美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2018年01月25日


ロシア語の先生のお宅で手作りの出来立てホカホカのシャルロートカというりんごのケーキをいただいた。先生のお母様直伝のケーキだ。美味しい!優しく甘い家庭の味。レシピをうかがうと、材料は小麦粉と同量の砂糖、卵、りんごだけ。混ぜて焼くだけなのでとても簡単ですよ、とのこと。確かに。膨らまさないのでどっしりしているけれど、バターなど入ってないのでいくらでも食べられそうなあっさり感がある。何といってもりんごが沢山で嬉しくなる。ホント、りんご万歳ケーキだ。先生はお母様よりもりんごを余計に入れているそう。そういう臨機応変がきくところもいいな。きっと各家庭でまた色々なレシピがあるのだろう。なるほど〜。よおし。今度作ってみようかな。そういえば随分お菓子を焼いたりしていない。
ところで、今日はホットケーキの日だそう。なんでも日本最低気温が記録された日に因みホットケーキで温まろうというのが起源らしい。ピンとくるようなこないような。でも、ホットケーキではないけれど、まだ温もりのある出来立ての手作りのケーキをいただいたことで、ありがたいことに身も心もほんわかじんわり温まったのは事実だ。寒さで知らずにきゅっと固まっていたところがほころびる。プラス、糖分により脳も元気になり、忘れていた単語や活用がポンポン口から出てきて、新しい言葉がどんどん頭に入っては…残念ながらいかなかったけれど。そのあたりは先生ごめんなさい。ごちそうさまでした。(直)
2018年01月24日

屋根から雪が急に塊のまま音をたてて落ちてくる。地響きがする。足元だけではなくしばらくは頭上注意だ。
そんないかにも大寒らしい日々が続く1月。今月わが家では夫と娘の誕生日がある。同居していた亡くなった義母も1月生まれだったのでおめでたい月なのだが、一方義母は命日も1月。愛犬の命日も1月。喜びの日と悲しみの日が順ぐりでやってきて思い深まる特別な月だ。1年は12か月もあるのに1月にこうも色々集中しているのは何か意味があるのかもしれないけれど、よくわからない。なんてことを毎年思う。
画像はロシアのお祝いカードセット。生まれてきておめでとう!の気持ちが素直に伝わってくる誕生日のカードや男性が女性に花を贈る習慣がある国際婦人デーのためのカードなど。切手を貼って出しても、贈り物に添えても。
(直)

お祝いカードセットhttp://karandashi.ocnk.net/product/253
2018年01月23日

今日はお天気がよかったので雪は随分溶けた。でも引き続き凍結注意だし、ここから全部溶けるまで少しかかるはずだ。今日は気温は高めだったけれど、もしかしたらまた降雪なんてこともあるかもしれない。日本海側は今日も大寒波だし、なかなか厳しい季節だ。もう少し先の春の到来が待ち遠しい。
そんな気分にぴったりの1冊。マイミトゥーリチ画のの新しいマルシャーク詩集。見開きから優しい春の色。ページを開くと、ミトゥーリチの歌うような話しかけてくるような軽やかな、でも深い水彩画の世界が次々と現れてくる。ミトゥーリチはどんな筆を使ってどんな風に絵を描いていたんだろう。しかめっ面で描いてはいないだろうとは思っている。
(直)

マイミトゥーリチ挿絵「マルシャーク詩集」
http://karandashi.ocnk.net/product/252
2018年01月22日

午前中は霙のようだったのが、午後になり完全に雪になり、あっという間にあたりは真っ白な世界。幻想的できれいではある。でも一方でこれは大変。とにかく大変。色々大変。と雪に纏わるあれこれが頭を駆け巡る。思った以上に積もった今回の雪。まずは転ばないように気をつけよう。
こんな日は寒い季節の絵本やお話などを思い起こすが、その中でも特に寒さが身に染みるようなお話絵本を紹介したい。悪賢いきつねがおおかみを騙す「きつねねえさんとおおかみ」というロシアの動物民話だ。きつねは川に尻尾をたらしていれば魚が釣れるとおおかみに言う。言われた通りおおかみは尻尾をたらすのだが、やがて尻尾は凍りつき抜けなくなってしまう…というくだりがある。全くもってひどい話だ。今日みたいな日はこの酷さ加減を切実に感じることができる。かわいそうなおおかみ…。表紙にも雪が降っているが、背景の優しいピンク色に救われる。ラチョフ画。(直)

「きつね姉さん」
http://karandashi.ocnk.net/product/34
2018年01月21日

今の季節、手袋が落ちているのを見かけることは珍しくない。ポケットに入れたはずのものがはみ出てしまったのだろうか、本人は探しているのだろうか、などなど思う。
有名なウクライナの民話絵本「てぶくろ」は、その落ちている手袋に動物たちが次々と入ってしまう。ラチョフ画のものが有名だけど、他の画家のものもまた違った味わいがあって面白い。人気のブラートフ&ヴァシリーエフの絵は手袋の中の動物たちの暮らしぶりが本格的で笑ってしまうほどだ。食卓があり、ストーブがある。面白いのはストーブには薬缶がかけてあるのだが、蓋は外され、ティーポットが置かれている。そうか、サモワールがなくてもこうやれば機能はサモワールみたいだと感心した。そして、次のページで薬缶はそのままの2段重ねの状態で食卓に運ばれている。動物たちは民族衣装を着ていておしゃれだ。黒い背景が効いている。そんなふうに手袋の中に広がる暖かくて平和な空間がとても魅力的に描かれているのだ。
どうやら明日は雪が降るらしい。手袋は必携だ。くれぐれも落とさないようにしなくては。(直)

ふたつの動物のお話
http://karandashi.ocnk.net/product/152
2018年01月20日

オープンルームありがとうこざいました。
今日は今年初めてのカランダーシのクラブ活動のロシア絵本を訳そう会の日でもあった。今回の絵本は「кит и кот」。読み方はキート イ コート、意味はくじらと猫というお話絵本だ。少しずつ読み、訳していった。1文字だけ違う言葉のキートとコートが入れ替わり、クジラがお家で昼寝して、猫が海で泳ぐというあべこべが楽しいお話。私のロシア語の先生に聞くところによれば、とてもとても有名なお話だそう。アニメもありYouTubeで見ることができたので訳した後で鑑賞して、そこからまた訳を振り返ったり…とても勉強になった。
この会は、本当に自主クラブ活動みたいなもので、手探りのところもあり、また先生がいるわけでもなく、できる範囲で続けていってみましょう、という感じで行なっている。
さて、言葉遊びの要素が楽しいキート イ コートを読み終えて、ホッとひと息。お茶と、おやつとしてキットカットもお出しした。おやおや、あらあら、キットカットってキート イ コートと字面が似てるのでは?これぞ、狙ったように今日にふさわしいおやつなのではないかしら…!でも、そんなことを思ったのは、皆さんがお帰りになって随分しばらくしてからのこと。残念。(直)


2018年01月19日

カランダーシの部屋に先日本棚が増えたのだが、今度はテーブルを搬入した。テーブルも本棚も私の従姉妹の家の大改装に伴って譲ってもらったものだ。そして両方とも元々は共通の伯父の物だった。巡り巡ってこの度カランダーシの部屋にやってきた。今までは会議用テーブルを2台並べてクロスをかけてメインテーブルとして使っていて、それで不自由はなかったのだが、大きなテーブルのある景色はやはり素敵だ。ありがたいことだ。でも、搬入まで少し日数が必要ではあった。経年のシミやムラなどがあり表面を何度かサンドペーパーで磨き直しをしなければならなかったのだ。この作業はこれまたサモワール以降、磨きに目覚めた?夫が取り組んでくれた。
重くて重厚な北欧家具だ。おおいに活用していきたいと思う。(直)


2018年01月18日

はりねずみの絵本を入荷した。以前好評だった絵本のソフトカバー版だ。この絵本の中に出てくるはりねずみはロシアの野生のはりねずみ。日本でペットとしてよく飼われているヨツユビハリネズミとは違う種類になる。調べてみると、ロシアには少なくともヨーロッパはりねずみ、アムールはりねずみの2種類が生息しているらしいことはわかった。そして、この2種類はよく似ていているようだ。ロシアの絵本に出てくるはりねずみのイメージはこれらのはりねずみのイメージと思われる。そしてそのうちの一種、アムールはりねずみ。元々日本にはいなかったのだが、近年伊東市などで野生化して繁殖している。多県でも見られており、今のところ生態系への大きな被害などは見られないようだが、特定外来種に指定されており、要継続観察だ。
意外に身近に生息していた野生のはりねずみ。
彼らがどんなふうに生きているのか、この絵本が参考になるかと思うし、ロシア絵本の中のはりねずみたちのこともきっともっと親近感を持つようになるはず。動物が好きな方にもおすすめの1冊だ。
(直)

図鑑絵本「はりねずみ」
http://karandashi.ocnk.net/product/251
2018年01月17日

サモワール大作戦は、進んでいる。カランダーシにあるサモワールは本体の中の電熱線がひび割れており、それを交換しなければならないのだが、まず同じ部品は国も違うし時代も違うのであるわけもない。国内の電熱線メーカーが同じようなものを作っていれば、との思いで探すもやはりサイズ的にぴったりのものはなく、作ってもらうということになった。私は全く知らない分野なのだが、そういうメーカーさんは結構あるらしい。それから夫は図面を書き、目星をつけたメーカーさんに依頼に行ってくれたのだが、嬉しいことに希望通りのものを作ってくれる話はついたそうで、今見積もり待ち状態なのである。全くオリジナルでサイズなど希望通りにしてくれるらしい。電熱線は心臓部。これができてくれば、サモワールに再び命宿る感じだろうか。そうなるといいな。と思っている。
画像の絵本は、ソビエト時代のサモワールの絵本「イワン・イワヌィチ・サモワール」ハルムス作。お湯を沸かしたサモワールのもとに家族が次々とやってくる。サモワールの活躍ぶりがわかる。(直)
2018年01月16日

昨晩はドラマの「海月姫」を見た。原作を最後のほうの数巻を残して読んでいて、どんな感じなのかしらと思って見てみた。1回目だけだから何とも言えないけれど、かなりテンポよく話が進んでいる。個人的には特に花森さんという政治家の運転手さん役を要潤さんが演じているのが、なるほど〜という感じで印象に残っている。
さて、このたびビリービンのオペラのための衣装画のポストカードを入荷した。どの衣装も豪華で細かいところまで凝っていて、そしてとにかく美しく見飽きることはない。衣装の実物はもうどこにも残っていないのだろうか。あれば見てみたいと思うのだが。
服飾のデザインは挿絵とはまた違うジャンルだと思うが、ビリービンの場合は双方がよい影響を与え合っていたといたのだなぁと納得させられる。
ところで、ネタバレになってしまうが、海月姫はそれこそ今後服飾デザインがテーマになってくるはずだ。原作のデザインが忠実に再現されるのか、それとも…。そのあたりも注目したい。(直)

ビリービン舞台衣装画ポストカード
http://karandashi.ocnk.net/product/250

2018年01月15日

本を送る際に厚みを計る必要がある場合がある。その際私は縦長の金属製の嘴で両方から挟んで計測するちょっと重量感のある器具を使っていたのだが、このたびその名前を初めて知ることとなった。その名はノギス。このノギス、夫の物だったのだが、もう何年か前に借りてそのままずっと使い続けていた。しかし、先日のことである。その夫が何か探し物をしているので何を探しているのかたずねたら、ノギス、と言う答え。???何、それ?と聞くと、返ってきた答えが、物を挟んで計測したり、また内寸を測ったりする金属製の目盛りのついたもので…との返事。それで、ああ、知ってる、私ずっと使ってた、ということになった。夫は私に貸したことは忘れていて探し回っていたらしい。ノギス。変な名前だ。何語かと思ったら、ドイツ語で、ノニウス(副尺の意)が日本に入ってきて訛ってノギスとなったらしい。海外では通用しない日本語だそう。私の場合、ノギスという名をら知らずに今まで生きてきたけれど、特に不自由はなかった。これは恥ずべきことなのか否か、よくわからない。
このノギス。私はひたすら本の厚みを、しかも規定をオーバーするかもしれない時のみに測っていたのだが、もっともっとこの器具本来の活用範囲は広く、そしてかなり精密な単位まで計測できるとても優れた計測器だったわけであって…。その時夫はサモワールの内寸を正確に測りたかったらしい。そして、後日。私は100均で買ってきたプラスチックの軽ーい、その名もホビーノギスなるものを渡され、金属製のノギスの返還を要求されてしまうわけである。まあ、ホビーノギスでも仕事的に支障なしではあるので交換は成立した。
やっと名前がわかったのに別れなくてはならないなんて何だかちょっとだけ複雑ではある。随分活躍してもらったので。
さよなら、本格的で立派だったノギス。お世話になりました。(直)

画像は今カランダーシの商品の中で一番厚いミトゥーリチの画集。好評につき再入荷しました。
http://karandashi.ocnk.net/product/233
2018年01月14日


新春気分がまだ残る銀座。楽しみにしていたフェルト人形作家のすずきゆきこさんの展示会が教文館のエインカレムで開催中なので娘と出かけてきた。
今回は絵本の中のどうぶつたちというテーマなのでいつも以上にワクワク期待していたのだけど、それぞれの絵本の世界観を伝えてくれるのと同時にすずきさんの作られるどうぶつたちはそれぞれにオリジナルの個性もしっかり醸し出しているので、何 だか新しいネクストストーリーを語り出しそうなたたずまいを見せてもいたり、想像力を刺激させられる作品が多くて、とても見応えがあった。いつもすずきさんの作品には物語性を感じていて、そこに魅かれてきた。今回の作品展は、ある特定の絵本の絵やお話、世界観などについての見る人との共感性は前提としてありつつ、広がりや深まりも含めたまた新しい物語性を感じさせてくれてとにかく見ていてとてもたのしかった。
すずきさんの作品は、具体的には人形本体の造形が素晴らしくて魅力的なのはもちろんなのだけど、衣装や小物、装置の作り込みが創意と工夫に満ち満ちていて、その辺りにも毎回痺れてしまう。
そして、すずきさんの作品とロシア絵本の中でもリアリティのある動物たちの絵との親和性は前からあるなぁと思っていたのだけど、今回メインに展示されていた「てぶくろ」を表現した作品については、私にとっては好きなもの同士の夢のコラボ過ぎて…ただただ感動を胸に頬ゆるませつつ拝見させていただいた。
すずきさんと久しぶりにお会いしできたのも嬉しく、年の初めにこの作品展に来ることができ本当にありがたい1日だった。(直)

この作品展は水曜日まで。
画像 は許可をいただいて掲載させていただいた。1枚目は和光のショーウィンドウ。

すずきゆきこさんポストカード
http://karandashi.ocnk.net/product-list/8




2018年01月13日

こんにちは。オープンルームありがとうございました。
新入りの本棚はもうすっかり部屋に馴染んだように見える。新入りだけど、新品ではない。親戚からもらったものだ。大きな本を入れられるのでありがたい。
さて、1月なのでロシア語の勉強を始めた方もいらっしゃるのでは。まずは楽しみながらアルファベットが覚えられるチェブラーシカのアルファベットワークブックをご紹介したい。文字を書きこめるし、塗り絵もできる。そしてシールもたくさんついている!もうひとつは言葉を覚えるワークブック。チョキチョキ切って使う。子ども用のものだけど、大人だって楽しいのは大事。オススメだ!(直)
2018年01月12日

寒い。センター試験の頃って本当にいつも寒い。雪も大変だし、風邪、インフルエンザも流行中だし、人ごとながら気を揉んでしまう。
そんな極寒の週末だが、明日は今年最初のオープンルームだ。実はこのお休みの間に本棚がひとつ増えたのにともない、部屋全部の絵本の整理をして、勢いでメインの台もえいっとディスプレイを変えてみた。絵本がすこしでも見易くなったと感じてもらえれば嬉しいのだけど。
新入りの本棚にはソビエト時代の絵本を並べている。今までよりは手に取りやすいのでは、と思う。
今後も柔軟に考えていこうと思う。

というわけで、今年もオープンルームをよろしくお願いいたします。(直)
2018年01月11日

ロシア語のレッスンが終わった時、先生にさようなら、ありがとうございました、などの挨拶をするのだが、その際、チャオ・カカオという謎の言葉も言い合っている。これは以前別のロシアの人に教えてもらった言葉で「さよならっていう意味でロシア人は使っている。ロシアの人に言うと喜ぶよ」と教えてもらったのだ。早速先生に言ってみたら喜んでいただけたので以来ずっと使っている。ただ、チャオは挨拶の言葉として、まあわかるけれど、カカオがどんな意味を持つのか先生もそれを教えてくれたロシアの人もわからないと言う。本当は深い意味があったりしないのかしら。まあ、何だか楽しい言葉なのでこれからも使っていきたい。
ところで、チャオというと、私などはキャンディーの名前を思い出す。でも、どういうわけか、家族の中でこのキャンディーの名前を知っているのは私だけだった。かなり有名なキャンディーだと思っていたのだけど、そうでもないらしい。調べたら、1964年に発売開始なのだけど一旦製造が終了しており、今出回っているのは復刻版と銘打っているとのこと。へえ、全く知らなかった。そういえば、このキャンディーは中にチョコレートが入っている。これって、まさに、チャオ・カカオ的な世界観だけど…ロシアの謎の挨拶との関連はないと思う。
チャオ・カカオはサクマ製菓のお菓子。サクマといえば久しぶりにいちごみるくを食べたくなった。最後に食べたのはいつだろう。思い出せないくらい前だけど味はしっかり覚えている。
ちなみに画像と文の内容は関係はない。(直)

「チュコフスキーのお話集」収録されている「アイボリット先生」は優しいお医者さん。病気の動物たちにチョコレートを与えます。http://karandashi.ocnk.net/product/215
2018年01月10日


東京は日中晴天だが風が強かった。2日連続で庭の物干し台が倒れた。今日は西日本でも雪のニュースを聞いた。
カランダーシの部屋には今、雪や冬関連の絵本を並べているのだが、その中にある中谷宇吉郎さんの研究紹介とたくさんの雪の結晶の写真が収録された「天から送られた手紙」(プロセスアート)を久々に手に取った。雪は天からの手紙である、とは中谷さんの言葉。雪の結晶に魅せられ、世界で初めて人工雪を降らすことに成功した中谷さん。美しい結晶の写真と解説の言葉がそれこそ雪のようにすっと胸に溶け落ちる感覚があるのは、実験物理学者である中谷さんが雪を「手紙」と表現したからこそなのだろうなどと思う。中谷さんの随筆を読んでみたくなった。
現在、中谷宇吉郎雪の科学館では雪のデザイン入選展を開催中であり、また中谷さんの次女の芙二子さんが銀座のメゾン・エルメスで霧のアート展を開催しており、こちらには宇吉郎さんの研究資料の展示もあるそうだ。
まさに、雪の季節ならではの催しだ。
さて、明日も局地的に大雪との予報が出ている。
雪のことが気にかかる日々が続く。(直)
中谷宇吉郎雪の科学館
http://kagashi-ss.co.jp/yuki_event/
銀座経済新聞
https://ginza.keizai.biz/phone/

雪の結晶が出てくるロシア絵本
http://karandashi.ocnk.net/product/128
2018年01月10日

先日くまのパペット人形を洗って干した。逆さまに干していたので知らずに見た娘がびっくりしていた。
これは以前他のお人形たちと一緒にいただいたもの。でもソビエトのものではなくアメリカ製だ。他のものと作りもテイストも違うのでとりあえずソ連のお人形たちだけを飾っていたのだが、このたび登場を願うことにした。お天気もよかったのでよく乾いてくれた。
熊はロシアの動物のお話の中でかなりマストな存在だ。よく出てくる。なので、やはりお人形の仲間にも熊がいた方がいいと思ったのと、この熊ちゃんはお手入れがしやすそうなので、手軽に遊べそうなところがいいなと思った。そんなわけで、よろしくね、熊ちゃん!的な気持ちでいる。(直)

チャルーシンの動物の絵本http://karandashi.ocnk.net/product/248

2018年01月08日


暮れにサモワール茶会に招いていただいてとても嬉しかったことをここにも書いた。サモワール…ロシアのちょっと昔のお茶のための湯沸かし器。実はカランダーシにも昨年Nさんからいただいたサモワールがある。中の電熱線が破損していてお湯を沸かすことは出来ないので資料としてということでいただいた物だ。以来、カランダーシの部屋にいらした方々には素敵なコゼーと一緒に紹介させていただいている。それだけでも大活躍なのだが、この度、再びお湯を沸かすことができないかというチャレンジがスタートすることになった。とはいっても私の発案ではなく、夫の提案だ。元々物作りには腕に覚えありで、カランダーシの部屋の本棚の一つは手作り。他にも床貼りから壁紙貼りに始まり、色々活躍してもらっているのだが、電気関係も得意分野。何とかなるかもしれない。と言い出してくれて、まずは金属磨きでくもっていたサモワールのボディを磨き出した。すると、見違えるようにぴっかぴかに。これは期待できるかもと思えてきた。続いて分解が始まり…。さて、肝心の電熱線関連は修理交換は可能なのか、果たしてもう一度お湯を沸かすことごできるのだろうか。計画は鋭意?進行中だ。さあ、どうなるのか。期待と不安と混じり合う心持ちでいる。経過はまたこちらで報告していきたい。(直)

さあ、大変!サモワールが脱走する絵本
http://karandashi.ocnk.net/product/103
2018年01月07日

わが家のリビングのひとつの壁には以前知人から頂戴した犬の系統図が掛けてある。見ていると、国の名前を冠した犬が結構いる。アメリカン何とかベルジアン何とかなどだ。
ロシアは、どうだろうと探してみると、ロシアントラッカーという結構カッコイイ名前の犬がいる。(この表の表記はラシアンだけど、ここではロシアントラッカーと表記する)。結構系統的には元祖的な位置に君臨?している。へぇとどんな犬なのだろうと思ったら、すでに絶滅しているそうで残念だ。でも、なんと系統図を辿ってみると、点線繋がりながら世界的にも広く知られ愛されているあのゴールデンレトリバーに繋がっているのが興味深い。ちょっと調べたら、ゴールデンは一般的に英国原産とされているけれど、そのルーツは定かではないようだ。スコットランドのトゥイードマス卿という人が生み出した犬種との説が有力ともあるが、英国に渡ったロシアのサーカスにいたロシアントラッカー犬がルーツ、という説もあるようだ。個人的にはこちらの説を応援したい。根拠は何もないけれど。
それはそれとして、ロシアには、かつてロシアントラッカーというオオカミからヒツジを守っていたといわれるとても大きなゴールデンレトリバーに似た犬がいたことは覚えておこうかなと思う。(直)

参考にした絶滅した犬たちのサイト
https://ailovei.com/?p=71982


カランダーシの犬の絵本
http://karandashi.ocnk.net/product/240

2018年01月06日


実は今、カランダーシの部屋の書棚を整理中で、とぎれとぎれで取り組んでいるので中々終わらずにいる。書棚にはロシア関連だけではない絵本や、とくに縛りなくこの部屋の棚に入れたいと思った本もいれているのだが、その中から戌年ということで「戦場の犬たち」(ワールドフォトプレス)をご紹介したい。文字通り戦争に連れていかれた犬たちの記録写真の本だ。ドイツ、フランスが先駆けとなり第二次大戦ではアメリカやイギリスが多くの犬を軍用犬として戦場に連れ出している。その実際の様子がモノクロ写真で紹介されている。軍用犬だけではなくマスコットとして飼われていた犬もいる。ただ、ただ共にいる人を信頼して疑わない犬のまっすぐな瞳の輝きが胸に残る一冊だ。お正月なのにちっともおめでたい本ではないけれど、犬の本といえばこの本というところがある。
それにしてもこの本、どこで買ったのかいつ買ったのかはっきり思い出せないでいる。10年前の発行だから、その頃は愛犬と暮らしていたなぁと思う。犬と暮らしていたことは、色々大変なこともあったけれど、人生の中でも幸せなことだっと思っている。(直)
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