美しいロシア絵本の世界を是非お手元でお楽しみください。
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2017年07月22日

今週は息子を連れて実家に帰省して高齢の両親の様子を見てきた。もっと近ければいいのに、と毎回思うが仕方がない。帰るたびに両親は当たり前だけど年老いているのだが、その速度が早くなっている。色々思うことはあるが、まあ、今回の帰省はとにかく暑かった。で、初めて入ってみたお店の超こってりラーメンは美味しかったし、帰りの飛行機から見た夕刻の積乱雲は大層美しかった。(直)
2017年07月21日

ソビエト時代のマト絵本を背景に並んでいるのは、裏革の耳がおしゃれなチェブラーシカ、歴代ロシアの指導者マトリョーシカ、数遊びができる動物たちが住んでるお家、赤ちゃんのガラガラ起き上がりこぼしなどなど。このたび4種類を入荷した。
どれもお話をしながら遊んだり、学んだり、楽しめそう。贈り物にもきっと喜ばれるはず!

明日はオープンルーム。暑いですのでどうぞ気をつけていらしてください。
2017年07月20日

空とぶじゅうたんに憧れていたけれど、実際のところを考えるとどうだろう。じゅうたんから身体が浮いてしまわないか、などと思ってしまう。ヘロヘロの安物のじゅうたんだと風にめくれてひっくり返ってしまうのでは、体重制限は…などなど不安は尽きない。
ビリービンのこの表紙の絵を見ると、本当に上手に乗っているなと感心する。でも、ちょっと3人には小さいかな、大丈夫かな、一番後ろには乗りたくないな、などと心配になる。(直)


空とぶじゅうたん http://karandashi.ocnk.net/product/90
2017年07月19日

梅雨が明けた。連日の暑さと晴天で、もうすでにすっかり夏本番な気持ちでいた。とにかく暑い!でも、そんな暑さをいくばくか救ってくれそうなお店を西荻窪の裏通り的な場所で発見。Mondo Gelato・モンドジェラートさんというイタリアンジェラートのお店だ。5月末にオープンしていたらしい。外観はシンプルでシックな佇まい…大人の雰囲気だ。店内もすっきり落ち着いた感じ。広くはないけれどイートインスペースもある。
おお、ケースの中には美しいジェラートが並んでいる。どれにしようか。いっそのこと、いろいろ食べてみようかなどと思ってしまう。そう、ジェラートってアイスクリームよりは乳脂肪分が少ないはずだし、うーん。となった。
結局、その日はミルクとへーゼルの2種類をテイクアウトで買ってみた。
まあおいしい。困る。困った。困っている。(直)

Mondo Gelato https://www.facebook.com/MondoGelato.MondoGelato/
2017年07月18日

阿佐ヶ谷の子どもの本やさんに絵本を納品。壁の棚にきれいに並ぶ絵本を見ていたら、青系の表紙が多いように思ったのだが、お店の方によると季節感が違うものを除いたら、こんな風になりました。とのこと。青系の色というものは、やっぱり涼しげだなぁとあらためて思った。
今日は探していた本は見つからなかったけれど、「たのしいなつ」(あすなろ書房)という絵本を購入した。内容は子どもの兄妹2人が次々にごっこ遊びをしたり、泳いだり、昼寝をしたり、おやつを食べたりと夏の1日遊んで過ごす様子が描かれている。タイトルも内容も屈託がない。その屈託のなさにひかれた。巻末にはたのしいなつ、という唄もついている。楽しそうで何より。もちろん、今はそんなふうに遊んで過ごすことはできないけれど、何かしら小さくでも楽しいことを見つけながら夏を過ごせたらと思う。
今日はそれからその足で今度はこの秋にやることの打ち合わせに出かけた。
電車を降りたら、大雨だった。 (直)
2017年07月17日

暑い日が続いているが、先日、暑い夏にいいですよ、とカランダーシのお客様のSさんからロシア民謡をジャズ化したヤン・ヨハンソンというジャズピアニストのアルバムの中の1曲を教えていただいた。https://youtu.be/YPGX5RP598cこれは懐かしいな…もう一曲聴いてみた。https://www.youtube.com/watch?v=nJICGZLYTZg&list=RDYPGX5RP598c&index=4すっと耳の中に入ってきて心地いい。端正で繊細なピアノは押しつけがましくなく、けれどとても丁寧にメロディーが響いてくる。そして、聴き入るうちいつしか思い浮かべる情景は粉雪舞う冬の景だったりする。おやおや、なるほど、なるほど。Sさんが暑い夏におすすめしてくださった意味がわかった気がした(ような気がする)
ウィキによるとヤン氏(1931年~1968年)はスウェーデンの人でこのアルバムも25万枚も売れたのに、スカンジナビア半島以外ではあまり知られていないとあった。Sさんはもっと知られてほしいとのこと。私は知ってよかったな、もっと色々聴いてみたいなと思っている。
画像はロシアに行った時に撮ったもの。何か涼しげなものを探してみた。音楽とは関係ない。(直)
2017年07月16日

昨日のオープンルーム。ロシア絵本の翻訳の時間も持った。カランダーシのクラブ活動だ。メンバーのNさんはロシア語上級者でいらっしゃるのだけど、もう一度勉強しようと思って…と、新しい参考書を購入し抱えてカランダーシにいらした。まあ、分厚くてびっしりではありませんか!と私には難しい内容だけどパラパラと見させていただいた。自分でやろうと決めて選んだまっさらの新しい参考書のこれから感…何だか私までわくわくしてしまった。
何かを始める、何かが始まる。これから、これから!何かをスタートさせたり、させようとするエネルギーと意識に触れて暑さでバテ気味だったけれど元気をいただいた。(直)
2017年07月15日

今日はオープンルーム。昨日模様替えをしてよかった。広くはないけれどちょっと空いたスペースができたので来てくださった赤ちゃんとママの場所になった。小さい子ども用ににいいかな、と新しく背の低いテーブルも置いてみている。色々試行錯誤中だ。
本当に赤ちゃんがにこっと笑うと周りもにこにこっとなる。笑顔がたくさん生まれる。今日はたくさんにこにこさせてもらった。素敵なことだ。そんな時間を過ごすことができてありがたいことと思う。
オープンルームを始めて半年弱。リピーターの方々がいらっしゃるのが嬉しい。手さぐりだけれど工夫しつつ続けていければと思う。 (直)
2017年07月14日

思い立ってカランダーシの部屋の模様替えをした。といってもそんな大げさなものではない。まず、メインの本を置いているテーブルの向きを変え、本の置き方も変えてみた。今までよりは見やすく、手に取りやすくなったのでは、と思う。ソビエト時代の絵本も場所をかえて並べた。テーブルの方向をかえたことで部屋に少しスペースができたのが嬉しい。カーペットを敷いているので直接座れるようなコーナーがあってもいいかな、などと今後も柔軟に考えていきたい。
そういえば、カーペットについた凹みを簡単にとる方法をテレビでやっていたけれど、ぼーっと見ていて覚えていない。歯ブラシを使っていたような。
そんなこんなですが、明日はオープンルームです。いらっしゃる方は暑いのでどうぞ気をつけていらしてください。
(直)
2017年07月13日

ロシア語のレッスン。ロシア人のO先生のお宅にお邪魔して教えていただいている。いつもお茶を出して下さるのだが、今回はプクプクのブルーベリーがテーブルに置いてあった。すすめられるままに一粒口に入れたら、まあ甘くておいしいこと。太陽の恵みたっぷりという感じだ。全然すっぱくない。このブルーベリー、その日の午前中にご自宅から自転車で15分くらいの農園に行って収穫したそう。そんな農園がご近所にあるなんて素敵…。
O先生によるとモスクワ郊外でも野生の同じようなベリーを収穫できるそう。かなり低木で実が小さいのもあるし、逆にとても樹高が高く、実が大きいものもあるとのこと。その流れでロシアの森の写真など見せていただいた。そして、収穫したきのこの山の写真など見ながら、私は我慢しきれず先生に思い切ってお願いをしてみた。
結果、7月末にそのご近所のブルー・ベリー農園に連れていってもらえることになった。
Ура!(ウラー)ばんざい。
暑さ対策、日焼け対策を万全にして、楽しい課外授業になるといいな。  (直)


2017年07月12日

年に一度くらい、カマキリが家の中にいるのを見つけることがある。いつ、どうやって家の中に入るのだろう。とにかくまずはびっくりして、その後かなり困る。鎌を振り上げて威嚇される。なかなか捕まえるのが難しい。
今年も先日出た。まだ子どもだ。子どもでも一人前に威嚇する。娘と大騒ぎして捕獲して外に出した。
カマキリに対しての恐怖は、鎌に対してだけではない。ハリガネムシがこわいのだ。寄生してカマキリを洗脳し操り水辺に行かせるハリガネムシの話を知ったのはわりと最近のこと。それ以来、特に家に中でカマキリを見ると、水辺を探してのことではないのか、と想像して身構えてしまう。何年か前見つけたのは、台所の流しの前にかけてあるタオルの上だった。流し=水辺に行こうとしていたのではないか…などと考えたりするのは大げさなことなのだろうか。
ロシア、モスクワでは昔はカマキリは見られなかったらしい。生息域がもっと南方だからだ。でも近年はよく見られるようになったという記事を見かけた。カマキリの北上の動きは、もちろん?ハリガネムシが操っているわけではなく、ここ数年の初夏の熱波やモスクワで駆虫処理が行われなくなったせいでは、などと言われているようだ。(直)

参考記事 https://jp.rbth.com/multimedia/pictures/2016/09/02/626337
2017年07月11日

マイ・ミトゥーリチの「みずたまりの中の絵」という絵本の中の、絵を描く少年の挿絵がいいなぁと思った。なんでだろう。はにかみのある赤い頬。口はとがっている。きっとリアルな等身大の少年の姿を見ているように感じるからだろう。心持ちのようなものも伝わってくるような気がするのだ。それは、ミトゥーリチ自身が少年というものに抱く思いというものも反映しているのかもしれない。自分自身の少年時代の気持ちなどの投影はあるだろう。実際どんな少年時代だったのだろう。なんて思っていたら巻末に残念ながら少年期ではないが幼少期の写真が掲載されていた。やんちゃというよりはナイーブな印象を持ったけれどどうなのだろう。とにかく不安定な場所(揺れる木馬の上)でじっとしているのは難しかったかったにちがいない、ということは伝わってきた。(直)

「水たまりの中の絵」http://karandashi.ocnk.net/product/208
2017年07月10日

アリが話題だ。今後はアリの種類に注意を払わないといけないようだ。
小さい頃、外の藤棚の古い柱に蟻が巣を作っていたのを飽きもせずに眺めていた。瓶に入れて飼ったこともある。とにかく身近な存在のアリ。注意すべきなのは外来種だが、見極めが難しいようで困った事態だ。
ロシア絵本「こぐまのミーシカ」という絵本の中に、アリが登場する。立派なアリ塚を作るようなアリだ。巣にダメージを与えられたアリたちは怒る…こぐまは逃げるしかない。という場面がある。アリは身体は小さいけれどパワーは大きい。
ヒアリ対策、実際どうしたらいいのだろう。土いじりをしたり、出かけた時に注意をしていくしかないようだが、不安はある。アリの天敵といえば思いつくのはアリクイだけど、種類構わず捕食するだろうし、蟻地獄だってヒアリ専門蟻地獄なんて都合のいい地獄はないわけで。本当に小さな大問題。
これ以上、生息地域が広がらないことを願っている。(直)



こぐまのミーシカhttp://karandashi.ocnk.net/product/207
2017年07月09日

Nさんに「ロシア・アニメーション傑作選集4」というDVDをお借りしている。19作品収録されているのだが、まずは冒頭の「船上のバレリーナ」にうっとり。これはレフ・アタマノフ監督の作品。有名な「雪の女王」の監督だ。ひとりのバレリーナが出港してしまった船に空中を跳んで乗船するシーンでもう心を持っていかれた。一応人間の造形をしているけれど、このアニメの中でバレリーナは、人間を超越した美の象徴のような存在として描かれている。その徹底した妖精っぷりが、素晴らしい。美しい顔立ち、ありえないほど長い手足、足首くらいの細いウエスト…でしなやかにバレエの所作通りに超人的だけれどもあくまでも美しさを担保しつつ動くさまに、おお、これぞアニメーションの醍醐味ではないの!なんて思ってしまった次第。アニメーションについてもバレエについても何もわかっていないのにすみません。
素敵なお話。久しぶりにバレリーナに憧れていた少女時代を思い出してしまった。(直)
2017年07月09日

今日はオープンルーム。夕方からは友人夫妻がふた組来る予定もあり楽しみにしていた。ただ、1点気がかりなことがあるにはあった。騙し騙し使っていたエアコンが本格的に調子が悪くなり、新しいエアコンととりかえることにしており、取り付け工事を今日の早い時間に終わらせる予定にしていたのだ。順調にいけば問題はなかったのだが、なんと、作業員が熱中症で倒れたから行けません…という電話がきた。がーん。まいったな。まいったな。まいったな。と頭を抱えた。作業員の方はお気の毒。だけれど、エアコンがないとこちらが熱中症になる。
絶望の中、祈るような気持ちでポンコツエアコンをつけたら、動くには動くけれどすぐに切れる。またつける。しばらくしてまた切れる。を何度繰り返しただろう。汗はダラダラ。目に涙。これでは来てくださる方に申し訳ない…。
でもこちらの祈りが通じたか、何なのか、オープンルームが始まって少ししてからは順調に動き出し、暑い中来てくださったお客様や友人夫妻たちに迷惑をかけずに済んだ。祈りが通じたのか。祈りなのか。そうなのか。何なのかはわからない。とにかく無事に今日のオープンルームを終えることができた。感謝。
友人夫妻たちとはそれから飲んだり、食べたり、歌ったり。何だかすごく歌いたい気分だった私はおおいに歌ってよい1日の締めとなった。皆さん、ありがとう。ポンコツエアコンありがとう。
工事は明日朝に変更。無事に終わりますように!

画像は暑い日も寒い日もお客様をお出迎えするソフビ人形たち。いつもありがとう。(直)
2017年07月07日

雨の被害が想像以上に甚大だ。お見舞いの気持ちとこれ以上被害が広がらないように、との思いでいる。
今日は大好きなモイスエンさんにうかがったついでに少しの間おしゃべりをさせていただいた。そして、壁に飾られている何とも愛きょうのあるねずみさんのぬいぐるみを見せていただいたことから、ドリーム・ペッツについて教えていただいた。そのぬいぐるみは少し前の時代のもので、しっかりとした作りで中身がつまっているのがわかった。お店にはもうひとつ赤いねずみのぬいぐるみもいて、このふたつがドリーム・ペッツなのだという。
ドリーム・ペッツというのは、1950年代、米国に荷物を送る際に梱包材として中におがくずがつまったぬいぐるみが入れられて、そのぬいぐるみの方が気に入られて発注がきて、ドリーム・ペッツという名前で米国で大人気となったそうだ。日本からたくさんの種類のぬいぐるみが輸出されたらしいが、それが今、逆輸入され、愛好者の間で人気があるということらしい。
七夕の午後、おやつを買いがてらそんなことを教えていただいた。ウインドウには素敵な青空の絵本が飾ってあった。青空…。(直)
2017年07月06日

マルシャークの詩、マイミトゥーリチの絵の「プードル」はおばあさんとプードル犬の日常を描いている。犬と暮らすことは楽しくもあり、大変なことでもある。おばあさんは一人暮らしだけれどプードルがいることであれやこれや忙しい。マイミトゥーリチは軽いタッチでおばあさんともしゃもしゃプードルを魅力的に描いている。素敵だ。
数年前、娘と西荻の街を歩いていた時、迷いプードルに遭遇したことがある。灰茶色のスタンダードプードルの子犬で途方もなく歩きまわっている感じだった。ご近所の方々と協力して保護して警察を介してすぐに探していた飼い主さんにお渡しすることができた。私たち親子は時々その愛らしい容姿を思い出して元気かしらなどと話をする。きっと今ごろは立派な成犬になっていることだろう。
それはそれとして、果たして犬って、迷子になったことを思い出したりするのだろうか。(直)

マイ・ミトゥーリチ画・マルシャーク詩「子どものための詩とお話集」 http://karandashi.ocnk.net/product/122
2017年07月05日

数年前に亡くなった義母は手芸関連の達人で、刺繍やお洋服作り、刺子やパッチワークと常に何か手仕事をしていた。娘のピアノの発表会のドレスも作っていただいて、それはもう見事だったのでお葬式の時にコーナーを作って皆さんに見ていただいた。
そんな義母の蔵書には手芸関連の本が多かった。今日はその一部を置いてある棚に用があり、数冊のうち何だか「レース」の文字にひかれて一冊手に取りページをめくってみた。表紙をあけるとすぐに幼い子どもの字のお誕生カードが挟んであった。ということは…これは私たち家族からの贈り物だったのかしら。情けないことにはっきりと思いだせないのだけど。でも、だとしたら、きっと喜んでいただけた本ではなかったかなと今さらながら思う。手仕事の粋を集めた見事なレース作品の数々は優雅で美しくてため息が出る。きっと手仕事がわかる人が見たらまたさらに深く楽しめるのだろうな。と思う内容だった。
とてつもない手間がかかっているけれど、レースの印象は軽く涼やか。
見ている間は今日のじっとりとした暑苦しさを忘れられた。(直)
2017年07月04日

娘が教えてくれたのだけど、WWFジャパンが「WITHスタンプ」キャンペーンというのをやっていて「…自分の名字の漢字に、絶滅危惧種の動物シルエットをあしらったオリジナルのハンコ(スタンプ)の広がりを通じて、野生生物や自然環境の保護活動を支援する」ということらしい。サイトの空欄に自分の名字を入力するとすぐにそのスタンプが出てくる。このデザインで印鑑を作ることもできて収益の一部は保護活動に寄付されるとのこと。
私の場合、絶滅危惧種の動物はアムールひょうだった。お、なんだかかっこいいな。しかもロシアと縁のある動物だ。そのサイトによるとアムールひょうは一時30頭まで減ったが現在は60~70頭まで回復してきているとのこと。ということがわかったとくだけでも意味はあるのだろう。
極東地方の自然やお話を描くパヴリーシンの絵ハガキにもアムールひょうは登場している。捕われて命はすでにない状態だけど、元々森に住む人たちは無駄な狩りはしない。侵入者による密猟や環境破壊が絶滅危機の原因だ。

さてさて、台風は今どこなのだろう。(直)

WWFジャパン http://www.wwf.or.jp/staffblog/2017/06/with.html

パヴリーシンポストカード http://karandashi.ocnk.net/product/184
2017年07月03日

ロシアの動物民話に登場するきつねは女でずる賢い。と大体性別も性格もほぼ決まっていて、いろいろなお話で期待?を裏切らないずる賢さを発揮している。「カラボーク」=日本では「おだんごぱん」という名前で知られているお話でもしかり。ロシア人は最後にずる賢い女狐が登場しておだんごぱんを食べてしまうとほぼ100%で思っているはずだ。上画像の左ラチョフの絵本でもそうだ。
でもアメリカ人のマーシャ・ブラウンが絵を描いた上画像右の「パンぼうや―ロシアのむかしばなし」はどうだろう。日本語版しか手元にないのだが、絵は男っぽいように見えるし、文中の語尾の感じから判断すると、登場するのは男狐だ。これはなかなか新鮮。この絵本は文章もマーシャ・ブラウンなのだが(さく・マーシャ・ブラウンとあり原作などの記載はない)、狐を何故男という設定にしたのだろう…なんて思ったりもする。表題にロシアのむかしばなしとあるので、参考にしたお話などはあったはずで、それの中では多分狐は女だったと思われるからだ。
実際の狐界にはもちろん男も女もいる。モスクワ動物園に行った時に一番印象深かった寝言をいっていたあの狐はどちらだったのだろう。

ああ、それにしても蒸し暑い…。(直)

「パンぼうや―ロシアのむかしばなし」http://karandashi.ocnk.net/product/185
「カラボーク」http://karandashi.ocnk.net/product/137
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