美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2017年10月21日

今日は雨降りの中、予約を入れてくださっていたお客様がいらした。絵本を見ていただいたり、一緒にロシアのお話をさせていただいたり、楽しい時間を過ごさせていただいたのだが、ソビエト時代の絵本を見ていただいている時に印象深い反応をいただいた。それは、「あ、ソ連時代の匂いがする」というものだった。一緒にいらしたもうひとりの方も同意していらしたと思う。それはどういうことかというと、かつてその方が経験した、ソ連時代のソ連から持ってきた、あるいは送られてきた物と同じ匂い、ということらしい。例えばチョコレートの包み紙がこんな匂いだったという。だとすると、紙の匂いか、あるいはインクの匂いか、あるいはその両方混ざった匂いなのかもしれないと思うがどうなのだろう。ちょっと驚いたのは、絵本の匂いが、当時と今と同じ匂いだということだ。環境的に何か染み付いた匂いなどではなく純粋にロシア時代の物の匂いというものがあって、それが今も残っているということなのだ。
その方は、何度も絵本の匂いを嗅いで懐かしいとおっしゃっていた。
くん。くん。後で私も嗅いでみた。確かにほんのり独特の匂いがある。これがソ連時代の匂いなんだ、と思うと何だか感慨深かった。
来週のオープンルームはマトリョーシカ絵付け講座のためお休みです。(直)

【募集中】
いよいよ来週開催です!
伝統的マトリョーシカ5個組絵付け講座
http://karandashi.ocnk.net/product/222

2017年10月20日

冷たい雨。吉祥寺では心配な事故。そんな中ですが、明日はオープンルームです。
新しい親指姫の絵本を入荷している。お姫様はちょっぴり丈の短いお洋服を着ている。夏場は素足に赤い靴。冬はどうやらタイツを履いて木靴を履いている。なかなかシックな装いで素敵だ。王子様のボブカットも攻めている。そして、モグラもおしゃれなマフラーをしている。めがねのフレームは黄色だ。
でも、このモグラの造形だけど、これはロシアのモグラではない。ロシアにはロシアデスマンという固有のモグラが生息していて、鼻がとんがっていて長い。主に川辺などに住んでいて、水中で魚を捕ったりもする。かつては立派な毛皮狙われ、いまは開発などの環境破壊により随分と数が減っているようだ。ということをネット情報で今日知った。
貴重な毛皮を持ち、泳げるし、身体も大きい。ロシアデスマンはなかなか頼れそうなモグラだ。尻尾だって長い。小さいけど目もちゃんとわかるようについている。もし、このお話の中のモグラがロシアデスマンだったら、親指姫は反応が違っただろうか…まあ、そんなことはないか。
ロシアデスマン。ロシアの大地でたくましく生き延びていってほしい。(直)

親指姫 http://karandashi.ocnk.net/product/227

いよいよ来週開催です。
10/28はセミョーノフスタイルのマトリョーシカ絵付け講座のみ参加者募集中です!
http://karandashi.ocnk.net/product/222

2017年10月19日

チュコフスキーのお話で「でんわ」というのがある。主人公の「ぼく」のところに、チョコレートをほしがるぞうや、革靴を食べてしまったワニ、てぶくろをおくってほしいといううさぎ、などなどから電話がかかってくる。最後に沼に落ちたカバくんの救助要請の電話があり…というにぎやかなお話だ。日本語訳の偕成社版のオシトローフの絵の絵本を見ると、電話は旧式のダイヤル式だ。そう、昔はダイヤル式の電話だった。指を番号の穴に差し込んで回す。ダイヤルが戻る、そのもどかしさが何とも懐かしい。
カランダーシで入荷したチュコフスキーのお話集の中にも「でんわ」は収録されていて、絵はコナシェービチだ。そして今回両方を見比べて気付いたことがある。ダイヤルの穴が5つしかないのだ。最初、日本語版でそう思って、でも、それはきっと単純に略して描いているのだろうと思ったけれど、コナシェービチの方でもはっきりと5つの穴だ。一応社会主義リアリズムの時代の絵本だし、単純に素直に考えると当時5つ穴のダイヤルが存在していたのでは、ということになるかなと思うけれど、いやいやまさか、ではある。それで、ちょっと調べたみたけれどよくわからない。あ、今日会った人たちに聞いたらよかったのかもしれない。と今思う。でも、すっかり忘れていた。残念。(直) 

10/28はセミョーノフスタイルのマトリョーシカ絵付け講座のみ参加者募集中です!
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2017年10月18日

オープンルームに来たTさんに紹介していただいた絵本2冊「リンドバーグ 空飛ぶねずみの大冒険」「アームストロング 宙飛ぶねずみの大冒険」(いずれもブロンズ新社)。作者(文と絵)はトーベン・クールマンだ。それぞれ、飛行機を作りリンドバーグよりも前に空を飛ぶねずみと、ロケットを作りアームストロングよりも前に月へ行くねずみの話の絵本だ。1冊目の「リンドバーグ」を作ったのは作者が大学生の時だそう。若い。小さいねずみに自分を重ねているところもあるのだろうか。そもそも地面をちょろちょろしているねずみに空への夢を持たせる発想がユニークだ。荒唐無稽かもしれないチャレンジに小さなねずみが果敢に取り組む姿が共感を呼ぶのだろう、人気がある絵本のようだ。先日行った大きな書店では目立つところにディスプレイされていた。小さなねずみの大志、空への思いは眩しく、尊いと思った。
実はカランダーシの部屋にも飛ぶねずみがいる。すずきゆきこさん作のフェルト人形だ。彼はずーっと飛び続けているのだが、それはあくまでも「なりゆき」で、大志はないようだ。(直)

10/28セミョーノフスタイルのマトリョーシカ絵付け講座のみ参加者募集中です。
よろしくお願いします!
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2017年10月17日

昨日はEテレの「グレーテルのかまど」という番組を初めて見た。ディックブルーナが愛したバター・クッキーを取り上げるのを知ったからだ。お菓子の背景を知り、実際に作ってみるという番組。終始ほんわかしていた。ディック・ブルーナが欠かすことのなかったというクッキーはシンプルでとてもおいしそうだった。
ブルーナといえば、気になることがある。今年2月に亡くなった後2冊の翻訳絵本が出版されて、久しぶりにブルーナ絵本を購入した。そのうちの1冊が「ふなのりのやん」(福音館書店)という絵本で、やんが航海に出てエスキモーの人たちに会い、食事をごちそうになり、また航海に出るというお話だ。
やんをオランダの人と考えれば、グリーンランドに着いたのかな、と思うけれどわからない。実はロシア、シベリアにもエスキモーの人たちがいて、古い動物昔話を知ってから少し関心を持っている。でも、知り合いのロシアの人に聞いてもあまり興味を示さないし、知らないとも言われる。そういえば、昔よりエスキモーの人たちのことが話題になることはなくなっているかと思う。それは生活の近代化が進んだとこも関係しているだろうか。
そんな中、なぜ、ブルーナは最近になってエスキモーの人たちの絵本を作ったのだろう。絵本の中の彼らは「昔ながら」の生活をしているように見えるがどうなのだろう。このお話自体が昔設定なのだろうか…。
前述の番組の最後に、ブルーナカラーの中の黄色は幸せの色だと言っていた。バター・クッキーの色だ。
そして絵本のエスキモーの人たちの皮膚の色も黄色だ。
明るく、温かい黄色。優しい笑顔が印象的だ。(直)

10/28はセミョーノフスタイルのマトリョーシカ絵付け講座のみ参加者募集中です。
よろしくお願いします!
http://karandashi.ocnk.net/product/222
2017年10月16日

ラチョフの描くうさぎは、うさぎの特徴をよくとらえていると思うのだが、この表紙のうさぎは表情も豊かでしっかり前歯も見えるよう描かれている。なかなか立派な歯だ。ちょっと調べたら、うさぎの歯は28本あって、永久歯は生涯伸び続けるのだそうだ。自然界のうさぎたちは硬いものをかじるので大丈夫なのだが、飼っている場合、柔らかいものばかり食べていると、どんどん伸びてくるらしい。前歯はそれでも気付くけれど、こわいのは奥歯がのびていた場合、自らの口内を傷つけ、命にもかかわってくることになるのだそう…とネット情報にあった。
小さい頃うさぎを飼っていたのだけど、そういう心配をした記憶がない。木の小屋で飼っていたので、そういえばかじっていたような気もするし、その頃はうさぎ用の餌などなかったので、野草、人参やじゃがいもやキャベツの芯なども与えていたから大丈夫だったのだろうか。
そうなのか。うさぎの歯は伸び続けるものなのか。人生は知らないことばかり。それを知った上でこの表紙のうさぎを見ると、この歯は良い感じの長さと強度なのかもしれないな、と思えてきた。(直)

自慢屋うさぎhttp://karandashi.ocnk.net/product/226

10/28はセミョーノフスタイルのマトリョーシカ絵付け講座のみ参加者募集中です!
http://karandashi.ocnk.net/product/222
2017年10月15日

高円寺で開催された自由芸術大学「ロシア革命100年 ソ連のアンダーグラウンド・アート」に参加してきた。講師はナディア・コズリナさん。社会主義リアリズムの時代の前衛芸術家4人の活動にに焦点をあててのレクチャーだった。絵本的文脈からいえば、やはりエリク・ブラトフについての話が印象に残った。ブラトフはヴァシリーエフという画家と共にシンデレラや眠り姫などの挿絵を描いており、その作品はとてもロマンティックでカランダーシでも人気がある。しかし、それは食べていくためのあくまでも仕事としての取り組みであり、自ら希求する芸術表現は全く違うもの…そこまでは知っていたけれど、半年間その仕事に従事した後、2週間ほど休んで頭を切り替え、半年間は前衛芸術に没頭していた、という話はちょっと生々しかったし、絵本と今回初めて見たブラトフの本来的作品のギャップはなかなかのもの。そうか。そうなのか。と、まあ驚きもしたけれど、前衛芸術家としてのブラトフの作品も面白くて魅力的だ。他の作品も色々見てみたいと思った。
一気に50~90年代の話をまとめて聞くことができたのはよかった。この時代はもちろん今後も注目していきたい。(直)

10/28はジェット・マロース絵付け講座と親睦会は定員に達しました。ありがとうございます。
引き続きマトリョーシカ絵付け講座は参加者募集しています。よろしくお願いいたします!
http://karandashi.ocnk.net/product/222


2017年10月14日

オープンルームありがとうございました。ネットショップでお買物をしてくださっていた方が訪ねて来てくださったりなど、ツイッターで見かけて、という方が来てくださったり、足を運んでくださる方に感謝。カランダーシの部屋は普通の家屋の2階にある。いわゆるお店と思っていらした方は驚かれるようだ。申し訳ない。部屋の正面テーブルにショップで扱っている商品が置いてあり、周りにある2つの本棚のひとつには資料の絵本や関蓮書籍など、もうひとつの棚にはソビエト時代の絵本や大きめの関蓮書籍が入っている。本棚の本は自由に見たり、読んだりしていただく閲覧用だ。テーブルの一部に、座って絵本を広げて読んでいただけたら…と思っているスペースがあるので、そこでゆっくりとページをめくっていただければと思う。低いテーブルもあるのでカーペットに座っていただいてもOK。
今まではまずは冷たいお茶をお出ししていたが、今日からは最初から温かいお茶をお出ししている。ゆっくり絵本をご覧いだたければ幸いだ。 (直)

【10/28のご案内】参加者募集中!
サンタ絵付けと親睦会は残席ひとつになりました。
講師=マトリョーシカ専門職人デニス先生
①ジェット・マロース絵付け
②マトリョーシカ絵付け
③マトリョーシカのレクチュアートーク&親睦会(カフェ・ロシアさんの軽食付)
http://karandashi.ocnk.net/product-list/19
2017年10月13日

10/28のマトリョーシカデイの第3部のデニス先生のトーク&親睦会だが、夕方~夜の時間なので軽食をお出しする。やはりロシアの民芸品のイベントなのでロシアの食事を皆でいただく方がいい。そこで、先日吉祥寺のカフェロシアさんへ行って相談をしてきた。まず、ピロシキとボルシチはお出ししたいと思っている。ボルシチは、お鍋ごとお店から運んで、こちらで温めてお出しできれば…と考えている。軽食仕様なので量的にはお店でお出しするより少なくなり、容器も簡易的なものにになってしまうと思うが、温かいもので和んでいただければ幸いだ。あとはどんな感じになるのか、これからまたつめていきたい。当日はデニス先生のマトリョーシカトークをこの軽食とお茶、お菓子で盛り上げたいと思っている。今回はなんといっても初公開のセミョーノフのマトリョーシカ工場の様子のスライドなど、なかなかにレアな内容の親睦会になることは必至。是非、ご参加ください。
画像はお店でいただいた場合のたっぷり仕様のボルシチ。とお店の外壁。「わいわいきのこのおいわいかい」の宣伝もしていただいている。お世話になっているお店だ。
そして、明日はオープンルーム。1週間は早い。(直)

【10/28のご案内】参加者募集中!
講師=マトリョーシカ専門職人デニス先生
①ジェット・マロース絵付け
②マトリョーシカ絵付け
③マトリョーシカのレクチュアートーク&親睦会(カフェ・ロシアさんの軽食付)
http://karandashi.ocnk.net/product-list/19
2017年10月12日

ロシア語の先生と話していて、アイロンの話になった。そして、アイロンをかける、という動詞(гладить)は、なでる、さするという意味でも使う。という話になった。先生はお子さんが小さい時、甘えて「頭をなでてほしい」と言ってきた時に、わざと「頭にアイロンをかけてほしいの?」と言ってからかっていたらしい。微笑ましい話だ。それを聞いて、逆に「アイロンをかけてほしい」と言って来た時に「なでてほしいの?」と言って頭でもなでてあげる、というのもいいな、と思った。
先生とのレッスンでは、ソビエト時代(1972年)の子どもの教科書も使っていて、挿絵がたっぷりなのが嬉しいということは以前書いた。その他に、当時の暮らしの様子が分かるというのもいいなと思っている。このページでは、ほほう。お父さんも一生懸命真面目に掃除に取り組んでいるなぁなどと感心したりする。
それにしても、今日は外出時に暑くてぐったりしてしまった。でも、明日からはぐっと寒くなるらしい。すでに家族のひとりは風邪をひいている。体調に気をつけたい。(直)

【10/28のご案内】参加者募集中!
講師=マトリョーシカ専門職人デニス先生
①ジェット・マロース絵付け
②マトリョーシカ絵付け
③マトリョーシカの貴重なお話を聞く親睦会
http://karandashi.ocnk.net/product-list/19
2017年10月11日

画像は、子ねずみが迷子になる絵本。絵はドミトリー・ガルローフ。最後はお母さんに会えるのだが、どんなにか不安だっただろうと思う。遊びに夢中になっていつのまにか迷子になってしまったネズミの子は悲しくて泣いてしまう。
迷子といえば、以前お勤めをしていた頃の事。お昼休み一人で会社の周辺を探索かたがた歩いて、通りの奥にある小さな公園、変な形の家、立派なバラのアーチなど発見しては自分なりの脳内探検地図を作るのを楽しんでいたのだが、調子にのってどんどん歩いていて、一度、ある路地に迷い込んでしまい「え、ここはどこ?」となったことがある。帰ろうとして角を曲がっても知らない景色が広がっていて焦った。何とか元の道に戻ってきた時には随分とほっとした。時間的には短いものだったと思うのだが、どうしよう…という心細い気持ちは今でも覚えている。
あの場所は一体どこだったんだろう。(直)
「迷子のねずみちゃん」http://karandashi.ocnk.net/product/132

【10/28のご案内】参加者募集中!
講師=マトリョーシカ専門職人デニス先生
①ジェット・マロース絵付け
②マトリョーシカ絵付け
③マトリョーシカの貴重なお話を聞く親睦会
http://karandashi.ocnk.net/product-list/19
2017年10月10日

最近ニュースでカメムシが大量発生して困っているというニュースをちらっと見たような気がする。大変なこと、と思ったが、常時大量のカメムシと暮らさざるをえない地域もある。ということを福音館書店のたくさんのふしぎ「わたしたちのカメムシずかん」を読んで初めて知った。岩手県葛巻町にある中学校は体育館を掃除するとゴミ袋4つ分もカメムシがとれると書いてある。うーん。カメムシは臭くてやっかいものだ。
でも、そんなマイナーイメージしかないカメムシを前述の中学校の隣の江刈小学校では宝物にかえてしまったというのだ。それは、校長先生の「あら、カメムシといってもいろいろな種類があるのね…」という気づきから始まり、全校生徒を巻き込んでのカメムシ探し、種類調べ、図鑑作り、に発展し、監修を頼んだ東京のカメムシ研究者を動かし…と一大プロジェクトに発展する。この絵本にはその過程がまとめられており、カメムシのこともよくわかる内容となっている。この絵本は小学校が監修を依頼したカメムシ図鑑の出版社の方からいただいだ。活動のあらましは知っていたが、このたびその実際がよくわかった。
まずは、校長先生の小さな気付きと行動力が素晴らしいと思う。子どもたちの探す、集める、調べるパワーを引き出して、きちんとまとめて導いている。素敵な先生だ。
さてさて、私も少しはカメムシについて詳しくなった。でも、カメムシの臭いはコリアンダー(パクチー)の臭いと同じということは知りたかったような、知りたくなかったような…。(直)

ご案内
◆10/28ジェット・マロース&マトリョーシカ絵付けと親睦会
http://karandashi.ocnk.net/product-list/19
2017年10月09日

今日夕で終了した「きのこ展」。今年も好評でたくさんの人出があったようで何より。今回は「わいわいきのこのおいわいかい」のパネル展示があり、カランダーシにとってはとても意義深いイベントだった。パネルをご覧になった方は、きのこの特定の難しさ、ロシアときのこの深い関わり、またマーヴリナのきのこ描写の正確さなどなど色々感じてくださったのではないだろうか。そして、きのこって面白いと感じられたのではないだろうか。
カランダーシとしては、発行した絵本が、このような形できのこ絵本として認められ、研究対象として選んでいただけたことはとても光栄なことで、何というか大きな励ましをいただいた心持ちだ。
先日同展にうかがった際には、たくさんのきのこの展示や園内きのこ案内への参加でき、濃くて深いきのこ体験をさせていただいた。特に絵本の中のきのこを実際に見ることができたのは収穫だった。
そんなあれこれも含め名残惜しい「きのこ展」だが、先日の朝日新聞に引き続き読売新聞の茨城版にも記事が出たとのことで連絡をいただいた。写真には「わいわいきのこのおいわいかい」が写っている。
感謝、感謝。(わいわいわい!)(直)
ご案内
◆10/28ジェット・マロース&マトリョーシカ絵付けと親睦会
http://karandashi.ocnk.net/product-list/19


2017年10月08日


セミョーノフはニジニ・ノヴゴロドの北東に位置する古い町。ホフロマ塗りの産地でもあるが、マトリョーシカの伝統的産地として有名な場所だ。セミョーノフスタイルの特徴はまず黒線で輪郭を描き、色付けをしていくこと、色は赤と黄色が基本色。前面にお花の模様が描かれる。
実は今春、私も実際に色付け講座に参加した。ひとつひとつの塗り方、描き方にルールがあり、丁寧に教えてもらいながら完成させた。講師はセミョーノフの工場の職人デニス先生。きめ細かい指導をしていただいた。ロシアの専用の筆や染料を使うのも本格的。自らの不器用さもあり、緊張しながらの挑戦だったけれど、ちゃんと完成した時は達成感もあり楽しい経験だった。
今秋、カランダーシではこのマトリョーシカの絵付け講座を開催する。また、そのセミョーノフの工場の実際の様子や、マトリョーシカを深く知るデニス先生によるレクチャー&親睦会も開催。どんなお話を聞けるのか乞うご期待!
その日、カランダーシの部屋は1日、マトリョーシカ祭り。
芸術の秋。この機会にぜひ。ご参加お待ちしてます!!


ご案内
◆10/28ジェット・マロース&マトリョーシカ絵付けと親睦会
http://karandashi.ocnk.net/product-list/19

◆いよいよ明日まで!
国立科学博物館筑波植物園「きのこ展」カランダーシ刊「わいわいきのこのおいわいかい」展示
http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2017/10kinoko/index.html
2017年10月08日

オープンルームありがとうございました。
今日は、Мさんが大切にされているソビエト時代のお話集を持参くださった。赤色の表紙が印象的なハードカバーの本で、しっかりとした立派な御本だ。お話の世界観を表現している見返しも素敵!挿絵も優しい雰囲気で味わい深く、ページをめくるのが楽しい。知っているお話も収録されているので親近感も。こうやって見たことのない貴重な本を見せていただけるのはとても嬉しい。
Mさんは国内、国外を問わず絵本のことについてよくご存知なので私はメモを取りながら色々と教えていただいた。本当にありがたいことだ。
Мさんとは、実は少し前に西荻窪のモイスエンさんでお買物をしている時にご挨拶させていただいたのがきっかけのご縁。その時のことは今でもよく覚えている。甘い甘い焼き菓子の匂いと一緒に。(直)


ご案内
◆10/28ジェット・マロース&マトリョーシカ絵付けと親睦会
http://karandashi.ocnk.net/product-list/19

◆国立科学博物館筑波植物園「きのこ展」カランダーシ刊「わいわいきのこのおいわいかい」展示
http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2017/10kinoko/index.html
2017年10月06日

10/28の絵付け講座、ジェット・マロースコースは残席わずかとなってきた。申込はお早目に!
この絵付けのジェット・マロースは、何だか楽しげで見ているこちらも嬉しくなってくる。飾ると部屋の中がきっと明るくなると思う。贈り物にも喜ばれるはずだ。この機会にぜひ。ジェット・マロースといえば、ヴァスネツォーフの「面白小噺集」の中に登場するマロースさんも素敵だ。ダイナミック!ページのすみっこにいるうさぎが目を丸くして眺めているところが面白い、ヴァスネツォーフの絵本はそういう細かいところを見るのが楽しい。
明日の午後はオープンルーム。ソビエト時代の絵本などご覧にいらしてください。(直)


ご案内
◆10/28ジェット・マロース&マトリョーシカ絵付けと親睦会
http://karandashi.ocnk.net/product-list/19

◆国立科学博物館筑波植物園「きのこ展」カランダーシ刊「わいわいきのこのおいわいかい」展示
http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2017/10kinoko/index.html
2017年10月05日

ご近所の旅の本屋「のまど」さんで開催された「女一匹シベリア鉄道」(イーストプレス)の著者織田博子さんのトークイベントに参加。イベントの前には紅茶と織田さん手作りのピロシキをいただいた。ピロシキにはリンゴのコンポートが入っていてふわふわの優しいお味。美味しかった。
トークは画像や動画で漫画で描かれた旅の世界を見せていただきながら進行。やはり印象的なのは、織田さんも一押しのブラン村のおばあちゃんたち。コンサートで歌い踊るおばあちゃんたちは、赤い衣装もおしゃれで愛らしかった!
シベリア鉄道に乗ってよかったこととして、ロシア人の素顔がわかるということをあげていらした。シベリア鉄道の旅、それは人との触れ合いの旅。人と出会い、そして人と別れゆく…ドラマチックな旅だ。
織田さんの最後の話で面白かったのは、この旅の魅力に、最初はあまり気付いていないのだが、遅効性の毒みたいに、しばらくするとだんだん毒が効いてきて、懐かしくなって、結局、本(漫画)を書かずにはいられないくらいになってしまった(こんなニュアンスだったと思う)というお話。そうなのかぁ。ゆっくりゆっくりの列車の旅というところもいいのでしょうね。
そして、トークは、皆さん、シベリア鉄道に乗ってみてくださいという言葉で締めくくられた。
きっと皆「乗りたいもんだ」と思ったのでは…。(直)

ご案内
◆国立科学博物館筑波植物園「きのこ展」カランダーシ刊「わいわいきのこのおいわいかい」展示
http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2017/10kinoko/index.html

◆10/28ジェット・マロース&マトリョーシカ絵付けと親睦会
http://karandashi.ocnk.net/product-list/19
2017年10月04日

国立科学博物館筑波実験植物園で開催中の「きのこ展2017」の記事が朝日新聞・茨城版に掲載された。同展の企画をした保坂健太郎博士のインタビュー形式の記事だ。保坂博士はカランダーシ刊「わいわいきのこのおいわいかいきのこ解説付き」の監修と解説をしていただいた先生。記事の中で「わいわい」のこともお話ししてくださっている。
その中で、きのこの名前の特定について触れていらっしゃるのだが、実際、なかなか難しい種類のものもあり、本当に先生にはお世話になったのだ。ひとつひとつのきのこをマーヴリナの絵だけではなく、文章、背景などに隠されているヒントなどをもとに推理し、検証、判断していく過程を目の当たりにさせていただいたのは貴重なありがたい経験だった。また、それは素人なりにきのこの世界の奥深さを知り驚愕するという経験でもあった。
絵本の巻末には、そんなきのこの種類の特定の過程も含め、読み応えありの解説がついている。是非絵本を手に取って読んでいただければと思う。
「きのこ展2017」では、バラエティにとんだ絵本や漫画などがたくさん研究紹介されている。大変好評のようだ。気になる方は出かけてみてほしい。(直)

朝日新聞茨城版 http://www.asahi.com/articles/ASK9Y5SVZK9YUJHB011.html



ご案内
◆国立科学博物館筑波植物園「きのこ展」カランダーシ刊「わいわいきのこのおいわいかい」展示
http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2017/10kinoko/index.html

◆10/28ジェット・マロース&マトリョーシカ絵付けと親睦会
http://karandashi.ocnk.net/product-list/19

2017年10月03日

本郷で開催されていたmargueriteのデザイナー KIKUKO ARATAさんの〜ちくちくバルト三国展〜にお邪魔してきた。古いビルの中にあるカフェが会場。今夏の手芸留学の成果を含めお洋服や小物、おみやげの雑貨などを見せていただいた。初日、2日目にはムフ島の伝統的な刺繍ブローチのワークショップも実施。
ブログなどで拝見していたムフスカートや黒地に刺したムフ刺繍はとにかく色が美しく、ちくちくの心がこもっていてどれも温かい表情。丁寧に時を紡いだ豊かさが伝わってくる。そして、ベルトやポシェットや手編みのミトンやくつしたなどなど、素敵なもの色々。デザイン作品のウェディングドレスの繊細な趣きも楽しめて、秋の午後、贅沢な時間を過ごさせていただいた。(直)

ちくちくバルト三国誌 http://kikukoarata.jugem.jp/



ご案内
◆国立科学博物館筑波植物園「きのこ展」カランダーシ刊「わいわいきのこのおいわいかい」展示
http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2017/10kinoko/index.html

◆10/28ジェット・マロース&マトリョーシカ絵付けと親睦会ご案内
http://karandashi.ocnk.net/product-list/19
2017年10月02日

国立科学博物館筑波実験植物園で開催中の「きのこ展2017」では毎日園内きのこ案内を実施している。実際にきのこが生えている様子が見られる植物園ならでは企画だ。私も参加した。植物園の奥まで行くのは初めて。ドングリがびっしり落ちている小径をぞろぞろと歩きながら、私たちはマントカラカサタケ、キタマゴタケ、イボテングタケ、ニガイグチモドキ、カニノツメ、そして憧れのタマゴタケ!などなどがひっそりとした森の中で顔を出しているのを説明を聞きながら見て歩いた。
しばらくすると、面白いことに、だんだん目がきのこフォーカス仕様に進化?してくる。最初はただの森の風景にしか見えてなかった場所に、あそこにもここにもきのこがある!ように見えてくる。これは2年前にきのこ狩りに行ったロシアの森でも経験済み。こうなってくるとやめられない。楽しい。収穫できないのは残念だけど。
本当の森に出かけてみたくなった。(直)

ご案内
◆国立科学博物館筑波植物園「きのこ展」カランダーシ刊「わいわいきのこのおいわいかい」展示
http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2017/10kinoko/index.html

◆10/28ジェット・マロース&マトリョーシカ絵付けと親睦会ご案内
http://karandashi.ocnk.net/product-list/19

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