい。明日はオープンルーム。借景ですが、この見頃の桜も楽しみにいらしてください。サモワールとお待ちしています。

入荷して、サイトにまだあげていない絵本たち。明日のオープンルームで並べる予定なので、取り急ぎこちらで一気にご紹介。
画像左上から、昨日ご紹介したチャルーシンの伝記。隣は「森の中で」というタイトルの季節ごと森のあらゆる動物を見開きで一挙に見せる自然科学絵本。絵を見ながらお話をしながら自然と知識が深まる。おすすめ。隣は先日ご紹介した人形作家によるやはりお話絵本。イラストとのコンビネーションなども面白い。下段左はバレリーナカレンダー。ただただ美しいモノクロの世界。隣は人気のヴァシリーエフ&ブラートフのおとぎ話集。布張り型押しのうっとり豪華表紙版。最後はバレエの絵本。バレエの歴史から基本姿勢や舞台のこと、コスチュームのこと音楽、劇場のことまでわかりやすく教えてくれるバレエ入門絵本。ほほう、と楽しめる素敵な1冊。
気になる絵本があればお問い合わせくださいませ。(直)
2018年03月29日

まだサイトにはあげていないのだが、エフゲーニー・チャルーシンの伝記を入荷している。作品集ではないので文字数多目の読み物だけれども、収録されている絵の動物たちが大変素晴らしく、見入ってしまう。チャルーシンはその観察眼と写実性にとんだ表現で動物を描く画家の第一人者である。この書籍には、個人的に絵本で見たことのない絵も多く、チャルーシン再発見というか、あらためて動物を描くこととはどういったことなのかを考えさせられる内容なのではと思う。そこに描かれているのは生命の塊。生命の記録。生命が持つ緊張感と迫力が伝わってくる。たった一羽のひよこが歩いている姿から、生命力にあふれた喜びと、そして同時に小さな生き物としてのどうしようもない弱さ、はかなさも伝わってきて、うーむと唸ってしまう。

感動したのは、絵だけではない。自身の写真も収録されているのだが、エフゲーニー、ニキータ、ナターリヤと動物挿絵画家三代の写真は貴重だ。またチャルーシンとヴァスネツオフと、なんとレーベジェフ!が腕を組んで!!写っている写真もある。これらの写真が心を打つのは、芸術家として大変な時代を生き抜いてきた彼らの、やはり生命の記録でもあるからだろう。と思う。(直)
2018年03月28日

午後から絵本研究会。もちろんサモワールは大活躍。皆さんに喜んでいただけたようで良かった。小さなカップを使えば、小さなポットでも5人分対応できることがわかった。だんだん扱い方に慣れてきた。
そして、メンバーの方のご厚意で夕方から庭園美術館の「鹿島茂コレクション・フランス絵本の世界展」の内覧会というものにに同行させていただけることになった。庭園美術館はかなり久しぶり。まずはリニューアルされた館内を見て、ホールで鹿島茂氏のお話をうかがう。「コレクションとはクリエイション、創造行為である」「民衆に芸術の価値を見出させたのは絵本、挿絵本」という言葉が印象に残る。そして、絵本展へ。モンヴェルにうっとり。エレにわくわく。パランにふむふむ。ロジャンコフスキーにおやおや…とじっくり楽しみながら見ることができた。これが個人のコレクションとは…!フランス絵本って洗練されててきれい。色使いも優しい。何だか優雅な気分だぞ、って感じで外に出れば、ライトアップされた夜桜の景。ため息。
たっぷりと絵本に満たされた春の1日だったなぁと思う帰り道。感謝。(直)
2018年03月27日

今日は午後から打ち合わせのお客様。ではでは、とサモワールのスタンバイ。引き続き実験にお付き合いいただこうという魂胆(笑)。サモワールって案外保温性が高いこともわかってきたぞ。そんなこんなもありつつ、色々なお話をさせていただいた。

さて、国際アンデルセン賞が発表された。作家賞として角野栄子さんが受賞された。日本では5人目、作家賞としては3人目とのこと。何とおめでたいことだろう。
そして、今回は画家賞はロシア人作家が受賞している。何とおめでたいことだろう!多分、ロシアでは2人目なのではないだろうか。1人目はタチヤーナ・マーヴリナさんだ。イーゴリさんは、モスクワ工科大卒業。3年間モスクワ化学工業研究所に在籍し、79年からソユーズムリトフィルムでアニメーション制作の仕事をしており、後にアートディレクターに。86年からは並行して子ども向けの雑誌、書籍などに挿絵を描いてもいたけれど、2008年からは絵の仕事だけに絞り、最初から数えると最近までに80作品以上残しているようだ。カランダーシでは今まで作品を扱ったことはないのだが、新しい時代の画家として去年の講演会で紹介させていただいている。
幻想的であったり、シリアスであったり、不思議だったり、ちょっと不気味だったり…という要素もあったりする表現と特徴のある寒色系の色使い。独特のイメージの世界が評価されたのだろうと思う。今後の活躍にも注目していきたい。
画像の花は善福寺公園の諸葛菜と講演会の時のスライド。

国際アンデルセン賞画家マーヴリナの絵本
「わいわいきのこのおいわいかい」http://karandashi.ocnk.net/product/97
2018年03月26日

カランダーシの部屋にこのたび資料として4冊の絵本を寄贈いただいたのでご紹介したい。先日お邪魔した私の絵本の先生Mさんからだ。どの絵本も貴重で手に入りにくいものばかりだ。
1番大きいのはヴァスネツオフの「ロシアのお話」という画集で、もう表紙から素敵なのだが、中はお話、わらべ歌の代表的な作品やまたその生涯についての記述もある充実の内容。かなりの大判で絵の持つ力を感じられること、また紙がマットであることからその素朴な味わいを楽しむことができる立派な画集だ。1971年刊。
そして、その下の「三びきのくま」(偕成社)は、こちらのダイアリーでも以前紹介したのだが、今は(多分)絶版のレーベジェフ版。訳は内田莉莎子さん。熊の迫力や自然の描写など、リアルな表現が印象深く、レーベジェフの資料としても注目すべき絵本だ。私は図書館で借りて読むことができた絵本だ。1990年刊。
そして左上の丸木俊さんの「三びきのくま」(福音館書店)は、こちらも(多分)絶版。Mさんに教えてもらって初めて知った絵本だ。訳は瀬田貞二さん。印象深い水彩の表現で、熊は月の輪熊。主人公は赤いミニのワンピースを着ていて、名前がきんきらこ!。その独特の世界観が魅力だ。1977年刊。
そして、最後の1冊は、ロジャンコフスキー画の「MORE MOTHER GOOSE RHYMES」だ。ロジャンコフスキーは亡命ロシア人画家で、最終的にはアメリカで多くの作品を残し、コルデコット賞も受賞している。その生涯と作品については、個人的に興味を持っており、ブログ「ロシア絵本的日常」でも取り上げたりしたのだが、アメリカに行ってからの作品については、あまり知らなかった。でもMさんは、そのアメリカでの彼の作品を何冊もお持ちで!私は驚きつつご自宅で大喜びで歓声付きで見せていただいたのだが、その中からこの絵本をご厚意で譲っていただけることになったのだ。1958年!刊。

Mさんによると、今回いただいた絵本はどれもダブルでお持ちだったそうだが、それぞれに思いがあり物語があってMさんの元にやってきた絵本たちだ。それを簡単にいただいていいのか、ということはある。でも、カランダーシの部屋に置いておくことで、これらの絵本が活きれば嬉しいとのお気持ちをうかがい、それなら、ということでありがたく頂戴することにした。
どの絵本も普段中々目にすることができない絵本だ。カランダーシの部屋にいらして是非是非ご覧いただければと思う。っていうか見た方がいいですよ的な絵本たちだと思う。
そういえば、カランダーシの部屋は、家具を始め、見渡すといただいたものが多い。なんとありがたい空間なのか…あらためて感謝しなくてはと思う。
そして、それらを活かしてゆかなければなあと思う。ぼーっとしているように見えるが、そういう意識ではいるつもりだ。もちろんあらゆる意味でパーフェクトな、空間ではないし、いや、パーフェクトな空間って何だとも思うが、ロシア絵本、ロシア、絵本などというものに対する思いはそれなりにはこもっている空間なのではと思っている。そして、それは皆さんからお寄せいただいたお気持ちによるところは大きいのだ。

オープンルームにいらしてそのあたりも感じていただけると嬉しい。(直)
2018年03月25日

今日は近所の善福寺公園にお花見散歩。わが家のご近所はまだあと少しな感じなのに公園は満開だった。足元にも菫や諸葛菜、ヒメオドリコソウなども見られたし、一気に春気分。
さてさて、その後、カランダーシの部屋にお客様がいらした。画像のマトリョーシカ(ひとつ私が絵付けしたものも紛れているが)をご覧になるとおお!とおわかりなる方も多いかと思うのだが、マトリョーシカ界のレジェンド、某マツコさんの番組にも出られていたSさんがいらしたのだ。最初はわからなかったのだが、お話ししているうちに、ぱーっと脳内で情報が繋がってSさんだ!とわかった次第。昨日に引き続きまだ実験的要素の濃いサモワール茶会にお付き合いいただきながら、マトリョーシカ関連のお話をあれこれお聞きしたり、絵本のお話をさせていただいたり、お見せしたり、初対面にも関わらず楽しくおしゃべりをさせていただいた。東京滞在中のお忙しい時間の中、カランダーシの部屋を訪ねてくださったお気持ちは大変ありがたく、嬉しかった。もっともっとマトリョーシカのお話をうかがいたかったし、もっともっとロシア絵本のことをお伝えしたかった…という余韻。
そういえば、今日は窓を開けていても寒くなかった。優しい穏やかな午後だった。(直)
2018年03月25日

オープンルームありがとうこざいました。
今日はまずサモワールのあれこれを実験しようと思ってまずお湯を沸かしていたら、Nさんがちょうどいらしてくださっのでお付き合いいただいた。Nさんは関西方面にお住まいなのだが、ご主人が東京に赴任中なので時々上京されて、都合がつけばカランダーシにも顔を出してくださる。
さあ、お湯も沸いた!ということでまずは小さいポットに紅茶葉を多めに入れ、サモワールのてっぺんに乗せて蒸らす。サモワールのてっぺんには穴が開いていてそこから蒸気が出るのでポットは冷めない。時間を計り濃い目のお茶をカップに注ぎ、サモワールのお湯で割る。その濃さ加減は今回初めての茶葉だったので難しかったが、まあ何とかそれらしいお茶会はできたのではと思う。お茶のポットはご覧の通り、ピーター柄のウエッジウッド、英国製だ。小さいが、底がサモワールのてっぺんにすんなり収まったので、とりあえずは採用だ。英露のコラボも悪くない。かくして茶会は無事に終わり、Nさんとあれこれ絵本談義。
そして、その後、これは本当にありがたい話なのだけれども、Nさんには話の流れでカランダーシのソ連時代の絵本の中の数冊の和訳をお願いできることになった。ソ連時代の絵本については、日本語でわかるようにした方がいいという思いはある。翻訳の会でも少しずつは作業を進めているが、こうやって応援くださる方がいらっしゃると頼もしい。ボランティアということも承知してくださり、喜んでという言葉もいただき、恐縮ではあるがとても嬉しかった。お力添え誠に感謝だ。Nさんは翻訳してくださる絵本を選び、その足で帰路につかれた。
カランダーシの窓からよそのお宅の立派な桜が見える。東京は満開とのニュースだが、この辺りは例年通りでまだまだだ。できれば長くゆっくり楽しみたいものだ。(直)
2018年03月23日


今日はMさんのお宅にうかがって、とても楽しい絵本の学校のような時間を過ごした。先生はMさん。書庫=図書館にある絵本を見せていただきながら、色々なことを教えていただいた。実は私がMさんに絵本のことでご相談したことがあり、それに対してご親切にお忙しい中、参考になる絵本を用意して下さり見せてくださったのだ。見たことのない絵本ばかりで、知らない絵本の世界に目を丸くしながらページをめくる。メモを取る。その絵本の話をしながらまた新しい絵本の話が出てきて、その絵本があっという間に図書室から魔法のように運ばれてくる。なんという贅沢な時間!無人島に持っていきたいクラスの素敵な絵本が次々に出てくる。うーん。絵本っていいなぁ、素敵だなぁとあらためて思った。
画像は、絵本のサイズの話が出た際に見せていただいた小さなサイズの絵本たちだ。今日見せていただいた絵本は、今私が抱えている課題にとって得るものがたくさんあったのはもちろんだが、様々な絵本を手に取ることでたくさん刺激をもらうことができたと思う。特別授業をしていただいたMさんには本当に感謝している。今日のこの貴重な学び、情報、そして喜び!を今後のカランダーシの活動に活かしていけるように…と思っている。

そして、今週もあっという間に金曜日。明日は土曜日オープンルーム。ぜひ、どうぞいらしてください。(直)
2018年03月22日

ニコライ・ポクラド制作のロシア昔話お人形絵本を入荷した。素朴な雰囲気のお人形と手作り感溢れる背景が醸し出す懐かしい世界観。絵とはまた違った味わいが魅力だ。ひとつひとつの場面は全部違うお人形を作ったのかしら、と思って見ていると、そうでもなく、同じお人形が向きを変えたり、動きを変えたりして登場している。でもそのことが、人形劇としてのリアリティを感じさせてくれる。またイラストとのコラボレーションもあり、楽しい縁飾りと共にお話の場面とのハーモニーにも注目したい。知っているお話ばかりなのも嬉しい。(直)

初めての昔話http://karandashi.ocnk.net/product/264
2018年03月21日

先日、このサモワール大作戦の大詰め編をアップした後、何人かの方々から励ましや期待の声をお寄せいただいた。ありがたくそして嬉しく…感謝の気持ちをお伝えしたい。
あの後、蛇口の調整(多少の水漏れあり)などしなければならなかったが、水をたっぷり入れてお湯が沸くのかやってみた。コンセントをつないでしばらくすると、電熱線の周りに小さな気泡ができ始め、だんだん水が温まり出したのが実感できた時は、思わず ура!バンザイ! となった。お湯が沸くだけでこんなに嬉しいことが今だかつてあっただろうか。気泡が大きくなり、どんどん登ってくる。弾ける。それまで、ゴーッという音がしていたのが、コポコポとお湯の沸く音に変わった。温度を計る。100度。沸騰した。なんとめでたい。蛇口を捻ると沸きたてのお湯が強すぎず弱すぎずの塩梅で出てくる。いい塩梅のよい音がする。ああ、この音があの時代のロシアのお茶の時間の音だったのか、その音に妙に感動してしまった。
こうしてサモワールは蘇ってたっぷりのお湯を沸かしてくれた。
大作戦は嬉しいことに完結の日を迎えられたわけである。
※サモワール動画はこちらからhttps://twitter.com/ehon_karandashi/status/976469730159505408

実質的には、ほぼ夫が頑張ってくれた結果である。感謝だ。中々面白かったようだが、まさか人生でサモワールの修理に取り組むはめになろうとは、自分でもビックリといったところだろう。
今後は、サモワールのてっぺんで濃い目のお茶が入ったポットを温めておいて、それをお湯で薄めて飲む、という本来の使い方もやってみたい。家にある小さめのポットでやってみようと思っている。
最後になったがこのサモワールをくださったNさんにあらためて感謝をお伝えしたい。遠いロシアの国の文学や絵本の中でしか知らなかった生活文化の実際をこうやって体験できることは、とても意味のあること。大変ありがたいことと思っている。

さて、復活サモワールとのお付き合いはまだ始まったばかり。美味しいお茶をいれられるようになりたいものだ。楽しみながらカランダーシの部屋で活用していきたい。オープンルームの日にも色々実験?していこう思うので興味のある方はこちらも楽しみにいらしていただければと思う。(直)

画像はお墓参りの景。寒かった。

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